2006/01/01 12:01:15 AM 2006年 年明けの仙台です。
                    BLUESKY IN MIYAGI
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短  歌  集
2 0 0 6 年
3  月
春が来てなお降る雪なごり雪さくらの蕾も寒かろうに 06.03.29
欄の花一輪咲きてまた一輪ラッキーセブンでまだまだ咲くなり 06.03.29
少しずつ治る気配の目の病春の陽射しに刺激を受けて 06.03.28
まぶた閉じ目の病に耐えるとき世のうとましさを更に感じて 06.03.27
片目閉じ背をまるめて立つ姿わびしくもあり悲しくもあり 06.03.27
いらいらがつのる痛さの目の病考える力も中くらいなり 06.03.25
階段の手すり使って歩く道目の病からありがたさを知る 06.03.25
長引いてなお治らず目の病世の明るさは遠くになりて 06.03.25
やわらかき春の日差しがまぶしくて目の病にうとましくさえ 06.03.25
目の病点滴治療でおおごとに目の前真っ暗とはこのことかと 06.03.25
学び舎を巣立つ子供の晴れ姿着飾る母も街に繰り出す 06.03.25
目が痛く新聞テレビの無い日々に世の動きにもうとくなりつつ 06.03.25
眼帯の歩く姿も様ならず目の不自由さを身にしみており 06.03.25
まぶた閉じ思い巡らすロマン無く右眼の病に泪するなり 06.03.25
目の病日増しに悪くなる日々に何をするにも事を欠くなり 06.03.25
「峠」より寒じめそばの便りきて蔵王の水も冷たかろうにと 06.03.25
水ぬるみ白鳥見えぬ鳴瀬川北帰行かなと寂しさつのる 06.0310
学生が一点見つめて何思う思春期なれば悩み多いか 06.03.10
毎日のライブカメラの更新で今日の一日ここから始まる 06.03.09
啓蟄の季節となりてなお更に強風なれば虫もひっこむ 06.03.08
強風でも新幹線に遅れなし在来線より技術が優る 06.03.08
キヨスクの小さき店の品数の多さに我は驚いており 06.03.08
幼子を二人連れて乗る親がいて若者さっと席を立つなり 06.03.07
啓蟄をくわえて飛び立つ鳥も無く春の足音遠くになりて 06.03.06
ころ柿にあんを絡めた和菓子にて日本の心ここにありやと 06.03.06
試験かなセーラー服の女学生ドリルを片手に会話が弾んで 06.03.06
蔵の中細い階段昇りゆき行灯の下に雛人形飾りて 06.03.05
鮮やかな黄色の花の福寿草幸せ運ぶ春の日差しに 06.03.05
生垣の日当たりに咲く福寿草春一番の便りを寄せて 06.03.05
いにしえのひな人形の顔立ちが凛としてなお穏やかなりて 06.03.04
いにしえのひな人形の展示見て栄華をしのびこころ高ぶる 06.03.04
やわらかな暖かき日のひなまつり桃の花咲く季節のようで 06.03.03
息子への誕生メールを送信し電話で返信これいかにかな 06.03.02
テレビ見てお好み焼きに挑戦し手順を言い合う我と妻なり 06.03.02
学び舎を巣立つ若人卒業生粉雪舞いて思い出深まり 06.03.01
三月の弥生の初日に雪と雨芽吹く草木も驚きにけり 06.03.01

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