寄生獣

 

2003年4月21日

昨日、ある所に行った。車の部品が売っている場所であった。

そこに漫画がけっこう置いてあった。何故置いているかはわからないが、たぶん興味の無い人にはこれを読んでもらおうと思ったに違いない。

そこでわたしはある漫画に出会った。

 

「寄生獣」であった。(たぶんそんな名前)

 

私は昔見ようと思った事があったが、表紙の絵が恐すぎてやめておいたのだ。しかし、その日の私は違うかった。「読んじゃいけない」。私の警告を無視して何かに取り憑かれたようにその表紙をめくっていた・・・・。

 

ここからの話はもしかしたら話の内容を話しているかもしれないので、知りたくない人は見ないように。

 

 

その漫画は一人の青年の話だった。名前は「シンイチ」だった。

彼は別に普通の生活を送っていた。・・・・・・・・送っていたはずだったのだ。その地球にはある微生物が静かに発生していた。それが「寄生獣」である。

それらは人間の・・・・。

待て待て。話すとまずい。たぶん作者の言いたい事は「人間のエゴによって何が起こっているか」という事をいいたいのだと思う。ちょっと違うっぽいけど。

 

ふむ。私には到底文字にする事が出来ないが、その「寄生獣」が人間の「天敵」の様な物になる。そしてその「シンイチ」という青年がその「寄生獣」達に関係してくるというわけだ。

目の前で人が殺される・・・。それに嘔吐する人間。しかし、人々は豚や牛の肉を食べている。牛を殺すと「食料」として見られるのに対し、「寄生獣」が人間を殺し食料とする行動には異を唱える。

 

その青年はある理由で寄生獣の1人と会話できる機会がある。

そこでの会話はこんな感じだった。

青年「人間を殺している寄生獣を殺してやるんだ・・・!」

寄生獣「どうやって?」

青年「・・・・協力してくれないか?」

寄生獣「どうして?」

青年「世界を・・・そして日本を救うためだ・・!!」

寄生獣「そうか。私は感情が無いから利己的な事しか頭に無いがそれでいいんだな?」

青年「・・・え?」

寄生獣「私の行動の全ては自分が生きるためにする事だ。なので寄生獣を倒す事は君の命を守るつまり、私をも守るという点で別に構わないが、寄生獣の私が寄生獣を倒す・・・。もし、君の立場がそういう事になった場合、君はどういう気持ちになる?」

青年「・・・あ・・・くっ・・・」

寄生獣「(こういう質問の仕方をすると人間は絶対に悩むな・・・)」

 

まあ言うと(言わなくてもわかるけど)牛を殺している人間がいて、それが殺戮繰り返すのを見かねた牛が人間の自分に「協力して殺してくれ!我々を守るためなんだ!」と頼まれているという事ですね。

青年は人間の事しか考えてないという事がわかる。別に構わないが、そしてしょうがない事なんだろうけど、私は余り好きじゃない。

 

人間に天敵が居た頃は,、私はスタイルや髪型や性格なんかを気にしたりしないだろう。ネイルや化粧。全然気にしないで、まず生きて行くことを前提に生きて行くだろう。そして私はそうしていた方が人間には良くない事だろうが、世界としては食物連鎖の輪がちゃんと形成されていいと思うのだ。

 

自分が死ぬのは嫌だ。しかしそれは誰でも思う事。

 

 

「人間が半分になればどれだけ地球が綺麗になるだろうか」

「人間が3分の1になったらオゾン層破壊は3分の1になるんだろうか」

 

人々がそう思った時、漫画のような世界になるかもしれないと、私は思うのだ。

 

 

 

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