今回の海辺の滞在は、ジンバランのリッツカールトン。
 車を降りると、プルメリアのレイとトロピカルドリンクのサービス。プルメリアの花の香りに包まれながら、綾夏とのハワイ旅行を想い、ただ切ない。
 リッツカールトンはホテルスタッフの日本語も上手で、パンフレットやメニューも日本語併記。洗練されたサービスがカユマニスに比べるとかえって寂しかったりする?
 
 ホテルのエントランスの向こうにはプール、そしてその先には、インド洋が広がる。
 このあたりは何もない漁村だったのが、最近、高級ホテルができ、それにつれて、レストランやスパも増えてきているらしい。
 ホテルは、オーシャンビュールーム。手入れの行き届いた芝生と、南国の花々を配したトロピカルガーデンの向こうに海が見える。
 プルメリアのレイを首に、デンファレを髪に、部屋で記念撮影。
 ホテルの庭から、海を眺める。海にせり出すブリッジのようなものが見えるが、ここの先端がロマンチックディナーの場所となるらしい。
 ホテルには、非日常の空間が広がる。様々な種類のレストラン、ジム、ゴルフ場、趣向を凝らしたプールやプライベートビーチ。これらのどの空間にいても、手を伸ばせば、快適さが手に入る。隔絶されたホテル外の世界では考えられない金額と引き換えに。
街で食べるナシゴレン(インドネシア風炒飯)は200円程度。ホテルで食べるそれは2000円程度。すべてがそんな具合。
 ホテルの入口でのセキュリティチェックは厳しい。ホテルの敷地に入ってから、エントランスまで、ブーゲンビレアの咲き誇る道を延々と車で走らないといけないので、ホテル外に散歩に出ることはできない。ホテル外の世界とは隔絶された、ここは、壮大な人工リゾートだ。清潔で、快適で、そして私たちが思うエキゾチックさが演出されている。