< 仏法基調の平和と文化と教育 >

21世紀の展望を語る

第3部


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<11>
出席者:秋谷会長、青木理事長、西口総関西長、山本九州長、松村副会長(弁護士)、高柳婦人部長、杉山男子部長

秋谷 正義の学会は「勝利また勝利」の連続だ。社会の中でも一段と光った存在になっている。
松村 裁判も全部、勝利だ。
 学会が当事者になっている裁判は、ただの一つの例外もなく、全て学会の勝利だ。
西口 ドス黒い嫉妬の連中が垂れ流した卑劣なデマも法廷で、ことごとく粉砕されたな。
青木 当たり前だ。
 だいたい週刊誌に書かれた学会中傷のデマだって、ほとんどは、あの恐喝事件を起こした大ウソつきの山崎正友が火元だよ(笑)。
山本 「根も葉もない女性問題をデッチ上げる」――これは山崎の「常套手段」だ。
秋谷 卑劣、陰湿な女性問題のデマで陥れる。これは、古今東西、あらゆる偉人、哲人が受けてきた歴史の方程式だ。
杉山 あの周恩来総理も隠し子がいた≠ネどという、まったくの事実無根のデマで攻撃された。
山本 それに、あのナチス・ドイツもキリスト教の聖職者に女性問題のデマをデッチ上げて、弾圧を図った。
青木 有名な史実だ。
西口 中国の孔子だって女性がらみの噂で中傷されたじゃないか。
秋谷 釈尊も卑劣な女性問題のデマを騒がれた。釈尊の受けた、有名な「九横(くおう)の大難」の二つまでが「女性についてのデマ」だった。
青木 日蓮大聖人も坊主や権力者によって卑劣極まるデマを流された。
 法華経を弘めようとしたために、妻子を持たないのに「犯僧」の名が国中に満ちた≠ニ仰せの通りだ。
西口 事実無根のデマ、讒言の謀略こそ「正義の証明」「真実の仏法者の証」だ。
秋谷 その通りだ。
西口 しかし、学会中傷のデマの裏には山崎の「作り話」――もう皆が、この真実を明瞭に分かってきたな。
杉山 あの「月刊ペン」事件の時も、山崎一派はデッチ上げのデマを騒ぎ立てていた。
西口 この事件では、デマ記事を書いた隈部大蔵が逮捕され、25日間も勾留。
 刑事裁判の結果、隈部に罰金20万円の支払いが命じられて「学会の完全勝利」で全面決着した。
松村 これは、当時としては最高額の罰金刑だ。
 どれほど「月刊ペン」のデマが、いい加減で悪辣だったか。一目瞭然だった。
青木 その裁判でも、山崎一味は、ありとあらゆるデマで学会を陥れようとしたな。

杉山 山崎の子分で、勤務先から資料を盗んだ「窃盗男」の原島なんか、こんな大ウソをついていた。
 昭和47年7月、国会の会期中に名誉会長と女性国会議員を大石寺で見た≠ネんてデマを法廷や週刊誌で流した。
山本 バカバカしい。ちょっと調べれば明確に分かるウソだ。
 当時、開かれていた国会は7月6日から12日まで。この期間中、その国会議員は毎日、休まず国会に出ている。議事録や写真も明確に残っている。
杉山 だいいち池田先生は、この期間、大石寺に行っていない。
松村 その通りだ。
 7月6日は創価大学。
 7、8日は学会本部で会合に出席。9〜16日は東北指導に行かれていた。
 全部、聖教新聞に明確に出ている。
青木 大ウソをつかれた女性も調べもしないで、よくも、こんなデタラメが言えるものだ≠ニ激怒していた。
高柳 ちょっと調べればウソとバレる。そんなことも分からない(笑)。
青木 原島というやつは、昔から幼稚な男だったからな(笑)。
 だから山崎から金漬け、酒漬けにされて、いいように使われたんだ(大笑)。
山本 親分の山崎も昭和45年4月下旬ごろ、箱根研修所の泊まった際に見た≠ニか何とか大ウソをついた。
青木 何が「4月下旬ごろ」だ。
 あのペテン師の山崎が「ごろ」なんて言い出すのはインチキと決まっている(爆笑)。
西口 まったくだ。
 とにかく「いつ」「どこで」「誰が」が曖昧、デタラメ。
 これじゃあ、誰が見たって「全部ウソだ」と、すぐ分かる(笑)。
高柳 日蓮大聖人もデマは厳しく見抜け≠ニ仰せじゃないですか。
秋谷 その通りだ。弘法が弘仁9年の春に大疫病があった≠ニ言ったことに対して「報恩抄」で、こう仰せだ。
 弘仁9年の「春」に天下に疫病が流行したというが、「春」といっても90日間もあるではないか。何月何日なのか≠ニ。
青木 また大聖人は、こうも仰せだ。
 弘法が「夜中に太陽が出た」というが、仏典にも他の書物にも一つも記録がない
 いずれの月、いずれの日、いずれの夜の、いずれの時に太陽が出たという、明確な記録があれば少しは信じるが、それも全然ないではないか≠ニ厳しく追及されている。
西口 大聖人は、すごいな。
 「何年何月何日何時」が曖昧な話など、絶対に信じてはいけない、との厳然たる仰せだ。
杉山 山崎一味のデマも全部、その通りじゃないか。
山本 もちろん、山崎のウソは、すぐにバレた(大笑)。
松村 裁判では山崎が箱根に行ったという「4月下旬ごろ」が、山崎本人の手帳から「4月19日」と判明。
 ところが、その日の夜、あいつは高速道路で東京に帰って麻雀を打っていた(笑)。
西口 「箱根に泊まった」というのもウソだった(笑)。
杉山 その通りだ。ほかでもない麻雀をやった4月19日付の旅館の請求書と高速道路の領収書が出てきたんだ(大笑)。
青木 決定的証拠じゃないか。間抜けなやつだ(爆笑)。
松村 当然、原島と山崎のデマは裁判でも明確に断罪された。
 判決文で「確かな裏付けを欠いた状態」「額面どおりに受け取ることはできない」とバッサリ糾弾されている(昭和58年6月10日、東京地裁判決)。
西口 二人ともウソで陥れようとしたところが、逆に「大ウソつき」の烙印が厳然と残ったんだ。

秋谷 退転、反逆の輩の末路は、本当に厳しい。
 大聖人が「彼(か)の一門皆(みな)ほろ(亡)ぶるを各(おのおの)御覧(ごらん)あるべし」と仰せの通りだ。必ず、見るも無残な末路を晒していく。恐ろしいほどだ。
山本 山崎しかり。原島しかり、だ。
西口 原島のやつは今、何やってんだ?
杉山 糖尿病か何かで、もう何年も、あっちこっちの病院に入退院を繰り返しているようだ(笑)。
山本 あいつは以前、こんな泣き言を並べていたな。
 不安神経症、うつ病となり、糖尿病も悪化し、すべての現実が恐怖の世界となっていった
 やがて御本尊の前に座ることもこわくなり、女房の唱題もこわくなって「やめてくれ」と頼んだ≠ネんて自分で白状していた。
杉山 その原島の女房すら法華講の幹部と不倫疑惑(笑)。そういう話まで発覚した。
青木 恐ろしいばかりだ。法華経に説かれる「頭破作七分」の姿そのものじゃないか。まったく「経文の通り」だ。
西口 あいつは昔から「親父が幹部」というだけで、さんざん威張り散らしていた。皆に迷惑ばかりかけて、誰からも嫌われ抜いていたくせに、思い上がって会長になろうと狙っていたんだ(笑)。
青木 バカバカしい(爆笑)。あんな酒乱で、女狂いの変質漢が、何が会長だ。
西口 あいつが、どれほど狂っていたか。その一事だけで分かる(笑)。
山本 酔っぱらっては、すぐ女性に下劣なマネをする。
 ある婦人には来世に結婚する約束だ≠ネんて言って指輪を巻き上げて、勝手に持ち帰ったり(大笑)。
青木 あいつの愚劣、下劣な話は、枚挙に暇がないよ。とにかく卑しい、醜い、薄汚いやつだったな!
高柳 当時の女子部も婦人部も皆気味が悪い。気持ち悪い≠ニバカにして、軽蔑しきっていましたよ(笑)。
西口 そんな大バカ者だから、山崎の謀略にシッポを振ってホイホイと乗っかった(大笑)。山崎と結託して、会長になろうと狙ったんだ。
秋谷 夜な夜な山崎に銀座やら赤坂やらの高級クラブに連れ回され、手なずけられたんだ。
山本 第1次宗門事件の当時、原島は山崎から毎月20万円前後の「小遣い」をもらっていた。
 その揚げ句、山崎の命令で勤め先の聖教新聞社から大量の資料を盗み出したんだ。
西口 薄汚い「窃盗男」めが!
青木 その直後も山崎から原島に1000万円もの大金が渡っている。
松村 これは山崎の恐喝事件の裁判記録にも記録されている。明確な事実だ。
青木 だが、ご存じの通り、山崎と原島の謀略は全部、大失敗。
 山崎は恐喝事件を起こして「懲役3年の実刑」判決。
西口 当然、原島は会長になれなかった(爆笑)。
青木 それで、あいつは嫉妬に狂って、反逆したというわけだ。
西口 だいたい山崎でさえ原島を、ずっとバカにしきっている。さんざん陰で原島を罵っていたじゃないか。
杉山 その通りだ。
 「あんな世間知らずの不細工な人間が会長になれるわけがない」(大笑)
 「オレもチビでハゲだが、アイツほどコンプレックスはひどくない」(爆笑)なんて、あざ笑い、陰口を叩き、罵倒し抜いていた。
高柳 その原島が、また山崎に泣きついている。大笑いね(爆笑)。
山本 あんなにバカにされ、足蹴にされておいて、それでも山崎に必死にくっついている。誰からも見放され、どこにも行く場所がなくなって、ペテン師の靴の底を舐めている(大笑)。
青木 無様なやつだ。「人間、こんな惨めな生き恥だけは晒したくない」という見本だ(爆笑)。

