カンタン         
このページでは、表記の「カンタン」とその他、コオロギ類の飼育・繁殖,採集についてご説明致します。        

カンタンの飼育・繁殖について    
成虫又は終令を採集した場合の飼育について説明致します。                         

飼育ケースは飼育するムシの数によりますが、カンタンは♂を複数同じケースに入れると鳴かなく
なってしまう事が非常に多いです。                                               
以上の事より、♂1匹と♀2〜3匹の場合とすると中ケースで十分と思います。                  
この内容でのケースを、家や部屋のあらゆる所に置くと鳴き声が響いて聞こえてくるでしょう。         

はなんでも良いのですが、やはり赤玉か黒土が良いと思います。                  
産卵は土中でないのですが、産卵床となるヨモギをある程度の期間生かす目的の為、上記の土をお勧
めします。

はバナナやリンゴ,ナス,削り節,金魚のフレーク状の餌,市販の金魚の餌、それと入手できればアリマキです。                     
非常に食が細いので、アリマキ以外の餌であると食べているのが全くわからない状態ですが、餌替えし
たばかりだとすぐに寄って来て、食べて(汁を吸っている?)いるのが確認できます。           
アリマキの場合であるとムシャムシャ食べるのがよくわかります。           
私の場合はアリマキの入手が難しいのでバナナやリンゴに蜂蜜やカブトムシゼリーを塗って与えて、
12月まで生かした事もあります〜輪切りしたナスに金魚のフレーク状の餌やスズムシの餌でも食いが
良いので、長生きします。                           
見た目は非常にキャシャで食が細いですが、丈夫なムシです。                        

繁殖は先程に述べましたが、産卵は土中でなく、ヨモギの茎の中に産卵管を挿入し産みます。          
ヨモギは根っこから採取して来て、土に埋めます。                
茎は硬く太いのは好まず、表面に産毛の様な毛が生えている、柔らかそうな茎のものを採取して来ます。      
尚、ケース内でヨモギを生かす事はかなり難しいです。              
産卵時期を過ぎるとやはり枯れてしまいますが、水分を霧吹きにてマメに与えると、翌年の春には幼虫
が孵化しますので、絶対に捨てる事は無い様にお願いします。                   
カンタンの♂の成虫です。左上は神奈川県産で右上は北海道産です。       
同じカンタンでも、神奈川県産は緑色が強く、北海道産は透明感が強くお腹の黒い横線が目立ち
黒っぽく見えます。
鳴き声は共に「ルルルルルルルルル・・・・」と連続的に寂しげに聞こえます。                                                 
o
餌のナスと削り節を与えた直後は良く
食べます。この他、バナナやリンゴ等
の糖分を含む果実が大好きです。 
アリマキがあれば言う事はありませんが・・・・。
終令の♂です。
経った今、脱皮し成虫になった♂です。
カンタンはヨモギ等の植物
の上に いて、ほとんど 
地表には降りて来ません。        
上の写真は♀が♂を食べている
のではなく♂が出しているフェロモン?
に♀が寄って来た様子と思われます。 
おそらく、この後交尾でしょうか・・・。
カンタンの産卵シーンです。               
頭を下にして生きているヨモギの茎をかじり穴を開けて
、その穴に産卵管を挿入し産卵します。     
♀のお腹がパンパンになっているのが良くわかります。 
2004年4月13日孵化のカンタンの幼虫です。
まだ、体色が白いので孵化直後と思われます。     

餌は、輪切りしたナスの表面にフレーク状の金魚の餌を粉状にした
ものと、市販のスズムシの餌で成虫まで成長させる事ができます。  
採集について
カンタンの生息地は、以外と民家の庭や道端などと身近にいます。                  
よく見かけるのは、ツルがあり葉が大きい植物(すいません、植物の名前がわかりません)が群生して      
いる場所です。                                
昼間はまず見つけるのは難しく、鳴きだす夕暮れ辺りが採集時間でしょう。                        
鳴き声のルルルルルルルルル・・・・・を頼りに探します。         
何故か、鳴き声がすぐ近くに聞こえるのに姿が見えない・・という事がありますので、じっくりと見つける      
のがコツでしょうか。                                 
葉の裏や葉の穴が開いた部分によくいて鳴いています。          
♀は鳴かないので、♂が鳴いている場所の近辺を入念に探すと歩き回っている姿を見つける事が出来ます。    
一度姿を確認すればなかなか逃げないので割りと簡単に採集できます。        
但し、前羽で良く飛びますので、採集後、網などから虫かごやケースに移す時に逃げられない様、注意が必要です。

