< 仏法基調の平和と文化と教育 >

21世紀の展望を語る

第2部


 31  32  33  34  35  36  37  38  39  40

 

<31>
出席者:秋谷会長、青木副理事長、原田副理事長、野崎副会長、谷川副会長、佐藤総合青年部長

佐藤 日顕が丑寅勤行に出たら出たで、これまた悲惨だ。「コノヤロー」「テメー」と所化を怒鳴る、殴る。「広宣流布を祈願する」はずの勤行が、まるで「地獄絵図」だ。
青木 「日顕は所化を虐待するために丑寅に出るんだ」と陰口を叩かれているほどだ(笑)。
野崎 宗門の坊主連中も陰でせせら笑っているようだな。
谷川 日顕は丑寅が心底、嫌で嫌で、しょうがないんだ。そのウサ晴らしの対象が所化だ。所化なんかいじめて情けないやつだ≠ニバカにされている(大笑)。
青木 とにかく丑寅勤行すらも、まともにできないやつに、法主の資格はない。だったら、とっとと法主を辞めろ!

原田 坊主も法華講も、みな腹の中では、そう思っている。「あいつは、いつ辞めるんだ」「まだか、まだか」と、首を長くして待っている(笑)。
谷川 それは日顕が一番、分かっていることだ(笑)。先月も日顕は、末寺の坊主や女房どもを前に白状していた。
 ワシは法主になって、すでに20数年経っている。周りから見て「もう、だいぶ長い。いつまでやっているんだ」とか、いろいろな考えがあると思う≠ネんてブツブツ愚痴を言っていた(大笑)。
秋谷 坊主連中が怒るのも当然だ。あの「天一坊(てんいちぼう)」のやつが宗門を乗っ取ってからというもの、完全に「一宗滅亡」じゃないか。
原田 あいつが嫉妬に狂って、学会を切ったせいで、信徒は大激減。
 「C作戦」の前は公称約1800万人だったのが、今では、実質たったの数万人。
 「日本一の大教団」から、今では誰も知らない弱小教団に落ちぶれ果ててしまった。
青木 それに裁判でも断罪続き。日顕と宗門の悪名は日本中に轟き渡っている。
野崎 だから辞められないんだ、あいつは。もし今、辞めたら、恨み骨髄の坊主たちから、何をされるか分からない。自業自得で袋叩きにされるに決まっている。それが怖くて、引くに引けないんだ(大笑)。

青木 それに、あの男は根が卑しい「畜生」だ。一度掴んだモノは絶対に手放さないのが畜生の習性だ(笑)。
原田 いや、たとえ日顕が「その気」になっても、あの強欲女房の政子が辞めさせないよ。
 天地がひっくり返ったって、ありえないよ(大笑)。
谷川 そのあたりを鋭く見ている坊主もいる。
 「日顕は死ぬまで法主に居座る決心なのか。それとも、わが子かわいさで、あのバカ息子の阿部信彰に譲るか。どっちかだろう」ともっぱらの噂だ。
佐藤 別の坊主も「もう決まったようなものだよ。呆れたよ」とバカにしていた(笑)。
青木 その通りだろうな。日顕というやつは、それほど「一族支配」に執着している。みなのことを考えて、潔く跡目を譲るなんていう常識が全く通じない男だ。あいつの頭の中は自分のことだけ。それしかない。本当に未生怨(みしょうおん)は怖いな。
秋谷 小心者で保身しかない。80歳にもなって、醜くしがみついているだけだ。
原田 だいたい宗門の歴史の中で、一族3代続けて法主になった例なんか、ただの一度もない。
 それを跡目は、あのバカ信彰≠セなんて、滑稽千万だ(大笑)。

野崎 あいつが法主の座にしがみついているのは、一にも二にもカネのためだ。
 法主でいる限り、信徒からジャンジャン供養を集められる。
秋谷 日顕が法主を辞めたら、誰も相手にしない。誰も1円たりとも供養しようなんて思わないだろう(笑)。
原田 実際、あの「ニセ法主」がやってきたことは、檀徒に何度も登山をさせて、供養を搾り取ることだけだったじゃないか。
谷川 あとは裁判で断罪されたこと以外、何もない(笑)。
青木 その大事な大事な金蔓(かなづる)を、あいつが簡単に手放すわけがない。譲るとしても信彰にやらせて、自分は死ぬまで遊びたい。そういう魂胆だろう。
佐藤 バカバカしい。なにが信彰だ(笑)。あいつは昨年7月、日顕の相承疑惑の件で、極悪ペテン師の山崎正友と都内のホテルで密談していた。
 信彰のやつは山崎にオヤジの相承を証明してくれ≠ニ頼み込んだというじゃないか。
野崎 刑事裁判の判決で合計70カ所以上も「ウソつき」と断罪されたペテン師に、こともあろうに一番、大事な相承の「証人」を頼み込む。とんだ「法主候補者」がいたもんだな(大笑)。
谷川 まあ、もともと日顕は相承のない「ニセ法主」だ。「ニセ法主」が誰に譲ろうが次も「ニセ法主」だ。「ニセ法主によるニセ相承」だ(爆笑)。
秋谷 まったくバカバカしい。もう宗門は終わりだ。日顕が終わったら、さらにハッキリする。完全に滅亡だ。決まってるじゃないか(大笑)。

(2003.6.25. 聖教新聞)

 

<32>
出席者:秋谷会長、青木副理事長、原田副理事長、野崎副会長、谷川副会長、佐藤総合青年部長

佐藤 あの極悪ペテン師の山崎正友のやつは今、10数件もの裁判を抱え込んでいる。
 ほとんど毎週のように、あっちこっちの裁判所に顔を出しているようだ。
青木 あの男は、それが相当こたえている(笑)。
 最近は体調が悪い≠ニか入院した≠ネどと悲鳴を上げて、裁判の引き延ばしを図っているそうじゃないか(大笑)。
秋谷 まさに裁判地獄≠セ(爆笑)。
原田 何が体調が悪い≠セ。
 あいつが抱えている裁判の大半は、自分で訴えたものじゃないか。
 「自縄自縛(じじょうじばく)」「身から出たサビ」じゃないか。
野崎 しかも山崎は、あっちこっちでウソをついているから、弁護士も立てられない(笑)。すべて「本人訴訟」でやっている。
谷川 私の学生時代、同期生だった弁護士も仰天していた。
 10数件もの裁判を一人でやるなんて、まさに狂気の沙汰だ≠ニ呆れ果てていたな。
原田 あいつは恐喝事件を起こして懲役3年で服役。ちょうど10年前に刑務所を出てからも、やることなすこと全部、裏目、裏目の大失敗(笑)。
谷川 それで破れかぶれになって、売れもしないデマ本を出したり、めったやたらと裁判を起こしたり。
 もう完全に「断末魔」だ(大笑)。

佐藤 山崎が、やけのやんぱちで、片っ端から訴訟を起こした魂胆なんか、見え透いている。
 一つは「日顕向けのパフォーマンス」。もう一つは「マスコミ向けの宣伝」だ。
青木 手当たり次第に裁判を起こす。それで、どっかから金を引き出そう――あいつの考えそうなことだな。
野崎 それに、あいつは昔、さんざんマスコミを利用しては金儲けした。
 その味が忘れられないんだ。
 またマスコミに振り向いてもらおうとギャーギャー騒いでいるんだ。
谷川 しかし、いくら騒いだって「誰も」「どこも」相手にしてくれない。完全に無視だ。
 あの『週刊新潮』あたりが時々、山崎のコメントを一言二言、載っけてやるぐらいだ。
青木 あいつも落ちぶれたものだな。それじゃあ「ガセネタ屋」の乙骨以下の扱いじゃないか(大笑)。
原田 まあ、それも当たり前だ。
 自分の金儲けの策謀のために、さんざんマスコミを利用してウソ八百を書き殴ってきた。どこのマスコミも、もうコリゴリだ。
秋谷 数多くの出版社が山崎に騙された。利用された≠ニ後悔している。
原田 「月刊ペン」事件のデマを蒸し返した、文藝春秋の元編集幹部も昨年、明確に学会に謝罪した。
 「取材もせず山崎の原稿を載せたということは、よくなかったことは分かっています」
 「私個人としては、名誉会長及び関係者の皆さまにおわびします」と陳謝した。
谷川 当たり前だ。デマを書いた隈部は、逮捕された上、25日間も勾留。裁判でも、当時では最高額の罰金刑が下った。それほど悪辣なデマだった。
野崎 「もう山崎みたいな疫病神は真っ平御免だ」。これがマスコミ界の一致した声だよ(大笑)。
谷川 結局、山崎のマスコミ狙いのパフォーマンスは、またもや大失敗。あいつに残ったのは裁判の山≠セけというわけだ(大笑)。

