<座談会> 正義と真実の歴史

 


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出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、八尋副会長(弁護士)、福島副会長(弁護士)、杉山青年部長、弓谷男子部長

原田 この下半期も、我が創価学会は完全勝利の大発展です。
 全国各地で、折伏・弘教の歓喜の波動が広がっている。
秋谷 おかげさまで聖教新聞の啓蒙も、着実に伸びている。
 日夜、広宣流布に邁進してくださっている、全国の同志の皆さまに心から御礼申し上げます。
青木 この座談会も反響が非常に大きい。「学会の正義の歴史と真実がよく分かった」という声が、外部の識者、友人からも数多く寄せられている。
弓谷 むしろ最近は、外部の人の投書が多いですね(笑い)。
 それも、学会の正義の叫びに共感する声が多い。
原田 確かに大学時代の友人たちと話しても、そう強く実感する。
 いよいよ新しい時代の到来だ。
 明年の学会創立75周年に向け、この座談会も一段と力を入れていこうじゃないか。
秋谷 その通りだ。装いも新たに「正義と真実の歴史」と題し、いよいよ縦横無尽に語っていこう。

希代の下劣坊主

原田 それにしても日顕というやつは悪いやつだったな。シアトル事件を起こしただけでなく、芸者遊びまで、しょっちゅうやっていた。
青木 まじめな学会は本当に騙された。
弓谷 日顕が学会を切ったのも、騙まし討ちして学会員を檀徒にし、自分の思い通りにするためだった。勝手放題に金を取り、勝手放題に金を使う魂胆だった。
原田 あの陰険な「C作戦」から14年がたって、全部、分かってきたな。
 あの東京・渋谷区松涛の豪邸も、いったい何だ! あれが出家≠フ住む家か。
杉山 まったくだ。26億円だよ。世田谷区の等々力の豪邸も、10億円はしたという話だ。
青木 学会が一緒だったら、この「インチキ法主!」「堕落坊主!」と手厳しく言われていたな(笑い)。
 自分が贅沢するために、学会が邪魔だったんだよ(大笑い)。
杉山 それであいつは学会を攻撃するためには、手段を選ばなかった。
 あの極悪ペテン師の山崎正友まで使った。
原田 何しろ、かりにも法主が、恐喝事件まで起こした男を「宗門の信徒」で「学会攻撃の急先鋒」だと持ち上げるくらいだからな。
秋谷 しかし、かえって山崎に付け込まれ、利用され、日顕は「ニセ法主」の正体を一段と晒(さら)け出してしまったのは、ご存知の通りだ。

日顕を待つ業火

弓谷 それでも日顕は、山崎にすがっている。ひれ伏している。山崎から逃げられない(大笑い)。
青木 もう宗門は終わりだよ。「日顕本人が最高裁で2度も断罪」「宗門も最高裁で7度の断罪」(笑い)。山崎こそ「宗門破壊の急先鋒」だった(爆笑)。
福島 山崎と結託した人間は、地獄の業火(ごうか)に焼き尽くされる。日顕を見れば一目瞭然だ(笑い)。
八尋 私も昔からよく知っているが、山崎という男は正真正銘の「奪命魔」という以外ない。
 いったん餌食にされたら最後、骨の髄までしゃぶられる。
弓谷 山崎にとって日顕は、まだまだしゃぶりがいのある獲物ということか(笑い)。

先見の明に嫉妬

原田 とにかく山崎というやつが、いかに大ウソつきか。尋常一様では、とても想像がつかないだろう。
杉山 自分が起こした恐喝事件の判決でも50数回もウソつき≠ニ断罪されたやつだ。
青木 あの「月刊ペン」事件の時も、そうだった。
弓谷 「月刊ペン事件」の本質も、恐るべき「デマによる謀略事件」だ。
 あのデマ事件が起こる少し前の昭和49年5月、池田先生は初めて中国を訪問。先生が日中の国交正常化に大きな役割を果たされたことは、周知の通りだ。
杉山 その直後にはソ連を初めて訪問。日ソの友好と、中ソの対立緩和にも、多大な尽力をされた。
秋谷 その卓越した民間外交に対して、日本では「宗教者が、なぜ共産主義の中国、ソ連に行くのか」等々、悪意の中傷が繰り返された。今の若い人は直接、知らないだろうが、それは凄(すさ)まじいものだった。
原田 さらに昭和50年7月には、学会と日本共産党との間に「創共協定」の締結が公表された。
 これも「宗教と共産主義の共存」という、文明史的意義の上から結ばれたものだった。
 傑出した先見の明がなし得た、歴史的協定だった。
秋谷 しかし一部の勢力には、そうした池田先生と先見の行動が理解できない。猛反発が起こった。
福島 隈部が「月刊ペン」を使って、学会批判のキャンペーンを始めたのも、その一環だった。
 先生の「日中友好」「中ソ和解」の民間外交、そして「創共協定」が結ばれた直後の動きだった。
八尋 そうした過程は「月刊ペン」裁判の判決文にも、ハッキリこう書かれている。
 「被告人(=隈部)は、昭和五〇年八月ころ、当時表面化した創価学会と日本共産党との間のいわゆる創共協定に対し、教義上の立場から疑問をつのらせ、『月刊ペン』誌に創価学会批判記事を掲載することを企画し」(東京地裁、昭和58年6月10日)等とある。
弓谷 明らかに、学会に反発する政治的思惑による「謀略事件」だったわけだ。
原田 それに当時は、学会が支援する公明党が国政でも大躍進し、それに対する嫉妬、反発も渦を巻き始めたころだった。
青木 その通りだ。特に当時の衆議院東京1区から渡部通子議員、3区から多田時子議員などの女性候補が選出され、活躍していた。まだ女性議員も数少ない時代だった。
秋谷 「花形選挙区」での「女性候補」――これが社会から大きな注目を集めていた。陰湿、陰険なやっかみがあったことは事実だ。
原田 そうした政治状況に絡めて騒げば、世間の目も集まる。注目する。そう隈部は踏んだんだ。それで事実無根のデマのスキャンダルをデッチ上げて騒いだわけだ。

編集長が謝罪文

福島 しかし、この謀略は大失敗。デマ記事を書いた編集長の隈部大蔵は、警察に逮捕された上、25日間も勾留された。
 そして裁判では山崎たちが様々にデマの画策をしたが全部、大失敗。隈部は、当時としては最高額の罰金刑を命じられた。
八尋 マスコミ関係者が名誉毀損罪で逮捕され、起訴されるなんて、異例中の異例の事態だったな。
福島 じっさい、この30年間というもの、出版関係者がデマによる名誉毀損(刑事事件)で起訴、有罪を命じられたのは、わずか数件しかない。
杉山 しかも、その数件の中でも「月刊ペン」事件は「第1号」だった。
青木 まさに「前代未聞」。それほど悪辣、悪質なデマだったわけだ。
弓谷 それに隈部は、そもそも学会に対して明確に謝罪文まで書いていた。
原田 その通りだ。
 「『月刊ペン』の記事には事実の確認に手落ちがあり思いちがいがありました」
 「行過ぎのあったことに対しては、率直に遺憾の意を表明致します」と、昭和52年3月付で、隈部が明確に謝罪している。
福島 「月刊ペン」裁判の判決でも、この隈部の謝罪について触れている。
 「昭和五二年三月中旬ころ被告人(=隈部)において本件告訴人(=学会側)らに対し遺憾の意を表明した書面を学会側に差し入れ」等と、ハッキリ認定されている。
秋谷 記事を書いた張本人の隈部が「事実の確認に手落ち」「思いちがい」「行過ぎ」と認めていたんだ。
 これ以上の「デマの証拠」は、ない(笑い)。
原田 結局、この隈部は当時の最高額の罰金刑を命じられたのち、66歳で肺ガンで死亡している。
青木 さんざん山崎に利用され、何度も大恥をかかされた。山崎に完全に「奪命」された成れの果てだ。

(2004.10.20. 聖教新聞)

 

<2>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、八尋副会長(弁護士)、福島副会長(弁護士)、杉山青年部長、弓谷男子部長

弓谷 前回は、かつて「月刊ペン」という総会屋まがいの雑誌が、学会の発展を妬んでデマ記事を書き、罰金20万円の有罪判決が下ったという話だった。
杉山 そのデマ事件に、当時、自分が起こした恐喝事件で追いつめられていた、ペテン師の山崎正友が首を突っ込んできた。この「月刊ペン」事件の裁判に絡んで、ウソ八百を週刊誌に書き散らした。
 だが、その雑誌社の編集幹部も、明確に学会に対し謝罪している。
青木 山崎に騙され、利用された文藝春秋の元幹部だ。
 その編集幹部は「取材もせず(山崎の)原稿を載せたということは、よくなかったことは分かっています」「私個人としては、名誉会長及び関係者の皆さまにおわびします」と陳謝している。
原田 山崎に騙された≠ニも語っていたな。
杉山 いや、他の雑誌社の幹部も、山崎が恐喝事件を起こして実刑判決を受けたこと、大ウソをバラまいたことも知っている。「あんな悪いやつは、いない」と口々に言っている。
秋谷 皆が山崎の極悪の正体を知った。山崎に騙されたことを後悔し、怒っている。
弓谷 とにかく山崎に片棒を担がされた連中は、例外なく地獄だ。
 職場から資料を盗み出した、あの窃盗男の原島(笑い)。
 「月刊ペン」事件の裁判でも、山崎に法廷に引っ張り出されて、ウソ八百のデマを並べたものの、次々とボロを出して大恥をかいた(大笑い)。
福島 その通りだ。あれは不様だった(笑い)。
 原島は、裁判官から話の根拠を追及されると「そういえば、たしかに、おっしゃる通りですが‥‥」「それはそうなんですが‥‥」なんて言ったまま、しどろもどろ。

