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6月6日 教育実習7日目 |
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授業今日は1時限目である。 昨日買ったビールと教材の重さによたよたしながら学校へ向かう。 途中のコンビニでペットボトルの紅茶を買う。 あー荷物重い。っていうか、ビール使い終わったらどうしようかな。 先生寄贈ってのもおもしろそうだがなぁ。 実習生控え室にて授業準備をする。 今日はいつもより荷物が重い。 弁当だけ取り出して学校に持ってきている大鞄をそのまま授業に持っていくことになる。 まぁ、そっちの方が後で取り出したときにインパクトあるから良いんだが。 さてさて。 「ゴミ問題2回目 リサイクルについて」俺にとっては2回目の授業になる。 うまいこといってくれりゃ良いが・・・・。 前回他クラスで「プリント多すぎ」と言われたので何とか2枚に納めた資料を配り、出席取って始める。 授業を何とか進めていく。 一例として家電リサイクル法を説明するときに、うちの冷蔵庫が壊れたときのを例に取ってシュミュレート。 因みに、家電リサイクル法が対象とする品目は4種類、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンである。 このとき、 「実はうちにはテレビないんだー。」 ということを言ったら、生徒一同、驚いていた。 「俺が俺が中2の時に、母親が電源ボタン押したら『プチ』っていって、壊れてから買ってない」 と付け加えると、「ありえない」と言うような表情してたね・・・・いいさ、その反応には慣れてるし、すでにこれネタだし。 リサイクルの実状を示すときに、 「ペットボトルでリサイクルできるものにはこういうマークがついています」 今朝方買った紅茶を掲げ、かつ、プリントのマークを示して説明。 そして、ビール瓶は。 ゴミそのものを減らす動きとして企業の実践例として挙げさせていただいた。 「この瓶、リターナブル瓶って言います。瓶やこの王冠部分だけでなく、このラベル部分も全部原料に崩したり、またそのままの形で使ってます。キリンビールのリディース率はほぼ100パーセントです。学校近くにあるそこのキリンビール工場でもこれらリサイクル・リディース・リユースは行われている」 という説明で(実際はもっと細かい)。 ビール瓶取り出したときの反応。 先生、え?という顔してた。してやったり。 生徒、 「先生それ中身入ってるの?」 「入ってるよ。家帰ったらおいしく頂きます」 ってな感じで。飲めやしないのにねぇ。 最後にゴミ袋は。 こっちは自治体の対策としてあげた。 「さて。(ここでごそごそと東京都指定半透明ゴミ袋を広げる)これは一枚幾らでしょう?」 様々な値段があがる。 因みに45リットルので一枚13円である。 高いかやすいかは個々人で考えていただきたい。 この制度を導入した都市は1年目2年目は減ったと統計で出ているが、3年目からは従来通り、増加している事だけ記しておく。 前回同様、失敗したところはディベートの時間がとれなかったことか。 仕方ないので感想に切り替えたが、これでは反省が全く活かせてないなぁ。 でもいいや。講師からアドバイスいただいた「具体例」に関してはクリアできたと思うから。 ただ、やはり踏み込めていなかったようで、 「ゴミを出さざるを得ない社会構造になっている」 と言ったところがすっぽり抜けていた。ああ、そうか。指摘されるまで全くわからなかった。 つまりは俺も、この社会の現状に、全く疑問を抱いてなかったっちゅう事やね・・・・・。 2限は本日は変則的である。 始まる時間を早めて、12時で授業を切り上げ、その後避難訓練である。 事前通告してあって良いのだろうか、と思うのだがそれはさておいて。 事後指導の後控え室に戻ると、いたのはナオだけであった。 反省点の見返しとナオとの話で時間が潰れ、避難訓練開始の警報(?)が鳴った。 俺らも当然、校庭に避難する。 さて、そろそろ行くか、と立ち上がり、後ろを向くと窓の外に見えるのはバルコニー。 そこにミッチーがいた。 「あれ、避難しないの?」 「荷物の見張りしてろって」 苦笑いのミッチー。 校庭に対してコ型に建っている2号館は、内側の角教室同士なら会話が可能な事を確認。 ってそんなことではなく。 俺らの頃も窃盗があったのだが、年々激化しているようだ。その為見張りに残されたらしい。 嫌だねぇ。そういや、教室のドアに鍵かけられるようにした、って話も聞いたな。 「そろそろ下行くなー」 そう言ってミッチーと別れ、ナオと共に校庭に行く。 昨日の雨のせいで校庭は湿っている。 相変わらず緊張感無い避難の仕方だなぁ。 皆がだらだらと出てくる。 クラスの手旗を持たされたクラ長が点呼を取り、先生に報告する。 なお、2限に授業をやっていた実習生は避難訓練始まった時点で先生とバトンタッチだが、先生にそのままやらされている人もいた。 手持ちぶさたな俺らは列の後方でたたずむ。 前の方で先生が拡声器使って何か話している。 生徒が五月蠅くて何も聞こえない。 一人が代表で担架に乗って運ばれていく。 3階にある避難器具から代表何人かが白い筒にくるまれたスロープからくるくる回って降りてくる。 消防署職員らしき人がなにやら話している。 てんでバラバラ。 懐かしいなぁ。 そういや俺が3年の時だったけか。 