♪Cool Play!

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STOMP! < Light Up The Night / Brothers Johnson (1980年)>

今回は、ルイス・ジョンソンの登場です!
ブラ・ジョン(BROTHERS JOHNSON のことね)のヒット曲の中で、僕が1番好きなのがこの「STOMP!」です。
ファンキーでノリのよい、こういう感じの曲は大好きです。

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■僕のルイスに対するイメージは「デカイ!」「パワーヒッター」「派手!」ですね。

「デカイ!」 まず、体がデカイということもあるのですが、何しろ手がデカイ!。
 ライヴでのパフォーマンスとかでは、ブリッジ側のボディエンドに手のひらを打ち付けてブリッジ越しに
 指を弦に叩きつける、というまるで鼓(つづみ)でも打つかのような感じの荒技を楽勝でやっちゃいます。

「パワーヒッター」 これはライヴでのチョッパーソロのことを指してます。
 彼の場合、手首の回転によるサム&プルなどという甘っちょろいチョッパーではなく、肘を支点として
 前腕部全体をスィングさせてヒットするという感じですね。
 MMさまもこういうスラップが多いのですが、ルイスの場合は腕を振り回す大きさが尋常ではないです。
 「そこまで振らなくても・・・」というぐらいブルンブルン振り回して、バチバチ叩きつける感じです。

「派手!」 派手っていうのは、僕が昔、ステージでのアクションや衣装を見た時の感想です。
 当時の時代背景もありますが、あのヒラヒラ・フリフリのステージ衣装はハデ以外の何者でもない!
 まぁ、いずれもライヴ・パフォーマンスとしては最高に盛り上がるので、お客の側としては大満足ですね。


■さて、前置きが長くなってしまいましたが、「STOMP!」についてです。
 イントロは当時流行っていた、ディスコっぽい感じで、軽快にスタートします。
 引き続きその軽快な流れで、Aメロ、そのあとちょっとキーチェンジするような感じでBメロへと続き、
 ♪STOMP!〜というサビメロになるという、素直な構成になってますね。

■全体を通じて、ルイスは軽快なノリで指弾きしてます。 
 ホント、力を抜いて軽〜くリラックスしていて、楽しさが伝わってきます。

 で、2回目のサビの後に、いよいよチョッパーソロとなり、この曲のハイライトとなるわけですね。
 ここでも、バッチバチのチョッパープレイをしているのですが、スタジオ盤だと割とスッキリ聞こえて
 しまっているのが、ちょっと物足りないような気もします。 
 でも、カッコイイことには間違いありません!

■1981年のクィンシー・ジョーンズのバンドで来日した時の、エアチェック音源を持っているのですが、
 このライヴバージョンは凄いですね。 アツすぎです!
 チョッパーソロのところは、少し長めになっていて、ブッ叩きまくり!です。  まさに爆発してます!
 実際に見たときも凄かったのですが、音だけ聴いていても興奮してしまい、思わずのけ反っちゃいますね。

 この時は、彼のトレードマークともいえるミュージックマンのスティングレイベースを弾いてました。
 彼もいろんなベースを弾いてましたが、僕はやはり、スティングレイのルイスが一番だと思います。
 音も彼には最高にマッチしていると思いますが、いかがでしょう?
 
■ということで、
今回の「Cool Play!」は、文句なしにチョッパーソロのところですね!


■ブラ・ジョンはこの曲のほかにもイイ曲がいっぱいあります。
 名曲「Strawberry Letter #23」をはじめ「Ain't We Funkin' Now」「I'll Be Good To You」「"Q"」
「The Real Thing」などなど、すんごく懐かしい、しかし今聴いてもかっこいいナンバーばかりです。


■ちょっと話はそれますが、この曲の作曲者についてちょっとだけ。
 ロッド・テンパートンという人の作曲によるものですが、彼は知るひとぞ知る、名コンポーザーですね。
 彼は僕のお気に入りのバンドでもあるヒートウェイヴ(ブラコン系のグループ)に在籍していました。
 大ヒットした「Boogie Nights」をはじめ、ヒートウェイヴの曲の多くは彼の作曲によるものでした。

 その後、クィンシーに認められて、クィンシーファミリーの多くのヒット曲を提供しています。
 M・ジャクソンの「Don't Stop 'Til You Get Enough」「Off The Wall」「Rock With You」「Thriller」、
 G・ベンソンの「Give Me The Night」などは特に有名で、軽快で彼の曲だとすぐにわかるナンバーですね。 

(今回、曲の内容についてはあんまり詳しくなかったですね。 まぁこういうのもアリ、ってことで・・・)


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Louis Johnson   (B)
George Johnson   (G)
Rod Temperton   (Key)
Greg Phillinganes (Syn)
John Robinson   (Dr)
Paulinho da Costa (Per)
Jerry Hey     (Horn)