世界広宣流布の御遺命を現実に |
<71> 世界広宣流布の御遺命を現実に
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、橋元青年部長、竹岡男子部長、吉井女子部長
吉井 去る6日、本部幹部会が広島の地で盛大に開催されました。
杉本 「中国総会」の意義を込めた大会は、岡山・山口・鳥取・島根を含めた中国5県の14会館と中継で結び、恒久平和を誓う歴史的な集いとなりました。
吉井 席上、池田先生は、今月21日付から、小説『新・人間革命』第27巻の第1章「若芽」の章の連載を開始されることも発表してくださいました。
正木 さらに、ブラジルSGI(創価学会インタナショナル)の鼓笛隊と未来部による演奏・合唱や、後継の決意みなぎる青年の活動報告など、内容も多岐にわたり、新時代にふさわしい幹部会となりました。
橋元 はい。明年の学会のテーマも「世界広布新時代 開幕の年」に決まり、いよいよの船出です。
竹岡 次回の本部幹部会は、「世界広布新時代第1回」として開催されます。
原田 さあ、総本部落慶
宗祖違背の邪宗門
吉井 今月13日は、日蓮大聖人の御
正木 大聖人は、その数日前まで、弟子たちに、「立正安国論」を講義されていました。大聖人の御生涯が、「立正安国論に始まり、立正安国論に終わる」といわれるゆえんです。
吉井 「山に山をかさね波に波をたたみ難に難を加へ非
正木 しかし、いかに大難
杉本 「世界広宣流布」こそが、御本仏
原田 だからこそ、世界の識者も学会を最大に賛嘆
橋元 ハーバード大学のドゥ・ウェイミン博士は、「牧口会長から戸田会長、池田会長に至る三代の系譜にこそ、大乗
杉本 また、同大学のハービー・コックス名誉教授は、「私が深く共感するのは、創価学会が宗門を離脱した後も、豊かな精神性をたもちながら成長し、繁栄し続けていることです。この離脱≠ノついては、むしろ宗門が日蓮の教えから離脱したのだ≠ニの見方もあるようです。私も全く同感です」と言われています。
橋元 御書根本、大聖人直結で、御本仏の仰せの通りに、広宣流布を進めてきたのが、創価三代の師弟であり、学会です。
竹岡 その学会をねたみと謀略で切り、広布を破壊しようとしたのが日顕宗だ。仏法は峻厳
橋元 最近も、信徒の模範であるはずの大石寺の総代が、神社の氏子
竹岡 この件について、何も釈明ができず、だんまりを決め込んでいる宗門執行部に、法華講も不信を募らせている。
原田 大聖人は仏の入滅後、仏のような格好をしながら、世界広宣流布を妨げる者のことを、涅槃経
橋元 猊座
原田 私たちは、邪宗門を悠然と見下ろしながら、「大法弘通
「無事故」を声掛け
正木 10月5日付の「わが友に贈る」にもありましたが、火災には十分に注意したい。特に、電気器具の正しい使用が大切です。
吉井 たとえば、「たこ足配線」は厳禁です。また、テレビや冷蔵庫の裏など、普段は隠れているところにあるコンセントのホコリの清掃も重要です。
杉本 電気コードが、家具などの下敷きになっていたり、戸などで挟まれていることもありますが、これも危険です。
竹岡 表面がはげていたり、古くなった電気コードを使用しないこと、使用頻度の低い電気器具は、コンセントを抜いておくことも大事になります。
正木 池田先生は、「絶対に無事故であっていただきたい。無事故が『幸福の人生』の実証
原田 皆で声を掛け合いながら、賢明に愉快な前進を続けていきましょう。
(2013.10.10. 聖教新聞)
<72> 勇気の対話に無量の福徳
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、橋元青年部長、竹岡男子部長、吉井女子部長
原田 私たちが進むべき明確な指針――それが、「学会は未来永劫
正木 その「弘教」について、あらためて確認しておきたい点があります。
それは、日蓮大聖人の仏法は「下種
吉井 「仏種
杉本 下種には、「発心
竹岡 池田先生も自らの体験を踏まえ、このように教えてくださいました。
「たとえ、思うような結果が出なくとも、くよくよする必要は全くない。私も同じであった。どうすれば思いが伝わるのか、相手の心に届くのか――その繰り返しだった。ある時には、誠意を尽くして書いた友への手紙が、全部、送り返されてきたこともあった。唇を噛んだ悔しさも、今は懐かしい」と。
吉井 そして、人生の年輪とともに、「心を一
自他共の幸福境涯
竹岡 大変に厳しい社会情勢が長く続き、青年世代には「自分に自信が持てない」と悩む人が非常に多くいます。
橋元 その青年へ、自他共
