みるみる〆らぐなろく Vol.3
プロンテラの中心、噴水広場。
酒場、武具屋、道具屋、精錬所等が周りを取り囲み、
噴水の周りで休む一般人や、冒険者達で常にごった返している場所。
そこに私はいた。
剣士ギルドの用事で街一番の精錬所に行くのだが、
先ほどからすれ違う人の目がやや痛い。
今日はギルドの正装ではなくお気に入りのワンピースを着ているのだが、
腰から下げたレイピアが妙に目立つのでそのせいだろう。
本来なら私服の時くらい物騒な武器を下げたくないのだが、
ポリン島での一件以来、どんなときでも必ず持ち歩くようにしているのだ。
露店を開く商人達の間をすり抜け、立て付けの悪い精錬所の扉に手をかける。
ガチャ、ギギギギ・・・
いつ聞いても嫌な音だ・・・
「らっしゃーい!」
ドアを開けるとすぐ、カウンターの奥から威勢のいい声が聞こえてきた。
「剣士ギルドの者ですが、依頼していた精錬品を取りに来ました」
「あぁ・・・剣士ギルドのね・・・ちょっとそっちで待っててくれ」
そう言って、精錬所の主は手で壁際を指差した。
この主、ホルグレンはプロンテラでも一番の腕を持つ鍛冶職人だ。
鍛冶職人と言っても武器を作るのではなく、オリデオコンやエルニュウムといった
希少金属を既存の武具に混ぜることで、強度を上げる精錬を専門にしている。
ただその調整はとても繊細な物らしく、高度な技術を有する彼ですら、
希少金属の含有率が高くなるほど失敗もする。
「なんだとテメェー!俺のツーハンドアックスどーしてくれんだ!」
「いや・・・だからやめろと言ったじゃないか・・・」
どうやら今、室内に響き渡るほどの大声で叫んだブラクスミス風の男も、
自分の武器の精錬に失敗した口らしい。
「今度失敗したらテメーの腕をへし折ってやっからな!!」
なだめるホルグレンを無視して男は最後まで悪態をつきながら出て行った。
ガッチャーン!
怒りの程がわかるように、ドアが壊れそうな音を立てて閉められた。
ドアの立て付けが悪い理由がわかった気がする・・・
「クホホホホ・・・・最初に言ったのに・・・」
ため息ともなんともわからない言葉を発してうなだれるホルグレン。
こうして見ると彼も可愛そうな人である。
「お、嬢ちゃん。待たせて悪かったな」
彼は私に振り向くといつもの営業スマイルに戻った。
「それで依頼してた件はどうなりましたか?」
「あぁ〜・・・そのことなんだが・・・」
何やら言いにくそうに斜め上を向きながら言う。
「実は全部折れちまってな・・・ははは・・・」
!!
「十本全部ですか!!??」
「あぁ・・・スマン・・・俺が謝ってたとマスターに伝えといてくれ」
あまりのことにやや裏返り気味の声で聞き返す。
「今、書類持ってくっから待っててくれ」
彼は一方的に言うと奥のほうへそそくさと入っていった。
それにしても、悪くても3本くらいは成功するだろうと笑っていた品だけに
全部失敗とは思いもしなかった・・・
先ほどのブラックスミスの気持ちがややわかる。
もやもやした気持ちでホルグレンが戻るのを待っていた時だった
ガチャ、ギギギギ・・・・
私が入ってきた時と同じ音を立ててドアが開く。
何気なく視線をそちらに移動した瞬間、私は目を逸らせなくなった。
精錬所に似合わない細身のフォーマルスーツをびしっと着込んだ男は、
ただでさえ異色であったが・・・驚くべきはその顔である。
美麗・・・と言えばよいだろうか・・・
目まで伸びたストレートヘアに細めの眼鏡。
整った顔立ちはまるでどこかの彫刻が動き出したかのようだった。
鋭い目が冷たさを感じさせるが、どこか知的な印象を与える。
男は私のことなど気にも留めず、カウンターの前に立つ。
恋愛には疎い私でも素敵だと思う人は何人かいる、
しかし目の前のこの男は素敵というレベルを遥かに凌駕していた。
恋だとかそんな感情はないが、心底美しいとさえ思う。
