目的 と 手段
2012.01.08 by:taby
原始経済は自給自足であった。生活圏が広がると物々交換となり、さらに広がるとお互いに等価となる貨幣が発明され経済圏は格段に拡大した。
この時点では、貨幣は互いに必要なものを交換する手段として使われた。時を経て現代は、貨幣を獲得するために物や時間を提供する。更に将来の安心を得るために貨幣を所有し続けることになった。かくして手段の一部が目的に変わってきた。
汽車や電車に乗ることは、より快適に早く遠くに移動するための手段である。しかし、広い世の中には”乗ること”だけを目的にした人が存在する。
このような人は、先頭車両に立ち前方を見つめていたりするので何となく分かる。世間にも認められてきたので、奇異な目で見られることは少なくなってきた。一つの文化に成りつつある。手段が目的になり文化にまで育つことは、社会の成熟度を示す。
・・・・・・ 文化にまで成熟しない目的化は悲しい。