デマの火元

青木 当たり前だ。どうせデマの火元は山崎だろ(笑い)。
 デマには「いつ」「どこで」「誰が」がない。だから裁判になると、途端にデマの馬脚を現す。木っ端微塵に粉砕される。
八尋 それどころか、原島は検察官から行った先々で、酒を飲んで他人に不愉快な思いや迷惑をかけたことはないか≠ニ厳しく追及される始末だった(大笑い)。
原田 ○○県に行って酒を飲み、ある婦人に、いい指輪だから来世に結婚する約束だと言って指輪を持ち帰ったのではないか
 ○○県の幹部の家に泊まり、酒を飲んで、婦人に言い寄るなどの迷惑をかけたことはないか
 ○○区内の会場で、素っ裸で人の前に出てビールをガブ飲みしたことはないか%凵X、下劣な実態が続々と暴露されたな(笑い)。
福島 揚げ句の果ては山崎正友の家に行って、奥さんが一人でいる時、酔っぱらって上がりこんだことがあるのではないか≠ニまで追及された(大笑い)。
弓谷 原島は引きつった顔で「記憶にございません」とダンマリを決め込むしかなかった(爆笑)。
八尋 結局、原島がついたウソも、すべて裁判で「根も葉もないデマ」と明らかになった。
 判決も「供述通り信用することはできない」「証言を額面どおりに受け取ることはできない」「その証言内容を到底そのまま措信(そしん)することはできない」等と原島、山崎らを20回以上もウソつき≠ニ断罪している。
原田 逆に、原島が酒乱で女狂いの大ウソつきだと、法廷で正体が暴かれた(笑い)。
杉山 これまた極悪ペテン師の山崎に使われ、悪事を働いた「自業自得」の成れの果てだ(笑い)。

山崎の操り人形

弓谷 ところで先日、男子部員が言っていた。
 原島っていう男は、どういうふうに退転したのか=Bこういう声があった。
秋谷 原島というのは、父親が理事長をやり、自分も教学部長にしてもらった。何から何まで学会のおかげで生きてきた。ところが増上慢(ぞうじょうまん)になって、会長になろうと狙い始めた。
青木 その原島に目を付けたのが山崎だ。原島には教学部長という肩書がある。その上、とにかく間抜けで、金と酒と女に目がない(笑い)。
原田 山崎にしてみれば、原島なんか、誑し込むのにワケはない。これほど、うってつけの「操り人形」はいないと踏んだ(大笑い)。
秋谷 ところが、原島の実態は、山崎の想像以上だった(笑い)。酒乱、行動も異常。大勢に迷惑をかけて皆から嫌われる。
青木 それで学会にいられなくなり、大恩ある学会を裏切り、反逆した。畜生以下も以下の男だ。

堕地獄の見本

原田 日興上人の時代も、五老僧が退転、反逆した。いわば当時の最高幹部だ。しかし、日興上人から「義絶(ぎぜつ)し畢(おわ)んぬ」と一人一人が永久追放されている。それが後世への厳しい戒めとなった。
杉山 釈尊の時代には提婆達多(だいばだった)、日蓮大聖人の時代も三位房(さんみぼう)など退転・反逆者が出た。
青木 いつの時代もああなっては、いけない。地獄に堕ちる≠ニいう見本があるんだ(笑い)。ないほうが、おかしい。
弓谷 山崎も原島も「永久追放」だ。これほど明確な「ああなってはいけない」という例もないな。
八尋 山崎が原島を誑し込んだ道具は、まず「金」だ。たとえば、昭和54年6月ごろから9月にかけて、毎月20万円前後の金を山崎は原島に渡していた。
原田 そして、とうとう同年9月21日、山崎は原島に聖教新聞社から段ボール13箱分の資料を盗み出させた。
 山崎は、その際に当座の小遣い≠ニして50万円を原島に渡している。12月上旬には1000万円を原島に渡している。
福島 原島のやったことは、悪質な「窃盗」だ。れっきとした犯罪行為だ。
八尋 山崎は、危ない橋は全部、原島に渡らせた。あくまで自分の手は汚さない。
青木 まあ、それほど原島というのは、間抜けだったということだ。
原田 原島に学会中傷のデマ手記を書かせた時も、そうだ。原島は原稿を書いて、山崎の事務所へ持っていった。
 その時に原島は原稿に、どのように加筆、訂正してもかまわない≠ニいう一筆を山崎に出している。
杉山 山崎は、それを周りの人間に見せて「原島に1000万円、払ってあるんだ。どう原稿を使ってもいいんだ」と得意満面だったというな。
福島 それに山崎は「酒」と「女」でも原島を誑し込んだ。
 原島は山崎と、年がら年中、夜の六本木や赤坂などに繰り出していた。原島は高級クラブに連れて行かれ、酒漬け、女漬けにされて、手なずけられたんだ。

身のほど知らず

青木 山崎にとって、原島ほど使いやすい、愚劣な男はいない。何しろ幼稚も幼稚。おだてられると、すぐ、その気になる。昔から病的な異常性をもっていた。
秋谷 よく分かる(笑い)。山崎は原島を学会の会長にしてやる≠ネんて言って乗せたんだ。
弓谷 その気になった原島は、反逆する前にもオレが立ち上がれば、学会内で必ず10万人は続く≠ネんて抜かしていたそうだ(爆笑)。
青木 バカなやつだ。原島を知る連中は、皆がゲラゲラ笑っていたよ。「やっぱり山崎に騙されて退転したか」と笑っていた(大笑い)。あんな下劣なやつ、当然、誰もついていかなかった。
秋谷 おかしくなるやつというのは、まったく共通している。
 人間として最低。誇大妄想。世間知らず。「身のほど」を知らない。仏典に「修羅(しゅら)は身(み)の丈(たけ)八万由旬(ゆじゅん)」とある通りの増上慢ばかりだ。
 だが慢心は結局、身を滅ぼす。

(2004.10.21. 聖教新聞)

 

<3>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、八尋副会長(弁護士)、福島副会長(弁護士)、杉山青年部長、弓谷男子部長

杉山 前回は、山崎に誑(たぶら)かされて退転し、反逆した窃盗男≠フ原島の話が出た。
原田 原島のやつといえば、酔っぱらうと、すぐ狂ったように踊りだすので有名だったな(笑い)。
 「ポッポッポ、鳩ポッポ」とか(爆笑)。本人は大喜びで踊り、騒ぎまくっていた。
青木 いや、ひどいのなんの(笑い)。
 酒を飲むと、すぐに女性に言い寄る。
 大勢の前で突然、素っ裸になったこともあった(大笑い)。
原田 信心の活動も、全然やらなくなっていった。
 今日は寒いからやめた≠ネどと、出るべき会合をサボる。
 たまたま御書講義などに来ても、酒臭い息を吐きながら、チドリ足でやってくる。何を言っているのかも分からない。
秋谷 皆が「ふざけたやつだ!」と怒っていた。最後は、当然、会合に呼ぼうという者もいなくなった。
青木 退転、反逆するやつというのは、みんな判で押したように同じだ。下劣、下品、品行最低。
 誰が悪いのでもない。若くして、期待されて登用された。それに傲(おご)って堕落し、腐り、自滅していった。
 それで最後は、潔癖な学会にいられなくなって、反逆した。

「不倫」で断罪

原田 親分の山崎も、そうだ。
 あの男が、どれほど下劣な人間か。恐喝事件では「懲役3年」の実刑判決を受けて、刑務所送り。
八尋 最近も、汚らわしい不倫事件で相手の夫から訴えられて、300万円の賠償命令が確定している。
青木 六十面(づら)下げて「不倫で断罪」か(笑い)。みっともない。これが山崎の下劣な正体だ。
福島 それだけじゃない。山崎は、つい今月も、悪辣な人権侵害事件で30万円の賠償命令が確定したばかりじゃないか。
八尋 先月にも、公明党の元大宮市議(当時)を中傷した事件で、東京高裁から30万円の賠償命令を下されている。
青木 この先も、行けども行けども「訴訟地獄」「断罪地獄」か(笑い)。

