かたり
騙す。
嘘を付く。
これらは悪いことだと教えられる。
自分にも 人にも 正直であれ
そう学ばされた。
基本的にはそうなのであろう。
正直に生きることが最もなんの、誰の負担にもならない。
しかし、本当に正直であることが全てにおいて正しいのなら、
「正直者は馬鹿を見る」
という言葉は出てこない。
得をするのはいつも騙す側だ。
「騙される方が悪い」
強者の論理が常にまかり通る。
それでは騙す側になろうか、と試してみる。
やったところで馬鹿をみるだけだ。
徹しきれない限り、どこまでいっても
「騙される方」
にしかなれない。
結局のところ、騙されぬよう堅実に生きるしかないのだ。
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