ISO9001:2000を受審して



昨年(2002年)、ISO9001:2000年版の審査を、関連会社F通信(株)と当社のS部門の2箇所で経験した。
F通信(株)は、弱電工事を中心に行う会社で、S部門は、電気機器を扱う当社の商事部門である。
F通信(株)の委託審査機関は、当社の施工部門の認証取得(2001年8月)の時にお世話になった、A社。
A社は、国内資本の審査機関であり、中堅、中小企業の審査を得意とする。
S部門の審査機関は、L社。

L社は、英国に本社のある保険会社の日本法人。
こちらは、大手を中心に審査実績を持つ。
さて、2社の異なる審査機関の審査を経験して、驚いたことは、同じISO9001:2000年版の審査であるにもかかわらず、審査機関によって、審査の進め方が随分違うということである。
A社は、QMSの適合性審査そのものであり、文書及び記録を中心とした審査であった。
審査直前に、記録を作成したりチェックし、一応の形を整えておくことで乗り切れた審査であった。
L社は、ISO9004:2000年版に踏み込んだ、パフォーマンス審査であった。
過去にA社の審査を経験しているわが社にとっては、新鮮であると同時に大変、荷の重い審査であった。
主任審査員からは、何度も「形だけよね、中身無いよね」と、細川たかしの歌に、左記に台詞をつけられた替歌を歌われた。

2000年版に移行し、ISO9001は、QA(品質保証)からQMS(品質マネジメントシステム)に大きく変わったといわれている。
しかし、審査機関自身が、QMSの審査を十分できる力量をもつ審査員を抱えていないのが現状の様だ。
企業によっては、従来どおりの審査で結構、当社は、ISOのマークさえ取得できればOKという企業も少なからずあるだろう。
しかし、高い費用と時間をかけてISOを取得するのであれば、やはり、パフォーマンス審査でなければ意味が無いように思う。
下記に、L社の審査の際に受けた指摘事項をまとめたファイルを添付する。
このファイルを一読いただければ、L社の審査が、いかにパフォーマンス審査であったかをご理解いただけると思う。


予備審査(文書審査)報告書(PDFファイル)
ステージ1審査報告書
(PDFファイル)
ステージ2審査報告書
(PDFファイル)