川根茶って?
「川根茶」は、商標登録(地域団体商標) 第5053823号です。
川根茶の定義
・静岡県の川根本町、川根町で摘採された茶葉を同町内の製茶工場で加工し、出来上がった「荒茶」を使用し製品化した茶。

・上記の茶を100%使用したお茶である事。少しでも他産地の物が混入している場合は、「川根茶ブレンド」としなくてはならない。
川根茶の特徴
1.外観
 ・本来の川根茶は、普通煎茶なので、細よれで針の様な形をしている。(最近は、深蒸しの傾向が強く粉っぽい物が多い。)

2.水色
 ・金色透明が本来の川根茶です。黄緑色ですが、物凄く色が薄いです。(深蒸し茶は、色が濃い緑色です。)

3.味
 ・色は薄いですが、トロッとしていてお茶本来の甘味が強いです。(しっかりとしたお茶の入れ方を覚えないと、この味を出す事は出来ません。)

4.香
 ・値段の高いお茶程、新茶の香りが強いです。お茶を入れる前に匂いを嗅いでも新鮮な香りが強いですし、お茶を出した後に、急須の中の香りを嗅いでも良い香りがします。他産地のお茶と違い、川根茶独特の香りですので、一度試してみてください。

5.その他
 ・大井川水系によって生まれる朝霧や、綺麗な水、空気、土によって育てられた茶葉を、高い技術を持ったお茶師さん達が揉みあげた茶は、幾度となく各品評会で賞を受賞しています。特に、川根本町産(旧中川根地区)のお茶は、全国茶品評会に於いて3年連続の産地賞を受賞しています。(未だ継続中)

川根茶を見分ける方法
・確実に川根茶を入手するには、「川根茶業協同組合」の組合員店舗でお求めになる事です。(「深蒸しでないお茶を下さい。」と言えば本来の川根茶を届けてくれますよ。)

・全国各地の専門店、スーパー、百貨店等でお求めになる場合は、表示項目をしっかりと見て、生産者欄もしくは販売者欄の住所が「川根本町」「川根町」になっている事。

・最近、他産地産のみを使っているのに、「川根茶」と表記し販売している店もあるようですので、仕入先など聞く事をお勧めいたします。

   左の袋に入ったお茶ならば、100%川根茶でしょう。

川根茶の歴史
鎌倉時代に聖一国師と言う人が、中国から持ち帰ったお茶の種を足久保(静岡市の安倍川上流)に蒔い たのが静岡茶の始まりで、川根地域では江戸時代からのようです。確かな事といえば、17世紀初頭から川根地域でお茶の生産が行われていた事実があるという事。
川根お茶街道 〜川根お茶街道は商標登録です。〜
1.川根お茶街道とは

  ・川根本町長を推進協議会長とした「川根本町」「川根町」の川根茶に係わる全ての人が参加している取り組みの事です。
  ・川根町より北部の「国道473号」、「国道362号」、「県道64号」他の道路。

「川根お茶街道」沿いには、左のような看板が何箇所かに建っています。
この看板を見つけたら、川根茶の産地に来たなって思ってくださいね。

2.活動内容

  ・川根茶イベントの開催。(川根茶塾、川根茶フェア、絵画・写真コンクール等)
  ・川根茶に係わる人材の育成。
  ・川根茶のマーケティング。 等

3.川根茶の日

  4月21日(立春から数えて七十七夜)を ”川根茶の日” と制定しました。

詳しくは、「川根本町」HP、川根お茶街道パンフレット(わたくしが写ってます。見つける事ができるかな?)をご覧下さい。

川根お茶街道の簡略図

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