豆腐の雑学
豆腐はどうして豆が腐ると書くの?
唐の都・長安(現 西安)は長江(現 揚子江)の北方にあって、漢民族の目は西域に向いて
いました。
シルクロードを通じて西域の文化が長安の都へ流入し東西の文化を結びつけました。
古代、大豆は‘‘薬、、だった?
古代の医術には、「食医」と「祈祷」がありました。
「食医」というのは、食べ物を効果的に用いることによって、‘‘薬、、と同じような働きを
させます。
食べ物によって、病気を治すのが「食医」つまり「食治」です。
平安時代や奈良時代、あるいは、もっと以前のひとたちにとって「しょくじ」は、単なる
「食事」だけではなく、「食」によって治す「食治」の意味もありました。
今から1.000年ほど前、平安時代中期に丹波康頼という鍼灸医師が{医心方」という
書物を完成させました。 この内容は当時中国から入ってきた医術や薬術書のほとんど
を網羅し、引用したもので、あらゆる病気の治療法や養生法が収められています。
そして病気を予防し、病気を治して元気を取り戻す「薬になる食べ物」の中で最も重視
されたのが「大豆」だったのです。
どの豆腐が体に良いの?
豆腐の種類は主に、木綿豆腐、絹ごし豆腐、充填豆腐に分類されますが、それぞれ
製造過程が少し異なるため食感や栄養的に多少の違いが出てきます。
栄養価が最も高いのは木綿豆腐で、たんぱく質と脂質が他のものより多少高い。
木綿豆腐の製造工程では、豆乳から出てきた‘‘湯、、をとってしまうので、なんとなく
栄養が損なわれた気がしますが、‘‘湯、、を取ることによって水分量が他に比べて少なく
なるためその分だけ凝縮されます。
また、カルシウム、鉄、リンなどのミネラル類も木綿豆腐が最も豊富です。