なつかしの70年代ポップス

NO.3 ◆◆70年5月〜6月◆◆  

今回も、北海道のヒットランクを掲載しました。
私が本格的にチャートを付け始めたのは71年の6月からです。
このチャートは、後に図書館へ行って北海道新聞から調べたものに基づき、作成したランキングです。
1970年HITS 5月〜6月
曲 名 アーティスト 5/ 7 5/13 5/20 5/27 6/ 3 6/10 6/17 6/24
ヴィーナス ショッキング・ブルー 1 4 5 5 10 - - -
雨にぬれても B.Jトーマス 2 3 3 4 3 5 5 10
マルタ島の砂 ハープ・アルパートとティファナブラス 3 1 2 3 6 7 - -
雨の訪問者 サウンド・トラック盤 4 2 1 1 2 2 2 4
明日に架ける橋 サイモン&ガーファンクル 5 8 6 10 - - - -
トラベリン・バンド CCR 6 9 10 - - - - -
小さな鳩 ダニエル・ビダル 7 5 8 8 8 10 - -
レット・イット・ビー ビートルズ 8 - - - - - - -
恋のほのお エジソン・ライトハウス 9 7 4 2 1 1 1 1
愛の設計 1910フルーツガム・カンパニー 10 10 - - - - - -
朝日のあたる家 フリジト・ピンク - 6 7 7 4 4 3 6
イージー・カム・イージー・ゴー ボビーシャーマン - - 9 6 5 3 7 5
ABC ジャクソン5 - - - 9 7 6 4 7
トレイシー カフリンクス - - - - - 8 6 3
ミスターマンディー オリジナルキャスト - - - - - - 9 2
ハートブレイカー GFR - - - - - - 10 -
アメリカンウーマン ゲスフー - - - - - - - 8
ドーターオヴダークネス トムジョーンズ - - - - - - - 9
エジソン・ライトハウス/恋のほのお
脳天気で底抜けに明るいこの曲は、単純なラヴ・ソングを明快なサウンドに乗せただけなのに、世界的な大ヒットとなった。
イギリスでわずか3週で1位、日本でも人気を集めた。
リード・ヴォーカルのトニー・バロウズは、あちこちのセッション・グループに参加してヒットを放ったことで有名。
アメリカでは、唯一のソロ・ヒット「いとしのメラニー」(87位)を残した70年、彼は4つの異なるグループで100位内に7曲チャート・インさせ、そのうち4曲を13位以内に送り込むという離れ技をやっている。
ホワイト・ブレインズの「恋に恋して」(全米13位)、ブラザー・フッド・オブ・マンの「二人だけの世界」(全米13位)、ピプキンズの「ギミ・ダッ・ディン」(全米9位)、そしてこのグループ、エジソン・ライトハウスである。
このグループは、アメリカで2曲のヒットしか残せなかったが、70年にトニーが加わった他の3グループ以上の成績(全米5位)を「恋のほのお」で作った。
60年代ポップスの余韻をひきずって、70年代の幕開けを飾ったこの曲は、サビの盛り上がりとクサイあいの手コーラスがたまらない。
大衆ポップスの最高峰である。
1970年3月28日付ビルボードTOP10
1. 明日に架ける橋  サイモン&ガーファンクル
2. レット・イット・ビー  ビートルズ
3. インスタント・カーマ  ジョン・オノ・レノン
4. ラッパー  ジャガーズ
5. 恋のほのお  エジソン・ライトハウス  
6. ABC  ジャクソン・ファイブ
7. 兄弟の誓い  ホリーズ
8. スピリット・イン・ザ・スカイ  ノーマン・グリーンバウム
9. 時をかけよ  チェアメン・オブ・ザ・ボード
10. マジック・クリスチャンのテーマ  バッド・フィンガー 
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1997年9月9日作成