「何か用か?」
「ひぇ!?あっ、いえ!ホルグレンさんは今奥にいますっ」
私がじっと見つめている事に気づいたのか、
顔をこちらに向けもせず突然かけられた言葉に、
私はとんでもなく情けない声で慌てて言いつくろう。
真っ赤になってうつむく私を見もせずに、彼は鼻で笑った。
嫌な人だ・・・
「嬢ちゃん待たせたな!この書類を渡してくれ」
気まずい雰囲気を壊して奥から書類を持ったホルグレンが戻ってきた。
「お、ベルシスか。頼まれてたシューズできてるぜ!ちょっと待っててくれ」
そう言って再び奥に消えるホルグレン。
私はカウンターに置かれた書類を取って帰ろうとするが、
その私よりも先にベルシスと呼ばれた男は入り口に向かって歩き出す。
「時間がない、あとで届けろとホルグレンに伝えておけ」
「え?ちょ、ちょっと待ってくだ──」
ガチャン
私の返事すら聞かずにベルシスさんは出て行った。
なんて自分勝手な人なんだろう・・・
結局私はその後5分近くもホルグレンが戻るのを待たされた。
そのうえ出てきたホルグレンに、精錬したシューズをベルシスさんに届けるように頼まれ、
断りきれずに今こうして渡された地図を頼りにローズガーデンという店に向かっている。
どうやら彼は、今はやりの『淑女クラブ』という所で働いているらしい・・・
簡単に言えばキレイな男が女性をエスコートする酒場なのだが、
お金に余裕のある家の淑女達が日々通っているらしい。
いずれにせよ私には縁遠いところなのだが・・・
大通りから一本外れた裏通りにその店はあった。
宮殿をイメージさせる豪華な作りに圧倒される・・・
大きな扉とやや離れた所にどうやら従業員用と思われる小さな扉があったので
私は迷わず小さい扉のほうに向かった。
コンコン・・・ガチャ
「・・・はい、どなた?」
ウェイター風の男があからさまに怪訝そうな顔で出てくる
「あの、私──」
「あ!御新規のお客様ですね!こちらは従業員用の出入り口ですのでどうぞこちらから!」
「いや、ちょっ・・・」
私を客だと勘違いした男は私の背中を押してそのまま大きい扉から店内に入れる
「可憐な薔薇、一輪来店されました〜!!」
『ようこそ!薔薇の園へ!』
私を連れたウェイターの男が声をかけた瞬間、玄関ホールに並んでいた男達の声がハモる。
「本日、ご指名は御座いますか?」
並んでいた男性陣と満面の笑みで聞いてくるウェイターにたじろぎながら私は説明をする。
「いや、違うんです。私はベルシスさんに──」
「ベルシスさんご指名入りました〜!」
「えっ、そうじゃなくて私は──」
「ささ、こちらへどうぞどうぞ」
わざとじゃないかと思うほど、ことごとく私の言葉は遮られ、
再度ボーイに背中を押されながら奥のほうの席につかされる。
まぁ、ベルシスさんが来てくれればすぐに帰れるだろう。
彼を待つ間、私は周囲を見渡してみた。
さすが上流階級の女性が遊びに来るだけあって、
外見に見劣りしない豪華な内装である。
座り心地のいいソファーとふんわりと香る薔薇の香りが宙に浮いたような気分にしてくれる。
目を閉じるとまるでお姫様になったような気すらする。
なるほど・・・これならお金を払ってでも味わいたいかもしれない。
「ご指名ありがとうございます」
不意に声をかけられびっくりして目を開けると、
ベルシスさんが隣に座っていた。
彼は丁寧にお辞儀をすると慣れた手つきで氷と水をグラスに入れて私の前に置いた。
「お見受けするところ、まだお若いようですのでまずはジュースでよろしいですか?」
「あ、はい」
先ほどとは打って変わった丁寧な態度に違和感を感じるが、
さすがはプロといったところだろうか・・・
私が妙な関心をしている間に彼はウェイターにジュースを注文してそれっきり黙りこむ。
しばしの間・・・
とても喋りかけにくいのだが、淑女クラブというのはこういうものだろうか・・・?