佐藤 そういえば山崎のやつ、何をトチ狂ったか、最近の裁判で「恐喝事件は、なかった」なんて言い出している(笑)。
秋谷 バカバカしい。だいたい、あの男は、もう10年も前からあの事件は冤罪だから再審を請求する≠ネんて、さんざん宣伝してきたじゃないか。
原田 今まで何べん、聞いたか分からない(笑)。
 ところが、何年たっても「再審請求」なんて、いっぺんも出さないじゃないか(大笑)。
青木 何やってんだ? 現に10数件も裁判をやっているんだろ。だったら、今さら1件くらい増やしたって、どうってことないじゃないか。
 再審請求でも何でも、勝手に出せばいいじゃないか(大笑)。
谷川 それが、いつまでたっても出さない。「出す、出す」と騒ぎながら、出さない。いや出せない。
野崎 それ自体が「山崎が恐喝事件を起こした」という、何よりの証拠だ(爆笑)。

(2003.6.26. 聖教新聞)

 

<33>
出席者:秋谷会長、青木副理事長、原田副理事長、野崎副会長、福島副会長(弁護士)、谷川副会長、佐藤総合青年部長

佐藤 前回、話が出た通り、あの極悪ペテン師の山崎正友が今ごろになって恐喝事件は、なかった≠ネんて喚いている(爆笑)。
野崎 まったくバカなやつだ(大笑)。そんな大ウソをいくら喚いたって、誰も信じない。
 弟子≠フ日顕や子分の乙骨ですら、全然、信じない(爆笑)。
谷川 腹の底ではあいつは凶悪な恐喝事件を起こしたやつだ。いくらオレたちだって刑務所までは行っていない≠ニバカにし抜いているだろうよ(笑)。
原田 しかし山崎が、ここまで恐喝事件は冤罪だ≠ニ言い張っているんだ。
 だったら、あいつが、いかに惨めに逮捕され、裁判で木っ端微塵に断罪されたか。その事実を、もう一度、思い出させてやろうじゃないか(笑)。
青木 そりゃあいい。そうしようじゃないか(大笑)。
野崎 だいたい山崎のやつが、恐喝事件を起こしたのは、他の誰のせいでもない。一にも二にも、自分が勝手につくった会社の経営に失敗したからだ。
青木 その通りだ。あいつは悪辣な土地転がしで手に入れた4億5000万円の悪銭を元手に「シーホース」という冷凍会社をつくった。
 アブク銭をつかんだだけでは満足できず、もっと金儲けをしようと欲をかいたんだ。
野崎 その一方で山崎は、坊主に取り入り、操り、宗門を乗っ取ろうと策謀した。
原田 だが、あんな商才のない、しかも「女狂い」「遊び人」のゴクつぶしに、商売なんかできるわけがない。
 シーホースは山崎の放漫経営がたたって、あっという間に火ダルマ。45億円もの借金を抱えて、昭和55年4月に倒産した。
福島 そのうち債権者にも追いかけられ、にっちもさっちもいかなくなった。
 そこで山崎は宗門に学会を攻撃させるぞ≠ニ脅し、僧俗和合の破壊をちらつかせながら、大恩ある学会を恐喝してきたんだ。

秋谷 当然、山崎の借金など、学会とは一切、関係がない。
 このことは、後の恐喝事件の裁判の判決でも、明確に認定されている。もちろん、山崎のバカげた要求に応じる必要など本来は全くなかった。
野崎 だが追いつめられた山崎は、是が非でも学会から金を脅し取ろうと、ありとあらゆる手口で狂奔した。
青木 山崎は、それ以前から、当時の北条会長の新宿の家にも、頻繁に電話したり、会ったりして脅していた。
 これは北条会長の夫人の弘子さんも証言していることだ。
 「山崎からの電話は威圧的で、みな電話を取りたがらなかった」
 「自宅で山崎に食事を出す場合もあったが、本当に汚らしい食べ方だった」等々、明確に証言している。
秋谷 それで結局、責任者であった北条会長が、宗門問題もあり、山崎の要求を受け入れてしまった。山崎に、たぶらかされ乗っけられ、後世に大きな汚点を残してしまった。
福島 判決でも北条会長が判断%凾ニ認定されている通りだ。
秋谷 あの時、先生は中国を訪問されておられ、何もご存じなかった。すべては当時の執行部で判断したことだ。
 当時のことを思えば、本当に先生に申し訳ない思いでいっぱいです。
青木 北条さんも学会の首脳に「山崎に、たぶらかされ、だまされて申し訳なかった」と心から謝罪していた。
秋谷 かつて誠実な北条さんは「私は会長になる資格などなかった。池田先生のカバン持ちでいくのが、いちばん正しい人生だった」とも述懐していた。
 「もともと法華講出身でもあり、甘い考えで、きてしまった」と論じていたことが忘れられない。

原田 しかし山崎は、その後も調子に乗って、さらに学会から金を脅し取ろうとした。
秋谷 当然、学会は山崎の要求を断固、拒否。昭和55年6月7日、学会は山崎告訴に踏み切った。
福島 すると山崎は週刊誌に覆面≠ナ14回もデマ記事を書きだした。
 逮捕が怖くて大慌てでギャーギャー大ウソを並べ立てたんだ。
野崎 しかし、捜査を進めた警視庁は同年10月25日に告訴を受理。焦った山崎は、とうとう今度は実名で19回もデマ手記を書き殴った。
佐藤 追い詰められた揚げ句、化けの皮を自分で剥いだ。
 そして山崎の逮捕へと事態は進むわけだ。

(2003.6.27. 聖教新聞)

 

<34>
出席者:秋谷会長、青木副理事長、原田副理事長、野崎副会長、福島副会長(弁護士)、谷川副会長、佐藤総合青年部長

谷川 前回も話が出た通り、極悪ペテン師の山崎正友のやつは最近、気でも狂ったように訴訟を乱発している。
野崎 あいつは、さんざん日顕に学会攻撃をけしかけてきた。ところが全部、大失敗。それで日顕に顔向けできなくなってるからだ。
 何か学会攻撃のパフォーマンスをやっていないと、日顕に格好がつかない。言い訳できない。
 それで、めったやたらと訴えているんだ(笑)。
青木 いかにも山崎のやりそうなことだ。あいつが、どれだけ焦っているか。あがいているか。よく分かるじゃないか(大笑)。

原田 それにしても山崎というやつは、天才的な悪党、天性の大ペテン師だったな。
青木 何しろ、あいつは「誰かを陥れるには女性問題をデッチ上げるに限る」と知り抜いていた。「それが一番の急所だ」と、はじめから狙いすましていた。
秋谷 その通りだ。「政治にせよ宗教にせよ、偉大な指導者ほど、女性問題のスキャンダルを捏造される」。これは古今東西の方程式だ。
原田 釈尊しかり、日蓮大聖人しかり。これは仏法上、真実の実践者である証明だ。経文通りの姿だ。
野崎 また、あの周恩来総理しかりだ。清廉潔白な人物ほど、卑劣なデマを流される。その卑劣な陥れの構図を、あの山崎は知悉していた。
谷川 あいつが裏で北海道のウソつき夫婦の狂言訴訟を打ち上げたのも、その一環だ。
 何でもいいから、とにかく女性問題をデッチ上げる。それで大騒ぎする。週刊誌に書かせる。そういう策略だった。
原田 あいつが裏で動いていたことは、元共産党関係者も暴露していたことだ。
佐藤 山崎と大学時代の同級生の元共産党議員秘書が「(狂言事件は)山崎が仕掛け人であることは間違いない」と断言していた。
谷川 あのウソ八百の狂言手記が『週刊新潮』に出た後も、山崎はコメントやらを得意げに書いていたじゃないか。舞台裏は見え見えだ。
原田 まさに「天性の悪魔」「天性の大悪党」だ。
秋谷 しかし、学会は微動だにしなかった。みな「真実」を知っているからだ。
佐藤 あんまりバカバカしいウソなので、マスコミも全然、乗っからなかった(笑)。
 ギャーギャー騒いだのは『週刊新潮』だけという、お粗末さ。山崎の魂胆は、まったく当たらなかった。
福島 ウソつき夫婦が起こした裁判自体も、「100万件に1件」という「訴権の濫用」で却下された。日本の裁判の歴史に残る判決で完全決着した。
原田 このデマ騒ぎを党の機関紙に掲載してしまったことで、時の橋本総理大臣も2度、名誉会長と学会に謝罪した。
青木 山崎のドス黒い策謀は、どれもこれも木っ端微塵だ(大笑)。

