クマスズムシ
我が家では、クマスズムシを累代飼育しております。            
飼育及び繁殖はとても簡単な種です。               

飼育は入れるムシの数にも異なりますが、小〜中ケースに赤玉土を1/4程入れ湿り気を与えます。      

生息場所は、日陰のジメジメした枯れ草の下なので、同じ様に枯れ草や枯れ枝等、隠れ家を作っておくとムシは落ち着きます。                                                      

産卵は土の上にある草の幹(直径7〜8o程)や枝の中に行いますので、幹を長さ2〜3pに切り、土に刺すのではなくそのまま置く様にして下さい。                               

は他のムシと同様にナスやキュウリ、削り節です。たまにリンゴやバナナを与えると砂糖に群がるアリの状態になります。栄養補給の為にも与える事をお勧めします〜フレーク状の金魚の餌や市販のスズムシの餌も嗜好が強く良く食べます。                                                                             

採集は生息している事が確認できればとても簡単です。昼間から鳴いているので場所の確認も比較的、簡単と思います。
だれもがご存知のスズムシとは違い、ショップに売られている事は無いので鳴き声を聞いた事がある方は非常に少ないと思います。    
一度、この鳴き声を聞くと、ムシがお好きな方であればお気に入りの種になる事、間違いないはずです。     

クマスズムシという名を初めて聞いた方へ・・・以下がペアです。           
大きさは♂が8o、♀が10o程の小さいムシです。                 
鳴き声はキリキリキリ〜ウィーン・・・と金属音的な感じがします。      
スズムシというだけあって、♂はスズムシを小型にした様な感じですが、♀はコオロギの様な感じもします。   
      
クマスズムシ♂
クマスズムシ♀
♂♀ともに足は途中よりオレンジ色になっています。♀は産卵管もオレンジ色になっています。    
日中は枯れ草の下などでジッとしていますが、夜になると♂が♀を追いかけ回し終始活動しています。   
見ていて飽きが来ない可愛いムシです。
上の2枚の写真は2004.5初に孵化した幼虫です。特に左側の写真は、孵化した直後の様子で、        
まだ体色が白色となっています。                        
右側はすでに体色が黒くなっているので、孵化後、数時間後の幼虫と思われます。
左は孵化後約1ヶ月の様子です。              
体長は約5o程になっています。            
周りには孵化したばかりの幼虫も写っています。      
撮影:2004.6.12
孵化後、約2ヶ月の状態です。              
共食いも少なく(ほとんど無いと言っても良いのでは)   
順調に育っています。  
撮影:2004.7.7
終令の♀の幼虫です。     
この頃には足にオレンジ色が出て来ています。 
左上は♀,右上は♂の成虫への脱皮直後の写真です。     
近くに脱皮した抜け殻があります。               
スズムシやマツムシ等と異なり、地表での脱皮となります。  
     
上記は、脱皮した♂が身体を乾かして
いる写真です。            
羽も乾いてしっかりしました。
撮影:2003.9
撮影:2004.7.末
は、ナスに削り節や金魚のフレーク状の餌,スズムシの餌を乗せて飼育していますが、
時々右上の様に
リンゴを与えると、あっという間に群がって来ます。    
餌も時々工夫して与える必要がありそうです・・・ムシ達が喜ぶ姿を見ているとこちらも
うれしくなりますね。  
         
右の二枚の写真は産卵シーンです。 
紫陽花やススキ等、茎の内部が
スポンジ状になっている部分に産卵
管を挿入し卵を産みます。    
ムシ達はこのスポンジを好んで齧り
ますので、たくさん産卵床を入れない
と、折角産卵した卵が齧られてしまい
ます。
産卵後は水分をマメに与えます。  
以上が簡単ですが、クマスズムシの基本的な飼育です。          
非常に魅力ある姿と鳴き声のムシです。         
産卵から繁殖も普通に管理していれば幼虫は孵化してくれます。    
運良くこのムシと出合った方は末永く累代飼育して楽しいムシライフを、と思います。