聞いた話では巧みな話術で楽しませてくれるはずらしいのだが・・・
「あの・・・・喋らないんですか・・・?」
意を決して私から喋りかける。
彼は私の目をじっと見つめて言った。
「お客様。甘い言葉は単純で、強く、時に人を奈落に堕とすことすらあります。
あなたも堕ちたいのですか?」
──背筋がゾクッとした。
一瞬、はいと言ってしまいそうになった自分を振り払うためにブンブンとクビを横に振る。
「そっ、そうじゃないんです。私はホルグレンさんに届け物を頼まれただけで・・・」
「なんだ、客じゃないのかお前」
「な・・・・・・そうですけど・・・・はい、これ・・・」
手のひらを返したように態度を変えたベルシスさんに対して憤りすら覚えたが、
それでも頼まれた事を果たすためにシューズの入った袋を手渡す。
「フン、確かに受け取った。ここの勘定は出しておく。早く帰れ」
礼の一つも言わないなんて、なんて失礼な人なんだろう・・・
私がため息をついて立ち上がろうとした瞬間・・・
ドォォーーーン!!
土煙と共に轟音が店内に鳴り響く。
「なにごとっ!?」
悲鳴と怒声が飛び交う中、おさまった土煙に姿を現したのはミノタウロスだった。
「なんでミノタウロスがっ!」
すぐさま横に置いていたレイピアを抜き放つ。
私がそうこうしてる間に、破壊された壁から次々とミノタウロスが流れ込んでくる、
──これは!?
状況を理解しているヒマなどない。
とにかく私は手近にいるミノタウロスに向かって走る。
悲鳴をあげながら出口に向かって殺到する客が邪魔だが、
なんとか犠牲者が出る前に、ミノタウロスと出口方向の間に割り込むことができた。
店内にいるのが4体。
どうやら外にもまだいるようだが、とりあえずこれ以上入ってくる気配はなさそうだ。
正直、私には1対1でもキツイ相手ではあるのだが・・・
とにかく、客が全員逃げるまで時間を稼ぐしかない。
「ハァッ!!」
気合と共に先頭のミノタウロスにバッシュを叩き込む。
きれいにアゴの下に入ったおかげで気絶してくれたようだ。
目を白くさせながら後ろ向きに倒れたミノタウロスに止めを刺し、
そのままその巨体を踏み台にして高くジャンプすると、
二番目にいたミノタウロスの目にレイピアを振り下ろす。
手ごたえと共に、鮮血が飛び散りミノタウロスの咆哮が響く。
しかし片目を失ったミノタウロスは、
怯むこともなくむしろ怒り狂った様子で向かってきた。
これは逆効果だったか・・・?
振り下ろされる巨大な金槌をなんとか前転してかわすが、
運の悪いことに、ちょうど3体の中心に入ってしまった。
ドン!
片目を潰したのとは違う1体の大金槌をギリギリで避ける。
再度、片目のミノタウロスを斬りたいところだが、
視界の隅で、3体目のミノタウロスが大きく金槌を振りかぶるのを見て、
まずはそれをよけることに専念する。
力を込めて振り下ろされた金槌を半身でかわし──
ズドーーン!!
「くぁっ!?」
想像したより遥かに大きな衝撃が足を伝わり脳まで伝わった。
なんとか立っていられるが、頭がふらついて身体が思うように動かない。
─こんなんじゃ避けきれないっ!
取り囲むミノタウロスを見ながら私がそう思った時だった
クワグマイア!!
言葉と共にミノタウロスたちの足下だけが沼のようにぬかるみ
ひざのあたりまで沈み込む。
これは・・・ウィザードの魔法?
