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| No.09 <夢の話 前編> 2003.07.29 |
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(今回は、いつも以上にまとまりが無くなった上、長くなってしまった都合上、前・後編に分けさせていただいた) 俺が見る夢は、大概カラーで表現されている。 ほんの時折、セピア色のようにぼんやりとした彩色のときもある。 動的に動く自分がいて、それを客観的に見ている静的な自分がいる。 そんな夢の見かたをする。 おかげで(というかなんというか)、「夢」だと認識しながら夢をみている。 一連の物語のような夢を見ることがある。 また、全く持って「夢」らしい夢を見ることもある。 断片的・一回限りの夢ならばそう気にかかる事もない。 だが、繰り返される夢ならば、少々気になってしまうものもある。 気になる、というのはその出典である。 例えば、繰り返される夢であっても、子どもの頃の情景が少しばかりカスタマイズされたものであれば、その作り出された根拠が判るため、納得がいく。 小学校に上がってからの2,3年、よく見ていた夢がある。 列車に乗っている夢だ。 始めは普通にボックス型の席から、眼下に広がる野や畑、そしてそこから見えるはずのない祖母の家を見ていた。 そこから少し走っていくと、トンネルの中に入る。 トンネルの中に入ると、中の造りはジェットコースターになっている。 いつの間にやら、乗っている列車もジェットコースター用の2人掛けのものにかわっている。 トンネルを抜けると、どこかで見たことのあるような裏山の土砂が積んであるところに出る。 コースターが止まるやいなや、乗っていた人員は皆思い思いに飛び降り立つ。 いつも何人かいるのだが、どのような人なのか、何繋がりで居る人なのかは全く意識の底にすら残っていない。 ただ単に、「誰かいる」という感覚のみ、彼らに関しては残っている。 夢分析などという野暮なことはしたくないが、この夢をよく見ていた背景から考えると、恐らく「夏休みを振り返って」という感じだったのでは無いだろうか。 夏休みに祖母の家に遊びに行き、帰ってきたしばらく後に見ていた、というのが根拠である。 セピア色の夢を見たという記憶で、残っているのは一つだけ。 古い城下町のような光景から始まる。 曲がりくねった狭い坂道、その両脇にはなまこ壁と白い高い壁が狭さを強調するかのようにそびえている。 坂道は石畳が敷かれている。 その坂下に、俺は一人でぽつりと立っている。 どうやら、かくれんぼの最中らしい。 緩やかな坂道を上っていくと、一件の古い屋敷が見える。 その横に、坂道沿いにある大きな蔵がある。 そこには大人がくぐり抜けるには少々小さいような押戸があり、俺はそこに入っていった。 中にはいると大きな空間が広がっている。 蔵の高さはだいたい標準の3階建て位。 階層の区切りは2段しかなく、そのうちの3分の2位は吹き抜けになっていた。 俺が入ってきた一階部分は、厚いワラが敷かれており、ふかふかとしている。 転ばないようにワラを踏みしめながら、屋敷内に通じる押戸にむかって歩いていく。 その先に、かくれんぼの相手がいるはずだ。 ・・・・と言うところで目が覚めた。 セピア色の夢はこれ一本だけだが、これも何回か見たことがある。 他の夢同様、同じ所から始まり、同じところでいつも目が覚めるのであるが。 「夢」らしい夢としては、他にもいくつかある。 夢の中では切れ目無く、流れるように進んでいる「夢」なのだが、あからさまに繋がりがおかしい。 まぁ、これに対しては何故だか客観的な自分がきちんとつっこみを入れているのだが、それぐらいで夢の流れが変わるわけではないので、それはさらっと流しておく。 |
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