日顕も2度断罪

原田 そんなやつを、いまだに使っている日顕(笑い)。どこまで愚劣か。底が知れないよ(爆笑)。
弓谷 日顕も「シアトル事件」の裁判で大敗北。「芸者写真」裁判でも大敗北。
 そのうえ悪辣なデマを吐いて、最高裁で2度も断罪された。いよいよ山崎にソックリになってきた(大笑い)。
杉山 それにしても、原島が山崎の謀略に、どれほど深く関わっていたか。この大罪は永久に消えない。
 当時、山崎と行動をともにしていた正信会の浜中和道も、克明に証言している。
弓谷 結局、原島がおかしくなった時も、全部、山崎の仕掛けだった。当時、山崎は浜中に、こう語っていたという。
 実は、もう原島は学会を飛び出しているんだ。オレが、ある所に隠しているんだ。いつ、あいつを出すか、オレは今、タイミングをはかっているんだ。これは秘密だゾ≠ニ、さも得意気に言っていたそうだ。
原田 原島の生活は、どうなるんだ?≠ニ浜中が聞くとオレが手形で5000万円、もう、あいつに渡してあるから大丈夫だ≠ニ白状したそうだ。
杉山 原島は、オレの言いなりだよ。オレのGO(ゴー)発信を待ってるんだよ。オレだけが、あいつの頼りの綱なんだよ=Bこう、吐き捨てるように言っていたとも浜中は証言している。
青木 ペテン師の「言いなり」「オレのGO発信を待っている」――つくづく惨めな男だな、原島は(笑い)。
弓谷 その裏で山崎は、原島を腹の底からバカにし抜いていた。
 オレも大変なんだよ。アイツの金の面倒まで全部、見てるんだよ。バカのくせに女好きで、大酒飲みで、どうしようもないやつだけどね≠ネんて吐き捨てていたとか(笑い)。
原田 あんな子供みたいな男の「子守」は、もうたくさんだ≠ニ愚痴をこぼしていたこともあった(笑い)。
杉山 あの顔を見たら、世間の人は、創価学会は、よほど異常な人間の集まりだと思うよ≠ニも、こき下ろしていた(大笑い)。

奪命された原島

青木 そんな、どうしようもない原島だったが(笑い)、山崎は、やがては原島を会長にしようとした。
 自分は陰で原島を操り、宗門と学会を、勝手気ままに支配しようと企んだ。
秋谷 それで原島を副会長にしろ≠ニまで、学会首脳に言ってきたりもした。
原田 バカバカしい。当然のことながら、原島は副会長になんかなれなかった。原島は相当、焦ったようだ(笑い)。
福島 そうこうしているうちに、親分の山崎が、自分の恐喝事件で逮捕されてしまった(笑い)。
原田 これで原島も「万事休す」だ(大笑い)。今や病気で、哀れな地獄の末路を晒している。
杉山 原島も日顕同様、山崎によって完全に「奪命」された。
 その悲惨極まりない末路を原島の女房が暴露している。
弓谷 女房は自分の手記で書いていた。
 長年の糖尿病の上に、不安神経症、うつ病となり、職場を休職となった
 すべてが恐怖の世界となった。人にも、ネコやカラスの鳴き声にも怯え、ひと時も、じっとしていられない
 目は虚ろになり、新聞もテレビも見ることができない。食事もできず、水さえ吐く有り様で、ついには血を吐いて胸が苦しくなり、大きな声で唸っている状態だった。さながら地獄絵図を見るような毎日だった
 夜も眠れず、暗いのが怖いのか、電灯は煌々とつけ、立ったり座ったりで、身も心もズタズタ状態になった≠ニ。

題目にも怯える

杉山 自分でもやがて御本尊の前に座ることも怖くなり、女房の唱題も怖くなって「やめてくれ」と頼んだ≠ネどと白状している。
秋谷 「題目も怖い」――これほど厳然たる仏罰はない。「頭破作七分(ずはさしちぶん)」の姿そのものじゃないか。
弓谷 今も入院中だ。もう何年も入院したまんまだ。
青木 聞くところによると、その入院中の原島が最近、また山崎に誑し込まれて、コキ使われているみたいだな。
杉山 哀れなやつだ。日顕宗の機関紙なんかに顔を出して、山崎と対談≠ニやらもやっていた。
弓谷 もっとも原島は山崎の相づちばっかり≠セ。
青木 戸田先生は退転者は無残な末路を見せにくる≠ニ言われていた。まさに原島のことじゃないか。
杉山 結局、原島は山崎から最後まで逃げられず、利用されっぱなし。
 あっちこっちで皆からバカにされている(笑い)。
原田 これだけ地獄の底に突き落とされても、まだ「奪命魔」山崎から逃げられない。離れられない。それ自体が地獄だな(笑い)。

(2004.10.22. 聖教新聞)

 

<4>
出席者:秋谷会長、青木理事長、熊谷中国長、杉山青年部長、弓谷男子部長

青木 ところで先月、「淫行」で逮捕された日顕宗の坊主がいたな。あいつは今、どうしているんだ?
熊谷 山口県下関市の興本寺にいた、武富道晋だ。福岡で未成年への淫行事件を起こし、先月27日、福岡県警に逮捕された。
秋谷 もう処分が出たはずじゃないか。
弓谷 宗門からの情報によると、武富は逮捕された後、11日間、警察に勾留。略式起訴により罰金刑を受けたもようだ。
杉山 武富のやつは、警察を釈放されたあと、大石寺に召還(しょうかん)=Bすぐに寺の住職をクビになった。
秋谷 当たり前だ(笑い)。

武富の「後釜」は遊蕩坊主の息子

熊谷 武富が住みついていた興本寺には、佐藤信覚という別の坊主を慌てて入れたという話だ。
弓谷 この佐藤信覚というのは、大阪・豊中市の本教寺にいる佐藤慈暢の二男だ。
青木 あの遊蕩(ゆうとう)坊主の佐藤慈暢か!
杉山 佐藤といえば、大阪・キタ新地のクラブで遊び狂うわ。読経もしょっちゅう間違えるわ。最低の愚劣坊主だ。
弓谷 かつて本教寺にいた、青年僧侶改革同盟の橋本雄正さんが、佐藤から何度も暴行を受けて、訴えた事件もあった。
 佐藤は平成8年3月、大阪地裁から厳しく断罪され、橋本さんに対して慰謝料を支払った。
熊谷 その小せがれが「淫行坊主」の後釜か。日顕宗は本当に人材がいないな(笑い)。

女子高生を弄ぶ

杉山 この武富という坊主は、日顕の直弟子だ。日顕が作った弟子の一覧がある。その中に「武富道晋」とハッキリ書いている(笑い)。
青木 私の大学時代の友人も「あの日顕という坊主は本当に悪党だな。弟子の姿を見れば分かるよ」とゲラゲラ笑っていたよ(笑い)。
弓谷 武富は「ツーショットダイヤル」なるもので知り合った福岡県の17歳の女子高生に淫らな行為を働いていた。それも4、5回にわたってだ。
杉山 その下劣な行為が発覚し、武富は「福岡県青少年健全育成条例」違反(淫行)容疑で逮捕。地元テレビや新聞でも報じられた。
青木 汚らわしい! これが日顕宗の実態だ。また一段と明瞭、明確になったな。
熊谷 ところで武富が住みついていた興本寺は、学会の「200ヵ寺建立寄進」の106番目の寺だ。
青木 その通りだ。どれだけ学会が宗門に尽くしたか。学会員が、どれだけ寺や坊主に尽くしたか。その大恩を仇で返したんだ。
熊谷 第2次宗門事件が起きた当時、武富は、はじめは私は学会への攻撃はしない≠ニ公言していた。ところが、陰では学会員に学会にいると地獄に堕ちる≠ネんて、さんざん中傷、侮辱した。
青木 何が「地獄に堕ちる」だ。
 結局、地獄に堕ちたのは、お前じゃないか(爆笑)。
秋谷 厳しい仏罰だ。仏意仏勅(ぶついぶっちょく)の学会を迫害し、学会員をいじめた結果が、この結末だ。

次々淫行で逮捕

杉山 日顕の直弟子といえば、以前にも「淫行」で取っ捕まった坊主がいたな。
弓谷 あれも汚らわしい事件だった。日顕宗の坊主が平成10年3月、テレホンクラブで知り合った女子中学生二人に淫らな行為を働いて逮捕された。
杉山 この坊主も、日顕の直弟子(笑い)。それも、日顕が法主になって初めて少年得度(とくど)した一番弟子≠セった。
青木 本末究竟等(ほんまつくきょうとう)≠セよ。日顕は法主になっても「芸者遊び」に狂いっぱなしだった。だから直弟子どもまで、こんな下劣な事件を起こすんだよ(大笑い)。
杉山 その通りだ。その実態が、あの芸者衆と遊んでいる写真でバレた。それで日顕宗は、大慌てで裁判まで起こしたが、最高裁で完全に大敗北が確定した。
弓谷 あの芸者に囲まれてニヤけている日顕の顔!(笑い)
 あんな遊び人が本尊を書写していたとは、汚らわしい限りだ。
青木 日蓮大聖人への大冒涜(ぼうとく)だ。富士の濁流≠ヌころの騒ぎじゃない。
秋谷 その異常さに気づいたから、法華講は今年も1万人以上が脱講した。これが「真実の声」「天の声」だ。
熊谷 それにしても一宗の法主の芸者遊びが法廷で厳然と認定された。これは前代未聞だよ(大笑い)。
弓谷 武富は以前オレは、日顕がやれと言えば、謗法でもやる≠ニまで言い放っていた。
 ニセ法主の日顕に信伏随従≠オてきた成れの果てが、このザマだ(大笑い)。