フロストダイバー!!
もがいていた片目のミノタウロスが一瞬にして凍りつく。
ミノタウロスの大きな巨体で周りは見えないが、
誰かウィザードが協力してくれたようである。
ユピテルサンダー!!
凍っていたミノタウロスの周囲を、光と共に竜巻のような物が取り囲み、
巨体を切り刻みながら屋外に向かって吹き飛ばす。
なんとか、足下がしっかりしてきた私は、
ぬかるみから出てきた残り2体のミノタウロスと間合いを取る。
術者が気になって振り返るとスーツ姿の男が一人。
「ベルシスさん!?」
精錬所に行くあたり、一般人では無いと思ってたがウィザードだったとは・・・
驚きつつも、助けてもらった礼を言う
「助かりました、ありがとうございます」
「勘違いするな。単に俺が倒しやすいようにしたまでだ」
(ムカーッ!
相変わらずの態度・・・
いや、怒ってる場合じゃない。
とにかく残っているミノタウロスをなんとかしなければ・・・
「ガキ、剣が使えるなら引きつけて外に連れ出せ。あとは俺がなんとかする」
ガキ・・・・・我慢・・・・我慢・・・・・・
失礼な発言はあとで責めるとして、ここはひとまず協力しなくては。
最初に壊された壁からなら、うまく誘導できそうだ。
ビリィィィッ
血に染まって足にまとわりつくワンピースを引き裂いてスリットを作る。
予想以上に上まで破れて、下着が見えそうだが、
今はそんなことにかまってはいられない。
「行きますよ!」
後ろに向かって声をかけてからミノタウロスに向かって走り出す。
二体の間を縫うようにして後ろ側へ──
途中、大振された金槌をかわしながらもレイピアで足を切り裂く。
動きを封じるような一撃ではないが、
思ったとおり、怒りにまかせて私を追いかけるように外に出来てた。
外に出てみると、通りにも二体のミノタウロス、いや、もう一体・・・
「あれは!?」
ミノタウロス・・・・だとは思う。
ただ、他よりも一回りは大きく、
身体は赤黒く変色していて明らかに異質な雰囲気を醸し出していた。
そいつは私を見つけると大きな声で咆哮する。
ルグォォォォ!!
通りにいた二体はその声を聞くと、揃って私に向かってきた。
「えぇえ・・・聞いてないよ・・・ぉ・・・」
これはちょっとまずそうな雰囲気だ。
追ってきた二体と通りにいた二体にちょうど挟まれた形になる。
とにかくこの包囲をなんとかしたいところだが、
うまく四方を塞がれて逃げ場が無い。
それぞれのミノタウロスがあと一歩で攻撃範囲というところで声が響いた。
ストームガスト!!
その瞬間に、あたり一面を吹雪が襲う。
少しの間、ミノタウロス達はもがいていたが、吹雪が止む頃には雪に包まれて凍り付いていた。
「すごい威力・・・」
私が感嘆してる間にも次の魔法が完成する。
ロードオブヴァーミリオン!!
言葉と共に、稲光がミノタウロス達に降り注ぎ、突風が切り刻む。
想像を絶する威力・・・いや、それ以前に詠唱が早すぎる!
原理までは知らないが、高位の強力な魔法ほど膨大な詠唱を必要とすると聞く。
いくら、熟練の魔導師でもここまで早い詠唱は・・・
風が静まったと同時に、事切れたミノタウロス達がバタバタと倒れる。
ルグォォォォォォ!!
仲間を全て倒されて頭にきたのか、
赤いミノタウロスは、吼えるとそのままこちらに向かってくる。
狙いはベルシスさんか!
慌ててかばうような位置取りをする私。
フロストダイバー!!
