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短 歌 集 |
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2 0 0 6 年 | |||||
10 月 | |||||
秋深く終わりになりし神無月別れを告げて霜月となり | 06.10.31 | ||||
一言の重さ感じて今日もまた始まる生活新たな気持ちで | 06.10.30 | ||||
ラグビーの赤黒縞のユニフォーム熱き試合に秋の風吹く | 06.10.29 | ||||
白糸のように流れる滝仰ぎ落ち葉が舞って秋が深まり | 06.10.29 | ||||
霞たつ冷え込む朝の陽の光淡く輝き静かなリけり | 06.10.28 | ||||
栄光の頂点立ちし日本ハム北の大地に大輪咲くなり | 06.10.27 | ||||
あと一勝日本ハムの優勝戦熱き炎に道民燃える | 06.10.26 | ||||
札幌のドームが揺れて稲葉ウァー北の大地が燃える秋なり | 06.10.25 | ||||
今日もまたうつろな天気の鉛雲秋の風にも寒さを感じる | 06.10.24 | ||||
秋雨の冷たき雫が肩に落ちはっと気がつく季節の移り | 06.10.23 | ||||
珍しきさんまカレーに舌鼓地域おこしと味深くなり | 06.10.22 | ||||
今どきに徳仙丈に咲くツツジすすきが揺れる秋の園にて | 06.10.21 | ||||
鶴の湯の絵葉書片手に返事書き秋田の秋を身近に感じる | 06.10.20 | ||||
モラルなどインターネットに無いのかと迷惑メールに憂う日々なり | 06.10.19 | ||||
手作りの心のこもったしそ巻きに懐かしき味口に広がる | 06.10.18 | ||||
東京のお土産重たし紙袋心がこもってなおも重たし | 06.10.17 | ||||
今日の日は電車の音も子守唄祝の後の嬉しさ残る | 06.10.16 | ||||
神前で三々九度の杯上げて厳粛な空気が静かに流れる | 06.10.15 | ||||
土曜日の電車の客もまばらなり働き蜂も今日は休みか | 06.10.14 | ||||
帯状の秋雲見えて山見えて山の頂寒かろうにと | 06.10.13 | ||||
今日もまた心に刺さる一言に我におきかえ足元をみる | 06.10.12 | ||||
難しきその一言の一言が心に残る一言となり | 06.10.11 | ||||
何気なく使う言葉の重さにて胸に染みいるその一言が | 06.10.10 | ||||
晴れ間よりちょっと覗いた蔵王山絵の具散りばめ色づく山なり | 06.10.09 | ||||
秋晴れの天気爽やか今日の朝恨めしく見える蔵王山なり | 06.10.09 | ||||
晴れの日と勇んで山に出かければ雨霧風と浮かぬ秋なり | 06.10.08 | ||||
真っ青な空を見上げて物思う秋の季節はなぜか寂しく | 06.10.08 | ||||
新米の名に相応しく”ひとめぼれ”品(ひん)よし味よしひとめぼれになり | 06.10.08 | ||||
新米の小包届いて開けいれば黄金のように輝いており | 06.10.08 | ||||
霧深き朝を迎えし3連休晴れぬ天気に気もそぞろなり | 06.10.07 | ||||
爽やかで元気な挨拶お嬢さん育った環境思い巡らす | 06.10.06 | ||||
収穫の秋を迎えしこの季節台風それよと祈る朝にて | 06.10.05 | ||||
まだ痛む船形山の後遺症それでも山は呼んでいるという | 06.10.04 | ||||
新米の季節になりし妻は言う嫁いだ娘に送ってやらねば | 06.10.03 | ||||
登山後に必ずくるや筋肉痛険しい山を思い出すなり | 06.10.02 | ||||
鮮やかに船形山の燃える秋辛い登山に感動増すなり | 06.10.01 | ||||
三光の宮と書かれた石碑あり宇宙の輝き陽・月・星となり | 06.10.01 | ||||
紅葉を湖面に映す池塘あり胸ときめきて秋風さわやか | 06.10.01 | ||||
ブナ林に沢の流れる音響き”鳴清水”の地ここぞと思う | 06.10.01 | ||||
絨毯の落ち葉踏みつつ登山道船形山の山頂目指して | 06.10.01 | ||||
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