闇の西海岸ツアー
3日目  8月25日



とりあえず、ホテルへ行ってみる。
部屋が空いていればチェックインできるらしいので。
すると、2部屋のみだが9時前にチェックインできた。
フェニックス、気温は40度を超えると聞いていた。
朝とはいえ、日差しが痛い。でも気温はそれほど高く感じない。やはり湿度が低いからか?

それから近所のハンバーガ屋へ朝食を食べに。
名前なんだっけな?WATANABEバーガー??と呼んでいた。
スペルが似ていたので・・・
ハンバーガーを食べるほど食欲がなかったので、
量の最も少なそうなチキン2ピース(ナゲットのような小さいの)、ポテトのセットを注文。
おおう、丁度いい量だ。と思ったらパンまでついてきた。
他の人たちは、ハンバーガーはデカイは、ポテト、飲み物もビッグサイズ。当然食べ切れないようでした。
しかし、朝からこの量はないよ。アメリカ人にはかないません。

ホテルに戻り、シャワーを浴びて、今日の計画を。
僕とYaさん、Kaさんはメジャーリーグを観に行くことに。
カードはダイヤモンドバックス対カブス。
他のメンバーはブルース御一行様の入り待ちをすることに。

メジャーリーグ組は休む間もなく出発。
球場はライブ会場のすぐ隣。
高速の標示板には「ベースボールのため渋滞」
午後からは「ロックコンサートのため渋滞」となってくれるのであろうか?





さて、球場へ到着。車から外へ出ると、痛い。日差しが刺す。暑いというより痛い。
球場の周りは観客がいっぱい。皆ペットボトルの水を持っている。
このペットボトル、凍らして売っている。僕も迷わず買いました。1リッターぐらいの大きいほうで2ドル。
こりゃ冷たくて気持ちいい。
もちろん飲んでもいいが、体にかけるとスーッと蒸発する。
まるでエタノール消毒のような感じです。

チケットを持っていないので、チケットブースへ。
出発前、ネットで見る限り売り切れていたので心配だったが・・・
やはりSOLD OUT!!

ということで、ダフ屋との戦いを開始。
とはいっても、特に席にこだわりはなかったので、適当に。
一人20ドルぐらいのチケットを探す。
あるダフ屋が3塁側の上のほうの席を20ドルでどうだと。
1枚18ドルで交渉したが20ドルじゃないとダメと言い張る。
そこで、Yaさんが3枚で55ドルでどうだ?
というと、すんなり取引成立。
これで1枚18.3ドルになりました。
Yaさん曰く、割り算できそうになかったから。なるほど。。。





その後ライブ会場でウィルコールのチケットを引き換え、球場に戻る。
その途中、野球のパンフレット売りのお兄ちゃんが
「おおっ、ブルースのコンサート行くのか。じゃあ、これやるよ」
といって野球のパンフレットをくれました。
1冊1ドルとはいえ、うれしいじゃありませんか。

いよいよ球場に入ります。
実は僕にとって初めての野球観戦。それがメジャーリーグとは。
いままで野球場といえば、ライブかプロレス、
あと、祖父ちゃんのゲートボール世界大会in横浜球場ぐらいですから。
しかも、あのランディ・ジョンソンが投げるらしい。

いよいよ球場の中に。
うわっ、すげぇ〜〜
メジャーだ、メジャー。この雰囲気、超アメリカンじゃん。
席は3塁側の上のほうだったが、とても見やすい。
屋根は閉じてエアコンも効いているし。デイゲームで屋根開いてたら・・・
ビーフジャーキーの出来上がりですもんね。
観客席の傾斜がとてもきつい。鹿島スタジアムの2階席より傾斜がきつい。コケたら死ぬな。

うぉぉ、やっぱりランディ・ジョンソンが先発です。ラッキー。
ソーサが首痛かなにかで欠場だったのが残念だったが、ジョンソンだけで十分です。
いや〜、いいねぇ。日本の野球を見たことないけど、鳴り物のないこの雰囲気いいです。
電光掲示板で応援を統一させる。拍手の絵が出てきたり、もっとノイズを〜とか。
これにあわせて応援する。けど、けっこうバラバラ。アメリカ人っぽくていいねぇ〜。
となりじゃ、ひまわりの種食べながら、かすをプップ、プップと飛ばすやつ。
遠くにゃ、プールに入りながら見てるやつ。いったいなんなんだ、こいつらは。
広告のために球場を日産の車が走っちゃうし(発売前のコンセプトカーだった)、
三振取るたびにサークルKのマークが増えていく。なるほど「K」ねぇ。