(2003.10. 7. 聖教新聞)

 

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出席者:秋谷会長、青木理事長、西口総関西長、山本九州長、松村副会長(弁護士)、高柳婦人部長、杉山男子部長

西口 今月5日に行われた地方選挙でも、我々が支援する公明党は八つの市町議選で見事に「全員当選」を勝ち取った。
杉山 しかも、そのすべてで「過去最高得票」を記録した。
青木 すごいことだ。今こそ最大のチャンスだ。公明党の国会議員、地方議員は全員が死に物狂いで戦うべきだ。
杉山 今回の地方選挙では、山梨県韮崎市、滋賀県守山市、埼玉県嵐山町、山梨県敷島町、玉穂町、福岡県三潴町で完全勝利。
山本 愛知県小牧市、神奈川県愛川町では、1議席増を勝ち取った。
高柳 本当に、すごい!
西口 公明党は本年4月、連立政権に参加して初めての統一地方選挙で、2121人の候補者が全員当選。その後の地方選挙でも「全勝」を続けている。
山本 読売新聞(5日付)でも「政権政党として党勢拡大」「党勢拡大が続いている」等と報道していたな。
秋谷 だからこそ、議員と家族が先陣を切って戦うことだ。今度の衆議院選挙も、それしかない。
青木 支持者の真心を「当たり前」と思ったり、甘えたり、ふんぞり返るような議員は必要ない。邪魔だ。我々は、もう応援しない。
秋谷 党と学会は違うんだから、当然だ。そうでないと、お互い損をする。
高柳 一人一人の議員が、どう戦っているのか。どれだけ支持を拡大しているのか――女性支持者は議員の「行動」と「結果」を厳しく見ていますよ。

杉山 ところで山崎正友のやつは、自分が起こした恐喝事件でもウソの上にウソを塗り固めていたな。
山本 あいつはズブのド素人のくせに冷凍食品会社の経営に乗り出した。ところが放漫経営がたたって、あっという間に火ダルマ。45億円もの借金を抱えて、昭和55年4月に倒産した。
秋谷 ともかく勤行はやらないし、生活は乱れ放題。それで山崎は狂っていった。勝手なことばかりやっていた。
青木 当時、池田先生は心配されて山崎に「君は弁護士だ。弁護士は依頼があって仕事をするのが本来のあり方じゃないか。
 それを頼んでもいないのに、あっちにもこっちにも動き回って余計なことをしている。二度と、こんなことをしてはいけない」と、それは厳しく指導された。
秋谷 その通りだ。その場には野崎さんもいた。皆が知っている話だ。
青木 ところが山崎は、反省をするどころか「本山の情勢が、どうのこうの」と言い訳をはじめた。
秋谷 その山崎の言い訳についても先生は「本山のことは私と日達法主でやるから大丈夫だ。君には全く関係のないことだ」と弾呵(だんか)された。
青木 まったくだ。だいたい学会と宗門のことなんて弁護士の本来の業務と関係ない。それを自分の野心と欲で強引に首を突っ込み、掻き乱そうとしたんだ、あいつは!
松村 一方で、債権者に追いかけられ、クビが回らなくなった山崎は逆恨みし、こともあろうに、大恩ある学会を恐喝してきたんだ。
秋谷 当然のことだが、山崎の借金など、学会とは一切、何の関係もない。
 これは恐喝事件の裁判の判決でも明確に認定されている。もちろん山崎のバカげた要求に応じる必要など、本来は全くなかった。
青木 だが追いつめられた山崎は、是が非でも学会から金を脅し取ろうと宗門を利用し、週刊誌を使い、ありとあらゆる手口で狂奔していった。
秋谷 それで結局、当時の宗門事件の関係上から、責任者であった北条会長が山崎の要求を受け入れてしまった。
青木 そのころ(昭和55年4月)池田先生は中国に行かれていて、このことをご存じなかった。
秋谷 北条会長は毎日のように、山崎につきまとわれていたんだ。
青木 北条さんは本当に悔しがっていた。「あんな悪党はいない。あいつのやっていることは恐喝だ」と山崎の脅迫に対して、心の底から激怒していたな。
秋谷 私も、よく覚えている。
青木 ともかく山崎は、借金に追われて、狂ったようになっていった。
山本 その揚げ句の果てに、恐喝事件を起こして、懲役3年の実刑を食らって刑務所入りだ(大笑)。
杉山 肝心の弁護士の資格も、なくなった(爆笑)。

西口 それにしても悪辣なデマ事件といえば、最高裁で断罪された、あの「狂言訴訟」も、そうだった。
 『週刊新潮』のデマ記者が、ウソつき夫婦や日顕一派と結託してデッチ上げた悪質な事件だった。
山本 これも陰で山崎が暗躍していた。悪いやつだよ。
青木 山崎は自分が恐喝事件を起こして刑務所に入ったことを逆恨みしていたんだ。
杉山 そして日顕もシアトル事件が発覚して、追いつめられていた。それで、あんな狂言事件に加担したんだ。
松村 当然のことだが、この狂言事件は、まったく事実無根のデマとして裁判で断罪。100万件に1件あるかないかという「訴権の濫用」で却下された。
高柳 100万件に1件の「悪質訴訟」だったということね。
松村 デマ夫婦のウソについても、そもそも「現場が存在しなかった」「現場に当事者がいなかった」等と明確に判決で認定された。
西口 まったくの「事実無根」だったことが裁判で証明されたわけだ。
杉山 そして2001年6月26日には最高裁の判断が下り、夫婦側の全面敗訴が確定した。
秋谷 この事件で騒いだ政治家も学会に謝罪した。
青木 当時の橋本総理大臣も学会と名誉会長に2度、謝罪。自民党の加藤紘一幹事長も陳謝した。
 時の総理が2度も謝罪するなんて、前代未聞だろう。デマで陥れようと謀略したところが、かえって学会の正義が厳然と証明されたんだ。
山本 ウソつき夫婦をけしかけ、デマ手記を掲載した『週刊新潮』の卑劣さ、悪辣さ、あくどさも、この裁判で日本中に知れ渡ったな。
西口 昔からデマ記事で人権を侵害しぬいてきた『週刊新潮』だが、あの事件から決定的に狂っていったな。
杉山 その通りだ。実は狂言事件の最高裁判決が出た2001年以前は、新潮社が名誉毀損で負けた事件は「1年に数件」だった。
松村 ところが2002年には、分かっているだけで7回。今年なんか現在までに11回も断罪。
 ものすごいスピードで増えている(笑)。
山本 揚げ句の果ては社長まで書類送検されてしまった(大笑)。
松村 あの狂言事件も「いつ」「どこで」「誰が」という基本的な事実が全部、デタラメ。
 弁護士の目から見ても「デマの見本」のような悪辣極まりない「作り話」だった。
山本 まったくだ。
 結局、ドス黒い、嫉妬と陰謀の連中が、いくらウソをつこうが全部、大失敗(笑)。
青木 当然、裁判でも大惨敗。
 ウソをつくたびに墓穴を掘る。騒げば騒ぐほど社会に生き恥をさらしていくだけだ。
杉山 もう、どこも山崎のやつなんか相手にしなくなった。
 あんなに大物気取りでデマをまき散らしていた週刊誌にだって、今や、どこにも出られないじゃないか(大笑)。

(2003.10. 8. 聖教新聞)

 