あまりに生徒が五月蠅いんで、消防職員が怒ってしまったという事があったな。曰く、幼稚園生よりひどかったらしい。 ・・・・ろくな思いでじゃねぇ。 いつの間にやらまたぞろぞろと校舎内に生徒が戻っていく。 もう終わりか? なんのための訓練なんだろうなぁ。 実習生控え室に戻ると、授業に行ってた人も戻ってきていた。 木曜日は土曜同様、授業は半ドンである。 ただ、違うのは午後は部活動も無く、かつ教師陣の学科会がある点である。 学科会とはその名の通り、各教科が進み具合等を補正するために行われる会である。 俺らの場合、ここが全体総括の時間となる。そしてその後学科会もどきに移行、と言う予定である。 総括が始まる前に席替えをしてしまおう、と言うことになった。 いる人から順にカードを引いていく。 全員が揃ったところでカードを開ける。 前回と位置が被った人だけやり直し。 「俺ここねー」 「私ここ」 バヤシがそれに応えて黒板の座席表を書き換えていく。 何故か入り口近くが割と静か、奥に行くに従ってよく話す人、と言う形になった。 俺は・・・奥の隅っこである。給湯器が近いなぁ(何)。 総括は実習生プラス実習生係の先生2名で行われる。 まあ、授業内容に関わらず、やり方・対応・部活動等で気が付いた点、やって良かった点等を挙げていくのである。 各々挙げさせられ、その他自由討論となる。 色々出てきた。 授業の理解度確認方法、注意の仕方、生徒の気を引く方法、接し方。 各々これに関し、意見を出していく。 俺が出した一例、気の引き方。 「例えば、これは・・・っていう言い方したらみんな『なんだろう』ってこっち向くよね」 「これは」のところでびくっっとして一斉に俺の方に顔が向く。 3年時の先生が良くやっていた手法だ。 実際に使うのってかなり時と場合を選ぶんだよね・・・(←俺は実際には使うことができなかった)。 割に話し合いは順調に進んだ。多少、くどいとことかあったりもしたが。 最後に実習係から一言、と言うことで発言があった。 曰く、 「初日に煙草吸いながら坂を上がってきた(=登校)人がいたと言う報告が生徒からあった」 「早く帰らないで、放課後は生徒と自由にコミュニケーションとれる時間に使って欲しい」 前者は完全な誤解であったが、後者はごもっとも。 追加として、 「明日の球技大会で、手伝える人は朝早く来て手伝ってください」 とのこと。明日かぁ。面倒くさいな。 かくして中間総括の方は終わった。 後日、議長と副議長(ソウとハル)がまとめてプリントにして渡してくれるらしい。 残るは学科会のみ。 こちらも各々の反省点挙げて、他方、教師陣が授業見ての感想述べていく。 全般的に、「調べ不足」と言うのが挙がっていたなぁ。 はっきり言って、こっちの方はあまり覚えていない。 学科会は17時くらいに終わったのかな、確か。 部活動もないため、日誌を書き終えれば提出して帰っても支障はない。 しばらく教材研究をやっていた。 そして日誌も書き終えた。 さて。 現在室内に残っているのは6名ほど。 早めに帰る人はもう居らず、いるメンツはいつもわいのわいのと話している人々である。 外は真っ暗だ。勿論のこと、生徒はいない。 鞄からおもむろに瓶を取り出す。 「ビール、飲みません?」 避難訓練が始まる前、ナオに 「ぬるくなったビールなんか飲まないよなー。」 と話して、今日の教材としてビール瓶使ったこと言うと、 「いや、あったら飲むよ?」 と言っていたので。因みに彼女はビール党でしかもかなり飲めるらしい。 一同、賛成。が、栓抜きがない。流石にそこまでは用意していない。 「これで空くかな」 折り畳みはさみを出す。先が細いからこじ開けられるかも。普通のはさみだったら挟んでいけるかもしれない。幸い、文房具に関しては用意のいい人が持参してきているものがある。 こうして無謀と思われる挑戦が始まった。 給湯器のところに湯茶セットがあるので、そこにないかと探しに行っている間に何とか空いたらしい。 グラスなんて洒落たものは無いので、湯飲みで代用。 6名ほどで分けると丁度空になった。 「じゃ乾杯」 「乾杯」 まだ教育実習終わったわけでもないのにねぇ。 俺としては、荷物軽くなるし、飲める人に飲んでもらうわけなので良いことずくめだ。 換気のため、しばらく窓を開け放つ。 「あ、やばい。」 日誌先に出して来るの忘れた。 「ちょっと出してくる」 飲んだばかりなのでまだ顔には出てないだろう。後は息をしないように頑張れば。 幸い担当がいなかったので机に置くだけで済んだ。 ふぅ、やれやれ。 俺が置きに行っている間に湯飲みは片づけられ、皆帰る支度をしていた。 さぁって、帰りましょうか。 学校の坂降りてすぐのところに酒屋がある。 上手いことまだ開いていた。 酒屋だし、空き瓶回収やってるよな。リターナブル瓶の威力をここで発揮してもらおう。 「済みません、瓶の回収してますか。」 「はいはい」 瓶を引き取り、レジを打つ。 ちーん。 「はい」 渡されたのはさて、幾らだったでしょう。 穴の開いた金色の銭、一枚。 5円。 ・・・・たったこれだけにしかならないんだ。 だよなぁ、これじゃ一般家庭に瓶ビールが普及しないわけだ。一般家庭用にしても、さして回収率あがらねぇもんな。商店だったら戻りがあるなら必ず回収するし。 まぁいっか。 実習中に学校でビール飲むというレア体験や、帰りが手ぶらになったことを考えりゃ。 |
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