koba



koba  戌年生まれではないが、雪が降り始めると何かウキウキする。子どもの頃、雪が降るのは年間に 2〜3 回であった。しかも積もるほど降るのはまれである。
 積もった日の朝、快晴の空の下で食べる雪はほこりの味がした。ほこりの味が雪の味であった。今年は雪を食べる人はいないだろうな。

 降る雪はいつもぼたん雪であった。どっさり積もった広葉樹の枯れ木や竹の葉が道の上にしなだれかかる。これを走りながら揺すって落とすのが楽しかった。当時、雪が降り積もった時の数少ない遊びの一つである。
                                         2012.03.10

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