<13>
出席者:秋谷会長、青木理事長、西口総関西長、山本九州長、高柳婦人部長、杉山男子部長

杉山 今年の7月20日、日顕と山崎正友、山崎の手下の原島、坊主の光久諦顕(東京・墨田区、妙縁寺)らが大石寺で集まっていた。そういう噂が流れている(笑)。
西口 そうだったのか。日顕は今、自分の相承詐称で追いつめられてるからな。それで集まったんじゃないのか(笑)。
山本 そうだろうな。最近も山崎のやつが「日顕の相承」について突然、誰も聞いたことのない証言≠はじめてるじゃないか(笑)。
高柳 山崎が新しいウソをつきはじめる直前に、一味が大石寺に集まっていたってわけね。
青木 ウサン臭い「札付き」の連中が、日顕と雁首を揃えて密談か(笑)。
西口 それだけで今回の舞台裏がミエミエじゃないか(爆笑)。
杉山 今回の山崎のウソは、日達法主が急死した昭和54年7月22日の前夜に関する話だ。
山本 この夜のことを、山崎は今まで、こう言っていた。
 ――法主は死ぬ前日、娘婿の菅野慈雲に明朝、大事の事を済ますために本山に帰るから、その時、光久諦顕と二人で必ず来い≠ニ言いつけた。
 「大事の事」というのは相承のことだ。そこに日顕は呼ばれもしなかった。日顕に相承なんかなかった――と何度も断言、明言していた。
杉山 ところが、だ。その山崎が最近になって全く逆の話を言い出した。
 その夜、実はオレは日顕に電話をした。その時、日顕は「ワシも日達法主から明日、本山に呼ばれている」と言っていた≠ニいうんだ(爆笑)。
高柳 バカバカしい。これこそ「講談師、見てきたようなウソをつき」――あ、講談師じゃなくて「ペテン師」だったわね(爆笑)。

青木 だいたい、こんな話、当の日顕自身が、今まで一言も言っていないじゃないか。裁判でも出ていない。
 それが20年以上も経って突然、それもペテン師の山崎が言いだした(大笑)。
山本 おかしいじゃないか。日顕よ、日達法主が亡くなる直前、お前は山崎と電話で話したのか?
西口 話したというなら、それは何時何分だ?
 天気は、どうだったんだ?
青木 どこで電話を受けたんだ?
 誰が電話を取り次いだんだ?
 その場面を誰が見ていたんだ?
杉山 日顕よ、ハッキリ説明しろ!(爆笑)。
西口 他の誰のことでもない。日顕本人の問題だ。
 山崎の言っていることが、本当なのかウソなのか。自分の口からハッキリと言え! このインチキ坊主めが!
青木 いや、言うべきだ。宗門に対しても、日顕は明確、明瞭に説明する義務がある。
 宗門の坊主も法華講も興味津々だろう(笑)。
秋谷 その通りだ。だいたい、あの男は、何かあると、すぐ「院達」やら「お知らせ」やらを乱発して、大騒ぎするじゃないか。
青木 それが、なぜ今回は、すぐ反応しないんだ?
 なぜダンマリのまんまなんだ?
杉山 あの日顕のことだ。どう口裏を合わせるか、今ごろ必死なんじゃないか(大笑)。
高柳 またインチキな「メモ」やら「手帳」やらが突然、出てくるんじゃないの(爆笑)。
西口 結局、そのウソの上塗りで、また山崎に付け込まれる。
 もがけばもがくほど「底なし沼」に引きずり込まれるというわけだ(笑)。
秋谷 ご苦労さん、だ(大笑)。
 ウソを一つつくと、別のウソが20必要になる≠ニいう有名な言葉がある。今の山崎と日顕の姿だ(笑)。

山本 当たり前のことだが、日顕が相承を受けた事実なんて、真っ赤なウソのウソっぱちだ。
 受けた、受けたと言っているのは日顕だけで、何の証拠もない。はじめに大ウソをつくから、山崎の付け込まれるんだ。
西口 その通りだ。もし受けていたなら、初めっから堂々と言えたはずじゃないか。
青木 日達法主が急死した日、池田名誉会長も、学会の首脳も、すぐ早朝に本山に行って、焼香、勤行、唱題した。
 秋谷会長も、私も行っていた。そこでも、日顕のやつからは、ただの一言たりとも「自分が受けた」と正式に話がなかったぞ。
山本 宗門の機関誌の『大日蓮』の昭和54年9月号に、当時の様子がハッキリ記録されている。誰が何時何分に焼香したかまでが明確に書いてある。
杉山 その記事によると、当日の午前7時3分から、本山の大奥で日顕が導師となって枕経というものが始まった。
 その後、延々13時間にわたって勤行、唱題が行われている。その間、日顕から公式の話は一言もなかった。
山本 「日顕が相承を受けた」と発表されたのは、何と、その日の午後8時を回ってからだ。はじめに勤行が行われてから13時間も経ってからのことだ。
青木 おかしいじゃないか。宗門の幹部は、みんな揃っている。学会をはじめ、法華講の幹部だって揃っている。いくらでも公式発表の機会があった。
 それを何で13時間もダンマリを続ける必要があったんだ。
西口 もし相承を受けていたんなら、その場で即座に言えばいいじゃないか。ちゃんと挨拶すればいいじゃないか。
杉山 いや、日顕は枕経の前に「誰も相承を受けた人間がいない」と知った。
 それで13時間の間に「どうやって法主の座を盗むか」と大慌てで謀略を巡らせていたんだ、あいつは(笑)。
秋谷 この一事をとっても、誰が、どう見たって、日顕には相承がない。明々白々だ。
西口 そんなことだから、昨年も宗門は日顕の「相承問題」が原因で、最高裁で3回も敗訴したんだ。
山本 そのうえ、いまだにペテン師の山崎なんかに泣きついた揚げ句、いいように操られるんだ(大笑)。
青木 大ウソつきのペテン師に一生、頭の上がらない「ニセ法主」。その「ニセ法主」のやりたい放題に引きずり回される宗門。
西口 何をやっても全部、失敗、衰亡、大惨敗するのも当然だ(爆笑)。

(2003.10. 9. 聖教新聞)

 

<14>
出席者:秋谷会長、青木理事長、西口総関西長、山本九州長、松村副会長(弁護士)、高柳婦人部長、杉山男子部長

杉山 昨年暮れにアメリカの有名な教育者が来日し、牧口初代会長の創価教育学を高く評価した。
 その際、日本の学者と、こんなやりとりがあった。
 日本の学者「創価学会のことには触れないほうがいいですよ」
 米学者「どうしてですか」
 日本の学者「あそこは貧乏人と病人の集まりから始まった団体ですよ」
 米学者「民衆運動が恵まれない弱者に手を差し伸べるのは当然じゃありませんか」
 日本の学者「それに創価学会は政治に大きな影響を及ぼしています」
 米学者「いいじゃないですか。宗教が政治に関与し、社会に影響を与えなかったら、宗教に何の意味があるんですか」
 ――それを聞いて日本の学者は絶句してしまった(大笑)。
山本 象徴的な話だな。宗教者が政治に関わっていく。積極的に参加していく。これは欧米では「常識」だ。
西口 その通りだ。社会のため、人々の幸福のために行動しない宗教なんて宗教じゃない。
 いかに日本が非常識か。一目瞭然じゃないか(大笑)。

青木 支持者が心おきなく支援できるよう、もう一度、ここで確認しておこう。
 宗教団体の政治活動は、憲法で明確に保障されている国民の権利だ。
松村 まったく、その通りだ。宗教団体の政治活動は、憲法14条の「法の下の平等」、19条の「思想および良心の自由」、21条の「集会・結社・表現の自由」などでハッキリと保障されている。
 「団体」としても「個人」としても、宗教者が政治に参加することは、全くの自由だ。厳然と保障されている。
杉山 それを選挙狙い、票狙いで、とやかく批判するやつは、憲法を知らない大バカ者だ(笑)。国民の基本的人権を踏みにじる「憲法違反」だ。
青木 「ほどほど選挙をやるのはいいが、あまり熱心なのは、どうか」という連中もいるな(大笑)。
山本 バカバカしい。平和運動にも一生懸命。文化、教育にも一生懸命。当然、選挙も一生懸命。当たり前じゃないか。民主主義の模範じゃないか。
西口 政治家は最大に感謝し、称賛すべきじゃないか。何を寝ぼけてんだ(爆笑)。

