***記録保存用「(旧)掲示板」は薬物の販売サイトなど

不正な書き込みが続きますので閉鎖しました。***


緊急特集 2001.9
「米同時多発テロ事件への会員の声」

世界を震撼させたニューヨークの貿易センタービルを始めとする米国内で起こされた同時多発テロ事件についての意見を、石井(修)さんが電子メールで求めたところ多くの会員から直ちに声が寄せられました。その内15日までに届いたものを到着順に掲載します。(広報部・本間)

皆さんの意見を寄せて下さい
石井 修一
「無差別テロの恐ろしさをTVを通じて知りました。
旅客機の乗客は勿論、ビルに居た人々、消防の人まで犠牲になったのです。
米国の政策が全て正しいとは言えないでしょうが、その間違いをテロの手段で思い知らせると言うのは暴挙です。犠牲になる無辜の民(昔の表現でごめんなさい)は堪ったものではありません。
諸兄、諸姉のご高見を開陳願います。

戦争だけは回避しなければ 
廣瀬 勇
全く同感。
Intifadaの少年兵の写真を見ていますが、戦争だけは何とか回避したいものですね。
日本のジャーナリズムは、日米偏重の嫌いがありますね。従って、外交政策も然りです。真にグローバ リゼーションが必要なのはこの分野ですね。

テロの土壌の根絶を
平木 宏佳
ニュースの第一報を聞いた途端、パレスチナ問題をめぐるテロ事件と思い込んでしまいましたが、その後の情報で当たらずとも遠からず、真相は不明という感じになっています。仮にパレスチナ問題に根ざすとしても、紀元前の歴史が、現実の政治の課題として存続し、凄惨な衝突の絶えない中東問題というものは、小生には、何度聞いても理解を超えるものです。しかしながら、知識不足は棚上げにして思うところは、イスラエルの建国をめぐる国際政治のボタンの掛け違いが、解決の糸口を見つけられない今日の状況を作り出したこと、もうひとつは、あまり頭の良くない、粗暴な人格の持ち主と言われる人が、米国の大統領になったことが背景にありそうな気がします。
テロの卑劣なこと、特に今回のやり方が終始悪意に満ちていることには、許しがたいものを感じます。一方、テロしか生き延びる道がないところまで相手を追い込んだとしたら、テロだけを非難することで問題は解決しないだろうと思います。

報復だけではテロは無くせない
井芹 信光
9/11に起きた米国での多発テロ事件の余りにも卑劣で残虐な行為に対し、怒りが収まりません。世界貿易センタービルに激突した767機の姿には本当に信じられませんでした。まるで映画のシーンかと思うばかりでしたが、これが現実とは。いずれにせよ関係のない一般市民が多数犠牲になり、心が痛みます。何故、簡単にハイジャクされたのか。ナイフの持込を阻止できなかったのか。残忍なテロリストたちが一日も早く逮捕される事を願っています。アメリカは報復措置を取るようですが、それだけではテロ行為を無くす事は出来ないのでは・・・

お粗末な我が国の危機管理
蟻坂 昭平
あの事件の第1報がTV画面に流されたとき、私は家内と今週の予定などを話し合っていたときで、それまでTVの画面はドラマが流れていました。
一瞬??ドラマの中で映画館の中のワンシーンが流れたのかなと思い次の瞬間、あれはツインタワーだ!なんだこれは!!本物だ!それからずーと夜半までTVの前を去る事ができませんでした。事実が明らかになるにつれて、直ぐ気掛かりになったのは、米国の「報復=壊滅作戦」そのまた「報復」の際限の無い悪夢です。
もう一つ「航空機の安全確保」「乗員の方達の不安」機長組合のホームページを直ぐチェックしましたが、まだ何にも声明などは出されていません(9月13日夕方現在)。テロリストの「報復」は今回の事から判るように「何でもあり」想定困難な方法でしょう。
「日本」も米国の同盟者として標的にならないとは限りません。しかも我々日本人には理解困難な「宗教」「民族」問題があるだけに米国の言う事だけをうのみにして事を理解しようとする「危険=テロの敵になる」恐れがあります。
日本の危機管理がお粗末な事は、第2時大戦からこのかた最近にいたるも誰の目にも明らかです。今回の事についても、最近米国からは「テロの恐れがある」との通報があったにもかかわらず、外務大臣やトップに伝えられていなかったとの報道があります。
乗員達の「心配」はいかばかりかと思います。これから色々な要請が出てくると思いますが、十分見守って我々が納得できるような方法で、一般国民を守り、愚かな「報復の繰り返しや、民族皆殺しなど」をさせないようにする必要があるでしょう。
現在私は、色々なホームページの掲示板を読んで、皆さんがどんな意見を持っているかをチェックしています。皆さんも時間が有ったら、それぞれさまざまな意見交換をチェックしてみてはいかがでしょうか。