淫獣坊主の巣窟

杉山 だいたい日顕宗の坊主は最近、女性問題の下劣な不祥事ばかり起こしているじゃないか。
熊谷 まったく、開いた口がふさがらない。まず中国の大支院長だった青山聴瑩!
 こいつは、女性信徒を8年にもわたって寺で陵辱し続けていた。下劣千万の「淫獣坊主」だ。
弓谷 その鬼畜の行状が、他ならぬ女性信徒本人の告発で厳しく暴かれた。当然、青山は一発で大支院長をクビになった。
杉山 日本だけじゃない。日顕宗の坊主の悪名は世界中に轟きわたっている。
青木 完全に「日本の恥」だ(笑い)。
 日顕本人が、台湾のマスコミに「花和尚(=ハレンチ坊主)」と激烈に糾弾されていたじゃないか。
杉山 最近も、海外部の中本代道という坊主が、シンガポールのホテルで女性檀徒と密会していた。不倫疑惑が発覚したばかりだ。
弓谷 中本は、わざわざタイから「一人で」シンガポールに行って密会していた。しかも「一晩中、ホテルの部屋から一歩も出ずに」だ(笑い)。中本も女性檀徒も、両方、家庭を持っている身だよ。
青木 日顕はどういうわけか、この中本のクビを切れない。宗内でも何で切らないんだ≠ニいう声が、引きも切らない(笑い)。

同じ穴の狢

杉山 スペインにいた山田容済も平成12年3月、イタリアで買春疑惑が発覚した。
 金髪女性と密会している写真が「動かぬ証拠」となって、クビになった。
弓谷 ところが、だ。この山田容済が最近、何と岩手県の寺の住職になったというんだな。
青木 あれだけ下劣な事件を起こした坊主が、もう復帰≠ゥ!
秋谷 これが日顕宗にこびりついた体質だ。日顕が法主の座を盗んで以来、宗門は腐敗する一方だ。とくに「女性問題」の不祥事! 誰もが呆れ果てる。醜悪千万だ。
熊谷 それもこれも全部、ハレンチ坊主の日顕が法主の座にしがみついているからだ。
青木 その通りだ。あいつが一番の畜生坊主だから、自分と同じ穴のムジナ≠フ坊主には、処分が甘い(爆笑)。
杉山 だから、その巣穴から「不倫坊主」やら「淫行坊主」やら、汚らわしい邪淫坊主がウジャウジャ出てくるんだ(大笑い)。
熊谷 いや、これでも表に出てきた事件だけだろう。まだまだ「氷山の一角」。いつ、何が飛び出すか分からない。
青木 日顕が居座るかぎり、ますます暗黒の邪宗門になっていく。仏罰も一段と厳しくなるばかりだな!

(2004.10.23. 聖教新聞)

 

<5>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、杉山青年部長、弓谷男子部長、館野女子部長

青木 聖教新聞でも何回か取り上げているが、最近、電話を使った、いわゆる「オレオレ詐欺」が急増している。今や大きな社会問題だ。

昨年の倍以上

杉山 被害も増える一方だ。警察庁によると全国の被害件数は、今年1月から8月までだけで、9300件以上。被害額は、なんと100億円を超えた。
弓谷 昨年1年間の被害額が約43億円というから、すでに倍以上に急増した計算になる。
杉山 騙されたことに気付かなかったり、被害を届け出ないケースもある。実際の被害額は、もっと大きいと言われている。
館野 ひどい! このままじゃ、日本は「詐欺天国」ですよ。
原田 まったく許せない! とんでもないことだ。国民は皆、不安でしかたがない。
 政治家も警察も、徹底して取り締まってもらいたい。こういうあくどい連中には、何の容赦もいらない。かたっぱしから引っ捕まえるべきだ。
青木 そのために、われわれ市民も心がけるべきポイントがある。
 @慌てない
 A詐欺の手口や事例を知っておく
 Bいざという時の対処法を、家族で十分話し合っておく――こういった「万全の準備」が必要だ。
秋谷 その通り。御書にも「前前(さきざき)の用心」とある。この座談会でも、徹底的に語り合っておこうじゃないか。

40・50代が被害に

原田 まず必要なのは「詐欺の手口を知る」ことだ。最近は、ますます巧妙、凶悪になっているようだな。
弓谷 そうなんです。以前は息子や孫に成りすまして「オレだよ、オレ」なんて言って金銭を振り込ませる。そういう手口が、ほとんどだった。
杉山 ところが今では様相がガラリと変わっている。「警察官」や「弁護士」「保険会社」など第三者に成りすまして「夫や息子、孫が交通事故を起こした」といった電話をかけてくる。
 これまで以上に複雑な作り話をデッチ上げる。そういうケースが多くなってきた。
青木 もう「オレオレ詐欺」とは呼べないな。
弓谷 被害者も最初のころは、お年寄りが多かった。ところが最近では40代、50代の女性が一番、狙われている。
館野 夫や子どもが外に出ているのをいいことに、家にいる主婦の人たちを騙そうって魂胆ね!
秋谷 肉親が事故を起こした、まきこまれたと聞けば、それだけで気が動転する。「警察や弁護士がウソをつくはずはない」という先入観もある。
 冷静に考えれば明らかに「おかしい」と分かる話でも、いざ、その場になると信じ込んでしまいがちだ。
原田 そこに付け込んで「示談にするには金がいる」と持ちかける。修理代やケガの治療費を口座に振り込ませようとする。
青木 悪辣千万!
弓谷 警視庁によると、最近は、もっと凶悪なケースも出てきた。「おたくのお子さんを誘拐した。金を振り込め」といった「恐喝」まで出てきた。
杉山 電話詐欺の手口をまとめると、こうだ。
 @被害は銀行が営業している午前10時から午後2時に集中。閉店間際に振り込みを要求してきて「時間がない」と急がせる
 Aお金を要求する理由は「交通事故の示談金・弁償費」「借金の返済」など
 B「本人に連絡をとらせまい」とする
青木 大事なことは、絶対に一人で判断せず、誰かに相談して対処することだ。

突然の電話

原田 実は今月の14日、学会の本部職員も、危うく電話詐欺に遭うところだった。
館野 そうなんです。その壮年の職員の方には女子部員の娘さんがいるんですが、その娘さんを「誘拐した」という電話が掛かってきたんです。
杉山 僕も聞いた。その日の夕方、壮年職員が仕事から帰宅すると突然、電話が鳴った。出ると、いきなり女性の声で「大変なことになった!」と泣き叫ぶのが聞こえた。
原田 そして、すぐ男の声に代わって「娘をさらった。金を用意しろ。顔を見られたから、金を払わないと殺す!」「すぐに払わないと指を詰める。刺すぞ!」と脅し、300万円を要求してきた。
杉山 相手は2、3人いたようだが、何かを探る様子で、しきりに「そこに誰がいるんだ」と聞いてきた。
青木 そりゃあ、当の娘さんが家にいたら困るだろうからな。
杉山 さらに犯人から「今後は携帯で、やり取りするから、番号を教えろ」と言ってきたそうだ。
弓谷 それに「郵便局に預金しているか。銀行だと、もう間に合わない」と聞いてきた。
原田 通常、銀行だと、午後3時以降の振り込みは翌日扱いとなる。
 ところが郵便局は、口座からの振り込みなら、24時間、即時、可能だ。
青木 犯人にしてみれば、口座番号から足がつく可能性が高い。それで、できるだけ素早く金を引き出せる郵便局を指定してきたんだな。
杉山 だが壮年は、娘の無事を第一に考えて「今すぐ用意はできない。明日まで待ってもらいたい」と答えた。
 すると犯人は「ダメだ。今日中だ。娘を売り飛ばす」などと厳しい口調で、たたみかけてきた。
館野 「売り飛ばす」ですよ。恐ろしい。
秋谷 やがて娘が帰ってきたら、ウソだと分かる。だから犯人は大慌てだったんだろう。
弓谷 ここで壮年は機転を利かせた。「郵便局に預金があるかどうか家内に聞くから、15分、時間をくれ」と言って、いったん電話を切った。そして外出中の奥さんと連携を取り、娘さんの所在を確認してもらった。
杉山 すると、娘さんは職場にいた(大笑い)。
原田 そこで奥さんが急いで警察に通報したんだ。
弓谷 そこへ再び犯人から、壮年の携帯電話に着信。すでに娘の無事を確認した壮年は、落ち着いた口調で「口座番号を教えろ」と聞いた(笑い)。
杉山 犯人は壮年の変化に気付いたらしく「お前、さっきのお前か?」「もういいよ、いいよ」(笑い)。
青木 急に弱腰になったわけだ(大笑い)。

警察官を騙る

弓谷 まだ続きがあるんです。壮年が携帯を切った途端、自宅の電話が再び、鳴った。壮年が出ると「警視庁のカトウだ」と名乗ってきたというんだな(大笑い)。
青木 ああ、犯人は壮年が警察に連絡したかどうかを確認しようとしたんだな。それで今度は警察官に成りすましたんだな。
弓谷 ところが、ちょうどその時、奥さんの通報を受けた本物の警察官と刑事が、壮年宅に駆けつけたんです(笑い)。
杉山 その本物の警察官が電話に出て「お前は何課だ。こちらも警察だ」と言うと、犯人は観念。最後に「バカヤロー!」と捨てゼリフを吐いて切ってしまった(笑い)。
原田 壮年によれば、犯人は、実に細かく家の状況を知っていたそうだ。住所や名前はもちろん、生年月日まで知っていた。
弓谷 まったく、どうやって調べたんだか。交信の途中でも、壮年は犯人から生年月日を聞かれた。
 壮年が怪しんで、わざと違う生年月日を答えると「ウソをつくな。住所も分かっている。家に火を付けるぞ」と、すごんできた。
青木 つい最近までは、騙そうとする相手の名前を確認せずに「オレ、オレ」と電話をしてくる単純な手口だった。それに比べて、ずいぶん用意周到になってきたな。
秋谷 詐欺師も必死で研究≠オている。われわれ市民も、うかうかしていられない。他人ごとと思わずに、つねひごろから意識して、心がけておかないと、大変なことになる。
館野 女子部の娘さんがいるご家庭は、帰宅時間や居場所を明確にしておくことも大切ですね。
秋谷 我々は信心をしているからこそ、油断なく、賢明に、生きなければならない。
 無事故の生活を勝ち取ることこそ、幸福の土台となるからだ。

