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かつや リストラ効果で増収増益
あのボブサップも舌鼓を打ったという味自慢の焼肉店「かつや(京都市南区 BENEFIT指定店)」が、激化する年末商戦を忘年会、打ち上げ等の団体客利用で乗り切り、年末決算で前年比よりも10・3%増の53億7460万ゼニーと、爆発的な増収、増益に転じた。昨年10月に敢行したすし部門閉鎖のリストラ効果によるもので、経営陣は今後も、赤字を量産していたすし部門から全面撤退する意向をあらわにした。これに対し、同店元すし職人こうへい氏(全日本すし職人協会ヒラ会員)は憤慨し、同店に意見陳述書を提出するという。骨肉の争いは、新年早々修羅場を迎えそうだ。
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ハッピを着、作り笑顔で記者会見に臨むこうへい氏
(かつや本社記者会見場) |
10月に実施したリストラでは、これまで同店玄関先に設置していたすし部門を全面撤廃。新たに、串かつ部門を設けた。大リストラの発端は、すし部門の怠慢経営に起因。同部門にタムロする心無い常連客(おそらくバイク系)の異常繁殖と、それ助長した同職人こうへい氏にあった。すし部門はこれまで、水一杯で閉店まで居座るセコい客(たぶんバイク系)や、金を出さずに口はやたらと出してくるコスい客(ほぼバイク系)、玄関先で深夜まで騒いだあげく、店舗2〜3階部分の住居スペースを民宿代わりに利用する図々しい客(言うまでもなくバイク系)など、店舗回転率を妨げる低次元層の顧客中心の経営スタイルだった。そのため、毎月赤字決算を量産。経営難に陥っていた。
また、すし職人でありながら、すしを握る回数よりもハンドルグリップを握る回数の方が多い無類のバイクバカこうへい氏の勤務態度にも問題があり、ツーリングを理由とした遅刻や早退は朝めし前で、ほかにも気分次第の臨時休業、常連客への無許可値引き接遇など、すし部門の存在自体が、かつやの健全経営を大きく圧迫していたという。
そこで、首脳陣が奮起。現状では、店舗再建の目途が立たないと判断し、役員会の場で決議案を採決。ようやく、すし部門の閉鎖と職人こうへい氏の懲戒解雇を決定し、庶民派で大衆受けする串かつ部門を新設することで、難局を乗り切る秘策に出た。このリストラ策が功を奏し、当初からすし部門の存在に難色を示していた焼肉好きの一般客や、時には高級官僚らが、積極的に酒宴の場として同店を利用するようになり、今回の増収増益につながった。
思わぬ上昇気流に同店の女将は、「こうへいがおらへん方が、ホンマ忙しいわぁ〜」と、うれしい悲鳴。今後も、すし部門を再開する意向がないことを明言。常連客でもあるBENEFIT代表shin氏も、「小さい店舗で、よく頑張っている!感動したぁ!!」と、エールを送った上で、女将に焼肉の焼き加減を問われると、「大胆かつ、柔軟に!」と、こだわり派らしい味な注文を付けた。
一方、事実上の「戦力外通告」を受けた孤高の荒鷲こうへい氏は、殺到する記者団のインタビューに対し、「今回の転職は、決してかつや側からの解雇ではない。おれはさすらいの流れ板、あくまでもこちらからのフリーエージェント宣言だぁ!!!」と、自らの独立説を唱え、いきがってはいるものの、会見後に帰宅していく後ろ姿は見るからにむなしく、足元に野良犬がまとわり付くなど、北風がピーポー吹いていた。このままどこまで漂流していくのか、流れ板こうへい氏の今後の動向に注目が集まる。
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