■現在、メインで使用しているベースです。
それまでも、やはりアトリエZの5弦を使用していたんですが、「もっと自分のサウンドを
追求したい」という欲求から、Jhonnyさん(本橋社長)にご相談し、いろいろアドバイスを
頂きながらオーダーした1本です。
使用開始からまだ2年目(2004年6月時点)ですが、よく鳴ってくれています。
自分の求めていた音が出せるし、スタンディングのポジションでもすごく弾きやすいので、
気持ちよ〜くプレイできます。
■基本仕様は「M#265/’70」ですが、自分のこだわりの部分を、いくつかオーダーに
反映していただきました。
以下に、このベースのオーダーのポイントをいろいろお話しますね。
■ボディ材はアッシュですが、私は重いベースが大好きなので、今回ヘヴィウェイトタイプで
お願いしました。
前のベースは軽めのもので、音的にそれほど問題はなく、また体への負担も少ないので
良かったのですが、スタンディングでプレイする時にフィット感がやや少ないのと、
ヘッドが少し重く感じていました。
ヘヴィウェイトにすることにより、この辺は完全に解消されました。
スタンディングのプレイでも安定しており、スラップもしやすいです。
また、音については倍音の出もよく、深みのあるサウンドに貢献しています。
■ネック材(&指板)はメイプルですが、柾目材にしていただきました。
強度の面で有利だと思っています(もともとメイプルは反りに強い材ですが)。
音の面でも有利に働いているようで、鳴りを良くしている要素のひとつだと思ってます。
■ブロックポジションマーク・セルバインディングについては黒にしました。
これは、前のベースもそうだったのですが、せめてこういうところで自分の個性を出そう
という思いですね。
あと、白のバインディングは年数が経つと、日焼けとかで黄色みを帯びてきてしまうのですが
黒だと目立たないだろう、っていうのもあります。
■ヘッドアジャストのロッドは、ほとんどルックスによるチョイスです(^_^;)
(もちろんMMさまと同じ、っていう意味です)
ただし、これも多少は音に影響するとのことで、良い方向に影響してると信じてます。
■カラーは、VN(ヴィンテージナチュラル)をチョイスしました。
アッシュ材は割と白めの材ですが、年数が経つと色が濃くなり、渋く枯れたイイ感じに
なります。
老い先短い私の場合、そんなに長くは待てないので(^^ゞ、最初から枯れた色合いを求めて
これにしました。
最終的には、basicさんにあったVNのモデルを見て「これしかない!」と。
■ピックアップフェンスはかなり前から使っているので、これなしのプレイは考えられません。
スラップの際の力加減のコントロールがしやすいですね。
ただ、青木さんもおっしゃっておられたのですが、フロントPUのあたりは指弾きの時の
けっこうおいしいポジションなのですが、フェンスによってここが使えなくなります。
この不利を少しでも解消しようと、通常の半分の幅のフェンスがアトリエZで昨年開発
されました(ZPF-2500)ので、私も即これに付け替えました。
これによって、音の幅が広がったのは言うまでもありませんが、私の場合、別の観点でも
悩みが解消されました。 これについては、ちょっと長くなるので別の場所で詳しく
お話しようと思っています。
まさに「百利あって一害なし(青木さん談)」です(^^♪
■このベースをオーダーしようと思ったきっかけとなったのが、ピックアップです。
NEWパッシブタイプ(NEW JBZ-5-17 PASSIVE)がちょうど新しく開発されたということで
いろいろJohnnyさんからお話を伺い、これなら自分の求めているサウンドが実現できる
のではないか、と思いました。
これまでのマグニチュードPUは安定した音で充分満足なのですが、NEWパッシブは
これに加え野性的なサウンドを合体させたような感じで、私の求めていたサウンドが
得られました。
正直いいますと、マグニチュードPUの場合、パッシブにした時に若干弱い感じがしてた
のですが、NEWパッシブPUでは、パッシブ時でもパワフルです。
指弾きの場合は、パッシブ時のほうが表現力も豊かに感じられます。
もちろんノイズ面でも問題ありません。
リアピックアップが若干ブリッジ寄りになっているのは、’70仕様(=MMさま仕様)
ですね。
サウンドキャラクターにも影響を与えている重要なポイントです。
■プリアンプは「TCT」です。(これもMMさまと同じです)
それまで「XTCT」を使用していて、充分満足できるものであったので、今回も同じで
いいやと思ってたんですけど、私の求めているサウンドにマッチするというJohnnyさんの
アドバイスにより「TCT」に決まりました。
「TCT」と「XTCT」の違いって、スペック上はミドルのカットの周波数だけだと
思っていたんですけど、他にも秘密がありそうです・・・謎。
■コントロールのノブを全部黒にしたのは、青木さんの真似です(^_^;)
完全ミーハーです。
■弦は、今までいろいろなメーカーを試してきましたが、ここ数年はずっとDRです。
特に、FAT-BEAMS は気に入ってます。
弦を張り替えたその当日よりも、1〜2日後のほうが良い音が出るように感じてます。
普通の練習用なら、2ヶ月ほど交換しなくても全然平気ですよ。
■バッテリーの「金パナ」は、Atelier Z さんもご推奨ですね!
私も昔からコレです。
(しかし、ここまでバラしちゃっていいのだろうか・・・(^_^;))
【ネック】
・材質 メイプル 1P 柾目材(クォータースーン)
・チューナー(ペグ) Gotoh GB-30
・ポジションマーク ブロックタイプ 黒
・バインディング セルバインディング 黒
・トラスロッド ヘッドアジャスト
・ネックジョイント ボルトオン4点止め TILT機構あり
・カラー VN(ヴィンテージナチュラル)
【ボディ】
・材質 アッシュ 2P (ヘヴィウェイト 5.8kg)
・カラー VN(ヴィンテージナチュラル)
【パーツ】
・ピックガード クリアタイプ 3mm
・ピックアップフェンス ZPF-2500(幅細タイプ) <ZPF-1500(ノーマル)から付替>
・ブリッジ Atelier Z 17mmピッチ
・ピックアップ Atelier Z NEWパッシブタイプ (NEW JBZ-5-17
PASSIVE)
リアピックアップの位置は '70タイプ(ブリッジ寄り)
・コントロール 2Vol・Treb・Bass (BassノブPULLでプリアンプOFF)
・プリアンプ bartolini TCT
・ノブ JBタイプ(黒) 大×3 小×1 (青木さん仕様)
【その他】
・弦 DR MM5-45 (FAT-BEAMS マーカスミラーSeries)
ゲージ:045-065-085-105-125
・バッテリー 金パナ (Panasonic アルカリ9V 6LR61G/1B)
・ストラップ Atelier Z ZS-1800(クリアタイプ)
・ケース Atelier Z ZB-3 (ソフトケース)