試合は、ダイアモンドバックスが7対0で圧勝。
ジョンソンが自己最速の102マイル(164.2キロ)をマーク。16奪三振。完封勝利!!
野球初体験がこれでいいのでしょうか?バチがあたりそうです。
もう、ライブの前にお腹いっぱい胸いっぱいの状態です。
これで、ライブまで持つかな?全然寝てないし。

野球が終わり、入り待ち組と合流。
まだ入ってないとのこと。このクソ暑い中ずっと待っていたの?お疲れ様であります。
ここで、僕たちも入り待ちを。





そういえば、野球前に買った凍ったペットボトルの水。
この時点で完全にお湯になりました。
気温が40℃越えているんだもの、いい湯加減だ〜〜。

警備が慌ただしくなってきました。
来た来た。白いバンが。
シルエットからはパティは確認。
ブルースは確認できず。
しかし、ブルースが目の前を通ったのは間違いなく、
今までの最接近記録5メートルってとこでしょうか。
うぅぅ、いつか会いたいな。

食事を取ってから会場入りしようかと思ったが、周りにレストランがない。
ビジネス街だし、今日は日曜日だし。
ということで、会場入りをしちゃいましょ。





今日の警備は超厳しい。ちょっと大きめのバッグはNG!
僕の小さなバッグもこれでもかぁ〜と調べられました。
ので、カメラ等の持ち込みは断念。ライブ中も警備が凄かった。
L.A.もサンノゼも警備員もステージ見ているのが多かったけど、
フェニックスはこれでもか〜ってぐらい警備員がこちらを睨めている。
これでは、たとえカメラを持ち込んでも写真は取れないね。
会場はホッケー会場らしく、こじんまりしていました。



ここでもホットドッグを食べました。いったいこの旅で何本食べるのか?
写真では美味しそうなホッドドックもマックのフランクバーガーみたいでガックリ。
こんなのが4ドル近くするとは・・・日本のマックなら75円だぞ〜〜

席は正面左寄り、1階席、全体の雰囲気が味わえる良い席でした。
客の入りはイマイチですかね。椅子席はほぼ埋まっていましたが、GAが少ないような。
これはチケット販売の問題か?GAが少ないと盛り上がりに欠けますね。
そんなに空いているんだったらGAに降ろしてくれ!
とはいえ、体力は限界。スローな曲では睡魔が襲う。
そうだよな、35時間以上起きっ放し、時差ぼけとかいうレベルじゃないですね。
でもでも、ノリノリの曲では爆発してしまう。さすがBOSSであります。
周りの客を見ているのもおもろい。
超きれいな人もいれば、超センスのない田舎っぺ、なんじゃそりゃ!というリズムで踊るヤツ。
ほんと、いろいろな人がいるもんですね。さすがアメリカですね。

<Set List>

The Rising
Lonesome Day
Prove It All Night
The Fuse
スローな曲だと寝ちゃいそう。。。
ごめんなさい、ブルース。

Darkness on the Edge of Town
Empty Sky
You're Missing
Waitin' on a Sunny Day
やっぱりこの曲は感動する。
眠気も吹っ飛ぶぜ。

The Promised Land
Worlds Apart
Badlands
Bobby Jean
Mary's Place
バンド紹介をもっと長くやって欲しいなぁ。
それと、ニルスの紹介を・・・なんかつけてほしいなぁ。
でも、裏方に徹するニルスが好きなのだが。

Countin' on a Miracle
Thunder Road
Into the Fire

Encore:
Dancing in the Dark
Ramrod
Born to Run
こちらも大合唱、ダンス大会。
でも、ダンスが合っていない人が多いような・・・
田舎者だからか?(フェニックスの方ごめんなさい)

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My City of Ruins
Born in the U.S.A.
Land of Hope and Dreams






ライブも終わり、今度は出待ちをすることに。
2時間ほど待ったかな?クラレンスがリムジンで出てきて窓を開けて手を振ってくれました。
他のメンバーも白いバンで出てきました。
が、今回もブルースは確認できませんでした。
なんでも助手席になにげなく乗っているらしいとか。
リムジンじゃないところがブルースらしいですね。

出待ちも終わり、駐車場へ。
とっくにライブも終わっているし、車を停めたのは野球場近くであり、すでに人気がない。
ヤバイです。
と、暗闇から怖そうな黒いおじちゃんが近づいてきた。

「Excuse me sir?」

うわっ、マジヤバ!!
完璧無視し、車に乗り込む。
うわ〜ヤバかった。
帰り道、ガソリンスタンドでガス入れて、食料買って、今日はおねんねすることに。
なんたって45時間起きっ放しですもん。明日は長距離移動ですし。
部屋に戻り、シャワーを浴びて、バタンキュー!!


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