目には目をの危険を感じる
市本 淳
私は15日〜17日ニューヨークに滞在の予定でしたので大変なショックでした。旅行の手配が全て整った時点でです。テレビのニュースを見ながら悩みは複雑でした。
私の印象は
1)湾岸戦争の時もそうでしたがほとんど実況ナマ中継でテレビでくり返し報道されている現実です。当事者でない者には、大リーグや大相撲の中継とどれほどの違いがあるのか考えさせられてしまいます。
2)国対国の戦争もひどいものですが、このようなテロはほとんど予見し得ない人々を巻き込んで実行されることです。これはどんな理由があろうと許されないことです。
3)目には目をでブッシュは報復を示唆していますがアメリカがどうするのか大変な危険を感じます。
4)小泉首相の事件への対応を見ていて底の浅いのにあらためて驚きました。あまりにも腰ぎんちゃく的で日本の主権は何処にいったのかと思います。彼等から見れば日本もアメリカの一部とみなされても仕方が無いでしょう。
5)マスコミの報道のありかたにも疑問があります。
ニュースの99%がアメリカ発でそのまま垂れ流しといった状況です。まるでニュースショウです。日本のおかれている状況、現実をもっと客観的に報道すべきと思います。
私たち4家族8名の退職慰安旅行はニューヨークをキャンセルしてコースを変更し、バンクーバー〜モントリオール〜トロント〜カルガリー〜バンクーバーとしました。14日にチケットの変更をして出発する予定です。

想像も出来ない大事件
高橋 孝雄
まさに「晴天の霹靂」以上の想像もできぬ大事件でした。
(NYC旅行を計画している市本夫妻達の)もしどちらかのSKDが数日ずれていたらと思うと、そのショックの大きさは当事者でないとわからないでしょうね。15日に出発予定と聞いておりましたので日程変更かなと問い合わせのメイルをと思っていたところ貴信をRCV.8人の侍に「一路平安」

暴力での制裁にはノーを
矢野 京子
暴力での制裁には世界中からノーと言わなければなりません。報復しあっていては地球は自滅の一途を辿るでしょう。湾岸戦争のとき、強くやめろと言えなかった地球上の人達に最も最悪の事態で問題を突きつけられたのではないでしょうか。

愚かにして残忍な悲しい行為
本間 隆雄
今年6月中旬、テロ事件の現場となった貿易センタービルの在るニューヨーク・マンハッタン地区に、一週間滞在したこともあって惨状が目に浮かぶようです。
人間という名の動物が、どれほど愚かにして残忍な行為を、しかも、そのために全知全能を傾注して実行しうるかを実証したような、信じがたい悲しい事件です。
犯人の組織はまだ確定していないとはいえ、イスラム原理主義者の一部であることだけは確かなようですが、愚かさと言える面では彼らが「悪魔」と憎む米国の為政者にいささかの打撃も与えないばかりでなく、反対に、傲慢で大国主義的なその行為に免罪符を与え、援護射撃を行ったような結果となった現実を見れば明らかだと思います。
そして、残忍さの面では数千人の全く無関係な人々の生命を道連れにした事実だけで、他に言うべき言葉が見つかりません。唯一つの救いは、標的が原子力施設でなかったことです。もしこれが選ばれていれば、被害者は数千ではなく、数十万から百万を超えていたことを考えると戦慄を覚えます。


