ビーチのホテルは、ブノアのコンラッド。プールの青、海の青、空の青。椰子の木とプルメリア。これぞリゾート。
 ウブドから車で1時間あまりで全く違う表情を見せるビーチに着く。
 ウブドでの虫刺され跡に薬を塗って、その上に日焼け止めをたっぷり重ねたら、水着に着替えて、さぁ、ビーチへ。
 
 乾季の真ん中、お天気は毎日晴れ。
今度は潮の香りをお腹の奥まで吸い込んでみる。日本に帰るとエステテッィクサロンできっと怒られるだろうけど、少し太陽を浴びてみる。
 コンラッドに泊まると、かわいいお猿さんのぬいぐるみと、カメ君のお風呂のおもちゃがプレゼントされる。いつも旅行に持ってくる綾夏のお気に入りパンダのぬいぐるみを部屋において夕食に出かけ、部屋に帰ってきたら、お猿さんとパンダが並んでベッドで待っていた。ベッドメーキングのメイドさんの茶目っ気のある演出に思わず微笑む。

 中学生の綾夏は、こっちの世界にいれば、バカンスどころでなく、塾で夏期講習を受けていたかもしれないね。
  バリでは何時に夜が明けているんだろう。毎日目覚めるまで寝ていられる贅沢を満喫し、バリでは9時間は眠っている。日本では、6時間も寝れない。眠くてだるくて起き上がりながら胸がむかつくときもある。

 何より、コンラッドで感動したこと。それはスパでのマッサージのレベルの高さ!今まで経験した中で最高の手技だった。最終日に例年通りお腹を壊して動けなかった夫の分まで時間延長してもらって堪能することができた。