(2004.10.25. 聖教新聞)

 

<6>
出席者:秋谷会長、青木理事長、原田副理事長、杉山青年部長、弓谷男子部長、館野女子部長

原田 前回は、全国各地で悪辣な電話詐欺が横行している話が出た。
弓谷 今年は、この8月までだけで、被害総額が100億円以上ということだった。
杉山 まったく、油断も隙もあったものじゃない。実は僕の実家にも、悪質な恐喝電話があった。
館野 えっ! 青年部長のところにも、ですか!
杉山 そうなんだ。今年の1月、実家に妙な電話があった。母親が出ると、若い女性が、僕の妹の名前を使って「大変なことをしちゃった」と泣きながら訴えてきた。
青木 これまた犯人は、事前に名前を調べていたんだな。
杉山 そして、すぐ男の声に代わった。
 「木更津港にいる」
 「オレは娘さんの友人の借金のために連帯保証人になった。だが、その友人がいなくなったから、娘に責任を取ってもらう」
 「今から船に乗って木更津港を出るところだ」などと、まくし立てた。
青木 「木更津港」だの「借金」だの、ずいぶん手の込んだ作り話だな。
杉山 突然の話に驚いた母は、相手の連絡先を聞いて電話を切った。すぐに妹の携帯電話に掛けたが、つながらない。
館野 携帯がつながらないことは、よくあります。だけど、こういう時は不安になりますね。
杉山 そこで母は僕に電話。結局、妹の職場に連絡したところ、1時間後に所在が判明し、事なきを得たんです。
原田 無事で良かったね。しかし、ずいぶん身近なところで、事件が起きるようになったな!

他人事ではない

弓谷 いや、実は僕の実家にも、恐喝事件が掛かってきたんですよ。
青木 弓谷君のところもか!(大笑い)
弓谷 はい。「オレオレ詐欺」が広がりだしたころ、実家に僕の弟をさらったと電話が掛かってきた。
 父親が出ると「借金のカタに息子を預かった。300万円を振り込まないと、マグロ漁船に乗せる」と言ってきたんです(爆笑)。
秋谷 これまた大げさな作り話だ(笑い)。
弓谷 父の連絡を受けて僕が、知人の弁護士に聞くと「間違いなく、オレオレ詐欺だ」と断言(笑い)。ほどなく弟の無事も確認できた。
館野 これだけ事件が増えると「他人事」では済まされない。むしろ自分のところに電話がかかってきたら、どうするか≠考えておいたほうが、いいですね。
原田 その通りだ。調査によれば、金を騙し取られた人の多くが、あらかじめ「オレオレ詐欺の手口を知っていた」という話だ。しかし、まさか自分が被害に遭うとは思っていなかった。
秋谷 「まさか自分の所にはないだろう」とか「自分だけは騙されない」と油断しないことだ。日ごろから「自分だったら、どうするか」「誰に相談するか」を具体的に考えておくことだ。

断固たる措置を

杉山 そうなんです。この犯罪の特徴は、電話一つあれば「誰でも」「簡単に」「無差別に」犯行に及べることだ。
青木 まったくだ。たとえウソだとバレても、すぐ電話を切って、次を狙えばいい、というわけだな。
弓谷 犯罪に使われる携帯電話も、ほとんどがプリペイド(料金前払い方式の携帯電話)だ。これはインターネット等で購入すれば、本人確認の必要がない。偽名で購入できるから、携帯番号から犯人が割り出せないケースが多い。
原田 犯行に使われる預金口座も、大半が不正に売買された口座だというな。
青木 「プリペイド携帯」と「口座の売買」。この二つが詐欺の蔓延を助長しているわけか。政治は何をやっているんだ。
弓谷 公明党も率先して防止策を打ち出している。
 来年度の予算編成の中で、携帯電話と預金口座の「不正使用」「不正売買」を禁止し、取り締まりを強化するよう、政府に強く働きかけている。
杉山 今国会で早速、プリペイド式携帯電話と預金口座の不正売買を禁止する与党法案が提出される見通しだ。
秋谷 当然だ。
 こういう問題は、とにかく「スピードが命」だ。
 犯罪を撲滅するために、早急に断固たる措置を取ってもらいたい。それが国民の声だ。

詐欺防止の心得

杉山 前回も話題になったが、電話詐欺の手口をまとめると、こうです。
 @電話が掛かってくるのは、銀行が営業している午前10時から午後2時に集中。閉店間際に振り込みを要求してきて「時間がない」と急がせる
 Aお金を要求する理由は「交通事故の示談金・弁償費」「借金の返済」「滞納中の家賃」「妊娠中絶費用」など
 B「どうなってもいいのか」等と不安がらせる
弓谷 したがって、対策としては、こうだ。
 @知らない電話は「詐欺かもしれない」と疑う
 A一度、電話を切る。そして一人で判断せず、必ず家族や親戚、知人、警察などに相談する
 B当然、すぐに本人の所在を確認する
 C警察が示談の仲介をすることはない
 D弁護士や保険会社が事件直後に、お金の話をすることもない――等々だ。
原田 特に、絶対に一人で判断せず、誰かに相談することが大事だ。
館野 即座に本人の所在が確認できなくても、慌てては、いけませんね。
青木 また、これは実際に犯人から電話がかかってきた人の話だが、その家では、電話の近くに「オレオレ詐欺に注意!」などのメモを貼っておいたそうだ。
 それでピンときて実際、詐欺を見破ったというケースもある(笑い)。
杉山 先月も北陸青年部長だった坂元信行さんが東京に出張中、奥さんに恐喝電話が入った。坂元さんは打ち合わせで携帯を切っていたため、所在確認に1時間かかった。
館野 そういうケースが、ままあることを、よく知っておきたいですね。
秋谷 ともあれ、一人一人が聡明になること。家族や同志、友人との連携を強めることだ。

(2004.10.26. 聖教新聞)

 

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出席者:秋谷会長、青木理事長、大川墨田区副総合長、長橋豊島総区主事、大沢世田谷広宣区副本部長、荻谷村山総区副総合長、弓谷男子部長

都議OBが語る

弓谷 今月5日で、公明党が連立政権に参画して満5年になった。存在感も高まっている。
青木 今まで自民党だけではできなかった改革も、次々と実現している。
 官房長官も庶民の目線に立った具体案を出している。公明党の役割は非常に大きい≠ニ高く評価していたじゃないか。
秋谷 公明党の責任は、ますます重い。だからこそ全議員が、今まで以上に一致団結してもらいたい。働いてもらいたい。猛然と行動すべきだ。
青木 来年7月には、東京都議会議員選挙もある。都議会は、ある意味で、ずっと以前から「自公連立」だった(笑い)。
秋谷 そこで今回は公明党の都議OBに参加してもらい、公明党議員の姿勢、あるべき姿について、存分に語り合おうじゃないか。
大川 よろしく、お願いします!

英国の第3党

弓谷 さっそくですが、最近、マスコミでは二大政党の時代♂]々という声がある。
 しかし欧米では二大政党制は有権者の多様な意見を反映できない≠ニいった意見が多いようですね。
荻谷 その通りです。二大政党制の伝統をもつイギリスでも、第3党の自由民主党が躍進している。最近も読売新聞や毎日新聞で大きく報道されていた。
長橋 私も注目して読んだ。
 「この2年間で党勢を拡大し、英伝統の二大政党制を揺るがす勢いを見せている」(読売新聞)
 「戦後、一貫して労働、保守両党が交互に政権を担当してきた英国政治が分岐点にある」(毎日新聞)等と報じられていたな。
秋谷 時代の変化とともに国民のニーズは多様化している。その民意の受け皿が二つしかないというのは、窮屈だし、おかしい。
 それでは結局、国民の政治離れを助長していくだけだ。
大沢 二大政党制の国といえばアメリカだが、ハーバード大学のガルブレイス名誉教授は、こう語っている。
 「『二大政党制』の最大の教訓は政党が二つしかないと、必要な解決策が出てこない場合がある≠ニいう点です」
 「政党は少なくとも三つか四つあるべきではないでしょうか」と鋭く指摘していた。
長橋 まったく正論だ。街に出て、市民と、じっくり語り合ってごらんよ。多くの人が「相談できるのは、やっぱり公明党だ」と言ってくれる。
弓谷 なるほど。「国民の本音は、現場にあり」ですね(笑い)。
青木 だからこそ全議員が現場を回るべきだ。「要領」「気取り」を捨てて全力で回ってもらいたい。

政治は演技(パフォーマンス)か?

