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雑記
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No.27 ハート・ホヤ (ホヤ・カーリー) 2005.03.31
先日、知人からハート・ホヤをいただいた。
その名の通り、葉っぱの形がハート型をしているなんともかわいらしい植物である。
小鉢に、葉の縁が斑で彩られたハート型の葉が2枚、植えられた状態でいただいた。
土が乾いたら水をあげればよいらしいが・・・自分が育てていくのにあまりにも知識が無さ過ぎる。
今回はいただいてそのまま職場の机上に置いているので、完全自分管理。
今まで植物等をいただいても全て母にスライドさせてたからなぁ。
ちょいと育成方法、調べてみるか。
こんなときには非常に便利だ、インターネット。

学名: Hoya kerrii (ホヤ・カーリー)
和名: シャムサクララン
愛称(流通): ハート・ホヤ、ハートプランツ、ナチュラルリーフ、ラブリーフ、ラブラブハート、ラブリィーハート、ラブユー、ラッキーリーフ
科・属名: ガガイモ科ホヤ属
性状: 常緑蔓性低木
用途: 小〜中鉢
原産地: タイ、ラオス (東アジア〜オーストラリアにかけて分布)
特徴: ハート形の多肉質の葉の形態が面白いホヤ(サクララン)の仲間。
乳白色の小さな花が、房状に夏に咲く。
蔓植物で、数メートルは伸びるかなり大型の植物だが、最近、葉の形がハート形であることに注目して、バレンタインの時期などには葉だけを挿し木して小鉢に植えたものがよく出回っている。
2枚合わせてラブラブハート、ラブリィーハートなどのニックネームがつけられている。

管理: 適温 15度〜30度。最低気温5度でも冬を越せる。
温度が20度以上あれば初根しやすいので、葉状態で植えられていても増やす事が出来る。
強い光を好むので、室内ならば窓側に置くと良いが、夏場の直射日光は避ける事(日焼けする為)。
耐暗性があるので、通常室内に置いても大丈夫だが、その分育成は遅くなる。
丈夫な植物の為、病害虫の心配は無い。
多肉植物だが、水遣りは比較的必要。
土が乾いたらあげる(1週間〜2週間に一度)程度で、水を遣り過ぎると根腐れを起こす。
葉のみのものであったら、葉に霧吹きをかけてやっても良い。
冬場は特に乾燥させ気味にしておく。
肥料は5月〜9月に月1回の液肥(1000倍に薄めたもの)か、固形肥料を与える。

備考:備考、というか、風説のようなもの。
・生育していくなかで、きれいなハート型の葉に出会えたらラッキーな事がある。
・タイの言い伝え。
身分違いの恋に悩む青年が、贈り物を探す為にジャングル奥地にまで踏み入り、そこで見つけてきたハート型の葉っぱ(ホヤ・カーリー)を相手の女性に贈ったところ、恋が実ったという。
これにかこつけて、ホヤ・カーリーに願いを込めて相手に贈ると想いが通じる、とされている。

(参考:ヤサシイエンゲイ(ホヤの育て方)他)


とのことだ。
比較的育てやすい部類に入り、育ちもゆっくりなようなので、これなら俺でも枯らさないだろう。
葉のみの場合、約1年が寿命らしい(茎付きの場合、そこから更に育っていくので多年である)。
観葉植物として割り切れば、日光に当てずに育成しても構わない。
ホヤ属にも関わらず、和名にランと付いているのは花がランのように美しいからで、サクラランという名の通り、薄紅色の小さな花が球状に密集して咲く。
うまく育てていけば花が咲き、一旦花がついた場所からは数年間は毎年花が楽しめるよう(夏場に咲く)なので、あまり蔓を切らないで育てるらしい(といってもいただいた状態が「葉」のみなので、まだまだっぽいが)。
亜熱帯植物なので、沖縄辺りでも自生しているらしい。

さて、このホヤ・カーリーはここで一体どのように育っていくのだろうか。
今は土が乾くまで水遣りを待っている状態である(いただいてから一週間経過)。


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No.27 机上の小さな緑


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