秋谷 そもそも、世界の高等宗教の源流には、何らかの意味で「安国」を目指す、活発な社会活動があり、社会の発展をもたらした。
 これは厳然たる歴史の事実だ。
 仏教も、釈尊の時代から積極的に政治・社会と関わってきている。
西口 諸経典にも「道路をつくれ」「果樹園を増やせ」などと詳しく記されているな。
松村 今でいえば、経済、治安、司法、福祉、環境等々、極めて具体的な指針が説かれている。
青木 大乗の論師・竜樹の、為政者への諫曉は有名だ。
 文句があるなら、釈尊や竜樹に言ったらどうだ(爆笑)。
秋谷 仏法は、どこまでも道理だ。仏法即社会であり、社会の現実を離れて仏法はない。
青木 ゆえに現実を真摯に見つめ、現実に即して社会を変革していくのは、当然至極のことだ。
山本 改めて言うまでもないが、日蓮大聖人も「立正安国論」を著された。万年の平和と民衆の幸福の大道を示された。
 そして一生涯、民衆を虐げる権力悪との闘争であられた。「立正安国」は日蓮仏法の真髄だ。
杉山 また大聖人は、善政は「仏法の智慧」の表れであるとまでいわれている。
秋谷 仏法即世法、世法則仏法という原理を明確に示されている。
 社会に何も貢献しない宗教なんて意味がない。
青木 だから学会の政治参加は、民主主義の模範であり、仏法の本義に則った理想の前進ということだ。
高柳 本当に、その通りですね。

西口 そもそも大聖人の仏法は「世界」だよ。池田名誉会長も、日本一国だけのことを考えているわけではない。「舞台は世界」だ。
青木 全世界の大学から贈られた名誉教授、名誉博士は145。名誉市民の称号は約300。世界でも類例がない。日本はおろか、事実上、世界第一だろう。
 これほど日本を宣揚し、日本のために戦っている日本人が、ほかにいるかね。
秋谷 だから嫉妬される。妬まれるんだ。
山本 世界は顕彰、賞讃。日本は妬みと嫉妬。
 だから世界から「島国根性」「政治三流国」と笑われるんだ(笑)。
西口 日寛上人も「立正安国」の「安国」の意義について「意は閻浮(えんぶ)及び未来に通ずべし」と指南されている。
 「全世界そして未来永遠に通ずる」ということだ。
青木 その通りだ。「安国」とは、狭い一国主義なんかじゃない。全世界、そして千年、万年の未来にわたって「正義」と「平和」の指標を示していくという意味だ。
秋谷 学会の政治活動は、それほどの深さと広がりと大きさを持っているということだ。
青木 だいたい学会の政治活動を中傷する連中で、まともに「立正安国論」を読んだ人間が一人でもいるのか。
山本 まず、いるわけがないな。仏法の本義の何たるかも知らないで批判、中傷(笑)。おめでたい限りだ(爆笑)。
西口 指導者に崇高な宗教的信念も良心もない国は、本当に不幸だな。滅びていくだけだ。

青木 戸田先生も厳しく、語られている。
 「創価学会は、社会のあらゆる分野に、政治や経済や教育や文化の世界に、真に優れた人物を送り出す。それが使命だ」と明確に残されている。
松村 世界を見ても、偉大な政治家、指導者は「宗教者こそが政治に発言せよ。積極的に参加していくべきだ」と皆、一致しているじゃないか。
杉山 その通りだ。インドの哲学政治家ガンジーは「私は、政治と切り離して宗教にだけ専念することはできない。宗教と切り離した政治をおこなうこともできない」と断言している。
青木 世界の一流の政治家なら、誰もが知っている。有名な言葉だ。
高柳 また、国際宗教社会学会のドブラーレ元会長も語っています。
 「宗教団体が、その信条に基づいて『社会は、このままでよいのか』と問題提起し、政治に影響を与えるのは当然のこと」と学会の政治参加を最大に評価している。
山本 さらにアメリカの著名な宗教学者のハンター博士も「宗教の政治への関わりに遠慮が必要? まったくバカげている」と断言している。
西口 さすが、世界の透徹した眼は正しい。みな、一致、一貫しているな。
杉山 日本でも、愛媛大学の教授だった村尾行一氏は学会だけが、世界的な基準に沿って行動しているから批判されるのでしょう。他の日本の宗教も、宗教の本義に立ち返って、もっと、どんどん政治に参加するべきだ≠ニ賛嘆していた。
青木 本質を鋭く突いている。正視眼の方だね。
秋谷 そもそも近代の民主主義自体が、宗教の土壌から生まれたものだ。これは厳然たる事実じゃないか。
松村 まったく、その通りだ。アメリカの民衆詩人ホイットマンも「民主主義の真髄には、結局のところ宗教的要素がある」と結論している通りだ。
 もっと日本の政治家は、民主主義の歴史を真剣に勉強すべきだな(大笑)。

(2003.10.10. 聖教新聞)

 

<15>
出席者:秋谷会長、青木理事長、西口総関西長、山本九州長、松村副会長(弁護士)、高柳婦人部長、杉山男子部長

西口 前回は「民主主義社会の根底には宗教がある」という話が出た。
杉山 その通りだ。
 「表現の自由」「言論の自由」「学問の自由」‥‥これらの「民主主義の柱」も全部が「信教の自由」を守るために生まれた権利じゃないか。
青木 その「信教の自由」を、権力を使って侵害する。弾圧する。
 そんな政治屋どもは民主主義の敵だ。追放だ!
山本 しかし日本の議員の中にも、そういうのが、まだいるな。
松村 民主主義の歴史も知らない。憲法も知らない。宗教も知らない。創価学会のことも名前しか知らない(笑)。
杉山 何も知らないくせに宗教団体が特定の政党を支持するのはおかしい≠セの政教一致だ≠セのと騒ぎ立てるやつがいる。
西口 バカバカしい。自分選挙が危ないからだけだろ(爆笑)。
山本 そんなやつに限って他の宗教団体がバックについていたり、票をもらっていたりするんだ(笑)。

松村 そもそも憲法の「政教分離」の「政」とは「国家」のことだ。政党や政治活動のことじゃない。「国家は宗教に中立でなければならない」という意味だ。
 憲法20条に明確に記されているじゃないか。
高柳 その通りよ。憲法を読めば、誰だって分かるじゃないの。
西口 だいたい国会議員は、国会、つまり「立法府」で働く人間だろ。立法に携わる人間なら、法律に対して誰よりも厳格、厳密、忠実でなければならないはずだ。
山本 全くだ。議員だったら、そんなことは、よく分かっているはずだ。いちばん国民の権利を守るべきじゃないか。
秋谷 それでも政教一致♂]々と言うのなら「私には議員の資格がない」と公言しているようなものだ(大笑)。
高柳 要するに「嫉妬」よ。自分たちの支持団体が動いてくれないもんだから、妬んでいるだけの話じゃないの(爆笑)。

山本 だいたい政党だったら政党らしく、堂々と政策で勝負したらどうなんだ。
 それとも、勝負できないのか。自信がないのか(大笑)。
青木 その通りだな。政党自体が「今度の選挙はマニフェスト(政策綱領)選挙だ」って、さんざん宣伝しているじゃないか(笑)。
杉山 それが、いざ自分の選挙のことになると、相手の支持団体をギャーギャー攻撃する(大笑)。
高柳 言っていることと、やっていることが、全然違うじゃないの!
青木 まったく気違い沙汰だ(爆笑)。
秋谷 そういう陰湿な、無節操な議員がいるから、国民が政治不信になるんだ。政治家を信用しないんだ。
山本 政治家だったら正々堂々と政策と実績で勝負しろ! 恥を知れ!

青木 有権者は鋭く見抜いている。
 愚劣な宗教弾圧の政治家は皆、国民から相手にされなくなって、滅んでいるじゃないか。
杉山 あの共産党なんか、見るも無惨な没落、大凋落(笑)。
 マスコミも次の総選挙は「政党生命をかけた選挙」になる≠ニ分析している(大笑)。
山本 それに大臣までやった宗教弾圧の政治家も、落選また落選(爆笑)。
 あんまり気違いじみたことばかり言っているから、今じゃ、どこの政党からもケンもホロロだ。
青木 権力を使って宗教弾圧をする人間は、権力だけが「後ろ盾」だ。その権力を失ったら最後だ。惨めなものだ。
西口 いよいよ衆議院も解散した。今月の28日に公示、11月9日投票の流れだ。
秋谷 いずれにしても学会の態度は、政党支持では公明党だが、その他は、あくまで「人物本位」だ。
 これは全国各地、みな同じだ。
西口 その通りだ。人権を守り、民衆のために尽くす政治家であれば、我々は支持する。
 自民党であれ民主党であれ、いい人物は評価し、応援していく。この方針に一切、変わりはない。
青木 その反対に、人権を踏みにじり、権力を使って宗教を弾圧する卑劣な政治屋は、断じて許さない。当然、支持しない。お断りだ。ハッキリ言っておく。
秋谷 我々は、社会のため、日本のために、一段と胸を張って、堂々と政治に参加していく。
 政治への参加こそ宗教者としての社会的使命だからだ。

(2003.10.11. 聖教新聞)

 

