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2004/06
2005/06改定
2007/04改定

 
【パルの健康診断】パルの血液検査と尿検査について簡単にご紹介します
 健康に関しては、飼い主さん本人が、愛犬バセンジーにとって最高の健康管理者であることをまず確認しておきましょう。愛犬の健康上の変化は生活を共にする飼い主さんが最初に気づくはずですし、またそうでなければ幸せなバセンジーライフを分かち合うことはできません。こと愛犬に関してはかかりつけの獣医さんではなく、まず飼い主さんが健康管理のエキスパートであるべきだと思います。

  さて、愛犬の健康診断に血液検査や尿検査は有力な手段ですが、その結果にはあまり一喜一憂しないことです。食前・食後・食間によって数値は大きく違います。また、どこかに身体をぶつけただけでも血液の検査数値に変化が出るそうです。もちろん病気の診断に行われる血液検査ではある特定の検査項目や複数の項目の数値が判断材料になりますが、普段の健康チェックのための血液検査では、その時の数値そのものもありますが、むしろ時系列での変化を見ることが重要と割り切って、獣医さんとの情報交換にウェイトをおくといいと思います。近頃気になる愛犬の心配事もその時に相談します。数値の絶対値が大きい場合や数値に大きな変化があれば、更に十分な説明を求めましょう。状況によって適切な処置を施してもらえると思います。それから、バセンジーによくみられるという遺伝性の腎機能疾患ですが、パルのかかりつけの獣医さんによると、血液検査の数値が大きく変化してくるのは症状がだいぶ進行してからなので、やはり普段から多飲・多尿・頻尿など愛犬の様子に気を配っておくことが大切だそうです。もちろん定期的な尿検査(尿糖 尿タンパクなど)も有効ですね。

 パルは2002年の夏から健康管理のための血液検査・尿検査を始め、ほぼ一年ごとにチェックしています。検査料は結構高い(パルの場合血液検査9000円、尿検査2000円)のでそう頻繁に行う必要はないと思います。また定期的には尿検査を実施し、問題があれば血液も検査してもらうという方法もあるでしょう。

    【参考1パルの血液検査数値推移 
    【参考2】パルの尿検査数値推移
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【血液の採取】
パルの場合は、獣医さんが前足の静脈から小型注射器1本分くらいの量を採ります。身体全体をやわらかく包み込んであげるように支えて安心させてあげましょう。顔を飼い主の腕に押し付けてじっと我慢してます。ちょうど子供が注射器を見ないで予防接種を受けるような感じです。


【尿の採り方】
朝一番の新鮮な(と言うんでしょうかねぇー)尿を採取します。容器はきれいに水洗いしてあれば、右の写真の真ん中のアクリル容器(100円ショップで売っている)とか、ガラスの容器でOKです。また病院に話せば右側のような容器と採取用のスポイトをくれます。雄の場合、採取は比較的楽ですが、雌の場合には平たい容器に採ってから別容器に移すといいでしょう。ポリ袋に採ってもいいそうです。採る量は5cc〜10cc位でよいようです。採取後はなるべく早く病院に持ち込みましょう。通常20分ぐらいで結果が出ます。


