JAZZと珈琲
adattyan

職場新聞(1980年1月のコラムから)「Jazzと珈琲」より

 
 昭和37年入社当時、音楽活動がとても盛んであった。暇はあったが金がなかった小生としては、ギターの練習やスポーツにこったものである。当時としては珈琲を飲む機会が少なかった時代であった。
 小生が堺の独身寮にいたころ、生コンの運ちゃんでジャズトランペッターを目指す仲間がいた。彼とはよくジャズ談義をしたものだが、ある日、彼の行きつけのジャズ喫茶へ行こうと言うことで、夜9時をまわっていたと思うが、同行した。
その時、小生としては初めてジャズ喫茶へ行ったのであるが、中に入ると、ジャズがガンガン鳴っていた。
 後で聞いて分かったのであるがその時のテープはソニーロリンズの”アルフィー”と言う曲でケニー・バレルのブルジーなアドリブ・ソロが印象的で感動したものである。
やはりその場所においては珈琲が相応しい飲み物であった。
この時のジャズと珈琲を思い出すことによりハワイアン音楽から、ジャズ音楽を目指していた小生の時代を思い浮かべる。

良き想い出のジャズと珈琲になったのである…   

 【Kenny Burrell 】
 1931年7月31日ミシガン州デトロイト生まれのギタリスト。地元のウエイン大学で学んだ後も当地で活動続け、50年代前半にディジー・ガレスピーと共演。55年にオスカー・ピーターソン・3に短期間在籍の後にニューヨークに出る。ベニー・グッドマンのグループなどを経て59年には自己のコンボを率いてニューポート・ジャズ・フェスティヴァルにも出演。70年代初頭にはニューヨークでジャズ・クラブ「ギター」を経営した時期もあるが、以後ロサンゼルスに移り西海岸を中心に活動。ブルース感覚溢れる当代屈指のギタリストとして現在までギター界の第一人者として存在している。




 参考文献:Wikipedia
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