野崎 あいつは悪知恵をしぼって、この狂言訴訟と同時並行で、あの「月刊ペン」事件まで蒸し返してきたな。
福島 バカバカしい! 「月刊ペン」事件というのは、ウソっぱちのスキャンダル記事を書いた編集長の隈部という男が、25日間も勾留。罰金20万円という当時の最高額の罰金刑で断罪された事件だ。
原田 当然、この策謀も大失敗(笑)。大失敗どころか、かつて山崎に利用された文藝春秋の元編集幹部まで学会に謝罪。
 「取材もせず山崎の原稿を載せたということは、よくなかったことは分かっています」「前々から言っている通り、私個人としては、名誉会長及び関係者の皆さまにおわびします」と明確に謝罪した。

野崎 今から思えば、こうした山崎の一連の動きも弟子≠フ日顕を操り、手玉に取ろうという狙いがあったことが明快に分かる。
佐藤 その通りだ。もともと山崎のやつは、とにかく日顕をけしかけて、学会攻撃を仕向けようと躍起だった。
 凶悪な恐喝事件で服役したあいつは、平成5年に刑務所を仮出所した直後からも、気が狂ったように日顕に手紙を送っていた。
野崎 分かっているだけでも5回、日顕に手紙を送って学会を攻めろ、陥れろ≠ニ煽り立てていた。
谷川 学会を訴えろ∞オレは証人申請されれば、いかようにも証言する≠ニまで請け負って、さんざん、けしかけていたな。
秋谷 日顕をけしかけて攻撃させる。訴えさせる。その裏で自分を売り込む。稼ぐ。儲ける。そういう魂胆だったんだ。
青木 山崎なんか、もう「恐喝事件まで起こしたペテン師」の正体がバレて、どこも見向きもしてくれない。日顕だけが頼みの綱だ。「金づる」だ。なんとしても日顕だけは手玉に取る、と血眼だったんだ、あいつは(大笑)。
原田 ところが、日顕は学会を攻撃したはいいが、あの「シアトル事件」が発覚してしまった。足下に完全に火がついた(爆笑)。
福島 「シアトル事件」発覚で慌てた日顕は、学会を訴えたものの、これがまた大失敗。日顕は自分で3回も出廷した揚げ句、自分自身のウソが原因となって、第1審でハレンチな行状が完全に認定されてしまった(大笑)。
野崎 学会を陥れようと狙ったところが、学会は無傷。かえって自分が天下に赤っ恥をさらけ出した(爆笑)。
秋谷 これこそ「還著於本人(げんちゃくおほんにん)」だ。
谷川 さあ、慌てたのは山崎だ。日顕に学会を攻めろ≠ニ煽った手前、日顕に顔向けできない。面目が立たない。
 それで最近、裁判を乱発しはじめたんだ。あいつの思惑も構図も見え透いている(大笑)。
原田 それだけ山崎のやつが追い詰められているということだ(笑)。

佐藤 ところが、この悪あがきでも、またまた墓穴を掘っている。
 今や10数件もの裁判を抱えて青息吐息。それに訴訟を起こして騒いだせいで、自分の恐喝事件が、またまた日本中に知れ渡ってしまった。
福島 それどころか、あいつは自分が起こした不倫絡みの裁判で、300万円の賠償命令を受けて、赤っ恥をかいた(笑)。
野崎 さんざん女性問題で騒いできた張本人が、自分の汚らわしい行状で断罪。
青木 これまた「還著於本人」だ(爆笑)。
原田 本当にバカなやつだ。愚劣な策士が策に溺れたわけだ(大笑)。
佐藤 まあ、山崎が、どんなにウソの策謀に血眼になろうが、うまくいくわけがない。
 何しろ、あいつのデタラメ話には「いつ」「どこで」「誰が」が何一つない。いくら裁判を起こして、あがいたって、通用するはずがない(笑)。
秋谷 これは、日蓮大聖人も明確に示されていることだ。
谷川 御書には「何(いず)れの月・何れの日・何れの夜の何れの時」か厳しくただせ、とある。
 これは大聖人が、悪辣な坊主どもの大ウソに対して明確な証拠を出してみよ≠ニ痛烈に破折された御聖訓だ。
秋谷 これこそ、デマを叩き斬る「正義の言論」の根本だ。「魂」だ。デマを鋭く、厳しく見破り、邪悪を打ち倒す、日蓮仏法の真髄だ。
青木 天性の大ペテン師の山崎。その弟子≠ノ成り果てて、いいように操られる日顕。
 どれほど卑劣か! その化けの皮は、完全に剥がれ落ちた。極悪非道の正体が、白日のもとに、引きずり出された。
秋谷 今こそ「追撃」だ。魯迅いわく水に落ちた犬は叩け≠セ。
 百万言のウソも「事実」には、かなわない。
 正義の我々は、いよいよ痛烈に邪悪を打ち破っていこうじゃないか。今がチャンスだ!

(2003.6.28. 聖教新聞)

 

<35>
出席者:秋谷会長、青木副理事長、原田副理事長、野崎副会長、福島副会長(弁護士)、谷川副会長、佐藤総合青年部長

佐藤 あの極悪ペテン師の山崎正友が、恐喝事件が発覚した当時、どれだけウソ八百を撒き散らしたか。逮捕されたくない一心で、どれほど捜査の撹乱を狙ったか。
野崎 当時の「産経新聞」などの報道によれば捜査当局は、昭和55年11月5日から年末にかけて、山崎に対して実に14回もの事情聴取を行っている。
青木 まさに異例の回数だな。
野崎 動いた捜査員は30人。事情聴取した関係者は約500人にも、のぼった。
福島 それだけ綿密な捜査を重ねた上で、山崎を追い込んでいった、ということだ。

原田 山崎は逮捕前、捜査当局に、大ウソだらけの「上申書」なるものまで提出した。
野崎 それも罫紙で100枚以上も、だ。
秋谷 あの男が、いかに必死で逮捕を逃れようとしていたかがよく分かるじゃないか(大笑)。
谷川 その「上申書」で山崎は「私には年老いた母と、別居しているとはいえ妻と娘たちがいます。男として養う義務があります」なんて、心にもない泣き言を書き連ねていた(笑)。
佐藤 何言ってんだ! その母親と弟に、自分が作った2億3000万円もの借金を冷酷に押しつけたのは、どこのどいつだ!
福島 そんなデマの策文≠ネんか、何枚書いたってムダだ。捜査当局に通用するわけがない(笑)。
野崎 年が明けて昭和56年。いよいよ「逮捕も秒読みだ」と焦った山崎は、いても立ってもいられず、今度は病院に逃げ込もうとしたんだ(笑)。