以上、飼育・繁殖,採集について簡単ですが説明致しました。           
これを参考に、又はご自身の飼育方法でカンタンを飼育し、鳴き声を楽しむ,繁殖させる等、ムシライフを楽しむ事
をされては如何ですか?                       
ヒロバネカンタン 
2005.10.17に兵庫県赤穂の方より、当方採集のカンタンと交換という事で、ヒロバネカンタンを
送って頂き、初めて「ヒロバネカンタン」を見、又、飼育を始めました。
               
見た目は、カンタンより半回り?程大きく、身体の一部分が黒い等の違いは見られましたが、
自然界では、すぐには違いを確認するのは難しいと思われました。       
鳴き声はというと、全く異なります。                         
カンタンは連続的に「ルルルルルルル・・・・」と鳴きますが、ヒロバネは「ルー、ルー、ルー・・・」と
初めて聞いた時は、ツズレサセコオロギかな、と思わせるほど違います。       
飼育や繁殖は、全く2種供同じです。               
上記がヒロバネカンタンですが、通常のカンタンとの違いが
判別できるでしょうか?      
双方を並べて見れば、わかる程度です。           
          
家に来てから一週間後にヨモギの
茎に産卵が始まりました。    
来年の孵化が待ち遠しいです。   
2005.10.23撮影
2006年ヒロバネカンタン孵化しました      
餌の確保ですが、アリマキが用意出来ない時は、フレーク状の金魚の餌を粉状にした物や市販のスズムシの餌を、輪切りしたナスの上に上記の餌を降りかけて与えます〜成虫までの飼育も大丈夫です。            
撮影:2006年4月30日                
上記より、約1週間経ちました。             
背中に黒の発色が出て来ました。        
大きさも3o程に成長しました。          
餌はスズムシの餌や金魚の餌を与えています。        
ジャンプもかなり力がついてきて、餌替え時は気が抜けません。      
撮影:2006年5月7日         
上記写真より更に20日程経ちました。         
身体も厚みを増し、動きもより敏捷になりました。    
体長は約8o。             
餌は特に問題なく食べてくれている様です。           
無事に成長してくれると良いのですが・・・。            
撮影:2006年5月28日          
3匹の食事風景です。                 
今回の餌はナスの上に市販のスズムシの餌を降り掛けています。
あっという間に寄って来て食べます。          
次回のメニューは、金魚の餌を降り掛けます。        
雌雄の判別もそろそろ可能になって来ると思います。 
とにかく元気で餌替え時の知らぬ間の脱走が頻繁です。  
撮影:2006年6月7日     
        

脱皮直後の真っ白個体です。       
♂個体でした。        
順調に育っています。    
撮影:2006年6月14日(右も同日)    
雌雄の判別が可能になりました。  
♀個体です・・・見難いですが    
産卵管が確認できます。      
体長も10o以上なり成虫になるのも
もう少しです。         
♀が成虫になっていました。                   
孵化より約2ヶ月で成虫になりました。              
体色は茶色で去年の採集個体の体色とは全く違います。    
緑のヨモギを植えると体色も緑に・・なりますか?。。。    

撮影:2006年6月22日
 
     
♂が成虫に羽化しました。  
ちょうど、脱皮終了した様です。 
3日程すれば、鳴き出しますか。。。
撮影:2006年6月28日   
ヨモギをケース内に植え込んだ結果、     
1週間程前より産卵が始まりました。       

カンタンは、まだ、成虫にもなっていませんが、 
この種はもう産卵です。      
撮影:2006年7月20日