地球の田舎暮らしについて

フィリピンと言えば田舎で暮らす日本人もけして少なくはない、しかしここでご紹介致す達人ほどフィリピンの田舎を愛し続けている方はいないと思う、勿論今日の情報社会の中でフィリピン国内から日本のサイトへアクセスしている邦人も多い、だがそう言った環境とは殆んど縁がない、まさに自給自足の生活を行っていた、プライバシーの関係上名前を明かすことは出来ないが借りに「Y氏」と記することに致しましょう。
Y氏とお会いするきっかけとなったのは2004.07に偶々ドゥマゲテへ向うきっかけができそこで紹介された邦人を返して知り合うことができました、その後マニラからも態々Y氏の住むネグロス島は東ネグロス州のサンバンギタ町へ幾度か訪れ、フェリピンへ来るまでの過去の経緯やこの地を選んだ理由、そして移住されてから今日までの経過などを伺うことができた、当然であるが自分の生い立ちにも触れる為詳細な報告までは避けさせて戴きますので予めお断りを申し上げたい。

Y氏は日本からこの地サンバンギタ町へ移住する最初のきっかけはどなたでも恋愛経験のある、フィリピン人彼女の存在でした、フィリピンパブで知り合い結婚された後に移住されました。
移住地は既に記している町である、移住地を選んだ理由はどなたでも考えつく奥さんの実家があると言う理由からであります、場所はネグロス国道1号線沿いにあり国道から山奥へと側道が数十キロ伸びている制か、こう謂った場所柄普段でもバスやペリキャブ(軽トラのジプニー版)等で乗り降りする場所でもありました、奥さんの実家へ移り住んでから自分たちの住まいを作り、奥さん実家の苦しい生計を少しでも向上させる為にY氏は日本から持ってきた金策全てを投資して様々な思考やアイデアを駆使して努力に励みました。

初めに取り掛かったのが場所柄を考え通行客をターゲットにサリサリをオープン、望んだ通り現金収入も得られ大成功に終わる、次に鶏の採卵業を敷地で起した持ち前の器用な腕で鶏小屋を自作し総数で300羽を越える規模となった、卵1個あたり3.5ペソ〜4ペソ(2004.09地元相場)で販売しこれも見事大成功に終わった、、、

しかし、成功と同時に金銭管理と奥さんとの気持ちの相違にはトコトン苦しみ抜いていた様である、また合わせる様に帰化する手続き等でフィリピンセブ地方移民局に申請も出していた。
先ず奥さんであるが、ある程度の金銭支配を自由に任されることによって徐々にY氏から気持ちが離れていったと言う、Y氏が気づいた頃には地元フィリピン人と深い中となっていた、そして浮気相手のフィリピン人男性側の職業が警察官とのことだった、様々な知恵をY氏の奥さんに炊きつけ財産権の主張を協力に押し出して来たのである、むろん成すすべもないし打つ手もなかったと言うY氏、理由はフィリピン法によれば幾ら日本人が100%の金銭的援助をした中で財産(不動産)を増やしても外人名義(Y氏)の物には何一つならないと言う、そうなると当然だが財産の全ては奥さんと親兄弟を含む一族の権利に繋がる、結果的にそう言った事が日本から移住する前に既に解っていたにしろ、自分の奥さんの裏切りに会うと謂う想定では全く考えたことがなかったとY氏は訴える、むしろ人間本来の道徳的願望としてもそういった希望でなければ信じるものがなくなって仕舞うと強く訴えた。
結果的に数年の努力のハテ追い出されてしまう、だが行き先など何処にもない、そして日本へも帰れない、心底困り果ててしまう!!
一方のセブ移民局であるが、帰化申請者をターゲットに担当官が弁護士の資格を取得して持ち合わせていると炊きつけられ帰化申請の一切を任せる様推し進める様に依頼して来たのである、でがある為に相当な帰化申請手数料を先に支払ってしまったとY氏は謂う、時間は経過するが一向に進むどころか幾度遠いゼブ移民局まで遥々訪れても金銭の更なる追徴を通達される日々が続いたのであった、さすがにY氏もおかしいと疑いを持ち始め思い切って別の担当官に問い合わせてみた、すると現役担当官の詐欺であることが発覚した、実に最初に帰化申請手続きを起してから既に数年経過していたのである、もちろん相手係官は逮捕拘束されたが、だからと謂って渡した金額が1ペソ足りと戻ってくる物でもなかったとY氏は悔しさを滲ませた。
その後ゼブ移民局でも余りのずさんさとY氏に対する計らいから念願であった帰化がスムースに認められることとなった。

家を追われたY氏は移住したころから付き合いのあった、フィリピン人A氏の住まいに厄介となることにした、私とお会いした頃もその次期であった、私が訪ねて行った頃Y氏はバンブ(竹)で作ったマイス(トウモロコシ)小屋に1人寝泊りをしていた、その後再び尋ねると家主A氏に許可を戴き空き敷地に家を建てていたのであった、土台となる基礎をわり出し自力で基礎を掘り進め砕石を入れ鉄筋を挿入し番線で固定その後ステコンを流す、一連の作業を終えると4面のコンクリートブロックを積み重ねる、重ねるには幾日も要し労力がいることだった、そこで1日幾らと言う形で大工を常用した様である、ブロックがつみ終わると4面各々の間に支柱となる鉄筋入りの柱に型枠を組んでコンクリートを流せば大方屋根以外は出来上がった。