福島 しかし、山崎の最後の悪あがきも失敗(笑)。まさに入院の予定時刻であった1月24日の午後5時に、あえなく逮捕された。
野崎 しかも小心者の山崎のやつは、逮捕の時も、ブルブル震え上がっていた(大笑)。
佐藤 「朝日新聞」の記事には、こう出ている。
 「小柄な山崎正友を突然、三人の男が取り囲んだ。『警視庁の者です。緊急にお話をうかがいたいことがあるので、同行願います』。一瞬キョトンと男たちを見上げたあと、山崎の顔はみる間にあかく染まった」
 「『本当に警視庁の人なんでしょうね』。手はブルブルふるえ、声もかすれがち」と出ていた通りだ(笑)。
谷川 無様な姿だ。
 追い詰められたドブネズミそのものじゃないか(笑)。
青木 その後、山崎の化けの皮は、4年間、75回に及ぶ厳正な審理によって、完全に剥がされた。
福島 東京地裁の判決が下ったのは、昭和60年3月26日の午前10時過ぎのことだった。
 判決の主文に続いて、判決理由が朗読された。これが2時間余に渡った。
原田 その間、山崎は静まり返った法廷で、50回以上も信用できない∞ウソつき≠ニ断罪され続けたんだ。
青木 「針のむしろに座る」とは、まさにあのことだった(笑)。
福島 あれは本当に厳正な判決だった。4年間にわたって山崎を詳細に観察し続けた吉丸裁判長が、一言一言、山崎を突き刺すように判決を読み上げていった。
野崎 判決は「幾多の虚構の弁解を作出し、虚偽の証拠を提出するなど、全く反省の態度が見られない」
 「本件は犯情が悪く、被告人(=山崎)の罪責は重大」
等と山崎をバッサリ断罪。
原田 判決の模様は、読売、朝日、毎日の3大紙をはじめ、新聞各紙が、その日の夕刊のトップで大々的に報じた。
佐藤 当時の新聞だけじゃない。この判決は重要判例≠ニして法律専門誌にも収録されている。日本の法曹史に残る有名な判決になった。
福島 その後、昭和63年の東京高裁、平成3年の最高裁も、この判決を支持し、懲役3年の判決が確定。山崎は平成3年2月25日、葛飾区小菅の東京拘置所に収監。その後、栃木県の黒羽刑務所に入所。これが恐喝事件の真相だ。
谷川 全部、明々白々じゃないか。いったい、どこを、どうゴマかせば「恐喝事件は、なかった」なんていうウソっぱちが出てくるんだ?(爆笑)
佐藤 まったくバカバカしい! 悪辣な恐喝事件で実刑判決。商売道具にしていた弁護士の資格もなくなった「元弁護士」。山崎よ、それがお前じゃないか。

青木 そのうえ山崎は「月刊ペン」事件の裁判でも、大ウソを木っ端微塵に吹き飛ばされた。
 判決で、こんなに何度も大ウソつき≠ニ断罪された人間も、まずいないんじゃないか。まさに裁判所公認の「デマ男」だ。
福島 その後も山崎は、何の反省もなく、恨みと妬みで日顕を利用して狂ったように学会を攻撃した。
秋谷 日顕は、こんな恐喝事件を起こした男と結託して学会を切ったんだ。
 まさに狂気の沙汰だ。
谷川 だが、その謀略も全部、大失敗。山崎は、かつての不倫相手の夫から訴えられた裁判で、1審、2審に続いて今年、最高裁でも敗訴。慰謝料300万円の支払いを命じられている。
野崎 何をやっても敗北だ。必ず仏罰を受ける。
青木 昔の夢が忘れられすにあがいては、ますます大恥をさらし、地獄の底を這いずり回っている。皆からバカにされ、惨めな老醜の骸をさらけ出している。
 これが山崎という男の正体だ(爆笑)。

(2003.6.30. 聖教新聞)

 

<36>
出席者:秋谷会長、青木副理事長、原田副理事長、野崎副会長、谷川副会長、佐藤総合青年部長

原田 日顕宗の末寺が最近、一段と困窮しているようだな!
佐藤 どこもかしこも台所は「火の車」だ。
 何しろ大石寺からの補助金がないとやっていけない「援助寺院」が、3分の1以上にもなるという話だ。
野崎 とにかく信徒が集まらない。供養が来ない。これじゃ、最低限の生活もできない≠ニ半狂乱の坊主もいる。
谷川 かと思えばもっと葬式が欲しい。何とかならないか≠ニ悲鳴をあげているやつもいる(笑)。

佐藤 ところが、そんな惨状、窮状なんか、日顕は、全くのおかまいなし。
 やれ本山に信徒を登山させろ∞供養させろ≠ニ末寺をギュウギュウに締め上げている。
青木 飯も食わずにやれ≠ネんて言っていたな(笑)。
野崎 独裁者の日顕の手前、みな表面上は、黙っている。だが、一皮めくれば骨の髄まで日顕を憎み抜いている。日顕を恨み抜き、罵り抜いている。完全に面従腹背だ。
佐藤 だいたい寺を持てる坊主の資格を取っても、入る寺のない無任所坊主≠ェ、今や全体の4分の1もいる。過去10年で2倍以上に増えた勘定だ。
原田 これまた自分では一つも寺を造らないくせに、見栄を張って坊主の数ばかり増やしてきた日顕のせいだ。
青木 どれもこれも日顕が元凶だ。あいつの狂気! 独裁! その陰で末寺の坊主は「生き地獄」の泥沼だ。

秋谷 そのなかで日顕ファミリーだけは、相変わらず贅沢三昧の限りを尽くしているわけだ。
野崎 だいたい日顕の、贅(ぜい)の限りを尽くした大豪邸! あれは何だ!
佐藤 まず東京の渋谷区松涛の大豪邸だ。
 これは、まず15億円で購入した後、1億円もかけて全面的に建て替えたという。ところが、それを、たったの1年で取り壊した。
谷川 しかも、その跡地に、今度は10億円といわれる大金を注ぎ込んで大邸宅を建てた。
野崎 総額26億円の大散財だ。
 末寺への援助額なんか、全部あわせたって、たかが知れたものだ。
 それすらも出し渋り、出しケチっておきながら、自分と女房のすみかには26億円!
青木 豪邸に住んで、高級料理を食って、高い着物を着て豪遊している。
 これで何が坊主だ!
秋谷 完全に狂っている。
佐藤 登記簿上は、土地は「境内地」、建物は「寺院」となっている。だが実際は、建物の半分以上が日顕と政子の住居部分。完全な「私邸」だ。「私物」だ。
谷川 しかも内部の贅沢ぶりは、すさまじい限りのようだ。本格的な京風建築、松の銘木を使った回廊に、和風庭園‥‥。
佐藤 大理石張りの浴室、1千万円のシステムキッチン。それに床暖房で、壁には、1千万円の「備長炭シート」まであるという話だ。
野崎 バカバカしい! だいたい、あいつは建物を改修した時、何と言っていた?
 海外の人々も、この出張所で信仰を深め、種々の会合も執り行っていく≠ネんて、しゃあしゃあと言い放っていたじゃないか。
原田 ところが何年たっても、留守番の坊主と政子が住み着いているだけ。海外の信徒が使った形跡なんか一つもない。
佐藤 宗門の機関紙にも、そんなの出ていないぞ。いつやったんだ、ハッキリしろ!
谷川 それに、松涛に移る前に出張所≠セった、世田谷区等々力の7億円の豪邸。松涛の建物が建った後も、一向に処分される気配もない。
佐藤 二つで総額33億円だ。そんな豪邸を抱え込んで、どうするんだ? 日顕が隠居でもしたらどっちを使うんだ?
野崎 いや「日顕が死んだら、どうするんだ。処分するのか」と言っている坊主もいる(笑)。
青木 結局、日顕ファミリーは東京きっての超高級住宅地に豪邸を二つも抱え込み、ふんぞり返っているわけだ。
原田 なにが出家だ。大聖人を食い物にし、仏法を食い物にする「法盗人」じゃないか。
野崎 これじゃあ末寺の坊主や家族が怒りをぶちまけるはずだな!
秋谷 戸田先生は折伏もせず、堕落しきった坊主の寺を「坊主の寝床」と叱り飛ばされた。日顕の豪邸こそ、、まさに坊主の寝床だ。腐り切った畜生坊主の象徴だ。

(2003.7.1. 聖教新聞)

 

<37>
出席者:秋谷会長、青木副理事長、原田副理事長、野崎副会長、谷川副会長、佐藤総合青年部長

野崎 前回は日顕が渋谷区松涛、世田谷区等々力と、いずれも東京きっての超高級住宅地に二つも豪邸をもっているという話が出た。
佐藤 都内だけじゃない。伊豆の修善寺にも日顕、政子の温泉付き高級別荘≠ェある。
谷川 それもテニスコート付きの宿泊施設が建ち並ぶ、温泉別荘地のド真ん中だ。
佐藤 ただでさえ高級な別荘地に、約550坪もの広大な敷地を買い込み、木造平屋建ての別荘が建っている。
野崎 しかも専用の温泉まで引いてある。総工費は2億円をくだらない、というな。
谷川 その温泉にしたって、旅館並みにジャンジャン大量の湯が出るものだそうだ。