彼の魔法で地面から足下に氷が伸び──
バリィィン
このまま氷付けにできるかと思った瞬間にミノタウロスが拳を地面に叩きつけ、
足に纏まりついていた氷もろとも強引に叩き割る。
そのままミノタウロスは巨大な金槌を振りかぶるとこちらに向かって投げつけた。
ズドォォォン
思いもよらぬ行動にギリギリでよける私とベルシスさん。
体制を崩して転がる私を先に標的にしたのか、走りこんできたミノタウロスは
真上から拳を振り下ろす。
倒れたままそれを横に転がってかわしたつもりだったが
右足に激痛が走った。
「痛っ!」
目をやると、見事に足首が変な方向に曲がっている。
動こうとするが、痛みで動けない私にむかって
振り上げられたミノタウロスの拳がスローモーションのようにゆっくり写る。
(あぁ・・・私、死んじゃうのかな・・・)
高く振り上げられた拳が、私に向かって近づいてくる。
しかし、そのまま私を潰すはずの拳は突然その方向を変えた。
「ボーリングバッシュ!!!」
覇気のある声と共に、ミノタウロスの脇腹に剣が食い込み、
そのまま横なぎに巨体を壁へと吹き飛ばす。
「おい、大丈夫か?」
声をかけてくれた騎士は見覚えのある顔だった。
「アレスさん!」
「へ?・・・お前さん、もしかしてこないだの・・・?
まぁ、ちょっと待ってろ。」
恐怖とホッとしたのとでコクコクと頷くしかない私に一声かけると、
彼は壁に激突した赤いミノタウロスに止めを刺しに行く。
「歩けるか?お前」
今度はよろよろと立ち上がったベルシスさんが声をかけてくる。
「あはは・・・ちょっと無理みたいです・・・」
折れた足が尋常じゃなく痛むが、なるべくそれを表に出さないように笑う。
「ふん・・・馬鹿が。下らん見栄を張るな」
彼は足にちらっと目をやると、無言で私の脇とひざの下に手を入れた。
「え、え・・・何するんですか?」
そのまま私の身体がふわっと浮きあがる。
うろたえる私を無視してベルシスさんが抱き上げてくれたのだ。
これが俗に言うお姫様抱っこという奴だろうか・・・
一瞬頭が真っ白になり、その直後に顔が真っ赤になったのが自分でもわかる。
そんな私を気にもせず彼は私を抱き上げたまま、
止めを刺した赤いミノタウロスをまじまじと観察しているアレスさんの所に歩いていく。
「いやぁ、あぶない所だったなー。
街のあちこちでミノタウロスが発生しやがって騎士団もてんやわんやの大騒ぎさ。
でもどうやら、こいつを倒したら他のミノタウロスも消え去ったみたいだぜ。」
こちらに気付いて話しかけてくるアレスさんの表情が、
口調の割りに深刻に見えたのは気のせいだろうか?
「とにかくミルフィーユちゃん、あー・・・スーツの君も詰め所の方で話を聞く事になるからね」
「わかりました」
無言のベルシスさんに代わって私が返事をする。
「俺はちょっとここの処理とかもあるんで、先に行っててくれ。俺の名前出せば大丈夫だから」
「わかった」
今度はベルシスさんがぶっきらぼうに答え、そのまま騎士団に向かって歩き出す。
「あのー・・・このまま行くんでしょうか・・・・?」
私としては、なるべく早くこの恥ずかしい状況を逃れたいのだが・・・
「仕方ないだろう。騎士団に行けば治療もできる、それまで少しは我慢しろ」
言葉は相変わらず冷たいが、私が思っていたより優しい人なのかもしれない。。。
「あの・・・ありがとうございます」
「勘違いするなと言ってるだろう。騎士団に睨まれたくないだけ──」
「それでも、ありがとうございます!」
彼が言い終わらないうちに、強く言い切った私に対して彼は
「勝手にしろ・・・」
一言だけ吐いて歩き続けた。
今日は大変な日だった。
でもベルシスさんとアレスさんのおかげで助かった。
私は心の中で、もう一度二人に深く感謝した。
葵の人:3話\(^o^)/オワタ
とりあえず疲れました・・・
なんかこー・・・ベルシスは書きにくいんですよ。
クール美形な男なんてカケルカッ!