毎月12日は「パンの日」
パン店の職人さんは毎日早起き!! 
(05.01.08)
◆職人さんは早起き

古川市七日町にある大石パン店さんからパンに関していろいろとお話を伺うことができた。
大石パン店さんは創業60年ということで老舗のパン店さんだった。
毎日100種類以上のパンを販売しており、早い人で午前1時30分に起きてパン作りを始め午前6時30分頃には全ての職人さん
が揃って作ると言っていた。パンを醗酵させるため時間がかかるのと午前10時頃からお昼に間に合わせるために早起きして製
造を開始するそうだ。

◆“人気パン”

大石パン店さんの”人気パン“は昔からある細長い”サンドパン“と言っていた。クリーム、ピーナツ、チョコレートの3種類で学校
パンとも言われ中学校や高校の売店販売されていた懐かしいパンだそうだ。当時、弁当を持ってこられなかった学生さんが
大きくて値段の安いパンということで作ったそうだ。売れ筋のパンで昔食べた方、中学、高校生の時に食べた方が買いにくるそう
でその子供もまた買いにくるという人気の高いパンということだった。また、昔から変わらない”アンドーナツ“も根強い人気パンと
いうことだった。


◆“おすすめパン”

“おすすめパン”はサンドイッチやハンバーガーパンで特に力を入れているのが“お米パン”ということだった。米粉のパンを作っ
て4年〜5年になるがここ1年売れるようになったそうで認知されてきているパンということだった。
大石パン店は米どころの新潟とつながりが深いそうで古川も米どころということもあり米にゆかりのあるパンを作りたいということ
で取り組んだそうだ。上新粉を使ってパンに混ぜて作ったものの出来合いが悪く一時中断していたそうだ。ところが、大阪、新潟
で米粉パンを作ったという話を聞いて勉強させてもらい今では米粉80%の“米のパン”を作っているそうだ。当時、米粉にグレテン
を入れることを知らなかったそうで、グレテンを添付したところ膨らむようになって今の“米のパン”が完成したそうだ。
大石パン店さんのオリジナル“お米のパン”は古川で誕生した“ひとめぼれ”を使っているそうだ。


◆今後の抱負

新しいパンは月2〜3点を出しているそうでこれからもお客様に喜んでいただけるパン作りに励みたいということだった。

◆「パンの日」

ちなみに毎月12日は「パンの日」。
昔江戸時代後期、天保13年4月12日に軍隊の非常食として作られた乾パンが初のパンでそれを記念して「パンの日」となったよう
だ。パン食普及協議会が昭和58年3月に制定したそうだ。それにしても「この日何の日」という日が一杯あるが「パンの日」がある
ということを始めて知った。


パン職人さんのパンに対する熱い思いといつまでも研究心旺盛な心意気を感じた。


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