<16>
出席者:秋谷会長、青木理事長、大場東海道総合長、西村関東長、高柳婦人部長、迫本青年部長、杉山男子部長

秋谷 「正義」の神奈川! 「団結」の埼玉! 「旭日」の千葉!
 「広宣流布の闘士」である3県の同志の活躍が目覚ましい。
青木 堂々の大前進だ。
 広宣流布の拡大において、首都圏は、ますます大事な地域になってきた。
秋谷 その通りだ。池田先生も「関東、東海道が大事だ。どんなに強調しても足りない。関東、東海道が強くなれば、大東京も強くなる」と言われていた。
 大事な、大事な「要(かなめ)」であり「柱」だ。

大場 我が神奈川では、特に横浜市の保土ヶ谷区、旭区の友が頑張っています。
西村 埼玉では上尾県(上尾市、桶川市、北本市、鴻巣市、伊奈町、吹上町)の友だ。皆、懸命です。
秋谷 神奈川県でも、埼玉でも、我が同志は意気軒高。
 いよいよ新しい時代の開幕だ。
西村 上尾県では、つい先日も、二人の壮年が一緒に入会された。
高柳 その話なら私も伺いました。お二人とも奥さんが学会員で、友人同士なんですってね。
 奥さん同士で、何かあるとどっちの旦那が先に学会に入るかしら≠ニ言い合っていた(笑)。
西村 それが最近、片方の壮年が、学会員の温かい人柄に触れ、また皆が真剣に支援活動に取り組む姿に心を打たれて、入会を決意された。
高柳 喜んだ夫人が、もう一人の夫人に夫が入会するのよ≠ニ電話。
 それを知った、もう一人の壮年もじゃあ、私もやってみる=Bそれで二人そろって入会されたんです。
青木 素晴らしいドラマだね! 勇気は勇気の波を呼ぶんだ。

西村 首都圏といえば先日、ある民主党代議士(当時)が、学会の会館に挨拶に来た。
迫本 そうなんです。この代議士は、かつて、あの「ガセネタ屋」の乙骨のパーティーに出たことがあるそうだ。ところが最近、ガセネタ屋の正体を知って、大変に驚いたというんだ。
西村 代議士は、こう言っていた。
 私はガセネタでデマを捏造するような男と付き合う気はありません。今後一切、付き合うつもりはないし、付き合う義理もない≠ニ断言していた。
青木 当然だが、見識ある態度だ。
 さすが野党第1党の代議士じゃないか。良識ある人物がいるということだ。
杉山 この代議士が乙骨に絶縁宣言を突きつけたのも、もっともだ(笑)。
 だいたい、あの男は自分のデマで、わずか1年の間に5回も裁判で断罪された男だよ。
大場 誰だって縁を切るよ(爆笑)。
西村 その代議士は、こうも言っていた。
 政党が公明党の支持団体である創価学会を批判するのは筋違いだ。
 もし民主党内で、そんな動きがあれば「それは、いかん」と私は言うつもりだ。私自身、公党が政党の支持団体を攻撃するのは、おかしいと判断している≠ニ明言していた。
大場 まったく正しい。正論だ。
迫本 乙骨といえば、かつて民主党から立候補させてくれ≠ニ頼んでいたという話が流れたな。
大場 バカバカしい(笑)。かりにも野党第1党が、あんなガセネタ屋を相手にするわけがないじゃないか。
高柳 共産党じゃあるまいしね(爆笑)。

青木 乙骨の親分の山崎正友も、選挙が近づくと政治家を引っかけて金を儲けようと、ウロチョロしていたな。
杉山 山崎のやつは第1次宗門事件の時も、政治家を利用して、学会攻撃をさせようと血眼になっていた。あっちこっちの政治家を嗾けて回っていた。
青木 ところが、やがて山崎は恐喝事件まで起こして昭和56年1月に逮捕。当然、政治家たちも、山崎を追っぱらうようになった。
迫本 ずっと山崎と一緒だった正信会の浜中和道も証言している。
 国会議員が「山崎に騙された。もう少しで乗っかるところだった」と言っていた≠ニあったな。
杉山 その後も、山崎に騙された政治家の一人が、警察関係者に山崎との関係を聞かれて「もう、その話はやめてくれ」とウンザリしていたそうだ(爆笑)。
秋谷 よく分かる。山崎につきまとわれた人間は、みなコリゴリだ(大笑)。
青木 山崎や山崎の一味に関わった人間は、必ず後で大変な目にあう。あの北海道のウソつき夫婦の狂言事件の時も、そうだったじゃないか。
杉山 山崎のやつは、平成8年の衆議院選挙を前に、怪しげな団体をつくった。
 そこで狂言事件をネタにしたデマビラをつくり、日顕宗や他の宗教団体、票欲しさの政治屋に大量に買わせて、金儲けを企んだ。
迫本 ところが、そのウソつき夫婦の訴えも「事実無根」として裁判所から却下。100万件に1件あるかないかという「訴権の濫用で却下」された。
大場 山崎が仕組んだデマビラを使ったり、関係した政治家も結局、後で学会に謝ってきた。
西村 山崎のおかげで、とんだ大恥、赤っ恥だ。
迫本 平成10年には当時の橋本総理大臣も、池田先生と学会に2度、謝罪した。
青木 同じく当時、自民党の幹事長だった加藤紘一氏も2度、陳謝した。
秋谷 橋本元首相は、今年の1月にも、地元の岡山文化会館を訪問して「あれは謝るのが当然です」と明確に言っていた。
青木 いちいち言わないが、学会に謝罪した政治家は、ほかにもいる。本人のために、あえて名前を出さないだけだ。
大場 一事が万事だ。山崎あたりの「選挙狙いの金儲け」に付き合わされると、ロクなことはないな。

迫本 ところで先日、壮年の読者の方から、こういう声を、いただいた。
 「先日の座談会で、国会議員の親族秘書≠フ問題を論じていた。しかし実際は、親族を公設秘書にしている議員が、まだまだ多い。しかも野党にも大勢いると聞く。信じられない」と激怒していた。
秋谷 もっともな怒りだ。国民は皆、そう思っている。
高柳 埼玉でも、神奈川でも、そういう声が多いですね。
大場 そうなんだ。公設秘書の給料は、国民の血税から出る。その公設秘書に、自分の女房、子ども、親戚を据える。
 いくら法的に問題はないといったって、庶民感覚から完全に、かけ離れている。
西村 これじゃあ、税金の私物化だといわれたって仕方がないな。
杉山 しかも、だ。最近、親族秘書や議員の家族が事件を起こして逮捕されるケースが非常に多い。後を絶たない。
迫本 そうなんだな。昨年4月には埼玉県選出の参議院議員の長男が麻薬所持で現行犯逮捕された。この長男は逮捕される前年まで父親の公設秘書を務めていた。
杉山 この長男は今年3月、1審に続いて東京高裁でも「懲役2年、罰金50万円」の実刑判決が下っている。
迫本 今年の7月にも、埼玉県の衆議院議員の長男が酔っぱらい運転で事故を起こし、道路交通法違反で現行犯逮捕された。
 この長男も1年前から公設秘書をやっていた。
西村 90年2月には、埼玉選出の衆議院議員の父親が公職選挙法違反で逮捕されている。
高柳 国会議員の親族秘書の事件ばっかりね!
青木 公明党は大丈夫だな。
杉山 大丈夫です(笑)。
 公明党の国会議員に、親族秘書は、いません。
迫本 再度、公明党に確認したが、今度の衆院選の公認候補53人には親族秘書は一人たりともいない。
 立候補する前職議員の中にもいないし、新人候補も全員が「親族を公設秘書にしない」と確約している。
杉山 衆議院の現職議員23人の公設秘書にも、親族は一人もいない。
青木 それでこそ公明党だ。庶民の党、大衆の党だ。
大場 国会議員の親族秘書の問題に、与党も野党もない。国民は怒っている。全力をあげて改革しろ!

