石黒:オレの挨拶の次は院長挨拶と「健康クイズ」やったな。
大崎:そうそう、イッシーはクイズどれぐらい答えれた?
石黒:君やっぱりアホやな〜。これでもいちよう医療従事者なん
やで、全部わかってあたりまえやん。
大崎:えっ、うそやろ。そうじゃなかったらお前病気やで、多分
熱あるのと違うか、先生に診てもらったほうがええぞ。
石黒:えらい言われようやな、それやったらオオチャンのほうは
あのクイズどうやったんや、ちゃんと答られたんか?
大崎:もちろんや、オレは医療従事者じゃないけどな、ここの院
長の「健康セミナー」に出てるから、だいたいのことはわ
かるで、それにここの院長ねがまじめな人やから問題が素
直すぎるし、おまけにマルバツクイズやろ、大体の人が答
わかってまうで。
石黒:そう言えば、なかなか優勝者が決まらんかったな。
大崎:そうやろ、この熱いなかお年寄りが多かったから、倒れへ
んか心配しっとったんや。
石黒:そんな事心配しとったんかいなアホやな、そんな事やった
ら、この実行委員長様がちゃ〜んと考えてるって。
大崎:え〜っ、本間かいな。でっ、その実行委員長様はどんな手
を打ってたんや。
石黒:別に何もせんでええんや。ここは病院やから倒れたら運べ
ばいいだけや。まあ病院としては倒れてくれた方が良かっ
たんやけどな。
大崎:君、いつもニコニコして優しそうな顔してるけど、えらい
怖いこと考えてるんやな。
石黒:まあ長いこと病院づとめしてると、いろんな修羅場くぐり
ぬけてきてるからなハッハッハッ。
大崎:これから君のこと石黒じゃなく、腹黒って呼ぶわ。 |