四国巡礼の旅

 この夏の暑さはすざましかった。 四国はもっともっと 暑かったと言う。 その暑さの中を 日中 2・30キロ あるくと しまいには意識が朦朧としてきて  生きながら 死の国をさまよっている 心地になってくる と言う。
 さて、 婆娑羅には いろいろな有名人が いらっしゃる。 だが、この方 以上に有名で、 世間から ほめられたり、マスコミから 誹謗 中傷を浴びたりしている方は ほかにいない。 8月の四国巡礼もマスコミにつかまり ワイドショーねたになってしまった。 そう、 菅直人であります。
 先日、ひとり 下駄バキで やってきて、 芋焼酎をあおり サンマの炭火焼きを うまそうに たいらげ 実に満たされた風でした。 
 やがて、 おおかたの客が ひけたころ 話しはじめた。
 寺の宿坊に泊まる時、 名前を記帳する。 それを見た住職は ニンマリして 「本当の菅さんですか。」 と、、、。
 ひそかに 知人のいる地元テレビ局にリークしてしまい、 翌朝の大騒ぎになってしまった そうである。 2・3日のテレビ取材はあったが 汗をポタポタ流しながら歩き続けていると 本物とさとって 取材尾行はなくなった。 何か行動すれば 色々注釈をつけられ 騒がれるのは 有名人の宿命である。
 しかし、この巡礼は 本人の思惑からはずれ、 政治的パフォーマンスと言われ、はたまた、四国巡礼の宣伝に使われ、にぎやかな旅の始まりのようでした。
 政界という娑婆に生きる男が 巡礼を終え 一人 サンマを食い 芋焼酎をあおる姿は 爽快である。 再び、政界の中枢で 活躍されることを念じて、、、。

 追記
 14・5年前 R・ストーンズ公演のチケットが なかなか手に入らなかった時 俺は 管さんに 「その政治力を悪用して チケットを手に入れてよ、。」と頼んだら、数日後、 選挙運動中の 菅さんは マイクを手にして 車の上から 「大沢さん R・ストーンズのチケットは 手に入りましたか。 お役にたてなくてすみません。」
 街中に響きわたる デカイ声で 逆襲されてしまいました。

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