荻谷 だいたい最近は、どの政治家も、テレビや雑誌で名前を売るのに血眼だ。地道に現場を回ってる議員は少ない。完全にパフォーマンス政治≠ノなっているじゃないか。
青木 だからこそ公明党の出番だ。とくに、議員と家族、そしてOBが動けば、まだまだ支持は広がる。語った分だけ共感も拡大する。「チャンス」だ。
秋谷 その通りだ。
 真の政治はメディアの中の世界ではない。現実との関わり合いの中にこそある。
 「庶民の中に飛び込み、庶民の側に立つ」。これが公明党の結党以来の精神だ。
大川 私は国会議員も、やらせていただいた。その経験からいっても、党利党略で権力にすり寄っていった政党や政治家は、みんな、泡のように消えていった。これが実感であり、現実だ。
長橋 今は、もういなくなってしまったが、ある政党の議員も言っていた。私の政党は権力に迎合した結果、跡形もなく消えた。公明党も、きっとそうなるよ≠ニ、わざわざ注意してくれた。だが公明党は、なくなるどころか、要の存在だ(笑い)。
荻谷 統一外地方選挙でも103ヵ月連続の全員当選(9月末現在)。衆院選、参院選でも着実に得票と議席を伸ばしている。
青木 自民党も民主党も、公明党を無視して政局、政策を論じることはできない。そういう時代になった。
秋谷 すべては、支持者の絶大な支援のおかげだ。党は、いくら感謝しても足りない。議員、家族、OBは、絶対に支持者の御恩を忘れてはいけない。これだけは、何度でも言う。
大沢 その通りです。これだけ真剣に日本のため、社会のために政治を監視し、党を支援してくれる団体があるなんて、幸せだよ。

与党なれを排せ

弓谷 せっかく今回は都議OBの方々に集まっていただいたので、都議会公明党の実績、歴史、また評価について教えてください。
大川 わかりました。さっき話が出ましたが、東京の方々が、よくご存知の通り、都議会では公明党は、ずっと前から「与党」です(笑い)。
秋谷 その「与党」という点について一言、言っておきたい。
 与党になると、とかく誘惑が多い。報道等を見ても、首長選挙の折など、金銭にまつわる疑惑、不祥事が必ずといっていいほど出てくる。
 与党の期間が長くなると、そのぶん誘惑も多くなる。いわゆる地方議員の「与党なれ」。これが本当に怖い。
 公明党の議員は、絶対に油断してはならない。引きずられ、つけこまれてはならない。厳しく、自分を戒め、律していくべきだ。
青木 まったく、その通りだ。「清潔」が公明党結党以来の根本精神だ。「魂」だ。その魂を、目先のはした金に目がくらんで踏みにじる。支援者に心配をかけ、顔にドロを塗る。われわれは絶対に許さない。許してもならない。
 この点を、厳重、厳格に宣言しておく。

都議会での実績

長橋 ところで昭和30年に初めて都議会に進出して以来、公明党は公害問題、教育問題、福祉行政等々、あらゆる問題に取り組んできた。きちんと結果を出してきた。
大沢 汚職、腐敗、癒着の追及も、ほかの、どの政党よりも真剣に厳しくやってきた。その自負と実績がある。
大川 都議会に進出した当時は、何の実績も経験もなかった。だから必死だった。
 問題があると聞いたら、とにかく現場に駆けつけた。そして夜中だろうと何だろうと、事務所に戻って法律や政策の勉強に取り組んだものだ。
荻谷 私は昭和44年に都議に当選させていただいた。当時は、肢体不自由児、知的障害者などが、小中学校への入学を認められていない時代だった。
弓谷 そうなんですか。今は「養護学校」が、全国各地にありますね。
荻谷 ある日、知的障害のお子さんを持つお母さんが、夜中に私の家を訪ねてこられた。
 「何としても子どもを学校に行かせてあげたい」と泣きながら訴えてこられた。
大川 当時は、母親が知的障害児の入学を希望しても、教育委員会で事前にチェックされ、拒否される状況だった。
荻谷 私は事情を聞いて早速、議会で訴えました。
長橋 そうだったね。あの時は都議会にも障害児を持った母親が、おおぜい来られたね。
荻谷 そういうお母さん方と一緒に、当時の総理のところにも3回、陳情に行った。
大沢 結局、萩谷さんたちの行動が大きなきっかけになった。
 昭和48年に全国で初めて、東京都が障害児の小中学校への全員入学を認めたんだ。
弓谷 「福祉の公明党」を裏付ける歴史ですね。

(2004.10.27. 聖教新聞)

 

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出席者:秋谷会長、青木理事長、大川墨田区副総合長、長橋豊島総区主事、大沢世田谷広宣区副本部長、荻谷村山総区副総合長、弓谷男子部長

「都バス」問題

弓谷 前回は、都議会公明党の輝かしい実績について話が出ました。
大川 私も現役の都議時代、藤井富雄都議と協力して、都バスのワンマン化の実現に奔走したことがある。これが当時、都の財政再建の重要な一環だった。
萩谷 ところが、これに大反対したのが労働組合だった。
大川 当時は、共産系の人間が都バスの労働組合を牛耳っていたからな。
 そこで組合を動員して反対、反対とピケを張って騒いだんだ。
青木 あそこは昔っから反対ばっかりだなあ(大笑い)。
大川 だが、ふと「本当にバスの従業員は反対なのか」と思った。そこで藤井さんと二人で現場に行って調査したんだ。
弓谷 「調査なくして発言なし」。公明党の本領発揮だ。
大川 実際にバスの運転手に聞いたら驚いた。「ワンマンになれば勤務時間も減る。手当も増える。だから本当な賛成なんです。ただ反対しないと組合がうるさいんで‥‥」と言うんだよ。
青木 なんだ。労働者の権利を守れ≠ニか言ってるくせに、いちばん労働者の声を無視しているんじゃないのか。
大川 さらにまたバスの切符を切る女性従業員にも聞いてみた。
 すると、これまた「リストラは困るが、次の配属先を確保してもらえるんだったら、ワンマンバスに賛成です」と言うんだ。
長橋 結局、バス関連の従業員の大半が賛成だった(笑い)。
大川 早速、知事室の前に陣取っている組合のところへ行ったよ。「現場は皆、賛成しているよ」と伝えた。
 そうしたら組合の人間は、顔色を変えて「よく、そんなことを知っていますね」と仰天だ。
大沢 いや、組合の人も言ってたよ。「実は共産系の組合員がいて、反対しないと後が怖いんです」と本音を漏らしていた(笑い)。
弓谷 党利党略のために労働組合や労働者を利用する。まったく卑怯な連中だ!
長橋 そういえば共産党は最近、マルクスの『資本論』とか、党の「独習指定文献」とやらを廃止したそうじゃないか。
青木 なんだ、党員の教科書≠ワでなくしちゃったのか(大笑い)。
弓谷 産経新聞にもソ連崩壊後の国際社会の変化により、革命路線を公然かつ強制的に党員に押し付けることができなくなった≠ニあった。
大沢 共産党は本年1月に党の綱領を改定した。ソフト路線≠ニか何とかいって、国民をごまかそうって魂胆か(笑い)。
秋谷 そんな付け焼き刃の治療をやってもダメだ。選挙のたびに票も議席も減る一方じゃないか(笑い)。
萩谷 話がそれたが(笑い)、結局、法案は昭和41年12月に議決。都バスのワンマン化が正式に決まったんだ。
弓谷 初めて聞く話ですね。福祉や交通政策ひとつ見ても、いかに公明党が都政をリードしてきたか。

「都民党」の誇り

大川 我々は、都議会においては「与党」でも「野党」でもない。
 ただひたすら「都民党」でやってきた。そういう誇りと自負があります。
大沢 都政が専門の大学教授も公明党でなければ都政は変わらなかった。地方の政治も変わらなかった≠ニ評価していた。
長橋 とくに昭和52年に、与党第1党の自民党が過半数を切ってから、都政は変わった。そう言われる。
大川 私の知人の議員も言っていた。
 だいたい大政党というのは、3分の1は良い議員。3分の1はイエスマン。3分の1は口八丁手八丁=i笑い)。
 過半数を超えている時は傲慢になる。だが過半数を切ると、良い議員が出てくる。他党の意見を、よく聞くようになる≠ニ分析していた。
弓谷 なるほど。そういう見方もあるのか(笑い)。
秋谷 国政においても、公明党は連立政権参加満5年。責任は、本当に重い。
 だからこそ公明の議員は「愚か」であってはならない。
青木 まったく同感だ。
 党を永久追放された竹入や竜、大橋たちみたいに、金銭疑惑や女性問題を起こしたり、マスコミに浮かれ調子で勝手なことをしゃべり、支持者に迷惑をかけたり。あまりにも、軽率だ。
秋谷 公明党は、どこまでも「大衆とともに語り」「大衆とともに戦う」――「民衆本位」の姿勢を貫いてもらいたい。そうでなければ、我々が支援する意味がない。
弓谷 とくに今は、深刻な少子高齢社会だ。母と子が安心し、笑顔で暮らせる社会を築くのは、公明党の責務だ。
 どんどん実績を積んでもらいたい。それが国民の声だ。