竹岡 先生は、「世界はますます深く強く仏法を求めている。生まれ変わった息吹
吉井 「誠実」に語った分だけ、自身の仏性も現れ、友の仏性も顕現
橋元 私たちは、池田先生の呼び掛けの通りに、友情の拡大に挑戦していきたい。
原田 その仏法対話に挑戦する上で、大切なのが「勇気」です。では、どうすれば、「勇気」を湧かせることができるのか。それは題目です。真心が通じますように≠ニの真剣な祈りです。
竹岡 「人間として最も正しく、最も強い勇気を出す源
吉井 御書に仰
正木 朗々
永遠に「青年学会」
原田 さて、先月、発刊された『多宝
これは、還暦(数え年で61歳)から白寿
杉本 早速
「うれしくて、わくわくしながら一気に読みました」
「本自体は、大き過ぎず、重過ぎず、それでいて活字は読みやすい大きさで、言葉の一つ一つが胸の中に飛び込んで来ました」
橋元 空前の高齢社会となり、「第三の人生」の生き方を模索する時代の要請にこたえた書であると思います。
吉井 そして、青年世代にとっても、「生きる道」を教えてくれる大切な本です。
杉本 本書の中で、先生は、法華経に登場する「多宝
正木 まさに、先生の共戦の同志である「多宝会」(東京は宝寿
杉本 何があっても、池田先生と共
竹岡 全国の座談会でも、多宝会の皆さまの一言
正木 牧口先生は70代に入ってからも、口癖のように「われわれ青年は」と言われていました。
原田 創価学会は永遠に「青年学会」です。皆が青年の心意気で、はつらつと前進していきたい。
(2013.10.14. 聖教新聞)
<73> 芸術は心と心 結ぶ人類の宝
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、橋元青年部長、竹岡男子部長、吉井女子部長
正木 1963年(昭和38年)10月18日に創立された民衆の文化団体「民主音楽協会(民音)」は、今年で50周年を迎えます。
吉井 今や、その交流は、中国・韓国はじめアジア、ロシアなどの欧州、そして北中南米、アフリカなど、世界105の国と地域に広がっています。まさに、名実ともに日本一の音楽文化団体となりました。
竹岡 その意味で、民音がなし得た世界の文化交流への貢献は大きい。たとえば、キューバ共和国のオルランド・エルナンデス元大使は、「創立者・池田名誉会長の理念に基づき、文化交流を推進する民音の偉業は、世界中で広く知られています」と語っています。
橋元 池田先生は、小説『新・人間革命』第8巻「清流」の章に、創立当時の真情を書かれています。また、評伝『民衆こそ王者――池田大作とその時代』(潮出版社)第3巻にも、創立からの歴史が詳しく紹介されています。
正木 民音の創立には、民衆の手に音楽を取り戻そう!∞人間文化を創造し、音楽で世界の民衆の心を結び、平和建設に貢献しよう!≠ニの崇高な理念がありました。
竹岡 その精神に賛同し、世界最高峰の振付家であるノイマイヤー氏やアルゼンチン・タンゴの帝王プグリエーセ氏ら国内外の一流アーティストが民音の公演に参加しています。
正木 かつて先生は言われました。「民衆の時代だ。芸術は一部の特権階級のための、閉ざされたものでは決してない。人類共通の宝である最高の音楽を、民衆の手の届くものにしたい――この願いが民音創立の原点にある。その道を開くために、私も必死で動き、戦った」と。
原田 招
竹岡 国内では、離島や山間部など、普段は生
橋元 最近では、東北の被災地の子どもに音楽で励ましを送ろうと、被災3県の小・中学校で東北希望コンサートも開催しています。
原田 こうした発展も、民音推進委員の皆さまや賛助会員の方々らの奮闘のおかげです。あらためて、心から感謝申し上げます。
平和と共生の創造
杉本 現在、創立50周年を記念し、全国の民音推進委員の皆さまに、「民音創立の心」と、これまでの歴史を収めた冊子「民衆文化の栄光と光彩」が贈呈されています。
原田 私も読みましたが、先生の民音への思い、そして民音の歩みがまとまった素晴らしい冊子です。
竹岡 10月から配信されている「SOKAチャンネルVOD(ビデオ・オン・デマンド)でも、民衆を結ぶ文化の懸け橋「民音」の歴史を知ることができます。
吉井 各地では、創立50周年を記念した公演も行われています。
橋元 先生は冊子に、「我ら民音は、人間の『歓喜』のリズムを、そして民衆の『幸福』の凱歌
原田 私たちは、これからも、文化交流の大いなる担い手の使命も高く、創立50周年から新たな歴史をつくりゆく民音を応援し、平和と文化の道を楽しく開いていきましょう。
希望の箴言の数々
橋元 先月、池田先生とアメリカ・エマソン協会元会長のサーラ・ワイダー博士の対談集『母への讃歌