佐藤 それに、表向きは「大石寺研修所」なんて称しているが、とんでもない。
 敷地の周りは、まるで中身をひた隠すように高い塀が取り囲み、表札一つない(笑)。
谷川 それどころか、宗務院が発行している「寺院名簿」にすら載っていない。
 だから、当初、ほとんどの坊主が存在すら知らなかった。
青木 まさに日顕、政子の「秘密別荘」だな。
谷川 しかも、その温泉管理費を支払っていたのは、何と日顕の女房の政子個人だと言うんだ。
青木 おかしな話だ。完全に私物化じゃないか。
秋谷 土地も建物も「大石寺」の名義だったら、温泉の管理料も大石寺が払うのが筋じゃないか。
佐藤 ところが、法主でもない、大石寺の役員でもない政子が払っていた。
原田 不可解千万だ。
青木 まさに私物化の「物的証拠」だな!
佐藤 そんな豪華な「秘密別荘」まで持ちながら、日顕と政子の「遊び」の欲はキリがない。
 一族や取り巻きを引き連れて、目と鼻の先にある高級温泉旅館に繰り出しては遊び回っていた。
谷川 それというのも政子が別荘に飽きたからだ≠ニいうじゃないか。
野崎 まったく、バカバカしい限りだ!
原田 平成3年8月の坊主の集まりで日顕は坊主や女房は贅沢な格好をするな。これ見よがしに、虚飾虚栄にふけった姿を信者に見せるな≠ネんて抜け抜けと言い放っていたじゃないか。
秋谷 坊主には「贅沢するな」。その一方で自分たちだけは想像もつかない贅沢三昧。末寺の坊主は奴隷同然、いや、それ以下の扱いだ。

佐藤 それに日顕の普請道楽。
 正本堂を破壊するのに50億円。その後の奉安堂とやらを建設するのに200億。
 その他、広布坊等に21億円、客殿に41億円‥‥あの陰険、陰湿の「C作戦」以降だけで、総額300億円以上もの大金を湯水のように使ってきた。
原田 それも全部、ただの日顕の思いつきだ。肝心の信者なんか全然、来ないのに(笑)、自分が「見栄」を張りたい――ただ、それだけで建てた「見栄の固まり」ばかりだ。
谷川 そのほか裁判にも大金を注ぎ込んでは、連戦連敗(笑)。
佐藤 億単位のカネを注ぎ込んだ、あの「シアトル事件」の裁判を見てみろ!
 自分で訴えておきながら、1審で下劣な行状が認定された揚げ句、自分でスゴスゴと取り下げた(笑)。
谷川 そのうえ訴訟費用の1400万円も全額、日顕側が支払うハメになった(大笑)。
秋谷 これだけの大金があったら、いったい、どれだけの寺が建ったか。入る寺のない坊主たちも恨み骨髄だ。
谷川 あいつは、それでも満足できない。信者の懐ばかりか、最近は坊主の財布まで狙いはじめている。
 一昨年も、末寺の預貯金の1割を「寄付金」として大石寺に上納させている。2000年には、本山塔中の住職らの給与まで3分の1もカットした。
佐藤 食い詰めてピーピー鳴いている末寺の坊主を前に、あいつが何と言ったか。
 「たくさんムダが見つかった」なんて言い放っていた。

青木 ふざけるな! 今の宗門の一番の「ムダ」は貴様じゃないか!
 お前みたいなゴクつぶしの「ニセ法主」のおかげで、どれだけ宗門が食い潰されているか! 末寺の連中が、どれだけ泣かされているか!
原田 権力欲に取り憑かれた坊主というものが、いかに恐ろしいか。「宗教悪」と戦ったトルストイが金と欲に狂った坊主ほど醜いものはない≠ニ糾弾した通りだ。
野崎 今の日顕こそ、その最大の権化だ。「地獄の使い」だ。

(2003.7.2. 聖教新聞)

 

<38>
出席者:秋谷会長、青木副理事長、原田副理事長、野崎副会長、谷川副会長、佐藤総合青年部長

青木 ところで「政治不信」の問題。いまだに政界の不祥事が後を絶たない。
原田 先月24日にも、共産党の筆坂秀世前参院議員のセクハラ事件が発覚。大恥をかいて辞任したばっかりだ。
佐藤 衆議院の事務局によれば「国会議員のセクハラ辞職」は1948年以来のことで「史上二人目」という話だ。
谷川 各新聞も一斉に報道していた。
 「筆坂議員セクハラ辞職 支持拡大に冷水」(毎日新聞)、「退潮傾向に拍車も」(朝日新聞)、「共産、党勢立て直し打撃」(日本経済新聞)等々と酷評していた。
佐藤 もう一つ、今、マスコミが厳しく糾弾していることがある。事件の詳しい内容を、ひた隠しにしている共産党の「秘密主義」「密室主義」だ。
谷川 その通りだ。
 各紙も「事実関係説明が不足」「閉鎖的体質改善進まず 党内からも不満の声」(毎日新聞)、「身内の不祥事は真相あいまい」(読売新聞)、「変わらぬ秘密主義」(産経新聞)、「詳細説明せず」(日本経済新聞)等々と猛反発だ。
佐藤 識者からも非難囂々(ひなんごうごう)だ。
 セクハラ問題に詳しい弁護士も共産党は選挙民に説明すべきだ∞女性云々というが、共産党が勝手に言っているだけじゃないのか≠ニ鋭く指摘していた。
谷川 メディア法に詳しい大学教授も事件の日付や会合の性格を公開すべきだ。でなければ選挙で選ばれた国会議員が辞める理由を示したことにはならない≠ニ追求していた。
野崎 だいたい筆坂議員といえば、共産党の書記局長代行、政策委員長。党の実質的なナンバー3ともナンバー4ともいわれる最高幹部じゃないか。
青木 しょっちゅうテレビにも出ていた「党の顔」だ。これは痛いな!
原田 共産党も「自滅」だ。大失敗、大打撃だ。とうとう倒れちゃったな!
野崎 卑劣な宗教弾圧なんかに血眼になっているからだ。厳しい「報い」だ。

谷川 とにかく、支持者の期待を裏切る議員。国民の心を踏みにじる議員。そういう議員が多すぎる!
秋谷 公明党も「綱紀粛正」だ。他党の姿を見て、自らを厳しく律していかなければならない。
 他人事みたいに甘く考えていたら、大間違いだ。
青木 まったくだ。酒、金、異性問題等々、みっともない議員は絶対に出すな!
秋谷 日常の姿が大事だ。とにかく誠意、誠実に徹していく以外にない。
 政策や雄弁、人気などではない。まず「行動」「振る舞い」がどうかだ。それが長年、議員を見てきた分析の結果だ。史実だ。
野崎 今後は我々も一段と強く出ていく。賢明に、厳しく見ていく。