(2003.10.12. 聖教新聞)

 

<17>
出席者:秋谷会長、青木理事長、大場東海道総合長、西村関東長、高柳婦人部長、迫本青年部長、杉山男子部長

迫本 前回は、埼玉県で国会議員の親族秘書や家族が起こした事件の数々が話題になった。
高柳 埼玉1県だけでも、あんなに事件が起きている。有権者が今の親族秘書の在り方に激怒しているのも当たり前ね。
迫本 国会議員は公設秘書を3人までもつことができる。
 その3人分の給与は国から支払われる。
 その公設秘書に、女房やら子どもやら自分の親族をつけている議員が、相当いる。これが親族秘書≠ニいわれて、最近、あっちでもこっちでも批判されている。
杉山 「朝日新聞」が昨年4月に実施した調査では、なんと国会議員の4人に1人が公設秘書に親族を使っている。
高柳 そんなこと、国民は、ほとんど知らないわね。
杉山 自民党は32%、野党第1党の民主党でも30%もいる、と出ていた。
迫本 確かに当時、民主党のホームページで確認したが3人の議員に1人は公設秘書が親族だ。
青木 しょうがないな! 議員本人の足元がそれじゃあ、いくら格好をつけたってダメだよ(笑)。政治改革なんて、できっこない。庶民には全然、説得力がないよ(爆笑)。

西村 現在、国会議員は、1年間に約2400万円の歳費をもらっている(ボーナスに相当する「期末手当」を含める)。それ以外に高額の手当などがつく。
高柳 歳費だけだって「もらいすぎだ」と批判されているわね。
杉山 だから最近の財政難で、国会議員は「歳費1割カット」を実行している。これは公明党の主導で実現したものだ。
大場 それを、自分の女房や子どもまで公設秘書にして税金から給料を払わせている。誰が見たって考えたって、面の皮が厚すぎるな。その根性が許せない!
青木 まったくだ。「親族を秘書にするな」とまでは言わないが、せめて私設秘書にするべきじゃないのか。
西村 その通りだ。今、国民は、職がなくて本当に苦しんでいる。ところが国会議員の女房、子どもは税金で多額の給料をもらっている。
大場 これは法的に問題がないとか、ちゃんと仕事をしていれば問題ないとかいう話じゃない。庶民感覚から完全に、かけ離れている。
迫本 当然、この公設秘書制度については批判が多い。見直しの動きもある。
 最近も衆院議長の諮問機関である「国会議員の秘書に関する調査会」が答申を出したばかりだ。
杉山 この答申では3親等内(=おじ、おば、甥、姪まで)の親族秘書の採用を禁止すべきだ≠ニしている。

迫本 当然のことだ。
 この答申を受けて、衆議院の議院運営委員会を中心に今後、制度の具体的な見直しに入っていくようだ。
西村 しかし議員のなかには「親族秘書禁止」への反発が多いと予想される≠ニ「朝日新聞」にも出ていたな。
青木 「親族秘書の見直し」は国民の声だ。与党も野党も真剣に受け止めるべきだ。
迫本 東京大学名誉教授の衛藤瀋吉氏は、こう語っていた。
 公設秘書の制度は改革すべきだ。まず、3親等以内の親族の採用を禁止することだ≠ニ主張している。
杉山 「読売新聞」の社説にも親族秘書の禁止は当然だ≠ニあった。
大場 神奈川にも親族を秘書にしている政治家が、あっちこっちにいるな。
西村 埼玉にも多いよ。
秋谷 とにかく改革、変革というんだったら、国会議員の足元からだ。政治家自身の見識、行動、実状から改革していくべきだ。
 自分のことは棚に上げて、きれいごとばっかり言っている政治家に、有権者の支持は得られない。
 全有権者が、この点を厳しく見ていかねばならない。
大場 まったく、その通りだ。

青木 ところで、埼玉、神奈川の友も奮闘している。とくに神奈川では、横浜の保土ヶ谷区、旭区の友が驀進している。目覚ましいばかりだ。
高柳 旭区も保土ヶ谷区も、池田先生との縁深き使命の天地です。今や大神奈川の広布の前進を堂々とリードしていますね。
杉山 神奈川青年部も、全国の模範の中の模範の戦いを展開している。
 とくにヤング男子部の勢いは凄まじい。新しい連帯が広がっている。
高柳 さすがは「ヤン男」発祥の地ね!
秋谷 神奈川は「世界広布の玄関」だ。池田先生は「神奈川は広布の陣列の先頭に立って、東京をはじめ全国の牽引力となってきた」と言われている。
 神奈川が勝てば「正義」の波動が全世界に広がる。
 信念と執念の大闘争で、見事な勝利の金字塔を打ち立ててもらいたい。
杉山 我々は国民のため、社会のために真剣に戦っている。その一方で、選挙のたびに、卑劣きわまるデマで選挙を汚すやつが出てくるな。
大場 その通りだ。3年前の衆議院選挙でも、日顕宗の一派が神奈川でデマビラを大量に撒き散らした。
西村 埼玉でも大量にバラ撒いた。
迫本 学会の堂々たる政治参加を中傷し、邪魔をしたい一心の卑劣なデマビラだった。当然、学会は即刻、公職選挙法違反で刑事告訴した。
高柳 当たり前よ!
西村 だいたい選挙の時期になると、日顕宗はドス黒い妬みで学会の邪魔をしようと、血眼でデマビラを撒き散らす(笑)。
青木 すっかり有名だ(大笑)。
高柳 まさに民主主義の敵ね。本当に醜いわね。
大場 だが、あの連中はデマビラを撒けば撒くほど墓穴を掘る。
迫本 関西でも最近、クソ坊主がデマビラ事件で断罪されたばかりじゃないか(笑)。
杉山 大阪の近山智秀(岸和田市、平等寺)だ。
 近山は平成12年、寺の檀徒と共謀し、公明党と学会を中傷するデマビラをバラ撒いた。
迫本 公明党は直ちに近山と檀徒を提訴。
 1審の大阪地裁堺支部に続いて大阪高裁が7月9日、近山らを厳しく断罪。損害賠償60万円の支払いを命令した。
杉山 その後、近山らが上告を断念。判決が確定している。
青木 近山らがビラを撒いたのは、前回の衆院選の直前だ。
 「選挙狙い」の悪辣な陰謀だったのはミエミエだ。
杉山 裁判所も、その点を厳しく断罪した。
 「衆議院選挙に向け、原告(=公明党)の勢力伸長を阻止するための一種の事前運動」「組織的な行為」とハッキリと認定している。
高柳 極悪坊主の浅いサル知恵なんか、全部、お見通しってわけね(大笑)。
杉山 もちろん、日顕一派がデマビラで断罪された事件は、これだけじゃない。あの連中は今年2月、東京地裁でも、別のデマビラ事件で断罪されている。
大場 ああ、そういえば、あったな(笑)。
 あんまり日顕宗が負けてばっかりなんで、もう一つ一つ覚えきれなくなってきたな(大笑)。
西村 これは、坊主や檀徒が配ったデマビラについて、裁判所が「宗門自体の責任」まで断罪した裁判だったな。
杉山 その通りです。断罪されたのは、日顕一派が一昨年の東京都議選、参院選の直前に撒いたビラだ。
 判決では、このデマビラ配布を「日蓮正宗の活動に密接に関連するもの」「日蓮正宗の事業の執行」と明確に認定したんだ。
大場 デマビラ配りが宗派としての「事業の執行」だ(笑)。
高柳 裁判所も呆れる異常集団ってことよ(爆笑)。

青木 「日顕宗といえばデマビラ」「デマビラといえば日顕宗」――もはや社会の常識だ(大笑)。
秋谷 その宗門の責任者は、まぎれもなく日顕だ。もし宗門が同様の「デマビラ事件」を繰り返すなら、今後ますます、日顕の責任も厳しく問われていく。
西村 間違いない。場合によっては、また日顕が裁判に出廷だ(笑)。
青木 そうなったら、あの「シアトル事件」の裁判以来だな(爆笑)。
大場 今度の選挙でも、選挙を汚すデマビラを配る連中がいたら、我々は断じて容赦しない。
青木 当然だ。青年部、しっかり頼むよ。
迫本 大丈夫です。すでに万全の準備が整っています。

(2003.10.13. 聖教新聞)

 

<18>
出席者:秋谷会長、青木理事長、西口総関西長、山本九州長、松村副会長(弁護士)、高柳婦人部長、杉山男子部長

杉山 あの『週刊新潮』の関係者が、ガセネタ屋の乙骨、日顕宗の一味あたりと、必死に連絡を取り合っている。
 そういう話が流れている。
西口 バカバカしい。あそこは極悪ペテン師の山崎正友と20年来の仲だ。それで大失敗したんじゃないか。
 ガセネタ屋も日顕宗も、その山崎の仲間だよ(笑)。
山本 『週刊新潮』の裏には山崎がいた。今や有名だ。正体も、ネタもバレバレ(笑)。
青木 そもそも山崎は恐喝で断罪。日顕も断罪。ガセネタ屋も断罪。裁判で断罪されたやつばかりと、くっついてどうするんだ(笑)。
杉山 だから『週刊新潮』も裁判で負け続けるんだ。学会に「謝罪広告」まで出すハメになった。
松村 もう、どこの出版社も、ケンもホロロ。「あんなところと一緒にされたら、こっちまでデマ雑誌扱いだ」と突き放しているようだ(笑)。
山本 私の知る出版人が言っていた。
 「今の『週刊新潮』の記事を見たら、共産党の味方をしてみたり、赤旗や乙骨あたりの書き散らしたものの二番煎じの記事を出したり。よっぽどネタにつまっているのか。あれじゃあ、裏側がミエミエだ。第一、売れないよ」と大笑いしていたな(爆笑)。
杉山 新潮は裁判でも、断罪の「日本最悪記録」を猛スピードで更新中だ(爆笑)。
松村 今年だけでも名誉毀損で11回も敗訴。出版会広しといえど「ダントツ」の勢いだ(大笑)。
西口 しかも、あと20件近くも裁判で訴えられているという話じゃないか。
高柳 みっともないったら、ありゃしない(大笑)。
山本 しかも裁判所の断罪以外にも、新潮は多くの市民、団体から猛烈な怒りの抗議を受けている。これは、あまり知られていないんじゃないか。
青木 その通りだ。マスコミも、全てを報道しているわけじゃないからな。

杉山 最近でも、あの「長崎幼児殺害事件」。新潮は被害者の幼児の両親から猛抗議を受けていた。
高柳 そうなんですか。
杉山 『週刊新潮』は今年8月、補導された12歳の少年について、特集記事を組み、5nにわたって書き立てた。
山本 その記事の内容は長崎家庭裁判所が開示した捜査資料をもとにした≠ニいう触れ込みだった。
杉山 ところが、だ。
 この種の捜査資料というのは、法律で被害者だけが知ることができる。
 それも被害者が裁判所に行って、自分で書き写さないといけない。
松村 その通りだ。しかも、その資料の内容を勝手に外に流したりしてはならないことになっている。
西口 となると『週刊新潮』は、この被害者が資料を横流しした、とでもいいたいのか。
山本 実際、そうとしか受け取れないような書き方をしている。だが、当然、被害者側は横流しなどしていない。
青木 とんだ「濡れ衣」を着せられたわけだ。被害者側が激怒するのも当然だな!