杉本 東日本大震災の直後のことです。ワイダー博士は、ご自身がお母さまを亡くされ、そこから一歩を踏み出すまでの体験から、友人として、日本の私たちに温かな励ましの言葉を贈ってくださいました。
吉井 その博士と先生の対談集は、「母は太陽 母は大地」から始まり、「困難に負けない幸福の鍛冶屋≠ノ」「一瞬一瞬が発見 子育ての喜び」「使命に生きる女性の輝き」「感謝の心は喜びの心」「友情の絆
杉本 ある婦人部の方が、こう感想を述べていました。「ページを開いた瞬間から、ぐいぐいと引き込まれ、何回も読み返しました」「池田先生とワイダー博士という、偉大な詩人の温かな心が通い合う語らい。それは、時代が抱えるあらゆる困難や課題に対して、まるで、からまった糸をほぐすように、解決への道筋を明快に示してくださっているように思えてなりませんでした」
吉井 先生は対談集の中で、「月はよいよりも暁
正木 人間の限りない可能性を謳
杉本 ワイダー博士は、対話を通して始まり、続く友情に終わりはない≠ニの生き方を貫いてこられました。私たちも、対談集を通し、この博士の人生から学び、草の根の対話で、身近な友と心の絆≠結んでいきたいと決意しています。
(2013.10.17. 聖教新聞)
<74> 職場の第一人者≠ニ光り輝け!
出席者:原田会長、正木理事長、川原社会部長、杉原副社会部長、竹岡男子部長、吉井女子部長
吉井 11月の総本部落慶
原田 撰時抄
竹岡 戸田先生は、「時」に生きるというのは、人生の重大問題であると言われました。
吉井 池田先生は、「いよいよ、創価の黄金時代の幕開けだ。目の覚めるような、自身の人間革命を成し遂げるのだ。我らの燃え上がる信心で、世界広布の大
正木 私たち池田門下の一人一人が誓いも新たに、世界広布の新時代を開く大前進をしていきたい。
竹岡 日蓮大聖人は破邪顕正
川原 ひとたび、広宣の旗を掲げたならば、断じて引き退
正木 私たちは、この御本仏の精神に直結し、誇りをもって、日本中、世界中に響くような題目を唱えていきたい。
原田 不惜身命
周囲の信頼の柱に
川原 1973年(昭和48年)10月24日に結成された「社会部」は、本年で40周年を迎えます。
杉原 池田先生は、小説『新・人間革命』第24巻「灯台」の章に、社会部の使命、歴史を、克明に綴ってくださいました。
正木 社会部員はもちろん、全ての働く人にとって、生涯の指針
吉井 先生は言われました。「『仏法即
杉原 そして、「職場にあっては、仕事の第一人者、勝利者としての実証を示し、信頼の柱
正木 社会部が結成されたのは、オイルショックの引き金となった第4次中東戦争の勃発から18日後。石油価格が急上昇し、世界が不況の暗雲に覆われようとしていた時です。
川原 経済危機をもたらすのが人間ならば、その克服の道も、人間によって開かれる――これが、池田先生の確信でした。
原田 ゆえに先生は、社会部員一人一人が、職場、社会の灯台となって、社会の繁栄と人々の幸福のために、慈悲
吉井 その思いについて『新・人間革命』には、「不況が予測される時だからこそ、社会部の同志は、信仰で培った力を発揮し、なんとしても、試練を乗り越えていってほしかった。社会のテーマに、真っ向から挑み、活路を開き、人びとを勇気づけていくことこそ、仏法者の使命であるからだ」と記されています。
万全な体調管理を
竹岡 翻
川原 そんな中、各地の社会部員の方の話を伺い、実感していることがあります。それは皆が、ピンチの時こそ、大きく発展、成長するチャンス!≠ニ深く決意されていることです。
杉原 多くの社会部の皆さまが、歯を食いしばり、励まし合いながら、今こそ、仏法証明の好機≠ニ奮闘されています。
川原 競争社会ゆえに、人間関係の悩みも複雑化しています。リストラや左遷もあります。しかし、仕事を仏道修行だと思って、自分を磨いていくことが仏法の精神にほかなりません。今いる場所こそ、使命の天地であり、仏道修行の本舞台なのです。
杉原 法華経に説かれる「現世安穏
竹岡 「青年が一切の責任を担って立て」との学会指導のままに、青年社会部員も現実と向き合いながら各地で奮闘しています。
原田 そうした姿を見た多くの企業のトップの方々が、創価の青年に期待を寄せてくださっています。
正木 「健康であること」「常識豊かであること」との師の指針を心に刻み、社会部の皆さんが、さらに活躍されることを願ってやみません。
杉原 一日の寒暖の差が激しい時季になりました。体調管理を万全にしていきたいと思います。特に、風邪には、十分な注意が必要です。
原田 健康は全ての活動の源
