| 10〜11世紀頃、地中海に君臨したイタリア最古の海運共和国であったアマルフィ。険しい崖に張り付くように家々が建ち、レモンやオリーブの木々が繁る。 このアマルフィ海岸は、世界遺産にも登録され、8月の今の時期には、リゾート地としてバカンス客で賑わっている。 写真にもある小さな港から高速船で15分で、エメラルドの洞窟に行くことができる。エメラルドの洞窟は鍾乳洞で、海底から差し込む太陽の光で水面がエメラルド色に見えるが、思ったより小規模だった。 |
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9世紀に建てられた、街の守護神、聖アンドレアを祭る聖堂。光の加減によって表情が変わる緻密なモザイクづくり。階段を上がって正面から左に進むと、2本の円柱が対になった尖塔型のアーチが交差する「天国の回廊」や地下聖堂が。 時おり、聖堂の鐘の音が、小さなアマルフィの町に響く。大階段は、買い物や観光に疲れた人たちの絶好の休憩所。 |
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目抜き通りには、様々な土産物屋が軒を連ねる。写真の店では、唐辛子を糸で括って吊るして売っているのがとても綺麗。また、向かって右には名産のレモンも見える。レモンは、日本のレモンの1.5倍〜2倍の大きさ。もちろん、ワックスも防腐剤も無縁の素朴な姿。 |
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| アマルフィでは、名産のレモンを使ったシャーベットやアイスクリーム、またシューの中にレモンクリームの入ったデリツィア・アル・リモーネなどお菓子もいろいろだけれど、辛党の私は関心がなく、眺めているだけだった。 レモンを使ったお酒がアマルフィ名物のリキュール「レモンチェッロ」。様々な趣向を凝らしたガラスの瓶に入ってお店のウィンドウを飾っている。実は私自身は、レモンチェッロの美味しさに目覚めたのはローマに行ってから。アマルフィでは、こんなに甘いお酒は飲めないと思っていたのに、ある日、食事の最後に(このお酒は食後酒)いただくと、美味しいのにびっくり。デザート代わりの至福の一杯・・・アマルフィでもっと飲めばよかった! |
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| 今回の宿は、断崖に面してたたずむホテル、ルナ・コンヴェルト。客室は海に臨み、アマルフィ海岸が眼下に広がる。5月はじめに予約したときには残室すでに3室のみ。 建物の外階段をブーゲンビレアの濃いピンクが彩る。 |
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| ホテル、ルナ・コンヴェルトの回廊。このホテルは12世紀のカプチン派の修道院を利用したホテル。天井のフレスコ画や壁にかけられた古びた宗教画が当時の面影を伝える。 私が泊まった客室にもこの地独特のタイルが使われていた。 |
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| ホテル、ルナ・コンヴェルトの中庭にはレモンの木。果実からはもちろん、葉を強くこすると目の醒めるような柑橘系の香り。 中庭の中央には、昔紙梳きに使った古井戸も残っているが、今、覗き込むと、井戸の主の大亀がのっそりと水面に上がってくる。 ソファーに寝そべって風に吹かれているとここが修道院だった時代にタイムスリップしそう。 |