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6月10日 教育実習11日目 |
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月曜日はHRである。 今回は、クラスの出席をとったりと、導入部分だけをやらせてもらった。 出席簿で名前を呼ぶときも、ただ順に追っていくだけではなく、一人一人生徒の顔を見ながら呼んでいくと良いらしい。 出席後は先週同様、後ろに座って見学である。 本日のお知らせは奨学金と歌舞伎について、議題は修学旅行と風紀であった。 歌舞伎かぁ。一年のこの時期に見に行くところも変わってないんだ。 「・・・・当日は午前の授業後、各自で劇場に集合。最寄り駅は○○駅・・・・でいいんだよね、秋葉さん?」 突如話題を振られる。 生徒達もその言葉に反応して後ろ(つまり俺の方)を振り向く。 「はい。」 ああ、びっくりした。顔は前向いていたが、殆ど聞いていない状態だったので。 心臓に悪いことをしないでいただきたい。 お知らせ後は生徒に主導を移して、議題に関することが進む。 始めに「先生方への要望についてまとめたもの」というのがなされた。 これは前に、クラスで各担任や各教科の先生に対し、改善点等の要望を話し合ったものを一度委員でまとめ、全体に関わるものについて後にパネルディスカッションを行うというものである。 今回のはその中間報告みたいなものか。 内容に関しては割愛するが、一つ、おもしろいことがあった。 「先生方への批判」というと、当然担任教師への批判もこれには含まれる。批判をするには本人が目の前にいるとしにくいものがある。そこで、その回のHRのみ、担任が室内にいなくても良いことになっていたそうだが、この1Cというクラスは、 「先生別にいても良いよ」 と、担任が席を外す必要は無かったという。 その意味するところは『担任本人が居ようが居まいが批判できる』なのか、『担任自身については批判するところがない』なのかは不明である。 後者であると、善意に解釈しておこう。 次に、修学旅行である。 今回は行き先決めるための話し合いであった。 参考までに、今年7月に行く3年生は北海道である。 修学旅行に北海道。俺達の時もそうであった。その前後も確か変わっていない。 一体これで何年連続北海道なんだろうか。 意見として「北海道」「沖縄」辺りが出ている。このパターンも同様である。 質問として、「海外はダメなんですか?」というのが出た。 これに関しては担任から、 「テロとかあったりして、安全性を確保できるという保証がないから、国内のみ」 という返答があった。昨年9月の出来事があっただけに、説得力がある。 ・・・・とはいえ、確か俺らのときも全く代わり映えのない返答であった気がするが、それはおいておこう。 かくして、行き先要望は「北海道」「沖縄」の2ヶ所に今年も相成ったようだ。 残りは風紀委員制服問題。 昔から行われているものである。 その昔、制服自体は言うまでもなく、その長さや髪型、リボン、コート、鞄、靴及び靴下の果てまで全て校則で定められていた(生徒手帳にその名残がある。俺自身、生徒手帳を見て初めて「昔は堅苦しい学校であった」事を実感した。)のだが、風紀委員を通じての長年の努力の結果、今では規定があるのは「制服着用」である事ぐらいとなっている。 俺が2年の頃までは、外履きも「ローファー指定」であった(とはいっても俺は2駅30分歩くために常に運動靴であったが)のだが、3年に上がる頃にはこれも自由化されていた。 残るは「校内土足可」と「制服自由化」位である。 これに関しても毎年毎年繰り返されている。 「土足可」にすると校内が著しく汚れるのがオレンジ祭のときでわかっているため、これについては出されても即学校側から却下されている。 問題は「制服自由化」である。 「自由」の中身が非常に多種多様に毎年出てきている。 「私服化」「併用」「改造」等々。 因みに「改造」については認められる以前に多くの形で行われている。 ジャンバースカートの上を切ったり、リボンを違うものに変えたりと。 学校側から言わせると、 「規定の服装もしていない人たちに、制服自由化の問題を話し合わせる方が論外」 であるそうだ。確かになぁ。 学校が「生徒の自主・自律に任せているのだから」としてなんら注意をしない現状で、この信頼に対し生徒側が「規定外の服装をする」というある意味「裏切り」に出ているのだから。 規定外の服装で思い出したのだが、在学中、すごい人がいた。 半スカートやプリーツが細かいスカートに替えている人は多々いたが、それだけで飽きたらず、ブレザーを着ていた人がいた。他校のものか、市販品かは知らないが、紺のボレロに紺の棒タイって制服の学校にとって明らかに異質である。