LinkStationHGをわざわざDebian化する技
@はじめに
Link Station HGについては、案外情報が少ないので、ここに「自分メモ」として残して置く事にした。2005年11月吉日
*急に興味が湧いてきて、近所の大型量販店で、その「ブツ」を確認。
*悩んだ挙句、取りあえず普通の操作を確認したかったので出来合い品を購入。
@めにゅ?
@比較
@決まり事
@動作チェック (PC側&HG側設定)
@決意
@用意するもの
@ファームウエアアップデート(PC側設定)
@分解 (HG側設定)
@HDDパーテーション削除 (PC側設定)
@組立 (HG側設定)
@Debianイメージ加工 (PC側設定)
@LAN接続 (PC側&HG側設定)
@インストール (PC側設定)
@通常NET接続 (PC側&HG側設定)
@各種設定
@参考メモ
@メモ紙の裏
top menu end
@比較
玄箱HG---->最近はHDDの価格も安くなり「バラ」で買うお得感がそれほどない。
入手が多少困難。
HD-HGLAN-->それなりに流通している為「バラ」で買うよりお得感がある。
内蔵HDDメーカーは選べないおまかせ品。
ファームウエアの更新も、多分サポートも、しっかりしてそうだ。
top menu end
@決まり事
1.操作の一切は、自分の責任にて行う事。
2.他人様に迷惑はかけない事。
3.納得出来ないことはやらない事。(間違っているところもあるので一応)
top menu end
@動作チェック(PC側&HG側設定)
HGの紙切れ説明書を見ながら操作してみる。
感想:静かジャン!簡単ジャン!遅いジャン?
電源ON、OFFがスイッチ押すだけで出来るのは良い感じ。
出来合い品はそれなりに使えるが、今ひとつ面白味がない。
top menu end
@決意
分解すると折角のメーカー保障が一発で無くなる。
よろしいですか? ・・・はい。
top menu end
@用意するもの
debian化する為に必要なものをセレクト。
*vine化もイメージファイルの変更で出来ると思われる。(未確認)
1.Buffalo社様より好評発売中の HD-HG***LAN本体
2.玄箱うぉううぉう♪様より Debian化最新イメージファイル -->有名サイトなのでググルと出る。
今回使用:debian_2005_08_21_dist.tgz
3.Buffalo社様より 最新ファームウエア -->有名なのでググルと出る。
今回使用:hglan147.exe
4.WindowsXPのPC(SlaveとしてHDDが接続出来れば何でも良い)
5.LANクロスケーブル1本 又は ハブ単体とLANストレート2本
6.プラスドライバー -->100円ショップなどで売ってる。
7.手持ちのHDD(載せ換える場合のみ必要)
8.Tera Term Proと日本語版パッケージ -->有名ソフトなのでググルと出る。
top menu end
@ファームウエアアップデート(PC側設定)
最新のファームウエアをダウンロード-->解凍-->実行-->動作確認
*何が変わったかわからん。
*別にしなくても良いかも。
*使うプログラムは、戻す時に使うので大切に保管しておく。
top menu end
@分解(HG側設定)
なぜ? EMモードと言うモードがあり、HDDに異常が発生した時・壊れた時・交換した時などに、出現するモード。
このモードとファームウエアアップデートを利用して元通り、すなわち初期状態に戻せる。
これを活用して、「ごにょごにょ」しようと言うことである。
*強制的にEMモードに出来れば、分解の必要がなくなる。
*もしかして背面の初期化スイッチを押すとEMモードになるのか?
1.電源プラグは必ず抜いておく。 -->感電防止。
2.プラスドライバーを使い分解開始。
3.内臓ファン隣のネジから外す
4.化粧板外し
5.側板外し
6.HDD電源コネクタ外し
7.HDD信号コネクタ外し
8.MAIN基板取り出し
9.スイッチカバー、LEDカバー類外し
10.電源基板付近ネジ外し
11.HDD固定フレームネジ外し
12.HDD取り出し
13.完了
top menu end
@HDDパーテーション削除(PC側設定)
*EMモードにする為だけの操作で必要に応じて行う。
*付属のHDDを使用する場合も手持ちのHDDを使用する場合も操作は同じ。
*手持ちのHDDがWindowsで使えるものであれば、ここは、やる必要なし。
*一度でもHGで使用したHDDは、この作業をやる必要あり。
*HDDは、MasterとSlaveがあり、PCに接続するこの時だけSlaveにする必要があり。
*USB接続タイプのHDDで操作出来る可能性あり。(未確認)
*くれぐれもWindowsのパーテーションは操作しないこと。
1.WindowsXPのPCにてHGに付属していたHDDのパーテーションを削除する。
2.PCにHG用HDDをSlave接続し、電源投入。
3.スタート(左)--->マイコンピュータ(右)--->管理(左)--->ディスクの管理(左)
4.ボリューム名も付いてない4つのパーテーションが該当するディスクである。
5.名もないボリュームをクリック。[X]で削除。4回繰り返す。
6.PCシャットダウン。
7.HDDを取り出し、HG用としてMasterにしておく。
8.完了
top menu end
@組立(HG側設定)
分解の逆の方法により、組立を行う。
*メモ省略
top menu end
@Debianイメージ加工(PC側設定)