歴代都知事も

萩谷 歴代の都知事も公明党を高く評価してきた。
長橋 今の都知事も公明党の皆さんの質疑応答でいつも感心するのは、他の政党が考えない、私も初めて聞くような提案をされることです≠ニも語っていたな。
大沢 本当に都民のためになる政策なら、公明党は、都知事はもちろん、都の職員とも協力して進めてきたからね。
大川 まったく、その通りだ。我々は都議会議員として、都政に役立つ優秀な都庁の職員を見つけ、育ててきた。
 これも実は都議会公明党の隠れた実績だと僕は思う。
弓谷 総務庁長官を務めた続訓弘(つづきくにひろ)・元参院議員も、もともと都の職員でしたっけね。
大沢 副知事にまでなった有能な人だった。
大川 私も続さんが、都の財務局にいたころから「優秀な人材だ」と思っていた。
 実を言うと彼は、他党から「参議院議員にならないか」と誘いを受けていた。だが、キッパリ断ったそうだ。それが公明党からの依頼にはOKしてくれた。
 これも都議会公明党が都政のために真剣に働く姿を見てきたからだと思う。
萩谷 もちろん「癒着」じゃあ、いけない。だが、都政のために、あらゆる人たちと真剣に協力していく。
 これは絶対に必要なことだ。
青木 独りよがりで、何でも反対の政党とは大違いだな(笑い)。

(2004.10.28. 聖教新聞)

 

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出席者:秋谷会長、青木理事長、大川墨田区副総合長、長橋豊島総区主事、大沢世田谷広宣区副本部長、荻谷村山総区副総合長、弓谷男子部長

弓谷 話は変わりますが「学歴詐称」疑惑の衆院議員が、辞職願いを出しましたね。
大沢 民主党だった古賀潤一郎・元代議士だな。アメリカの「ペパーダイン大学卒業」と公表していたが、実際は在籍しただけで卒業していなかった。
青木 有権者を騙して、まんまと代議士になった。悪いやつだ!
弓谷 彼は福岡地検に書類送検されていたが結局、本人が学歴詐称を認めたため、起訴猶予になった。
萩谷 政治家の学歴詐称は、れっきとした犯罪行為だ。「公職選挙法違反」だ。
長橋 有罪なら「2年以下の禁固または30万円以下の罰金」の刑罰が下される。議員なら、誰だって知っていることだよ。
大川 だいたい彼が当選した昨年の衆院選から、もう1年近くたってるじゃないか。辞職は遅すぎたくらいだ。

女房も経歴詐称

長橋 学歴詐称といえば、卒業どころか、在籍すらもしていないのに、抜け抜けとウソをついていたやつがいたな!
大沢 不知恩の竹入のやつだ。あいつには、我々も本当に迷惑を受けた。
弓谷 詐称も詐称も大詐称。なにしろ「旧制中学校卒業」もウソ。「陸軍航空士官学校卒業」もウソ。学歴をウソ八百で塗り固めていた。
長橋 在職中に発覚していたら即刻、党の役職も議員もクビだ。当然、厳しい刑事訴追も受けていたはずだ。
萩谷 さらにまた、本人どころか女房も「経歴詐称」。長男も大学の不正入学疑惑。
 一家そろって支持者を騙しに騙し、勝手放題にのさばっていた。
大川 竹入については、私もよく知っている。とにかく「傲慢の塊」「欲の塊」だった。
 もともと食うや食わずの貧乏暮らしだったあいつは、区議、都議をへて、昭和42年に衆議院議員に初当選させていただいた。ところが国会議員になったとたんに、ガラッと態度が変わったんだ。
青木 馬の骨≠ェ議員バッジを付けたとたん、バッジの魔性に一発で狂った(大笑い)。
大沢 だいたい、竹入が委員長だった時代は、立候補する人間には卒業証明書の提出が義務づけられていた。私も都議会に立候補するときに、わざわざ大学まで証明書をもらいにいった。
 まさか、その竹入本人が詐称していたとは夢にも思わなかった!
秋谷 われわれ支持者だって同じだ。皆が「まさか」と驚いた。

昔の話を嫌がる

大川 学歴もそうだが、竹入というのは、とにかく素性が分からない。だから昔の話をされるのを徹底して嫌がるんだ。
萩谷 まったく、なんで昔の話をされると困るんだ? 別にいいじゃないか。
大川 竹入が国会議員だったころ、僕が支持者の会合で竹入は昔、国鉄の田端(東京)の駅で旗振りをやっていた≠ニ話した。そう竹入から聞いていたからだ。
 ところが会合が終わったら竹入のやつ、顔を真っ赤にして怒ってるんだ。「あんまり昔の話をするな」と言うんだ。
 当時は、なんで竹入が、そんなに怒るのか。皆目、見当もつかなかった。
長橋 学歴を詐称するようなやつだからな。よっぽど触れられたくない過去があったんだろう。
萩谷 私も竹入から貴様はニセモノだ!≠ニ怒鳴りつけられたことがある。
弓谷 バカバカしい。何が「ニセモノ」だ。お前こそ学歴を何重にも詐称した、正真正銘の「ニセモノ」じゃないか(爆笑)。
萩谷 私が黙っていたら、竹入のやつは突然こう言い放った。
 都議会のやつらは、オレの言うことを全然、聞かないんだ≠ニ怒鳴り散らしていた。
秋谷 まるで日顕だ(笑い)。「瞬間湯沸かし器」じゃないか(爆笑)。
大川 何でもかんでも独裁で、支持団体にも何も言わせなかった竹入だ。ところが都議会には藤井富雄さん(現職)や私など、竹入を昔から知る古株が多い。竹入にしてみれば「やりにくい」。だから、竹入は都議会を目の敵にしていたんだ。とんでもない野郎だ!
長橋 私の先輩の教育者も言っていた。
 「議員までさせていただきながら、大恩ある支持者を裏切る。畜生にも劣るやつだ」と、怒っていた。
 「人間」ならば、「恩」というものを少しでも感じるならば、竹入みたいには絶対にならないはずだ。
青木 その通りだ。誰のおかげで議員にさせてもらったんだ! 全部、支持者のおかげじゃないか。
弓谷 南米解放の父シモン・ボリバルは「忘恩は人間がなしうる最大の犯罪」と断じている。「忘恩」「裏切り」の人間は、最低のクズだ。

党を「私物化」

萩谷 私は立候補する前に、学会男子部の「輸送班」(現・創価班)をやっていた。
 大石寺への登山担当として、毎月払う輸送班費の300円が払えなくて、アップアップしていた。それほど貧乏だった。そんな私を都議会議員にしていただいた。どれほど支持者に大恩があるか。
長橋 私も初めて区議会議員に当選した時、古いアパートに住んでいた。大家さんが「うちのアパートから議員が出ちゃったよ」とビックリしていた。
大沢 公明党の議員こそ、国民のため、支持者のために働いて死ぬべきだ。それが最高の誉れじゃないか。
萩谷 今や支持者のご支援のお陰で、3400人以上の議員がいる。議員OBだって3000人以上いる。力を出し合えば、何だってできる。
大川 これだけ大勢の人間を政治の世界に送り出していただきながら、支持者への大恩を忘れたら、党も個々の議員も皆から笑われる。後世の笑いものだ。当たり前だ。
長橋 とにかく竹入ほど、過去の話を嫌う人間は、いない。皆が言っているな。
大川 あの男は、私が昭和55年に、都議から参議院議員になった直後も、おかしなことを言っていた。1年生の議員は、国会の一番前に座らせろ≠ニ何度も言うんだな。
青木 いろいろ噂には聞いていたが、竹入のやつは本当に独裁者だったんだな。
大川 私や藤井都議は竹入と同期だ。あいつの過去も、誰よりもよく知っている。
 それで竹入は我々を目の上のたんこぶにしていたんだろう(笑い)。
秋谷 とにかく国会では自分のほうが上だ≠ニ思わせたかったんだろう。
萩谷 実力がないやつほど、議員年数や当選回数にこだわる。箔(はく)を付けたがる。「無能」の証拠だよ。

最後は永久追放

大沢 竹入といえば、いまだに怒りが収まらないことがある。
 以前、東京・足立の区議会選挙の応援に竹入が来た。あいつは区議候補を檀の下にズラッと並ばせてこいつらは小間使いだ。徹底的に使い捨てにしろ≠ネんて怒鳴るんだ。
大川 そんなこと言ってたのか。委員長の竹入こそが、いちばんの皆の小間使いだろ。それを何かの親分じゃあるまいし、何が「使い捨てにしろ」だ。
長橋 東京の足立、葛飾、江戸川は竹入の選挙区だった。当時の区議会議員が、支持者が、どれだけ嫌な思いをさせられたか! 皆、いまだに烈火のごとく怒っている。
大川 いちばん許せないことは、竹入のやつが政教分離≠利用して、党を牛耳り、自分の思い通りにしたことだ。
長橋 その通りだ。政教一致になる≠ニか何とか言って、支持団体の学会には何も言わせなかった。支持団体は票だけ出せ。口をきくな≠セ。まるで支持団体を、党の奴隷か何かのように見ていた。メチャクチャだった。支持団体を支配しようとしていたんだ。
大川 何が政教一致≠セ、バカバカしい!
 支持団体が政党に意見する。政治家に注文する。当たり前じゃないか。民主主義の根本常識じゃないか。その常識すら通用しなかったんだから、空恐ろしい時代だった。
萩谷 全部、竹入が自分のやりたい放題にやりたかったからだよ。
 昔は都議や区議が事務所をひとつ開設するのにも、資金面で大変な苦労をした。ところが党に頼んでも、竹入は「党には金がない」と、はねつけてばかりいた。
大川 あいつは党の金を自分一人で握っていた。しょっちゅう料亭や海外に遊びに行っていた。湯水のように金を使っていた。完全に党を「私物化」していた。
秋谷 それで学会には何も言わせないようにしたんだ。
大沢 竹入のやつ、偉そうに議員は絶対に金を残すな≠ネんて、ほざいていたな。
大川 バカも休み休み言え! お前ほど金狂いの強欲男が、どこにいるんだ(笑い)。
弓谷 金狂いに、嫉妬狂い。おまけに学歴狂い(笑い)。
長橋 結局、竹入は党を永久追放だ。