山本 しかも、新潮が書いている内容というのがまた、デタラメもデタラメ。少年の供述≠ニ称するものを出しているんだが、そんなものは存在しない。だいいち、捜査した長崎県警が全面否定している。
杉山 遺族側の弁護士も「我々が入手していた捜査記録には、報じられているような少年の供述≠ヘ存在しない」と明言している。少年側の弁護士もハッキリ否定している。
青木 これまたウソか! 捏造か!
高柳 捜査資料が流出したというのもウソ。その資料の中身もウソ。二重にウソをついていたわけね!
松村 こんなゴタゴタがあると、裁判所は捜査資料を出さなくなってしまう。
 被害者側の弁護士がこのような無責任な記事で裁判所が記録開示に消極的になる恐れもある。見識を疑う≠ニ怒っている通りだ。
西口 まったく、その通りだな。誰が見たって、そう思うよ。
青木 いつもは偉そうに「知る権利だ」とか何とかいってるくせに、何だ! 国民の「知る権利」をブチ壊しているのは『週刊新潮』じゃないか。
秋谷 その通りだ。
杉山 そこで、この記事の掲載後、被害者の遺族は即座に、謝罪と訂正を求めて、新潮社と日本雑誌協会に抗議書を送り付けたというわけだ。
高柳 当たり前よ。これは警察が真相を捜査するべきじゃないの。
山本 あまりに目に余るデタラメぶりだったんだろう。このデマ事件は、別の週刊誌も大々的に報じている。
西口 なんだ、同業者からも批判されてるのか(笑)。
秋谷 今や『週刊新潮』はマスコミ界の鼻つまみだ。完全に浮き上がっている。
青木 新聞、出版社も生き残りに必死だ。新潮のせいで、取材規制のトバッチリでも受けたら、大損害だ。

山本 ほかにも『週刊新潮』には、社会から怒りと非難が轟々と上がっている。一昨年6月に起きた米軍兵による女性暴行事件でも、『週刊新潮』は被害女性のプライバシーまで暴き立てて、大問題になった。
杉山 沖縄弁護士会が「勧告書」まで出したほどだ。「悪意に満ちた侮辱的内容で、名誉や人格権を明白に侵害している」と、厳しく糾弾している。
松村 沖縄弁護士会の「勧告」は、「史上初」のことだ。
西口 平成9年の神戸連続児童殺傷事件。あの時も『週刊新潮』らは、容疑者の14歳の少年の顔写真を掲載して大問題になった。
杉山 法務省が「少年法に抵触する写真・記事をあえて掲載し、人権を著しく侵害した重大な事件」として新潮社に「回収勧告」を出したほどだ。
西口 法務省がマスコミに発行物の回収を勧告するのも「史上初」のことだ。
山本 まだまだ、ある。平成7年には、『週刊新潮』が水俣病の未認定患者に対して、「ニセ『水俣病患者』」などと悪辣な人権侵害記事を書き殴った。
杉山 これに対して、日本弁護士連合会は平成10年、新潮社に謝罪広告の掲載などを求める「警告書」を出した。
松村 「匿名での引用があまりに多く、書かれた側が反論できない点で妥当でない」
 「唯一実名で登場した医師も『(発言を)勝手に追加された』と証言するなど、記事は正確性を欠く」と『週刊新潮』を厳しく糾弾した。
高柳 「抗議」「勧告」「警告」のオンパレードね。こんな有り様だから、市民の週刊誌を見る目も厳しくなるんですよ。
青木 一昨年、読売新聞社の世論調査でも、「信頼できるマスメディア」として「週刊誌」と答えたのは、たったの「1%」だった(笑)。
山本 『週刊新潮』が元凶≠ニいわれても仕方ないな(大笑)。
西口 『週刊新潮』は、人権の敵、国民の敵というだけじゃない。完全にマスコミ界の敵だ。『週刊新潮』のせいで、マスコミ界全体が大迷惑じゃないか。

(2003.10.15. 聖教新聞)

 

<19>
出席者:秋谷会長、青木理事長、西口総関西長、山本九州長、松村副会長(弁護士)、高柳婦人部長、杉山男子部長

山本 今やマスコミ界で白い目で見られている『週刊新潮』。あの悪辣極まる「狂言事件」のときも、完全に「浮いて」いた(大笑)。
杉山 新潮だけが大騒ぎして、さんざんウソ八百のデマを喚き散らした。
 ところが、あまりのバカバカしさ、荒唐無稽なデマに、どのメディアも全く相手にしなかった(大笑)。
青木 新潮だけが、最後まで「ストーカー」のごとく、狂ったようにウソを垂れ流し続けていたな(爆笑)。
山本 「あの会社は異常だ」と皆が言っていたな。
杉山 そもそも、あれは『週刊新潮』の記者が「事件そのもの」を捏造していたんだ。そういう舞台裏の真相までバレてしまった。金儲けで嫉妬の謀略の構図もハッキリ出てきた。
松村 門脇という記者が、北海道のウソつき夫婦と結託して「手記」の捏造から、裁判の起こし方、マスコミでの騒ぎ方にいたるまで、具体的に指示を出していた。
高柳 まったくの自作自演≠セったわけね。
山本 しかも、あの狂言裁判は、実に約5年も続いた。その間、『週刊新潮』は35回もデマで騒ぎ立てたんだ。
青木 断じて許されざる人権侵害だ!

西口 その陰にいたのが、あの極悪ペテン師の山崎正友だ。
山本 何しろ当時の編集長とも山崎は「20年来の仲間」だったからな。
西口 山崎は恐喝事件を起こして、刑務所に入った。それを逆恨みして、日顕一派と新潮を使って弾圧をしようとしたんだ。
杉山 その通りだ。門脇がウソつき夫婦に入れ知恵をした密会現場には、日顕直属の謀略団体の一味も同席していた。いつも山崎が「道具」として使っている連中だよ(大笑)。
秋谷 時あたかも平成8年の衆院選の前だった。山崎はデマビラで金儲けも企んだんだ。
杉山 実際、あいつはウソつき夫婦のデマなどをビラにして、一部の極悪政治家に売りつけていた。相当の金が動いた≠ニ関係者が証言している。
山本 一緒にビラをつくったブラックジャーナリストの内藤国夫が怒っていた。
 「オレは名義を貸しただけ」「山友に担がれた、利用された」と怒り狂っていたというな。
秋谷 事件≠デッチ上げる。『週刊新潮』を焚きつけ、騒がせる。その裏で金儲けを図る――あいつの十年一日の「常套手段」だ。
山本 「新潮の裏に山崎あり」だ。

杉山 しかし例によって例のごとく、このウソつき夫婦のデマも結局、最後は法廷で全部、ウソがバレた。
西口 ウソつき夫婦側が起こした裁判は「100万件に1件」といわれる「訴権の濫用」で却下。
 平成13年6月、最高裁で確定した。
青木 社会的にも新潮はひどい≠ニいう声が上がったな。
松村 判決は「本件のような事実的根拠が極めて乏しい事柄について、しかも、スキャンダラスな内容のものをいたずらに報道されるいわれはない」と断罪。
 『週刊新潮』の責任も厳しく糾弾している。
高柳 その通りよ! あの断罪以降、新潮社の名誉毀損の敗訴の数も、堰を切ったように倍増したじゃないの。
西口 まるで境界線でも引いたみたいに、ハッキリ増えはじめた(笑)。
秋谷 厳然たる事実だ。不思議なことだが、否定のしようがない。
杉山 揚げ句の果てに『週刊新潮』は、学会に「謝罪広告」も出すハメになった。
 「貴会の名誉を毀損しました。よって、株式会社新潮社及び松田宏は、貴会に対し、謹んで謝罪の意を表します」と公式謝罪したんだ。
西口 それは日本中で有名だ。誰もが知っているよ(笑)。
青木 やっぱり山崎とくっつくと、ダメになるな(笑)。
 だから「あいつは『厄病神』だから気をつけろ」と言ってやっているんだ(大笑)。