イメージファイルをダウンロードさせていただき設定する。
1.最新Debianイメージファイルの名前を変更
tmpimage.tgz
2.圧縮ソフトにてzipファイルに圧縮。圧縮してから名前を変更。
image.zip
3.拡張子を変更
image.dat
4.最新ファームウエアプログラム内の、オリジナル「image.dat」をバックアップ保管
Debianイメージ加工ファイル「image.dat」と入れ替え
5.完了
top menu end
@LAN接続(PC側&HG側設定)
クロスケーブルでPCとHGをつなぐ。
*ハブでも良い。ルーター付きハブでは、何かと面倒だったので駄目。クロス直結が簡単。
1.PC電源ON
2.一時的に、PC側TCP/IP設定をIPアドレス 192.168.11.1
サブネットマスク 255.255.255.0
デフォルトゲートウェイ 192.168.11.1
3.HG電源ON 数秒置くとリンクが確立
4.完了
top menu end
@インストール(PC側設定)
1.PC側 HD-HGLAN FWUpdate.exeを実行
画面に従い操作
2.「ファームウエアの更新に失敗しました。」でDebian化成功!? 多分、落胆POINT
実際、動いているので、エラーは気にしないことにする
3.一時的に、PC側TCP/IP設定をIPアドレス 192.168.0.1
サブネットマスク 255.255.255.0
デフォルトゲートウェイ 192.168.0.1
4.PC側 Tera Term Proを起動
192.168.0.100にアクセス
5.ログイン出来る事を確認 優越POINT
login:tmp-kun
pass:tmp-kun
$ su
pass:root
6.パスワード変更とユーザー追加
必ずやる事。
方法はいろいろ。 -->ググって設定。
7.ネットワーク設定 難儀POINT
viエディタを使う。使用コマンドは、[esc] [i] [x] [ZZ] [:!q] 矢印カーソルのみ
[esc]キー コマンド前に打つおまじない
[i] インサート(ESC押すまで文字挿入できる)
[x] カーソル上の1文字を削除
[ZZ] 保存して終了
[:!q] 保存しないで強制終了
矢印カーソル 移動
# vi /etc/hosts
192.168.0.100 KURO-BOX -->好きに変える
# vi /etc/hosts.allow
ALL :192.168.0.0/255.255.255.0 -->好きに変える
# vi /etc/resolv.conf
nameserver 192.168.0.1 -->好きに変える
# vi /etc/network/interfaces
address 192.168.0.100 -->好きに変える
network 192.168.0.0 -->好きに変える
broadcast 192.168.0.255 -->好きに変える
gateway 192.168.0.1 -->好きに変える
PC側 Tera Term Proを終了
# exit
$ exit
8.HG電源長押しで電源をOFF出来る事を確認
9.完了
top menu end
@通常NET接続(PC側&HG側設定)
通常使っているNET環境に設定する。
1.PC側ネットワーク設定を、通常使う設定に戻す
TCP/IP設定など
2.HG、PCをそれぞれルーターやらハブなどに接続し、通信出来るよう設定
HGはインストールを完了しているので、LAN線をつなぐと接続できる、はず。
3.完了
top menu end
@各種設定
現状、パーテーションが自動で切られているので、何でもかんでもインストールする訳にはいかない。
atp-getしてみる。
webmin入れてみる。
自鯖にするなら、apache関係を入れてみる。
ファイル鯖にするなら、samba関係を入れてみる。(これだけの為なら、出来合い品のままで良いかも。)
top menu end
@参考メモ
1.ファームウエアアップデートプログラムでのパーテーションの切られ方
第1パーテーション=384MB or 376MB システム用(ほぼ固定)
第2パーテーション=512MB or 518MB スワップ用(ほぼ固定)
第3パーテーション= 残り全て なんでも用(HDDの容量による)
第4パーテーション= 64MB or 71MB 書き換え用(ほぼ固定)
*付属&手持ちHDDなどを付け替えた結果
@
@
@
@
@
top menu end
@メモ紙の裏
・化粧板が汚れていると思ったら、保護シールが貼ってあるようだ。
・外見はMade in Japan。基板はMade in Taiwan。
・付属のHDDは、MasterでもSlaveでもないジャンパー無効設定だった。
・HDDを留めるネジは2本だけだった。
・まっさらのHDDを乗せ換えして、ファームウエアアップデートプログラムを起動するとEMモードになる。
・パーテーション削除してファームウエアアップデートプログラムをあてると、買ったまんまの初期状態に戻せる。
・期待してなかったが、やはり反応が遅い。
・反応は遅いがlinuxの勉強には良い感じ。
・簡単にパーテーション切り直せる方法ないかね?
top menu end
作成者:hiro_yuke
フリーリンクです。
http://www10.plala.or.jp/ariel-h/
2002-2005 (c) Copyright hiro_yuke. All rights reserved.