そんな器用なY氏が語ってくれたフィリピンでの安い家の建て方とは、、、

@家の中の仕切り、詰り壁となる部分をできるだけつくらないこと
Aフィリピンで最も安いコンクリートブロックをフンダンに用いること
B基礎を丈夫にする為しっかり掘り起こし鉄筋と砕石を入れて強度を図れ、手を抜くと後に壁のひび割れの原因となる
C積み重ねたコンクリートブロックの内にセンメントを命一杯詰めないこと、完成後壁に穴を開ける時に苦労する、そしてセメントが大量に要る為
D敷地と土地は沢山あるので丈夫な平屋で作る、その分基礎にお金がかからない
E木に相当する部分はできるだけココナツの木を使い安く済ませる
F一気に家を作るとお金がある様に見られ周囲にとても目立つ、そこで本格的な屋根を作らないで椰子の木で作った骨組みを屋根に乗せ一時的にシートで代用しお金が底を着いた様に見せかける、つまり周囲の目を交わすこと

使った材料と金額

@コンクリートブロック1個5ペソ〜6ペソ 大量使用
A2部鉄筋(6mm)又は3部鉄筋使用 Kg当りの金額(輸入物に付き買う度に連日変動)
B砂2トンダンプに敷地近くまで運んで貰って1000ペソ
Cセメント1袋280ペソ(輸入品に付き連日変動)
D大工作業員1日200ペソ
Eココナツ切り倒し作業1日(チェーンソ使用)1500ペソ
Fその他、シャカンベラ スコップ 水 シート
G応急用に大雨時道を流れる砂を地元民は通常集め持っている 無料


写真はキッチンに当る場所である

全て合わせて日本円で10万(約5万ペソ)あればY氏は家を建てることができると謂う、なぜ他の日本人が同じ様な家を作って数百万〜数千万も家にかかるかも合わせて指摘をしていた、全ては人任せと自分の労を出さないことに原因があるのではないかと指摘を戴いた。

Y氏が暮らす日頃の生活

普段はマイス(トウモロコシ)畑の管理指導を行っている、この付近には大量の石ころが散乱しお世辞にも質の良い土地とは謂えない、その為限られた作物しか耕作を行うことができない土地柄でもある。
Y氏は大家のA氏に自分の持てる農業技術を惜しみなく伝達する毎日である、先ず作物が育つ上での最大の敵は雑草であるとY氏は指摘する、周辺住民一帯がせっかく撒いたマイスが芽を出す頃に草引きを全く行わないと嘆いていた、だから他の畑と比べても成長が著しく違うのであった、またY氏は幾ら口で説明しても当事者の目の前で現実を見せないと中々謂うとおりに動いてくれないと謂う、最近Y氏は敷地に棚を作りニガウリを作っていた、勿論その周辺には無い品種でもあるが見事に幾つも実がなっていた。


Y氏が育てたニガウリと自主制作された棚である

またY氏は辛いことと言えば、こう謂う事も強く指摘していた「あればあるだけ全て食べてしまう」ことである、詰り大の大人が後先を考えず食べつくして仕舞うのでそれを見て育つ子供まで右習いになると謂う、こう謂った習慣で幾世代も続いた土地柄に心底入れ替えるのが難しいとも語っていた。
そんなY氏は今では殆んど買い物に行くことが無い連日の自給自足生活を行っている、それを何処かで噂を耳にした邦人NGO団体が勘違いをし救済支援をする為に尋ねてきたことがあったと謂う、正直これにはY氏も遺憾を露にしていた。


Y氏の管理しているマイス畑は写真奥の背丈の長い畑である、手前が雑草を引き抜かない
畑である、歴然と成長の差が生じている、勿論無農薬であり消毒薬など買う余裕などない

Y氏が経験を踏んだフィリピン人女性について

移住者に最も大切な地位にある奥さんの裏切りが内部崩壊の元であると指摘した、どんな財閥でも大企業でも極々身近な存在の裏切りが大どんでん返しをすると言う、どんなにタガログ語や英語、そして地元セブアノ語が万能で巧みであっても役に立つことがないと断言していた、また持ち前のお金であるが数千万いや数億持ってフィリピンへ移住してもやたらと転がり込む色んな角度から押し寄せてくる美味い話や噂に結果的持て遊ばれ騙されると謂うのである、そして失敗又は騙された人間がまた次の移住者を食い者にしている邦人も中にはいると指摘している、物価の安い国へ幾ら個人的に大金をつかったとしても得られる金銭もそれなりに低水準であると指摘する、だから現存物価が安ければ商売を起して超繁盛しても最後まで投資を行った日本円に追いつくことが著しく難しいとも語っていた、ともあれ移住前の日本での金銭感覚が少しでも残っていれば、移住先田舎での暮らしで得られる収入ではとても辛すぎる状況でしかなく、そして何時しか当地の金銭感覚に完全に溶け込んで初めて納得が行くと語っていた。


写真に登場している女性はY氏とは何等一切関係のある女性では御座いません!!、



こんな暮らしを続けると失敗をするかも

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