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バウンス書く語り記
<バウンス書く語り記 21>
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<家出決行> 2004.08.07

久しぶりに葉流がやってきました。
葉流「あー良かった、最近ログインしてなかったら家出してるかと思ったよ」
僕はちょっと機嫌が悪かったので、思わず足をタスタスタスっと踏みならしてしまいました。
葉流「ストレス70か、まだ大丈夫だったな。腹も思いの外減ってないようだし」
葉流が餌を出したので、一応食べてあげます。
でも食べ終わったらすぐにしっぽにくるまってふて寝です。
ふんっ。
話しかけられたってしばらくは絶対に応えてあげません。
葉流「さぁ島掲示板をチェックするか」
島掲示板を見ている葉流の表情は、読み進めるうちに少しずつ変化しています。
自業自得です。
葉流「・・・やべ。」


僕たちLivlyは、ストレスが100になると家出します。
ここしばらく葉流がログインしていなかったので、僕もストレスが100になってしまいました。
堪忍袋の緒が切れた、というやつです。
僕は家出をすることにしました。
前に書いた「家出します」という書き置きを残して。

僕が辿り着いた先は、とても親切な飼い主さんのいる所でした。
僕が家出しているとわかるとすぐに、バウンス島の島掲示板に家出している旨を書き込んでくれて、そして僕に餌をくれました。
放って置かれたLivlyは家出直後の満腹度が7%にまで下がっているので、そのまま放っておくと危険なのです。
餌自体も、僕のプロフィールを見て最近好んで食べているセスジスズメの幼虫(青白)をくれたりと、とても良い方でした。
このとき僕のLvは74だったので、74時間(約3日間)もそちらにお邪魔していたことになります。
本当にお世話になりました。

家出先というのは適当に辿り着いた先になるため、場合によってはLivlyが既にいなくなっている島に家出することもあるのです。
そういう場所に辿り着いていたらと思うと、本当にぞっとします。

僕が家出する前、そして家出中(つまり、葉流が来なかった期間)にも、心配してお友達が足を運んでくれていたので嬉しかったです。
僕は本当に恵まれています。


葉流「・・・」
島掲示板を読み終えた葉流は呆然としています。
少しは罪悪感を感じていて下さい。
家出している最中も迎えに来なかったし、あまつさえ僕が家出先から戻ってきてもまだ葉流がログインした形跡もなかったことに、どれだけ僕ががっかりしたことか。
あのときばかりは悲しくて悔しくて、思わず涙が出てしまいました。
葉流「悪かったな、バウンス」
珍しく真面目です。
つい、しっぽに埋めていた顔を上げてしまいました。
葉流「これからお世話になった先に挨拶に行くんだが、一緒に行ってくれないか」
・・・仕方ないですね。
そういう理由なら一緒に行ってあげます。
葉流「ありがとう」

葉流はけして模範的な飼い主とは言えません。
でも、こういう飼い主にだから僕みたいなLivlyが丁度良いのでしょう。
ただ「飼う」「飼われる」といった間では、良い関係が続くとは思えませんし。
だけど、葉流。
せめて僕が家出しない程度にはログインして下さいね。

次回に続く。


バウンス書く語り記
家出先に感謝


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