流石にそれを見かけたのは一度だけであったが、その一度ってのが数少ない全校集会の時だったからねぇ(遠い目)。 おや、話題がいつの間にか「それじゃ学校独自のものを作ろう」と言うものに移っている。 言い分としては、 「他の子(学校)と差別化を図りたいから独自色をだすために」 と言うことらしい。そういえば昔から、鞄が自由だからか他付属校のサブバックで登校している人が結構いる。それを持つことが一種のステータスらしい(いまいちこの感覚がわからん)。 そこで鞄やリボンなどを新しく作ったらという話題で盛り上がり始めた。 すると、ある子が 「そんなに学校らしさを出したかったらきちんと制服着ればいいんじゃないか」 と言った。 正論である。 近所の公立中学と制服が似ているという難点や、形が着る人を選ぶという点はあるが、ブレザーがはびこっている中、レトロなボレロは目立つ。 この辺りで切りよく(と言うかなんというか)、授業が終了した。 全く、毎回毎年制服問題やっているなら「どんな改革行われたか」っていう年表みたいなものをまとめて、生徒に配れば不要な話し合いが出てくることもないのにねぇ。 2限は教材研究。 明日の授業が今からこわい。 昼休み挟んで3限は英語のミチヨ、4限は数学のマユを見学に行った。 全く違う教科ながら、それぞれ結構おもしろい。 英語は一年生で、まず単語の意味を述べさせていき、その後まとめて皆で発音。そして本文の説明にはいるというやり方であった。 彼女、非常に発音が綺麗である。もしかすると今まで習った英語教師群よりも良いかもしれない。発音する際、口の形等はっきりさせ、わかりやすかった。また、机間巡周もしっかりしており、余談だがやり初めの頃は、机の横に置いてある荷物で転びかけたらしい(本人談)。 英語の授業を受けたのは実に2年ぶりである。 もとより英語が苦手だった俺。此度の授業で、更に語学力が低下していることを認識した。 4限の数学。2次関数のグラフである。 担当は一年生Aクラス。いわくつきのクラスである。 一言で言えば「生徒の授業態度が悪い。」これに尽きる。 一年生というと、「先生の言うことを良く聞き」、えてして「素直な子が多い」。 特にうちの学校は内申点で入ってきている人が多い為、「上っ面良子さん」の割合が多く、夏休み明けるまでは大体の人がそれを維持している。2,3年生ともなればいわゆる「うちの学校らしい」生徒に大半の人がなる(というか自に戻る)のだが。 しかし、Aクラスは本職の数学の先生でも手を焼いているほど「2,3年生的」らしいと聞いていたのだが、まさにその通り。 授業中の内職や居眠り、少々のおしゃべりは良い(と言うか通常のことなので)が、明らかに授業を無視(一寸妨害に近い)している団体がある。勝手にその辺り席も変えているらしい。 確かにこれは授業やりにくそうだ。 あーあ、結構怒っているなぁ、マユ。 気の弱い人ならば泣き寝入りしてしまうかもしれないが、マユとてこの学校の卒業生。 「売られた喧嘩は買う」という戦闘モードに完璧に入っている。 「○○さん、これ答えて」 「××さん、これは?」 ・・・・・後ほど聞いたのだが、マユはこれら授業完璧無視していた人の顔と名前全て覚えて、 「全部当ててやった」 そうだ。素晴らしい。 数学に関してはこの様に非常に問題っぽいクラスだが、現社の実習生・おっとり姉さんタイプのナオが授業行っているときには全くこの様な状態にはならなかったようだ。 教科との相性なのか、講義者との相性なのかは、神のみぞ知る。 放課後は部活見学ツアー(笑)。 数人で、ツアーと称して良いほど、数回りました。 実質「一寸見てはい次」ではあったが、家庭部、フェンシング、弦楽部、バレーボール部、合気道部、アリオンコール部等々覚えているだけでもこれだけ行った。 合気道部は卒業生に入っていた人がいて、色々解説してもらったのだが、一言 「昔に比べて甘すぎる」 らしい。厳しい批評である。 中でも目(というか耳)を惹いたアリオンコール部。今年新設らしい。 その名の通りアカペラで重唱(と言っていいのか)を行っているのだが、彼らは各自好きな曲をやるグループに分かれ、それぞれが固まって自由に練習している。 その中の一つが披露してくれたのである。 T.M.Revorutionの「White breath」。非常に懐かしい歌である。 これを歌詞部分と伴奏部分に分かれ、5人くらいで歌い上げてくれた。 今回の部活見学で一番印象に残ったのはこれであった。 さて、今日は色々と見学に費やしたな。 後は・・・・・家に帰って授業についてやるか(涙)。 |
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