(2013.10.21. 聖教新聞)
<75> 「一人立つ精神」こそが学会の真髄
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、橋元青年部長、竹岡男子部長、吉井女子部長
原田 総本部落慶
正木 歴史的な佳節
橋元 すべては「一人」から始まります。「一人の心」から、「世界広布新時代」は開かれます。
竹岡 御聖訓
杉本 今月の「本部幹部会」のメッセージでも、池田先生は、「一人立つ精神」こそ、「創価の原点」であり、「永遠に変わらざる学会精神の真髄
吉井 先生は述べられました。「一人の生命が最も尊厳であり、宇宙大の力
原田 いつの時代にあっても、変わらない広布の根本原理が、「一人立つ精神」です。それを日蓮大聖人自
師匠の構想を実現
正木 三代会長、なかんずく、池田先生が築いてくださった、SGI(創価学会インタナショナル)の仏法を基調とした平和・文化・教育の運動に、世界中の識者が刮目
竹岡 たとえば、アメリカ実践哲学協会会長のルー・マリノフ博士は、語っています。
「世界宗教の発展の歴史は、100年単位で計られるものです。しかし驚くことに、創価学会は、数十年で、これだけの大発展を成し遂げられました。
その偉大な発展を可能にされた池田会長に、私たちは最大の讃辞を贈るべきです」
吉井 マリノフ博士は、その発展は、「ひとえに、師匠の思想を世界に伝えようとするSGI会長の力
原田 断じて師の構想を実現する――この創価三代の師弟の「死身弘法
正木 「一人立つ」実践とは、私たちに即
橋元 「大白蓮華」10月号の「勝利の経典『御書』に学ぶ」でも、「一人一人が地域や社会から信頼される『賢人
原田 総本部は、世界宗教として飛翔する学会の「師弟不二
「師弟の魂」と、「一人立つ精神」を燃えあがらせ、「世界広布新時代」の扉を開いてまいりたい。
行学は修行の両輪
橋元 さて、学会伝統の「教学部任用試験」(11月24日)まで1カ月となりました。
杉本 新入会の方や男女青年部員、また高等部員など、ほとんどの受験者にとって、任用試験が、仏法を深く学ぶ、最初の大事な機会となります。
原田 「行学
正木 勉強や仕事、家事や育児など、多忙な合間を縫って、各地での真剣な研鑚
竹岡 試験範囲を解説する「任用試験受験講座」が、24日、25日、27日の3日間、全国の会館等で放映されます(日時・会場は、各県・区ごとに決定)。
吉井 創価学会公式ホームページ「SOKAnet」でも、11月3日から23日までの間、配信される予定です。
正木 受験者だけでなく、教える先輩の側も、共に学ぶ同志として聴講していきたい。
杉本 教学を学び合うことは、そのまま、広布の人材育成につながります。
橋元 「人材育成の要諦
杉本 試験に挑戦する一人一人が、未来を担
竹岡 昭和31年の「大阪の戦い」にあたって、若き日の池田先生が真っ先に手を打ち、真剣に取り組まれたのも任用試験でした。
原田 池田先生は、かつて、任用試験を受験する友に、随筆で励ましを送られました。
「地道な教学の研鑽の努力のなかで、どれほど巨大な『思想の力
新時代を担う「人材の城」を築く絶好の機会です。皆が全力で取り組んでいきましょう。
(2013.10.24. 聖教新聞)
<76> 広宣流布の誓い 貫き通す生涯を
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、橋元青年部長、竹岡男子部長、吉井女子部長
橋元 全国で新しいリーダーが誕生しています。
正木 正役職から副役職になられた方は、どうか、新任のリーダーを「自分以上の人材に」と祈り、励ましていっていただきたい。
原田 「去って去らず」の精神で、どのような立場になろうと、信心の道、師弟の道をまい進する。これが真の仏法者です。
竹岡 「日蓮一度もしりぞく心なし」(御書1224ページ)と仰
正木 「いよいよ、これからだ!」と決意し、広布の気概と責任感を失うことなく、今いる場所で戦う人こそ、人生の勝利者です。
原田 新たに役職を受けられる方は、これまで以上に「広宣流布の精神」「師弟の精神」を燃え上がらせて、進んでもらいたい。
正木 広布の役職は、「責任職」です。皆に尽くすために役職はあります。
原田 仕事で奮闘している方や、病魔と闘っている同志もいます。悩み、苦しんでいる人のもとへ駆けつけ、温かい励ましの声を掛けていくのが、リーダーの使命です。
杉本 共に祈り、行動する――そうして同志から信頼される「柱」になってこそ、学会のリーダーです。
橋元 その中で、自身も磨かれ、境涯
百人が一歩前進!
