
芸術家であった‥‥
2011.04.26 by:koba
彼は優れた経営者であるまえに偉大な芸術家であった。カラヤン指揮ベルリンフィルハーモニーによるベートーベンの第九交響曲をこよなく愛し、自らも指揮棒を振った。
1979年、フィリップス社が試作した新しいデータ記録媒体は、直径11.5cm、録音時間は60分余であった。彼は録音時間を長く出来ないか問うた、答えはNo。
暫し黙考の後、盤の径が大きくなっても録音時間を伸ばすことを強く主張する。カラヤンの第九は74分42秒、譲れない時間である。理由を説明する彼に、当時の社長岩間和夫氏も同意した。
現在のコンパクトディスク ( CD ) の原型が決定した。1982年10月、最初の音楽CDが発売される。
一線を退いた後も、音楽ホールを造り長野県軽井沢町に寄贈し若い音楽家を応援するなど芸術に対する高い見識を貫いた。
2011年 4月 23日 大賀典雄氏、永眠。