WAR ( by Barret Strong, Norman Whitfield / Edwin Star)

この曲はブルースが書いたものではないが、あえて紹介したい。

イラクへの攻撃が始まる前の3月2日。
ブルースはブッシュ大統領の地元テキサスでライブのオープニングにこの曲を歌った。
攻撃が始まった3月20日のオーストラリア・メルボルン公演では
BORN IN THE U.S.A.(アコースティック)からWARというオープニング。
彼は政治家ではなく、アーティストであり、“ライブで表現する”というスタンスは良いと思う。

攻撃が始まってからブルースのDVDを見ることが多くなった。
「BORN IN THE U.S.A.」のビデオを見れば、この歌が愛国心をあおるものではないことがわかる。
「WAR」のビデオは、
曲が始まる前は父と息子がひとつのテーブルに座り、戦争のニュースを見ているのが、
曲が終わると父親だけが見ている。というもの。
ブルースは汗びっしょりで歌い、訴える。

簡単に戦争反対とは言いたくない。
イラクとアメリカ、世界。日本。。。そういう問題ではないと思う。
自分自身も見つめ直さなければならないと感じている。

(2003年3月23日 記)


WAR

War
What is it good for
Absolutely nothing
War
What is it good for
Absolutely nothing
War is something that I despise
For it means destruction of innocent lives
For it means tears in thousands of mothers' eyes
When their sons go out to fight to give their lives

CHORUS:
War
What is it good for
Absolutely nothing
Say it again
War
What is it good for
Absolutely nothing

War
It's nothing but a heartbreaker
War
Friend only to the undertaker
War is the enemy of all mankind
The thought of war blows my mind
Handed down from generation to generation
Induction destruction
Who wants to die

(CHORUS)

War has shattered many young men's dreams
Made them disabled bitter and mean
Life is too precious to be fighting wars each day
War can't give life it can only take it away

War
It's nothing but a heartbreaker
War
Friend only to the undertaker
Peace love and understanding
There must be some place for these things today
They say we must fight to keep our freedom
But Lord there's gotta be a better way
That's better than
War

(CHORUS)



ウォー

戦争
何かのためになるのかい?
まったく何のためにもなりゃしない

戦争 俺こそ軽蔑するもの
何の罪もない人たちの命を奪って行くからさ
戦争とは多くの母親の目に涙に溢れる涙
息子たちは出征して行き
もう二度とは戻ってこない

(コーラス)
戦争
いったい何のためになるっていうんだ?
何のためにもならないよ
もう一度言ってやるぜ
戦争
いったい何のためになるっていうんだ?
まったく何のためにもならないぜ
戦争
みんなの心を引き裂くだけ

戦争
仲良しなのは葬儀屋だけ
戦争こそ人類すべての敵
戦争のことを考えると頭が変になってしまう
ひとつの世代から次の世代へとひきつがれて行く
兵隊を集め そして破壊する
死にたい奴はいるか

(コーラス)

戦争が若者のいろんな夢をこなごなに打ちくだく
そして若者を無能にして、根性をくさらせてしまうんだ

大切でいつまでも続かない人生
毎日戦争なんかして時間を潰しちゃいられない
戦争は生気を与えるどころか
奪い取って行くだけ

戦争
みんなの心を引き裂くだけ
戦争
仲良しなのは葬儀屋だけ
平和に愛にお互いを判り合うこと
今の時代、入り込む余地がないのか?
自由を守るために戦争をしなくちゃなんて言う奴がいる
だけど神よ、もっとましなやり方があるはず
戦争よりもずっとましなやり方が



(訳詩:中川 五郎)


●収録アルバム
 ○LIVE / 1975-85
 
 

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