11月21日

前日、母さんが来てくれまして部屋を一気に片付けてくれました。

そのおかげで僕の部屋は…
自分で言うのもおかしいのですが、かなり快適なお住まいとなったわけです。

さて今日の予定ですが、
彼女さんとご両親、お母さんの妹さんが我が街に来てくれるんですね。
ご両親たちはお父さんの車で来るんですが
彼女さんは僕の車で一緒に、なのです。

迎えに行かなければいけないんです。

そんなこんなで気づけば12時半。
今晩のお食事会は19時。
ウチから実家までは2時間。
実家から彼女さん宅までは1時間。

これから迎えに行ってまた帰ってくるわけなんです。

ということは

単純に計算しても片道3時間×2で6時間かかりますよね。

で、いま12時半ですよ。

ちょーっと微妙な時間…ギリギリです。

結局彼女さんとの交渉の結果、
彼女さんが実家の駅まで来てくれることになりました。

… … … … …

僕がいつも実家との行き来で通る道。
毎回毎回ひとりで運転し、音楽を聞いたり歌ったりしながら。
自分の車を持って8年間、ずっと一人で通っていた道。

その道を、彼女さんと二人で通ることとなりました。

普段当たり前のように通っていた道、周りの風景、
それを一緒に感じることができてなにやら嬉しさがこみ上げてきましたよ。

… … …

お食事会の会場は山奥にあるホテル。
僕がよく温泉に入りに行くトコです。
ご飯を食べに行くのは初めて、しかもフランス料理です。

途中、お父さんたちと携帯電話で連絡を取り合っていたのですが
どうやら「迷っている」ようなんです。

彼女さん「今どこなの? 電気のついてる橋通った?」

とりあえずホテルの駐車場で待ってることにしました。
また連絡くれる、ということだったので。

で、ホテルに近づいて思い出しました。

FOMAは通じないんだった……そういえば

ハイ、Uターンです。
電波の通じる場所まで戻り、電話でやりとりする、その予定でした。

そのときです。

対向車線から来た車が、お父さんの車ソックリだったのです。
ちなみにもう辺りは真っ暗ですので色までは確認できませんでしたが。

「あ、この車だっ!」

というわけで再度Uターンして追いかけました。

そしてホテルに着きまして、駐車場に……と思ったところ
お父さんの車(仮)は違う敷地に停まりました。

「おや?」

「あの車…白くない?」

お父さんの車はクリーム色です。

「なんか形ちがくない?」

「あれ…」

「違う車だぁぁぁぁぁーーーー」

3度目のUターンです。

電波の通じるトコまで来ましたよ。
そして電話したところ、なんとか近くまできてるとのこと。

そこで、脇道にて待ち伏せ作戦を決行しました。

この作戦が功を奏し、無事お父さんたちと合流しまして
ホテルにてお食事会となりました。

お母さんの妹さんは急遽来れなくなったとのことでした。
宿泊代はキャンセルできましたが、食事はキャンセルできない…

つまり4人で5人前を食べなければいけませーん。

… … … …

料理は最高でした。

時期、時間帯でしょうか、人もそれほどいなくて
ゆっくりと落ち着いて食べることができましたよ。

ウェイター(っていうのかな)の人も、とてもヨカッタですし
いろいろとサービスもしてくれましたし。

パンがとってもおいしくて
普通にバターつけて食べるのともうひとつ、
オリーブオイルと塩をかけて食べるのがものすごく絶品でして
パンをおかわりしてしまうほどでした。

前菜からメイン、デザートまで全て美味しくて最高でした。

で、僕はデザート以外2人前食べたわけです。
彼女さんに「デザートも食べれば?」と言われましたが
もうメインの牛肉が出てくる時点にて、
僕のおなかははちきれそうでした。

満腹でした、でも心地よい大満足な満腹感。

… … … … …

その後、彼女さんを連れて僕のアパートに着いたわけです。
本当に最高なお食事会でした。
お父さん、お母さん、本当にありがとうございました。


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