【パルの療養日誌】
2004.5.15
2004.5.13

定期健康診断の尿検査で「ストラバイト」結晶が認められました。尿を弱酸性に保つために処方食「Hill's PRESCRIPTION DIETc/d」を食べることになりました。
尿の再検査を行いました。ストラバイト結晶は出ませんでしたが、大事をとって引き続き同じ処方食を継続することにしました。その後の検査でも数値は安定。
(以後2007年3月まで上記処方食継続)
2007.3.17  混合ワクチン接種のため「くわはら動物病院」へ。定期健康診断も同時に行ったところ尿に糖が出ていることが判明しました。(混合ワクチンは延期)
通常は血糖値がかなり高くなると尿糖が出始めるとのことですが、パルの血液検査の血糖値は正常の範囲でしたので、腎臓機能の障害により尿中に糖が放出されている可能性が高いとのことでした。また血液中の糖だけでなくカリウム※の値も正常範囲を下回っていますので、老廃物がろ過された後に糖やカリウムなどが再吸収されずに出てしまう症状のようです。(バセンジーに特有と言われる遺伝性腎機能障害ファンコーニ症候群」であるかどうかは治療の過程で究明することになりました。どちらにしても治療方法は同じ内容の対処療法を行っていくしかないとのことです。)また腎臓の障害なので、常に膀胱炎などの併発に注意しなければいけないの注意がありました。そういえば、昨年の秋ぐらいから、パルの毎日の飲水量が少し多くなってきたかなという感じはありました。もともとパルはあまり水を飲むほうではなかったので、暖房などの関係かなと思っていました。病院の話ですと、50〜60ml/kg/day(1日あたり1kgで50〜60ml)がおよその基準だそうです。パルは約13kgですので、50〜60×13=650〜780mlが標準いうことになります。(3/17〜3/24までのパルの飲水量を記録したところ平均値は約800mlでした。)
※カリウムについて:低カリウム血症は筋力低下,反射低下,麻痺を引き起こすことがあり、また高カリウム血症が高度な場合,心不整脈が起こりうる。
2007.3.24  尿の再検査を実施しました。やはり糖と、今回は「尿円柱」と呼ばれるものが検出されました。これには腎尿細管の障害が疑われるとのことでした。尿蛋白の検査も別機関に依頼することになりました。
2007.3.28  蛋白尿の検査結果は「境界蛋白尿」とのことでした。(検査数値は「パルの尿検査」参照)。処方食のサンプルをもらい、食べることが出来るかどうか試食をすることになりました。また、血液中のカリウム不足を補うために、カリウム補給剤アスパラ-K(TA102)服用を今日から開始しました。(毎日2錠 2週間毎に血液検査によりカリウムの増減をチェックし安定した数値維持を目指す)
2007.3.31  処方食「WALTHAM腎臓サポートRENAL」に切り替えました。ひと月を目途に尿検査を実施予定です。パルにとっては美味しいとは言えないようです(苦)。
2007.4.7  血液検査を実施。血中カリウムは前回2.8から今回3.3に増加。とりあえず効果が確認でき、引き続き服用を行い2週間後に再検査となりました。
2007.4.21  血液検査を実施。血中カリウム4.0まで増加し、一応正常値の範囲内までに回復しました。同量服用を継続し2週間後再検査予定です。また、処方食に切り替えて1ヶ月となる今月末を目途に尿の再検査も行うことになりました。
2007.5.4
@血液検査実施。カリウム値3.7。カリウム補給剤アスパラ-K(TA102)服用継続。A処方食(WALTHAM腎臓サポートRENAL)開始後一ヶ月、尿の再検査を行いましたが、尿糖が認められ、別の検査機関による蛋白検査でも「尿中蛋白/クレアチニン比」の値4.9と前回と比べて改善が見られなかったので、「エナラプリル」(商品名エナカルド)という心臓系(血圧系)の薬を服用し様子を見ることとなりました。この薬の服用で腎臓機能が改善する臨床ケースが確認されているのでパルにも試してみることとなりました。
2007.5.19 上記2種類の内服薬をもらいました。
2007.5.27 引続き上記2種類の内服薬をもらいました。
2007.6.10 @血液検査実施。カリウム値3.6。補給剤服用継続です。A尿検査実施。やはり尿糖はあるとのこと。蛋白について別検査機関に検査依頼しました。Bフィラリアの検査は陰性でOK。11月までの6回分をもらいました。
2007.6.16 尿蛋白についての検査は「尿中蛋白/クレアチニン比」の値0.52と特段の変化なく、「エナラプリル」(商品名エナカルド)服用の効果は認められない為、服用を中止し、経過を見ながら対処療法を続けることとなりました。



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