佐藤 何も議員だけじゃない。あの役人の税金の無駄遣い! こっちも大問題だ。
谷川 以前、この座談会でも話題になったが、国家公務員の給与の「現金支給」!
 国家公務員の110万人のうち約80万人が「全額現金支給」、あるいは「一部現金支給」を受けているといわれる。
青木 バカバカしい。コストがかさむばっかりじゃないか。
 何人もの職員が手作業で給料を振り分ける。運搬作業もある。確認事務のために銀行員が立ち会う。当然、その間の警備もある‥‥どれだけ人件費が、かかるか。
原田 振り込みなら、コンピューターで一瞬だ。民間企業もみな、そうしているじゃないか。
谷川 ところが、現金で受け取っている役人が何と言っているか。
 家内に給与額を知られたくない
 給料日に銀行に並びたくない≠ニ、わがまま放題、勝手放題に言っているようだ。
野崎 冗談にもほどがある。この不景気の時代に「公僕」が何を考えているんだ。
秋谷 国家公務員も夏のボーナスの時期を終えた。
 各政党が先頭に立って、こうした「特権意識」「わがまま」「非能率」に厳しくメスを入れるべきだ。
原田 その通りだ。
 とくに公明党! 全力を挙げてもらいたい。
谷川 これはもう、心ある議員が、総理にも言うべきじゃないか。
 主要な官公庁の心ある人々も「政治家、役人の、みなが動くべきだ」と言っている。
原田 それに国家公務員の「通勤定期代」の問題!
野崎 国家公務員の定期券は、1カ月単位になっている。
 これを6カ月単位にするだけで、「年間で約75億円」も節約できるというんだ。
青木 そんなにか! 今まで毎年75億円も、むざむざ「ドブに捨てていた」わけだな。
佐藤 これを公明党の山下栄一参院議員が、国会で追及した。
 小泉首相も今、初めて、うかがった。検討に値することだ。
 なぜ今までできなかったのか≠ニ驚いていたそうだ。
秋谷 一事が万事だ。政治家も、役人も自分たちは特別だ≠ニ思い上がるところから腐敗がはじまるんだ。
 議員は、それに気づき、戦い、打ち勝ち、国民から喝采を浴びるような振る舞いをしてもらいたい。われわれ国民も、一段と声を張りあげていこうじゃないか。

(2003.7.3. 聖教新聞)

 

<39>
出席者:秋谷会長、青木副理事長、原田副理事長、野崎副会長、谷川副会長、佐藤総合青年部長

青木 あの捏造雑誌『週刊新潮』の社長が、警視庁から書類送検されたな。
野崎 7月3日のNHKのニュースをはじめ一斉に報道された。
佐藤 事の発端は熊本県の医療法人を中傷したデマ記事事件だ。
 この事件で警視庁牛込署は3日までに、新潮社の佐藤隆信社長と記事を掲載した『フォーカス』の山本伊吾編集長(当時)ら8人を名誉毀損罪の容疑で書類送検したんだ。
原田 マスコミによる名誉毀損事件で「大手出版社の社長が書類送検されるのは極めて異例」と、時事通信、共同通信も報道していた。
野崎 出版史上、前代未聞の事件だ。
 それに送検されたのは社長や編集長だけじゃない。取材や執筆を担当した記者まで送検されたというじゃないか。
佐藤 これまた異例中の異例のことだ。
青木 実際、あのデマ記事は本当に悪質だったからな。
谷川 この医療法人の理事長の妻らが交通事故で死亡した。ところが、妻に多額の保険金がかけられていたことから新潮社の『フォーカス』や『週刊新潮』が、あたかも理事長が保険金狙いで事故に関与したかのようなデマ記事を掲載したんだ。
原田 悪辣極まる。証拠も証人も裏付けも何一つないのに、勝手放題に「人殺し」呼ばわりする。
青木 卑劣も卑劣!
 言語道断の悪辣記事だ。
秋谷 今回のデマ事件のように、新潮社の雑誌に名誉をズタズタにされた人は数え切れない。
 そうした被害者のためにも、検察は厳重、厳格に捜査してもらいたい。
野崎 その通りだ。それが市民の声だ。国民の人権を守るためだ。

佐藤 この事件では記事に対して、医療法人が名誉毀損で新潮社を提訴。昨年12月には『週刊新潮』の記事について熊本地裁が名誉毀損を認定。新潮社側に損害賠償990万円の支払いを命じている。
谷川 本年4月には『フォーカス』のデマ記事で東京地裁が新潮社を断罪。マスコミによる名誉毀損では史上最高額となる1320万円の賠償命令を下したんだ。
青木 それに加えて今回の書類送検だ。
佐藤 言うまでもないが名誉毀損は重大な犯罪だ。
 刑法230条には人の名誉を毀損した者は3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金に処する≠ニ明確にある。
原田 かりにも「社会の公器」であるべき出版社の社長が名誉毀損罪の容疑に問われているんだ。
青木 これで有罪になれば、『週刊新潮』は「捏造雑誌」「デマ雑誌」どころか、もはや「犯罪雑誌」だ。

谷川 それにデマ記事で新潮社の社長の責任が問われるのは、これが初めてじゃない。
佐藤 昨年11月にも、あの「和歌山カレー事件」の記事に絡んで、この社長が商法上の「監督責任」を問われた。大阪高裁から440万円の賠償命令が厳しく下っているじゃないか。
秋谷 会社の最高責任者である社長が記事に関する「監督責任で賠償」「書類送検」。こんなケースは、見たことも聞いたこともない。
 これも、さんざんデマ記事を垂れ流し、市民の人権を蹂躙してきた当然の結果だ。これから、法的にも、社会的にも、いよいよ厳しく断罪されていくに違いない。
谷川 それに『週刊新潮』は先日、また裁判で断罪されている。
青木 なんだ、また負けたのか(笑)。今度は何だ?
佐藤 『週刊新潮』が、ある国会議員を中傷したデマ事件だ。6月20日に東京地裁が、損害賠償金100万円の支払いを命令したんだ。
原田 新聞各紙も、いっせいに報道していたな。
佐藤 判決は「(『週刊新潮』の)記事は真実と認められない」――つまり真っ赤なウソだ≠ニ一刀両断だった(爆笑)。
秋谷 またもや『週刊新潮』は「捏造雑誌」「デマ雑誌」と裁判所から明確に認定されたわけだ。

野崎 それにしても新潮社は、このところ「負けっぱなし」だな!(大笑)
佐藤 何しろ新潮社は、昨年の6月以降の1年間だけで、14回も「完全敗訴」している。
青木 「月1回は敗訴」か! 猛烈な勢いだな!
谷川 14回の裁判で命じられた賠償金は、総計で「4360万円」にものぼる。
野崎 ただでさえ「賠償額が低い、低い」といわれる日本だ。
 その日本で、これほど高額の賠償を命じられる。新潮社の記事が、いかに悪辣千万か。一目瞭然じゃないか。
谷川 5月には「一日に2件の裁判で敗訴」という珍記録≠ワで飛び出したほどだ(笑)。
佐藤 4月にも「1320万円の賠償命令」という「賠償額の記録更新」をしたばかりだ(大笑)。
谷川 それだけじゃない。新潮社は、ここ5カ月の間に、それも東京地裁だけで8件も訴えられている。
佐藤 「朝日新聞」「読売新聞」といった日本を代表する大新聞までが新潮社を訴えている。同業者のはずのマスコミ界からも非難囂々だ。
青木 これだけ次から次へと裁判を起こされる。しかも「月1回」のペースで負けっぱなし。「業界の新記録」だな(爆笑)。
佐藤 それに男子部のメンバーが調べてくれたが、この24年間で新潮社が断罪された裁判は、なんと「64回」もあったそうだ。
野崎 完全に常習犯≠セな!

佐藤 しかも『週刊新潮』の編集部には、真摯に反省する気持ちなんか毛頭ない。
 今回の国会議員のデマ事件についても「当事者の決定的な証言がありながら、それを認めないのは納得がいかない。即刻控訴する」なんて息巻いている。
谷川 何が「納得がいかない」だ! 何が「当事者の決定的な証言」だ!
 知人の弁護士に聞いたが、新潮社側は裁判で「証言があるというが、それはどこの誰なのか」も明らかにできなかったという話だ。
野崎 これまた、『週刊新潮』の十八番の「幽霊コメント」だったわけだな(笑)。
佐藤 判決も「氏名などが裁判で明らかにされておらず、真実性が担保されているとは言えない」「取材で真実が裏付けられているとはいえない」とバッサリ斬り捨てている(笑)。
青木 「捏造雑誌」の手口見たり、だな(大笑)。

佐藤 学会を中傷したデマ記事でも『週刊新潮』は、ことごとく敗訴している。全部「デマである」と裁判所が認定したんだ。
谷川 交通事故の被害者である北海道の学会員・白山さんを加害者呼ばわりした「冤罪報道事件」では、110万円の賠償命令が最高裁で確定。東京の東村山市議の転落死をめぐるデマ事件でも200万円の賠償命令が確定。
原田 『週刊新潮』にデマ記事を載せた北海道のウソつき夫婦が起こした裁判でも記事は事実無根≠ニして、夫婦の訴えを却下。100万件に1件あるかないかという「訴権の濫用」で却下された。
青木 それに「北新宿デマ事件」では「400万円の賠償命令」と「謝罪広告の掲載命令」が厳然と下り、最高裁で確定した。
野崎 それで、とうとう新潮社は昨年末、学会に公式に謝罪している。