山本 しかも新潮は、あまりの断罪続きで、今や裁判所にまで八つ当たりしている。
西口 最近じゃ、裁判官を逆恨みしてメチャクチャな中傷本まで出していたな。
青木 ああ、あの気が狂ったように裁判官を罵倒しぬいたクズ本だな。この座談会でも話しに出たな。
高柳 バカバカしい。本当に異常ね。ウソつきの本なんか誰も読まないわよ(笑)。
西口 その通りだ。知り合いの出版関係者も「あー、あの変なバカ本。全然、売れてないよ。初版で5000部くらいしか出ていないようだ」とゲラゲラ笑っていたよ(爆笑)。
杉山 僕なんか、その本の実物を古本屋で見た(笑)。定価の半額以下で叩き売られてたよ(大笑)。
高柳 誰も買わない。読みたくない。家にも置きたくない(笑)。
青木 こういうのを「猫またぎ」っていうんだ(爆笑)。
山本 それにしても、そんなバカげた、みっともない本を書くやつ。裁判官への憎悪、人間社会への妬み、恨みで凝り固まっているんだろうな。
青木 さぞ、根の暗い、ねじ曲がった根性のやつなんだろうな。「よっぽどのやつ」だ(大笑)。
杉山 作者は「門田隆将」とかいう名前だったな。
西口 そんなやつ本当にいるのか(大笑)。
杉山 何しろ文章が、ひどいの何の(笑)。
山本 福岡のジャーナリストも「最初から最後まで罵詈雑言。まともな文章の訓練を受けた人間の書いたものじゃない」と吐き捨てていた(大笑)。
高柳 まともに文章も書けない人間が、憎しみと恨みで裁判所に八つ当たり(笑)。
 そんな本、売れっこないわね(爆笑)。

(2003.10.16. 聖教新聞)

 

<20>
出席者:秋谷会長、青木理事長、西口総関西長、山本九州長、高柳婦人部長、杉山男子部長

杉山 先日、聖教新聞を愛読されている大学教授から、お手紙をいただいた。
 「この座談会を読んで教えられたのはデマには『いつ』『どこで』『誰が』がない≠ニいう視点です。まったく、その通りです。
 週刊誌の記事などを見ても、この点は、たしかにデマを見分けるカギ≠ナす。簡単なようでいて、みな気づかない急所≠ナす」
 「特に、山崎正友が仕掛けたという『月刊ペン』の事件などはデマ事件の見本例でしょう。ウソの成り立ち、謀略の構図というものが、よく分かります」とあった。
青木 座談会を詳細に、正確に読んでくださっているね。「正視眼」の方だね。
杉山 また、こうもあった。
 「それにしても池田名誉会長は、いかなる陥れのウソにも、謀略にも、微動だにされず、悠然と世界的に行動をされている。どれほど偉大な方か。日本人には、ほかにいないでしょう。私は心から尊敬します」と綴られていた。
秋谷 まったく正しい。見る人は見ている。
西口 私も先日、関西の著名な出版人と語り合った。
 「あの『月刊ペン』事件では編集長の隈部が逮捕され、起訴され、有罪判決を受けた。
 たしかにマスコミ関係者が民事で訴えられて、名誉毀損で損害賠償を払った例は多い。しかし刑事裁判で罰金刑。
 どれほど悪辣なデマだったかという、その何よりの証拠です。ウソだと思ったら、出版関係者に聞いてみたらいい。誰だって分かるはずだ」
 そう語っていたな。
山本 たしかに、マスコミ関係者が名誉毀損で逮捕され、起訴されるなんて、異例中の異例の事態だった。
杉山 僕も以前、新聞等で調べてみた。過去30年間、出版関係者がデマによる名誉毀損で起訴、有罪を命じられたのは、わずか3件しかない。
秋谷 そうだろう。我々も、まず聞いたことがない。
杉山 しかも「月刊ペン」事件は、その「第1号」だった。
青木 まさに日本のマスコミの歴史上、前代未聞のウソ、デマだったわけだ。
 「捏造雑誌の元祖」「反人権雑誌の元祖」だ(笑)。
杉山 そういえば前回、大ウソつきの新潮のことで、「猫またぎ」という言葉があった。
西口 「猫またぎ」というのは、魚が好きな猫でも、またいでいってしまうほど、まずい魚のことだ(笑)。
 それと同じように、今や新潮のデマなんか誰もが嫌がって無視している。相手にしない、という意味だ。
青木 ああ。まったく、その通りだ。新潮そのものだ(笑)。

山本 ところで、この『月刊ペン』のデマ記事が、いかに事実無根の大ウソだったか。
 実は記事を書いた隈部本人が、学会に対して謝罪文を書いていたほどだ。
高柳 そうなんですか! 初めて聞きました。
山本 隈部は、こう謝罪している。
 「(『月刊ペン』の記事には)事実の確認に手落ちがあり思いちがいがありました」
 「行過ぎのあったことに対しては、率直に遺憾の意を表明致します」と、昭和52年3月付で、隈部が明確に記している。
杉山 この隈部の謝罪については、後に「月刊ペン」裁判の判決でも触れている。
 「(昭和)五十二年三月中旬ころ被告人(=隈部)において本件告訴人(=学会側)らに対し遺憾の意を表明した書面を学会側に差し入れ」等と、ハッキリ認定されている。
青木 重大な歴史の事実だ。
 記事を書いた張本人の隈部が「事実の確認に手落ち」「思いちがい」「行過ぎ」と認めていたんだ。
 「『月刊ペン』の記事は根も葉もないデマ」――書いた本人が言っている(笑)。
 何よりの証拠じゃないか。

西口 当然、裁判の過程でも、「月刊ペン」のデマ記事のデタラメぶりが明瞭、明確になった。「作り話」の化けの皮が、木っ端微塵に剥げ落ちた。
青木 当たり前だ。何しろ隈部側の証人≠ニいうのも、あの極悪ペテン師の山崎正友の一派だったんだからな(笑)。
高柳 それだけで怪しい(笑)。
西口 何しろ山崎は、自分で恐喝事件を起こして逮捕された。それで必死になって、あたり構わず攻撃してきた。それが、このデマ証言だ。
山本 もちろん、それらは全てウソだと20回も裁判で断罪された。
杉山 たとえば、山崎の子分の原島は、法廷で、こんな大ウソをついていた。
 昭和47年7月、国会の開会中に、池田会長(当時)が渡部通子衆院議員(当時)を大石寺の雪山坊に呼んだ。それを見た≠ニ大ウソをついた。
山本 バカバカしい(笑)。「7月」といったって、31日間もあるじゃないか(大笑)。
西口 7月の何日だ? 何時だったんだ? 何曜日だ? その日の天気は、どうだったんだ?
山本 いったい誰が見たんだ? 記録は残っているのか? 一人で来たのか? 雪山坊の、どこで見たんだ? 電話で呼んだのか?
秋谷 何一つ、ハッキリしないじゃないか(大笑)。
杉山 「昭和47年7月の国会」といえば、7月6日から12日まで召集された「第69臨時国会」だけだ。
西口 ところが池田先生は、その期間、大石寺には、まったく行かれていない(爆笑)。こういう見えすいたウソをつくんだよ。
青木 原島は私の部下だったから、よく知っている。酒飲みで女たらしで、窃盗までやった。平気でウソをつく男だ。皆が知っている。
杉山 もう少し詳しく言うと、国会が始まった7月6日は、先生は創価大学の第1回滝山祭に出席。7、8日は、信濃町で行われた副教学部長会で「観心本尊抄」を講義されている。
西口 しかも、この副教学部長会には、原島本人が出席している(笑)。
青木 これで原島のウソが、法廷で全部、バレたんだ(大笑)。
西口 しかも先生は翌9日からは東北指導に行かれている。東京に戻られたのは16日のことだ。
山本 それが、どうやって静岡の大石寺に行けるんだ? まったくバカバカしい(大笑)。
杉山 さらに渡部氏も、国会の会期中、休まず国会に出ていた。議事録や写真も、明確に残っている。
青木 私も今でも覚えているが、あの国会は当時の佐藤栄作首相が辞任して、次の首相を選出する国会だった。国会議員は「てんやわんや」で、国会を抜け出すどころじゃなかったよ(笑)。
西口 結局、一から十までデマだらけ。まったくの「幽霊話」「大ウソ」「作り話」というわけだ(笑)。

(2003.10.17. 聖教新聞)