(2004.10.29. 聖教新聞)

 

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出席者:秋谷会長、青木理事長、大川墨田区副総合長、長橋豊島総区主事、大沢世田谷広宣区副本部長、荻谷村山総区副総合長、弓谷男子部長

地域で輝くOB

秋谷 ところで、各地の議員OBも学会の組織に戻ってきて、折伏、機関紙の推進、地域貢献に頑張っていると聞いている。
弓谷 都議会OBだけじゃありません。全国各地に、真面目に頑張っている人がいる。たくさん話を聞きますよ。
大川 公明党の議員として真面目にやってきた人は、引退後も立派だ。多くが地域の老人会や、趣味の会などで貢献している。
秋谷 「議員は引退後が勝負」だ。引退後も支持者のために戦う。市民のために尽くす。それでこそ、公明党議員だ。支持したかいがあった、というものだ。
大川 ここにいるOBも、地域で老人会の役員や町内会の委員など、積極的に動いています。
長橋 聖教新聞の啓蒙だって頑張ってますよ(笑い)。
 今も年間300ポイントの啓蒙をやってます。
弓谷 すごい!
大沢 私も今年は250ポイントやりました。
 座談会も、いっぱい行かせていただいてます。
大川 いや、僕は、もう78歳になるけど、いつまで座談会に声をかけていただけるか(笑い)。とにかく、だ。身体の動くうちは、ご奉公です。戦って戦って戦い抜いて死んでいく決意だ。
長橋 まったく、戦わせていただいているうちが花だよ。声が掛からなくなったら「おしまい」だよ(笑い)。
大川 本当に、そうだな。やっと学会の組織に帰ってこれたのに、活動に出ないでいるOBの連中なんかを見ると、わびしい限りじゃないか。

戦うほど健康に

長橋 いやね、最近もつくづく思うのは「戦えば健康になる」ということ。これだよ。
大沢 その通りだ。痛感する。
萩谷 私も、これまで脳梗塞で2回倒れたが、元気になった。戦ってきた福運だと本当に感謝しています。
大川 僕も、そうだ。以前も、ちょうど心臓の専門医に検査を受けている時に、心筋梗塞の発作が起きた。何しろ専門医のいるところだったから助かったけど、そうでなかったら助からなかった。
萩谷 本当に、功徳ですね。
大川 御本尊根本に真面目に戦ってきたから助かった。本当に、学会はありがたい。感謝の言葉もありません。
弓谷 話は変わりますが、最近は創価大学出身の公明党議員の活躍も目覚ましいですね。
大川 すごいよ。先日の内閣改造では、創価大学1期生の北側一雄さんが入閣した。国土交通大臣。創価大学出身で初の大臣だ。もう、そういう時代になってきたんだ。
長橋 副大臣、政務次官経験者も延べ9人だ。すごい時代になった。
大沢 都議会でも5人の創価大学出身者が議員として活躍している。
青木 素晴らしい。
 先日も、経済誌が「本当に強い大学」という特集を組んでいた。そこでは「経営革新力」「人材創出力」「研究力」などの観点から総合的に大学を評価。創価大学は全国の私立大学の中で18位にランクされていた。
弓谷 本当に、すごいことだ。私も卒業生の一人として、本当に、うれしい限りです。

気高き伝統

青木 大川さんは78歳ということでしたが、皆さんは、いくつですか。
長橋 76歳です。
大沢 僕は73歳。
萩谷 69歳です。
秋谷 荻谷さんは、まだ若いね(笑い)。
萩谷 いえいえ(笑い)。そういえば来年70歳ということで都庁の議会局から電話がありましたよ。
長橋 ああ、そういう時期だからね。
弓谷 すいません。「そういう時期」って、いったい何の話ですか?
大沢 70歳になると「勲章を受けてください」という連絡が来るんですよ。
 結構、断るのが大変なんですよ(笑い)。
弓谷 ああ、そうなんですか。
萩谷 私も3回あった。「いらない」と答えると「本当に、いいんですか?」と、何度も聞いてくるんだな、これが(笑い)。
長橋 役所の担当者は「まさか、勲章を断るなんて、あるわけない」と思っているからね。
萩谷 勲章は一度、断ったら、後からは、もらえないんだ。
大沢 だからといって、一度もらっちゃったら、返すこともできない。
大川 僕は国会議員の分もあるから、勲章の担当者から年に2回、春と秋になると電話があったよ(笑い)。
大沢 今年も、秋の叙勲のシーズンだ。また電話がくるころかな(笑い)。
大川 もう断るにもウンザリ。だから電話で言ったんだ。「叙勲は、前々から断っている。申し訳ないけど、僕は死んでも勲章をもらわないから、次の担当者にも、そう引き継いでおいてください」と、お願いした。
 それで、ようやく、かかってこなくなった(大笑い)。
青木 勲章を断るのも、ひと苦労だな(笑い)。
長橋 いや、公明党の議員には勲章なんか必要ありません。
 ご支援をいただいて議員として戦わせていただいた。これ以上の勲章はないからだ。とにかく「叙勲は辞退」。これを公明党の誉れの伝統として、後輩の皆さんにも銘記してもらいたい。「党是(とうぜ)」としてもらいたい。
秋谷 その通りだ。それが公明党だ。

守銭奴になるな

大川 そういえば、反逆した藤原行正のやつは「藍綬褒章(らんじゅほうしょう)」をもらった記念だとか何とかいって、ものすごいパーティーを開いていたっけな。
萩谷 昭和60年のことだ。東京の一流ホテルの一番いい宴会場でパーティーを開いた。5000人くらい入る大会場だった。
長橋 藤原は、あのパーティーで高価なパーティー券を大量に売りさばいた。
大沢 褒章をもらうどころか、それをダシに金集めまでやったんだ、あいつは!
萩谷 ずいぶん金にあくどいやつだったな。あいつほどガメついやつもいなかったな。
大川 まったくだ。
 「あの男は都議の立場を利用して、さんざん悪いことをしていた」といわれていたな。
大沢 藤原をよく知る人物も「あいつは、一生涯、困らないくらい稼いだ」と言っていた。
弓谷 なんで議員をやって「稼げる」んだ。都民のために戦い、働くのが都議会議員じゃないか。
秋谷 藤原については、戸田先生も全然、信用されていなかった。
 戸田先生は、つねづね「竜と藤原の二人には気をつけろ」と厳しく言われていた。
長橋 竜も女性問題、金銭問題で、さんざん党に迷惑をかけた揚げ句、永久追放された。本当に悪いやつだった。
青木 藤原といえば、学会活動もしたことのない自分のグータラ息子を「学会の会長にしよう」と狂ったように騒いでいたっけな(爆笑)。
大川 あれには驚いたよ。本気で言っていたんだからな。
萩谷 それに藤原は、なんとヤクザに「殺人」を依頼していたことまで発覚した。それで誰からも相手にされなくなった。社会にも表にも出られなくなった。
弓谷 今では引きこもったまんまだよ(大笑い)。
大川 表を出歩くと、あの悪人面だ。以前の支持者に「あれが裏切った藤原だ」と指をさされる。それが怖くて、表に出られないんだろう(笑い)。
青木 仏法の因果は厳しい。竜にしても藤原にしても、今や誰からも相手にされない。見向きもされない。出歩いても「後ろ指」をさされるだけだ。

これからが勝負

秋谷 戸田先生は学会を除名されることほど、恐ろしい、哀れなことはない≠ニ、おっしゃっておられた。その通りの哀れな姿だ。
長橋 竹入や藤原、竜。こういった悪人どもを、公明党は二度と出してはならない。二度と再び、支持者の大恩を仇で返すような畜生を出してはならない。
 私どもOBも、肝に銘じて、戦います。
萩谷 「議員は辞めてからが勝負」。その通りです。議員を引退した後、支持者への御恩返しに元気で働ける。思う存分に、大好きな学会活動ができる。最高に充実した人生の総仕上げができる。
 我々は、なんと幸福か。
大沢 だからこそ、支持者を裏切ったやつは永遠永劫に許さない!
 党から出た裏切り者を倒すのは、党の責任だ。党でお世話になった人間の責任だ。
大川 当然のことだ。党の「連帯責任」だ。
 反逆の輩が、どれほど無様な滅亡の骸をさらしていくか。厳然と歴史に刻んでいかなければならない。そうでなければ、また支持者をナメた畜生議員が出る。私どもOBにとって、これからが本当の勝負です。

(2004.10.30. 聖教新聞)