恐ろしい時代になりました
坂本正行
全く恐ろしい時代になりました。なぜ米国でテロが発生したかの原因をしっかり見極めないとテロの撲滅にはなりません。今回のテロ事件は、アメリカが恨みを買う政策の結果だと思われる。報復攻撃を実施すれば、報復攻撃を招く結果となる。これは必然の理である。誰がテロを実施させたのか? 犯人も明らかではない。アメリカはビンラビン氏を犯人と決め付けているが、証拠はあるといいながら戦略上明らかにしないと明言している。証拠があるのなら戦略上でも明らかにすべきである。この件については米軍の沖縄における暴力事件についてアメリカ政府の対応のずさんさと同じに思える。正式な手続きにより裁判をしようとする考えはない。疑わしき者は罰する姿勢である。アメリカの正義はここまで地に落ちたかと残念である。
 このところイスラム社会とキリスト社会の争いに置き換えられつつある。キリストの教えは『愛』であった。十字軍の遠征は誤りであったとローマ法王は昨年認めている。キリスト教は多民族の宗教を認めない宗教ということになる。「宗教の自由」は何処へいったのか。
 天正時代、日本にキリスト教が持ち込まれた。日本は西洋の珍しい文化に憧れ、それを取り入れようとした。ところがイエズス会の方針として、当時の交易船には必ず宣教師が同船していて、キリスト教の布教を条件として交易が行なわれた。九州の大名が次々とキリシタン大名となったゆえんである。かれらキリシタンは死ねば天国に召されると信じ、迫害をも恐れず殉死したと伝えられる。イスラム教の社会と同じである。
 植民地政策の基では、キリスト教の神への忠誠心は美化され、他宗教を迫害したことも事実である。
 テロ行為というのは、強力な権力に対しては正規軍では戦えないので、苦肉の策として不意打ちを食らわせることではないだろうか。最近の事件を見ていると、抵抗できない幼児を虐殺したり、年寄りを殺したり、後から集団で襲って金品を奪うなど、最近の日本の社会もテロ行為そのものである。責任を共わない自由と、無責任と我がままの蔓延する日本社会を反映しているのであろうか。
 テロにより新政府を作った国がある。日本である。明治維新といわれ、現在も政府主導の政治がまかり通っているのは、テロ活動により明治新政府が成立したからに他ならない。明治維新を築いた人々は、若年の暴走族であった。目には目をの考えで暴れん坊を集めて結成したのが新撰組である。調べれば調べるほど、最近の世界情勢と重なってくるから嫌になります。維新の志士の目的は、唯一つ、国のためでもなければ、平和の為でもない。天下を取って帝国主義を通すことであった。
 新政府の役人は汚職をし、国民から税金を取り立てた。一揆が多発したのは徳川時代よりも、明治の法がはるかに多い。士族階級は不用とされリストラの対象となった。徴兵制度を採用したから武士の必要が無くなったからである。富国強兵のために軍備を勧め、日露戦争で勝利を収めるなど、日本の軍国主義は留まるところを知らなかった。皇室をうまく使って、錦御旗を引っ張り出して、総ての悪事を押し隠したのである。
 アメリカは大国らしく、或いはキリストの愛の精神で、総てを許し、新しい世界の再建国として頑張って欲しい。報復では解決できない。地球の環境を更に悪化し、破滅に追い込もうとしているのはアメリカである。これは小説の世界ではない。現実の問題である。
日本は環境問題では、京都会議所など中心となって環境問題と取組んできた。また軍備縮小も副議長として前向きに取組んできた。憲法九条戦争放棄の名に相応しい行動である。カンボジヤ戦線後、平和の名のものとに武器を集めて焼却処分にしてきた。どんなに焼却処分にしても、アメリカが製造する武器が大きく出回っていて間に合わない。アメリカは軍縮どころか武器商人として扮装地帯へ輸出している。自由と平和の名の基にである。
小泉総理がいみじくも言った「災害難民の援助をする」と……。ぜひ敵味方の区別無く災害援助に力を尽くして、世界平和に向けて大きく一歩を踏み出して欲しい。戦争によって大きな犠牲を払った日本である。世界のどの国よりも戦争の悲惨さを体験した国民である。日本は総ての武力行使を止めて話し合いで解決したい。人間は基本的には平和を求める。ニューヨークのテロ事件でも、多くのボランテアの活動、勇気を持った若者の美談も多い。感情にはしって報復行動に出るのは、真に勇気ある者の行動とはいえない。
日本は平和の使者として、医療活動、避難民活動に徹すべきである。減反政策も直ちに止めて、避難民に米を支給しよう。仏の慈悲があるならば、キリストの愛があるならば、戦争を放棄して平和に解決しよう。これからの人類子孫のためにも……