石黒:でも平日にもかかわらず沢山の人が来てくれたな。
大崎:そうやな、これで院長もホットしてるやろな。「2、3
人しか来んかったりして」なんて冗談言うて余裕かまし
てたけど、本間は一番気にしてたやろからな。
石黒:そうそう、あの人ああ見えても結構こだわるタイプやか
らな、もし人数すくなっかったら、実行委員全員集めて
反省会なんか開きかねんで。
大崎:はは〜ん、さては開会時間が遅れたのはそのせいか。
石黒:何のことや?
大崎:何とぼけとんや、始めのころはまだまだ人が集まってな
かったから、ある程度人数そろうまで君が開始を遅らせ
たんやろ、えっ、ズボシやろ。
石黒:何アホなこと言うとんや、ちゃうちゃう、院長が回診と
か、急な患者さんの来院とかで忙しかったから、開会が
おくれてしもうたんや。ドクターは君と違って休日でも
色々大変なんや。
大崎:へ〜っ、そう言うことか。ところで開会の時と言えば、
君の挨拶やけどな、たいして長い文でもなかったのに、
カンニングペーパーまる出しで読んでたやろ、あれ何と
かならんかったんか。
石黒:まああれはオレも反省してるよ、でもな、他にやらなあ
かんことが山積みで、それどころやなかったんよ。それ
にオレを攻める前に君のほうこそあれは何やねん。
大崎:何がや?
石黒:オレの挨拶の後、総合司会の君にバトンタッチしたけど
君すべりまくりやったで本間に、一様イッシー&オオチ
ャンでコンビ組んでるんやから、オレに恥じかかすなよ。
大崎:そのことには触れんといて、オレもあの時はごっついシ
ョックやったは、水を打ったように静まりかえっとった
からな。
石黒:まあお互い嫌な事はすぐに忘れよ。 |