水の庭 celestial garden 7
温かい水の中をたゆたう。
自分の身体と外界との境界が曖昧になっていく。
甘い毒に冒されていくような感覚。
心地良さと、絡みつくような息苦しさが混ざり合う。
―― ・ ・ ・ ・ ・ ・?
考えようとする意識さえ、水に溶けていった。
重い頭の中に、情景が流れこんでくる。
直接響いてくる。
日差しに透ける銀の髪の母娘が、石畳の町並みを歩いていく。
手を振る人影を見つけると、幼い娘は母親の手を放して走って ・ ・ ・
・ ・ ・父親に抱き上げられて笑いながら ・ ・ ・拙い言葉を早口に並べ、留守中の ・ ・ ・伝え ・ ・ ・
顔を輝かせながら ・ ・ ・傍らに歩み寄る母 ・ ・ ・ ・ ・ ・抱き寄せる父に、嬉しそうに ・ ・ ・綻ばせて ・ ・ ・ ・ ・ ・
夢の続き。
断片的に、とめどなく繰り広げられる。
目を閉じているのに、耳を塞ぎたいのに、遮断できない。