原田 威勢がいいのは見出しだけ。記事の中身はバカの一つ覚えの「幽霊コメント」だらけ。あそこは、いつもそうじゃないか(大笑)。
野崎 当然、「いつ」「どこで」「誰が」といった具体的な事実がない。これだから「捏造雑誌、デマ雑誌」とバカにされるんだ(爆笑)。
原田 裁判でも、これだけ断罪されているんだ。『週刊新潮』には、社会的にも厳しい糾弾の声が巻き上がっている。
谷川 たとえば一昨年6月に沖縄で起きた、あの米軍兵による女性暴行事件。あの時も『週刊新潮』は、悪辣な人権侵害記事を書き殴って大顰蹙を買った。
佐藤 『週刊新潮』は、被害者の女性のプライバシーまで暴き立てた上、言うに事欠いて暴行された側にも落ち度があった≠ニ書き立てたんだ。しかも「4回も」だ。
青木 ひどいな!
谷川 女性は度重なる報道被害に「(報道で)衆目にさらされるのではないかとおびえる生活を強いられ、精神的にもどん底です」と厳重に抗議した。
秋谷 当然だ。極悪非道のやり口だ。
佐藤 ところが『週刊新潮』は、反省、謝罪するどころか、この手記まで、せせら笑っていた。
谷川 これまた匿名の「地元記者の一人」とやらのコメントとして、手記を「泣き言」「自己弁護」「余りにも薄っぺら」等々と、さんざん罵倒した。
 そのうえ「余りにも軽率な『手記』を公表して、周囲を唖然とさせている」とまで書き立てたんだ。
野崎 まったく空恐ろしいやつらだ。完全に狂っている!
佐藤 この悪辣な人権侵害記事に対して、とうとう沖縄弁護士会も異例の「勧告書」を出した。
 「一方的に被害者の落ち度を言い立てたり、あら探しをしようとするもの」「悪意に満ちた侮辱的内容で、名誉や人格権を明白に侵害している」と、厳しく糾弾した。
青木 当たり前だ。凶悪な暴行事件の被害者を、あろうことか「晒し者」にし「笑い者」にする。断じて許されない。
 まさに「言論の狂気」「言論の凶器」だ。
佐藤 沖縄弁護士会が被害者の救済申し立てを受けて「勧告」を行ったのは、これが「史上初」のことだ。
青木 それほど悪質な「言論の暴力」だったということだ。

原田 それに平成9年に神戸で起きた、連続児童殺傷事件。ここでも『週刊新潮』は、大きな社会問題を引き起こしたじゃないか。
野崎 そうだった。あの事件では、逮捕された容疑者が、当時14歳の少年だった。それでマスコミの報道も、どんどんエスカレートした。
谷川 とくに、ひどかったのが『週刊新潮』だ。
 『週刊新潮』は、この容疑者の少年の顔写真を、目隠しを入れて掲載した。同じ新潮社が出している『フォーカス』に至っては、目隠しすら入れずに、少年の顔写真を掲載した。
佐藤 少年法に違反する疑いも強い。法務省も「少年法に抵触する写真・記事をあえて掲載し、人権を著しく侵害した重大な事件」と認定。
 新潮社に『週刊新潮』『フォーカス』の「回収勧告」を出したほどだった。
谷川 法務省がマスコミに発行物の回収を勧告する――これまた「史上初」のことだ。
秋谷 『週刊新潮』のような悪辣雑誌には「表現の自由」を主張する資格はない――そういう厳しい認定だ。
佐藤 しかし新潮社は、この勧告を「回収しない」と、はねつけたんだ。
青木 どこまで狂った連中か!

谷川 だが世論の反応は厳しかった。
 全国の書店の大半が、自主的に販売を拒否。キヨスクや私鉄売店、大手コンビニエンスストアなども販売を拒絶した。
佐藤 新聞でも、全国紙5紙と地方紙の一部が、『週刊新潮』の広告の掲載を拒否した。
谷川 神戸弁護士会をはじめ、各地の弁護士会も相次いで抗議した。
秋谷 これが「民衆の声」「社会の超え」だ。もう『週刊新潮』みたいな悪辣雑誌が、許される時代じゃない。
佐藤 その証拠に『週刊新潮』は部数も低迷続き。特に若者なんか見向きもしない(笑)。
原田 もうそろそろ新潮社の幹部も、そこらへんが分からないといけないな。
 売上は伸びない。社の評判は最悪。揚げ句の果てに、多額の損害賠償まで命じられる。
野崎 完全に社の「お荷物」「厄介者」じゃないか(笑)。
青木 「疫病神」は早いところ始末する。それが身のためだ(大笑)。

谷川 『週刊新潮』が社会的に糾弾された事件は、まだまだある。
 たとえば平成7年、水俣病の「未認定患者」として長年、苦しんできた人々に、その救済として一律260万円が支給されることになった。
 これについても『週刊新潮』は、悪辣な人権侵害記事を書き殴った。
佐藤 そうだ。なんと「『ニセ』水俣病患者」という大見出しを立てて誹謗、中傷したんだ。
青木 「『ニセ』水俣病患者」とは何事だ! どれだけ多くの人が、健康障害や周囲の無理解に苦しんできたか。そのことを、いっぺんでも考えたことがあるのか?
谷川 しかも記事の中身も、例によって例のごとく「匿名コメント」のオンパレードだ。
佐藤 「水俣市の幹部職員の一人」「某患者団体の会長」「水俣病公害審査委員の一人」‥‥。どれもこれも出所が曖昧。「いつ」「どこで」「誰が」といった具体的事実も全然ない。
谷川 この問題記事に対して、日本弁護士連合会は平成10年、新潮社に謝罪広告の掲載などを求める「警告書」を出した。
佐藤 「匿名での引用があまりに多く、書かれた側が反論できない点で妥当でない」
 「唯一実名で登場した医師も『(発言を)勝手に追加された』と証言するなど、記事は正確性を欠く」と『週刊新潮』を厳しく糾弾したんだ。
野崎 まったく正論だ。「捏造雑誌」のやり口が明々白々じゃないか。
谷川 「警告」というのは、同会の対応の中で最も重い処置だ。それほど悪辣千万、非道千万の悪質なデマだったわけだ。
野崎 これほど「警告」や「勧告」を受けている雑誌なんか、ほかには、どこにもない。『週刊新潮』だけだ。

谷川 『週刊新潮』だけじゃない。新潮社が発行している雑誌は、どれもこれも陰険、陰湿極まりない。
 まるで会社ぐるみだ≠ニいう指摘もあるほどだ。
佐藤 平成2年に、新潮社の出している写真週刊誌が、他人のプライバシーを侵害する写真を掲載して大問題になったことがあった。
 これに対しても、第2東京弁護士会が新潮社に「警告」を出している。
原田 また「警告」か。
 まったく、いちいち挙げたらキリがないな。
谷川 その警告に、新潮社側が何と言い放ったか。
 「これでは『人権』という言葉がいかにも安っぽくなるばかりだと痛感しました。ほかには申し上げるべきこともありません」と抜け抜けと言い放っていた。
青木 何が「『人権』という言葉がいかにも安っぽくなる」だ! まったくの開き直りじゃないか。

谷川 まだまだある。新潮社が出している月刊誌が、家裁に送致された少年容疑者の実名と顔写真を掲載。猛反発を受けた事件もあった。
佐藤 平成10年に大阪府の堺市で通り魔殺傷事件が発生した。事件の容疑者は当時19歳の少年だった。
谷川 これも少年法に反する明確な「違法行為」だ。
佐藤 当然、世論は猛反発。販売を自粛する書店や、閲覧を制限する図書館などが続出した。
野崎 日本弁護士連合会の会長も「法軽視の社会風潮を助長し、社会的責任を果たすべきメディアとして許されない」と異例のコメントを出して糾弾していた。
谷川 法務省も「人権侵犯に当たることは明白」「人権尊重の精神の欠如と法無視の態度は甚だしい」と新潮社に勧告。再発防止策の公表や、関係者への謝罪を要求した。
佐藤 しかも、その半年前には『週刊新潮』や『フォーカス』が、神戸での殺人事件の記事で、法務省から勧告を受けたばかりだった。
原田 「半年で2度」も「法務省から勧告」。異例も異例の異常事態だ。後にも先にも、新潮社だけだ。

