ウブドのダウンタウンの店先で昼寝中の犬。
 バリにはいたるところに放し飼いの犬がいる。半分自給自足らしく、太った犬はいない。交通ルールがあるのかないのかという町中を堂々と横断したり、寝そべったりしている。
 但し、ホテルの入口でセキュリティー管理の任務につく犬は同じ犬とは思えない堂々とした体格と、風格。
 
 バリでは最近おしゃれな雑貨がいっぱい売られるようになった。代表的なのが、アタ(水草)細工。夏にぴったりのバスケットが店先に並んでいる。
今回もまた2つを購入。
 そのほかには、自然素材と名乗った石鹸やアロマグッズが大人気。ただ、どこまで自然の素材かは疑わしい製品が多い。
 ウブドの王宮前でお供え物の準備をする女性たち。椰子やバナナの葉で編んだかごに花やお米、ビスケット、お線香などを盛り付ける。
 
 ウブドのカユマニスを出て、村を散歩して知り合ったのが、IWAYANさん。村の様子を写真に撮っていた私たちに、「バリの家の様子を見せてあげよう」誘ってくれた。
 ここは、台所。料理は薪でするみたい。
 そばにあったシフォンケーキも切ってくれた。あっさりとした甘さで美味しい。
 IWAYANさんも弟さんも、バリ絵画の絵描きさん。カユマニスでドライバーの仕事をしたりするけれど、絵を描くのが本職らしい。バリの山間の様子を描いた作品。
 ウブドはバリ芸術の中心地だ。
 同じくIWAYANさんのお宅の敷地内。右の木の向こうに見えるのはご先祖様を祀る祭壇。バリの伝統的な暮らしは、一族が棟は異にするものの同一敷地内に住むスタイルらしい。
 IWAYANさんも弟さんを含む、親類でこの敷地に住んでいる。屋敷の調度類はバリ様式で、とても立派。
 思いがけない好意を示してくれた彼と、別れ際に住所を交換して、手紙を送ることを約束した。
 ウブドから、ジンバランに向う道中、バティックの工場に立ち寄った。布地にデザインを描き、ロウを乗せて行く。
 興味深くその様子を眺めていると、夫のTシャツに即興でバリの風景を描いてくれた。
 ネイルアート。手と足に、ハイビスカスの花を描いてjもらった。手足合わせて、1300円程度。
 綾夏はこういうときに必ず言うのだ。「ママだけ、いいな〜」と。
 前回と違い、リフレクソロジーやアロマトリートメントの施術をするようになってから爪が短いのが残念。
 アユン川でのラフティング。深い渓谷と鬱蒼としたジャングルを楽しむ暇もないほどのスリル溢れる2時間、9キロの行程。かなりの高低差から滑り落ちたり、岩に激突したり、渦に巻き込まれたりして、大声でシャウト!
 ラフティングの後は、ビュッフエのランチ。これがアクティビティーに「付いている」ランチとは思えない美味しさ。
 バリ到着後に探したこの日帰りツアーは、ラフティング、ランチ、ショッピング、ウルワツ寺院、ケチャックダンス鑑賞、ジンバランビーチでのシーフードの夕食がついて、78ドル。終日(8:00〜21:30)、私たち二人にガイドさんと運転手さんがついての値段。大満足。
 11世紀に建立されたウルワツ寺院は、70メートルの絶壁に位置している。海に沈む夕日と寺院のシルエットが美しいので有名。夕日を眺めながらケチャックダンスを鑑賞するが、あまりにjも観客が多く、ダンスをする場所がないほど。幻想的な雰囲気を楽しむ余裕もない有様だったのが残念。ケチェックダンスは村の男性が仕事を終えてから参加するらしい。収入は個人へのギャラにはならず、すべて村の共有の財産にするらしい。
 
 この寺院の遊歩道には、いたずら猿が出没するので、カメラや手荷物、帽子、めがね、ピアスに注意といわれていたが、ピアスは大丈夫だろうと油断したのがいけなかった。買ったばかりのシルバーのピアスを一瞬で取られてしまった。猿のくせにピアスなんかどうするのさ!
 クタの歩道。いたるところに、こんな風に穴が開いている。特に子供やお年寄り、夜間は危ないことこの上ない。これはウブドでもそうだった。うっかりすると大怪我をする。
 私も、歩道の段差に足を取られて、派手に転んで大アザを作ってしまった。
 このように、地面に置かれたお供え物は悪霊のためのものらしい。朝には、悪霊が地面から地上に出てくるのを防ぐために、お供え物を置く。
 神様へのお供え物は、高い祭壇に置かれる。

 バリではいたるところでこのお供え物を見る。いたるところに精霊が潜んでいる。