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Column 01
雑記
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No.05 <分ける> 2003.01.12
一つの物があります。
これはケーキのような固体でも、コップに入った酒のような液体でも構いません。
2人の人間が居ました。
彼らがこれを公平に分けようとしています。
さて、どのような手法を取れば、両者に不服の無いような分け方が出来るでしょうか。
分けるための道具の使用に制限はありません。

解答:(反転すれば見られます)
一方が2つに分けて、他方がそのうちのどちらかを選ぶ。これで公平を期することが出来ます。
・・・・均等ではない?はい、物理的には確かに均等とは言い難いでしょう。ただ、設問には
公平に分けようとしている』としか書かれていません。量的・質的に均等に分ける必要は無いのです。
分けた人間が先に選んだのならば、その人物は自分の方を多い方(又は少ない方)にしてしまうかもしれないという、心理が働いてしまう可能性があります。他者が先に選ぶというのならば、不平のでないように分けよう、という心理が必ず働きます。
『道具の使用に制限はない』という問いかけに、どれだけ引っかかった人がいるのでしょうか・・・・。


「普段、自分ってどうしてるかな?」
ということを考えたら意外にすぐにわかるかもしれません。


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No.05 平等感


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