FA-010-A FAZZ





 ・機体解説

  型式番号 FA-010-A 名称「FAZZ」
  全高 22.11m  本体重量 94.6t
  武装 ダブルビームライフル 背部ビームカノン ミサイルポッド(バックパック部・胸部・腕部) 
     スプレーミサイルランチャー  ハイパーメガカノン 60mmバルカン
  パイロット シン=クリプト ジョン=グリソム ロバート=オルドリン
  登場作品 「ガンダム・センチネル」

 アナハイム・エレクトロニクスにおいて開発されていた「MSZ-010 ZZガンダム」の先行試作機。元々ZZガンダムは
 合体・変形機構を持つモビルスーツ(以下MS)として設計されていた為、装甲に脆弱な箇所があることが懸念されていた。その為
 設計当初からこれを補うための増加装甲が検討されていた。「FA-010-A FAZZ」はその増加装甲の試験を行う為に製作された。
 ただし、増加装甲は全て固定式、合体・変形機構は開発が難航していたことからオミットされ、また頭部と腹部にある
 ハイメガキャノンもバランスを確認するためのダミーである。しかし本機が携行するハイパーメガカノンは当時のMSが
 持つものとしては最高出力を誇る。一部外見や装甲材質の差異はあるものの、性能自体は後に完成する「FA-010-S フルアーマー
 ZZガンダム」とほぼ同等である。だが現場ではこの機体を「ハリボテ」と揶揄する者もいた。
 なお「FAZZ」は「フルアーマーダブルゼータ」の略で、「ファッツ」と発音する。
 宇宙世紀0088年、ティターンズ残党の「ニューディサイズ」が蜂起した際に鎮圧にあたった「α任務部隊」に3機のFAZZが
 配備されたが月面都市エアーズへの降下作戦「イーグル・フォール」の際、「ORX-013 ガンダムMk-X」の前に全機撃破された。


・参考資料 「機動戦士ガンダム MS大図鑑[PART.8 SPECIALガンダム大鑑]」(バンダイ出版部)

      「モデルグラフィックス/スペシャル・エディション ガンダム・センチネル」(大日本絵画) 
「ガンダム・センチネル ALICEの懺悔」(大日本絵画)
      「マスターグレード 1/100FAZZ 組立説明書」(バンダイ)


・画像について

今回もいささかマニアックなところから攻めてみました(笑)。撮影に使用したのは「GUNDAM FIX FIGURATION」シリーズ
のFAZZ。完成品なので買って直ぐに楽しめます。一方、マスターグレードのFAZZ(プラモ)は発売されてすぐに買ったにもかかわらず
いまだにほとんど手をつけておらず、完成の目処も立っていません(汗)。