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宮城の四季
2004 Autumn 紅葉

   紅葉の季節 新川ラインの渓谷   (04.11.06)
                                    
11月6日、作並温泉から程近い新川ラインの渓谷をハイキングしてきた。
紅葉も見ごろで美しい自然に触れながらのハイキングとなった。
ガイドブックによると、「新川の渓谷美を探勝する4.8km、約150分のハイキングコース。おすすめは、八ツ森駅〜三条大滝〜グレ
ートストーン〜奥新川駅、大小の滝や奇岩など、様々な自然の表情を楽しむことができる。」ということだった。
1週間前に奥新川駅から上流の奥新川ラインの渓谷巡りをした際にグレートストーンまで歩いたので、今回は、八ツ森駅からグ
レートストーンまでとして計画を立てた。



〔八ツ森駅〕

新川ラインの出発点が八ツ森駅だったので、山形方面へ向かう国道48号線を走りニッカウヰスキー仙台工場の看板を目印に
左折した。道なりに何処までも走っていくと八ツ森地域に入り家もまばらに見えてきた。未舗装の道路を山沿いに走ると八ツ森
駅に着いた。途中、「熊に注意」の標識も出ていて少々びっくりしたが、集落から車で数分のところに駅があった。
駅名標示は、「八ツ森駅仮乗降場」として書かれていて駅舎も無いホームだけの簡素な駅だった。
紅葉シーズン等の限られた時期に臨時停車駅として利用される以外は仙山線の通過駅となっていた。
電車の通過時間に合わせた訳ではないが、偶然に八ツ森駅を通過する電車に遭遇し、早速、シャッターを切った。紅葉
の山間を走る電車は美しい自然に溶け込んで絵になっていた。

〔釣りをする人〕

八ツ森駅を出発するとうっそうとした杉木立に入った。
「熊に注意」という標識を目にしたことから熊除けの鈴とラジオのボリュームを大きくして歩くことにした。坂を下りると川の流れる
音が聞こえてきたので何となくホッとした。
渓谷には、誰もいないと思ったが、釣りをしている人を見つけ更に安堵する気持ちになった。
渓谷の釣り人と太陽の柔らかい日差しが心を和ませてくれた。

〔渓谷のハイキング〕

新川ラインは、川沿いを歩くハイキングコースだったが、途中、道なき道の河原を歩いたり、吊り橋を渡ったり、岩を登ったりと
大きな変化のあるコースだった。中でも、「廻り橋」という箇所は、道が途切れている岩肌の場所に作った人造橋でスリル満点
だった。
「大壷」という標識があったが、そこは、沢の水が岸壁にぶつかりながら流れるカーブをしたところにあり、その名の通り、一角
が深みのある不気味な壷状になっていた。
落ち葉を踏みしめ、朝露に濡れた岩場を歩くには細心の注意が必要だった。軍手をして岩にしがみつき、足場をしっかり確認
して歩く様子は、楽しいハイキングというよりも険しい沢伝いを必死に歩いているという感じだった。

〔三条大滝・布引滝〕

新川ラインには、大小の様々な滝があった。三条大滝や布引滝などの渓谷美を楽しむことができた。紅葉に映える大滝の白
い糸が一層と美しい姿を見せてくれた。自然にどっぷりと浸る心地よい時間だった。


〔グレートストーン〕

川岸にある梯子を上るとゴロゴロした岩が目に入った。河原一杯に広がった岩を見て終点の「グレートストーン」が近いと思った。
程なくして、岩の合間から吊り橋が見えてきた。1週間前に見た見慣れた風景だった。やっと目的地までたどり着いたと喜んだ。
早速、リュックを下ろし休憩をした。「グレートストーン」では、家族連れの観光客が数組休んでいた。新川コースには、誰一人
として歩いている人がいなかったので何かホッとするものがあった。
丁度、昼時間でもあったので、ボンベを取り出し、持ってきたラーメンを煮込んで食べた。
河原で食べる食事は至福の時間たった。これぞ、ハイキングの醍醐味と満足した。
約1時間の休憩をし、同じ道を通り帰路についた。帰りは、1度歩いた道のせいか少し安心して歩くことができた。

今回は、家内と一緒の行動ではなかった。一人寂しくとる食事も味気なかった。来年の新緑の季節には、是非、家内と一緒
に歩こうと思った。

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