谷川 しかも、だ。神戸での殺人事件で『週刊新潮』らが少年容疑者の顔写真を掲載したのは、編集部だけの判断じゃなかった。
 「担当取締役」が事前に了承した上での掲載だった。
佐藤 報道でも「(法務省)人権擁護局幹部は『担当役員も了解しており、会社ぐるみだ』と、いら立ちを隠さない」(共同通信)とあった。
谷川 この事件で、児童文学で著名な作家が新潮社に再三、抗議した。最後は、自身の全著作の版権を、新潮社から引き揚げるという事態にまで発展した。
青木 作家が出版元から全版権を引き揚げる。これまた極めて異例だな!
谷川 「児童文学で出発した私が、このまま新潮社から本を出していては読者の信頼を失うことになると思った」と怒りを露わにしていたほどだ。
原田 まったく正しい。皆が「その通りだ。作家として正しいあり方だ」と感嘆していたな。
野崎 とにかく『週刊新潮』のような「狂犬雑誌」を野放しにする。いくら糾弾され、勧告され、弾劾されても、同じような人権侵害事件を引き起こす。
 これはもう新潮社の「体質問題」だ。
青木 その通りだ。まあ、あそこは、もともと「俗物宗教」に首まで漬かった社長や重役がやってきた会社だ。そもそもの「根本」が狂っている。
野崎 そうでなければ、これほど気違いじみた事件を立て続けに起こすことなんか、到底、できないはずだ。まったく空恐ろしい連中だ。

(2003.7.7. 聖教新聞)

 

<40>
出席者:秋谷会長、青木副理事長、原田副理事長、野崎副会長、谷川副会長、高柳婦人部長、佐藤総合青年部長、井桁女子部長

青木 今の日本、犯罪が増える一方だ。物騒な事件、事故が後を絶たない。
谷川 最近、ドアの鍵を頑丈にする人が増えているようだ。
 監視カメラが飛ぶように売れているというし、市民の防犯意識も高まっている。
野崎 御聖訓に「賢人(けんじん)は安(やす)きに居(い)て危(あやう)きを歎(なげ)き佞人(ねいじん)は危うきに居て安きを歎く」と仰せだ。
 まして、この「五濁悪世(ごじょくあくせ)」の世の中だ。まず「自分の身は自分で守る」時代だ。
秋谷 池田先生も「賢者は事故を起こさない」とのことわざを引いて、繰り返し指導されている。
 無事故は幸福の条件だ。皆が油断を排し、意識を高めて「絶対無事故」を勝ち取っていかなくてはならない。
青木 とくに都会では、人の繋がりや近所づきあいがなくなり、近隣にも無関心になっている。
 それが泥棒や強盗など、犯罪を多発させる遠因になっている。そういう指摘もある。
高柳 そういえば先日、テレビに「元泥棒」という人が出てきて(笑)、「近所で声を掛けあっているような地域は、敬遠する」と話していました。
佐藤 学会でも、地域貢献の一環として、近隣と連帯して防犯活動を行っているところも多い。
谷川 ある会館では、数年前から町会の「夜回り」に積極的に参加している。
 地元支部を中心に、壮年部と男子部が取り組んでいる。
原田 地元の警察と連携を取りながら防犯活動を推進している地域もある。
 近隣の方々から、大変に喜ばれているという話だ。
青木 地域に貢献し、友情の根を張りながら「善の連帯」を広げていく。それが学会の活動だ。
 結局、人間の「心の絆」が事件や事故の防止につながっていくんだ。

秋谷 とくに女子部の皆さんは、絶対に事件、事故に巻き込まれてはならない。これまでも徹底してきたが、今後とも十分に注意していただきたい。
高柳 女性を狙った凶悪な犯罪も急増しています。暴行、ひったくり、ストーカーや通り魔の被害‥‥。
野崎 最近は男も悪いのが多いからな。本当に陰湿になってきた。
 近ごろ話題になっている早稲田大学の学生サークルの事件といい、まるで獣だ。そういう事件ばっかりじゃないか。
青木 日本も高度成長期には、社会にも経済にも勢いがあった。男性も、そっちのほうに関心が向いていた。
 しかし今は、それがなくなった。谷間みたいな社会だ。
 心も暗く、陰湿になってしまった。
秋谷 もう、ずいぶん前の話になるが、北海道の女子部員が事件に巻き込まれたことがあった。夜遅くに外出して被害にあった。
 今でも池田先生は、気にかけていらっしゃる。「あのような事件は、絶対にあってはならない」と、私どもに幾度となく、厳しく語っておられる。
井桁 先生は「青年部は家族に心配をかけてはならない。人を安心させるのが仏法者である」「女子部は、電話で帰宅時間を知らせるとか、両親の心を理解できる、聡明な女性であってほしい」と繰り返し指導されています。
青木 とにかく「夜は遅くならない」――これが一切の根本だ。
 女子部では午後10時までには帰宅する「10帰(テンキ)運動」を呼びかけているね。
井桁 女子部として、「夜は、なるべく二人以上で歩く」「人通りの少ない道は避ける」。それに「防犯ベルを携帯する」など、事故を未然に防ぐ心構えを徹底しています。
 これは女子部の最高会議での決定です。
原田 「見知らぬ人には、絶対に安易に対応しない」という原則もあったね。
 当たり前のことだが、大事な鉄則だ。
高柳 本人の意識が大事です。
 これからは一人ひとりが、一段と厳しく自覚し、活動の原則を守りながら、責任をもって実践、実行していきたいものです。
 とくに「帰りが遅い」というのは、大変に心配です。
 活動で頑張っている女子部だからこそ、無事故を心から祈っています。
青木 毎回の会合終了後にも、中心者が必ず注意を呼びかけてもらいたい。
 皆の父親、母親の気持ちになって、打ち合わせも短くするような配慮を、お願いします。
秋谷 壮年、婦人、青年部の幹部も、細心の注意を心がけていきたい。
 「油断は敵」だ。各部が十分に注意し、絶対無事故を徹底していこうじゃないか。

野崎 話は変わるが、北海道の利尻島にある日顕宗の寺が、もう完全に廃墟らしいな。浜名道長が言っていたよ。
佐藤 利尻島には道宣寺という日顕宗の寺があるが、今じゃあ坊主もいない。檀徒もゼロ。人っ子一人来ない。
谷川 そうなんだってな。
 一時期、正信会の坊主が居座っていたが、交通事故で死亡。それで日顕宗の寺になった。ところが、その後、ほとんど寺に坊主が来なくなったというんだ。
佐藤 今年も、法要らしきものは寺では1回もなかったそうだ。
谷川 いや、とても法要ができるどころじゃない有り様だ。何しろ雑草だらけで荒れ放題。扉には板が釘で打ち付けてあって、完全に閉鎖されている。およそ人の気配がしない(笑)。
佐藤 おまけに、大きな木が茂り放題に茂っていて、不気味極まりない。
 近所の人たちも「あれじゃあ、化け物屋敷だ」と噂しているそうだ。
秋谷 これも利尻島の同志が、正義のために、勇敢に戦ったからだ。本当に立派だ。
原田 正義が拡大すれば邪悪の仏敵は必ず滅んでいく――これは広宣流布の方程式だ。
青木 それに隣の礼文島でも、わが同志が頑張っている。
野崎 利尻島も礼文島も昨年から今年にかけて、多くの弘教が実った。地域への貢献も目覚ましい。
青木 そのほか北海道では天売、焼尻、奥尻の各島でも、みな広布拡大に意気軒高だ。元気に戦っている。
佐藤 北海道の青年部も大前進している。今月には東京牧口記念会館で、北海道青年部の総会が開催される。
秋谷 先日、池田先生も「北海道は、すごい。どんどん伸びている。大成長している」と語っておられた。
 いよいよ北の天地に、広宣流布の本格的な基盤ができあがってきた。「新時代」の到来だ。

(2003.7.9. 聖教新聞)