旬の魚!!
今年も『けせんぬまのサンマ』が宅急便で届いた!!

                                 (2003.9.4

 秋の魚といえば、やはり「秋刀魚」である。

 サンマといえば、水揚げ日本一の『けせんぬまのサンマ』でないかと思う。
 何で、『けせんぬまのサンマ』にこだわるかというと、私が、社会人となって一歩を踏み出したのが気仙沼であり、その思い入れが大きかったということかもしれない。

 青春時代の気仙沼を思い出してみると、当時、下宿生活をしていたが、そこのおじさんは、遠洋漁業の漁船の機関士であったし、下宿先は、港町に程近い高台にあり、いつも漁船を見ることができた。そして、漁船が、港に停泊しているときも船出するときも、決まって、都はるみの唸り節のきいた歌をボリュームいっぱい高くして、五色のテープに送られ、何枚もの色とりどりの大漁旗が、海風にはためきながら、勇ましく出港していった風景が脳裏に焼きついている。

 サンマの季節になると、トラックが、一杯のサンマを積んで往来していた。トラックが走っていった後には、何匹かのサンマが道路に落ちていたときもあった。
 今では、考えられない光景であるが、日本一の水揚げ港気仙沼ならではだったのかもしれない。

 今年も、親戚や友人から『けせんぬまのサンマ』が届いた。
 丁度、この時期、四国の友達が、すだちを送ってくれるからありがたい。すだちは、サンマの美味しさを引き立たせてくれる。

 サンマの季節になると、我が家の食卓は、サンマづくめである。

 家内は、せっせとサンマを焼く。
 少しこんがりと程よく焼けた脂の乗ったサンマを大根おろしとすだちの絞り汁で食べるときの美味しさは格別である。
 時には、サンマの刺身を食べ、その美味しさに舌鼓をする。刺身を食べるときは、サンマの小骨に注意する。取り残しの小骨が結構あるもので、運悪く喉に刺さったら大変と思ってのことである。

 サンマの刺身を食べるときは、サンマの少し身が残った骨を醤油味のお吸い物風にしたて、豆腐とねぎを入れ食べる。その味もまた格別である。すだちの皮を刻んで風味をつけるとまた香りがなんとも言われない。家内は、いただいたサンマの全てを無駄の無いように料理する。
 
 サンマの食卓を囲んでは、しばし、サンマ談義になった。

 私の友達は、サンマの内臓を好んで食べる。あの苦みばしった食感がたまらないと言う。

 家内が話していた。

 家内の父もまたサンマの内臓を良く好んで食べていたと・・・。
 サンマを食べ終わった後に残るのは、綺麗に食べきったサンマの頭と骨だけと言っていた。子供達が残していた内臓も綺麗に食べきっていたと言っていた。お酒の好きな家内の父であったので、お酒を飲みながら内蔵も食べ、その苦みばしった味もまた、お酒の肴にぴったりなのかと思った。

 まだ、秋は、長い。
 サンマ漁が始まったばかりである。
 これから先、何回か、友達と家内の親戚からサンマが届くはずである。
 秋の味覚、『けせんぬまのサンマ』を食べて過ごす日が当分続くかもしれない。

 今日もサンマ、明日もサンマの日が…。
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