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短 歌 集 |
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2 0 0 6 年 | |||||
8 月 | |||||
爽やかな青空広がる秋の空残暑の日差し眩しく輝く | 06.08.31 | ||||
雨が止み涼しさ増してひんやりと秋の気配が日ごとに増すなり | 06.08.30 | ||||
星空を見上げてみるや夏の夜惑星の夢ロマンになるなり | 06.08.29 | ||||
あざらしのナカちゃん訃報のニュースにて絆深くして皆涙するなり | 06.08.28 | ||||
今だから絆の深さを噛みしめて愛は地球を救うと言うなり | 06.08.27 | ||||
華やかに泉の空に咲く花火風冷たくて夏が過ぎゆく | 06.08.26 | ||||
紅の蔵王の山にコマクサのけなげに咲いて秋の気配が | 06.08.25 | ||||
青空にお釜の色の七変化さざ波たてて秋風流れる | 06.08.25 | ||||
爽やかな青空広がる蔵王山秋風吹いて処暑となり | 06.08.24 | ||||
薄明かりネオンの光艶やかに夜のとばりの時が流れる | 06.0823 | ||||
霧たちて静かな水面の長老湖不忘の山の影も見えずに | 06.0822 | ||||
夕立の滑津大滝涼しくて流れる水に暑さ忘れる | 06.0822 | ||||
御廟所の杉木立の参道に時が流れて静けさ増すなり | 06.0822 | ||||
夏の日に上杉神社参拝し成せばなるかな夢追い続け | 06.0822 | ||||
餅つきの掛け声響く瀧波の湯宿の朝にまほろばの味 | 06.0822 | ||||
瀧波の丹色湯に鳴くセミの声湯の花揺れて夏が過ぎ行く | 06.0821 | ||||
瀧波の天然石の露天風呂湯のぬくもりに秋風吹いて | 06.0821 | ||||
まだ若きススキの揺れる笹谷峠耳を澄まして秋の足音 | 06.0821 | ||||
駒大の3連覇も夢と消え死闘を終えて顔晴れやかに | 06.0821 | ||||
早実の歴史に残る甲子園栄冠我に光る涙に | 06.0821 | ||||
早実の死闘の末の初優勝両手突き上げ歓喜はじける | 06.0821 | ||||
球児らのはじける若さの激闘に炎のように燃えて甲子園 | 06.0821 | ||||
熱闘と言わずして何をかや闘魂みなぎる再試合になり | 06.0820 | ||||
一球の歴史に刻む再試合高校球児の光る汗にて | 06.0820 | ||||
夏空の決勝戦の甲子園女神微笑む再試合になり | 06.0820 | ||||
一球を追う球児の決勝戦平和な日本に重さを添える | 06.0820 | ||||
炎天下高校球児の準決勝若鷹の顔みなぎる闘志 | 06.0819 | ||||
ベランダの手すりだけしか見えぬ朝行き交う人の影も見えずに | 06.0818 | ||||
夏の日に暑い暑いというなかれ暑い夏でも夏が無ければ | 06.0817 | ||||
思い出を一杯詰めてUターンの満員電車が発車オーライ | 06.0816 | ||||
穏やかに過ごせる日々のありがたさ素直な心で平和を祈る | 06.0815 | ||||
戦争の傷癒せずに61年平和を誓う静かな日なれど | 06.0815 | ||||
永遠の平和を誓う今日の日に万感の思い天に届けよ | 06.0815 | ||||
同窓の暑中ハガキにしたためた文のおもさに時が流れる | 06.0814 | ||||
夏の夜空をば焦がす花火なれはかなく消えて心に沁みる | 06.0813 | ||||
マンションの真下を走る新幹線はやる気持ちの盆客乗せて | 06.0812 | ||||
七夕のまつり終わりし街角にあの人影は何処にゆきしか | 06.0811 | ||||
群青の空の色見て心晴れ夏の暑さに負けじと思う | 06.0810 | ||||
青空に真白き雲がもくもくと夏の暑さを増して流れる | 06.0809 | ||||
街角のミニ七夕が風に揺れひと夏の経験通り過ぎ行く | 06.0808 | ||||
熱戦の高校球児の甲子園芝居のようにドラマが始まる | 06.0807 | ||||
仰ぎ見る七夕の短冊華麗にて夏のまつりに酔いて歩いて | 06.0806 | ||||
夏風にそよぐ七夕くぐりぬけゆかた姿の若き子らたち | 06.0806 | ||||
ウチワ持ち花火見ている若き子のゆかた姿も美しきかな | 06.0805 | ||||
華やかに川面に写る花火にて広瀬川にも夏が来るなり | 06.0805 | ||||
コマクサの終わりを告げた蔵王山女王の花の面影残して | 06.0805 | ||||
ぼんやりと見える熊野の山頂に人影もなく我一人なり | 06.0805 | ||||
濃霧にてポールを頼りに歩く道吹き上げる風肌に冷たく | 06.0805 | ||||
久々に仰ぎて見える蔵王山恋する人に出会えたようで | 06.0804 | ||||
朝靄に煙る蔵王の山々に夏の暑さも涼しく見える | 06.0804 | ||||
梅雨があけ真夏の太陽恋しくてただ蒸し暑く心が晴れず | 06.0803 | ||||
栄光のタイトルもいだボクシング勝ちとはいえど矢面に立ち | 06.0802 | ||||
亀田氏の気迫あふるるボクシング手に汗かいて応援するなり | 06.0802 | ||||
球児らの燃える気迫の代表戦球史に残る再試合になり | 06.0801 | ||||
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