原田 「勝負は任命から3カ月」です。戦いはスタートの勢いで決まります。その戦いの第一歩は、「明確な目標」を決めることです。目標が漠然としていては、皆が自分の挑戦課題≠ニ受け止めることができません。
正木 当然、目標は押しつける≠烽フではありません。皆が納得して、「よし、やろう!」と決意できることが大切です。
原田 そのためにも、中心者自身が、自分の責任で、たとえ一人になっても、掲げた目標は、断じて達成すると決意を定めることが必要です。
竹岡 「幹部率先
正木 役職が人を輝かすのではありません。人が役職を光り輝かすのです。
吉井 「例
原田 全責任を担ったリーダーの必死の行動に、同志は信頼を寄せてくださいます。どうか、一人一人が清新な決意に立ち、広宣流布の闘士として、新しい人材を伸ばし、育て、「百人が一歩前進!」の名指揮をお願いします。
「光あふれる世界」
吉井 さて、11月3日に、開館30周年を迎える東京富士美術館では、海外交流特別展「光の賛歌 印象派展――パリ、セーヌ、ノルマンディの水辺をたどる旅」が開催されています。
杉本 「一瞬の光や空気感をとらえ、変化し続けるものを定着させる叙情詩≠フような印象派は、四季に敏感な日本人の感性に通じ、親しみやすい」(三浦篤・東京大学教授)と言われる通り、「印象派」の絵画は、私たちに圧倒的な光と明るさを与えてくれます。
吉井 池田先生は展示に寄せたメッセージの中で、故ルネ・ユイグ氏が、物質主義が強まった現代の特徴の一つを「不安」と指摘されていたことに触れ、次のユイグ氏の言葉を紹介してくださいました。「印象派が表現しているものはなんでしょうか? それは生の幸福の擁護
正木 どうか、展示に足を運び、生きる喜びと幸福感に満ちた「光あふれる世界」を堪能いただき、明日への希望の源泉
杉本 「よくこれだけの作品が集まった」と評されるように、世界8カ国40の美術館から出品された展示は、国際的に見ても、極めて価値のあるものです。
正木 これは、この30年間、富士美≠ェ、世界の美術館等と協力し、多くの海外交流特別展を開催するなど、民衆の心を結ぶ文化交流事業を続けてきた、信頼の結晶ともいえます。
橋元 池田先生は『青春対話』で、「昔、一部の王侯貴族とか大富豪しか美術品を集められなかったし、見られなかった。それを『私たちにも見せろ!』と言って生まれたのが美術館です。簡単に言うと、そういうことです。『美』を皆で楽しみたいという民衆の欲求の高まりで生まれたものです」と言われています。
竹岡 一流の芸術・文化との触れ合いによって、人は一流へと成長できます。
原田 東京展の会期は来年の1月5日(日)まで。福岡市と京都市でも行われますので、どうぞ、楽しみにしていてください。
(2013.10.28. 聖教新聞)
<77> 新しき学会を青年の力で!
出席者:原田会長、正木理事長、橋元青年部長、竹岡男子部長、渡部男子部書記長、寺山創価班委員長
橋元 11月5日は「男子部の日」です。この日については、小説『新・人間革命』第5巻「勝利」の章に詳しく書かれていますが、ここで今一度、確認し合いたいと思います。
竹岡 1951年(昭和26年)7月、戸田先生のもと、男子青年部が結成されます。その3年後の10月、戸田先生は、「大白蓮華」の「巻頭言
原田 「青年よ、一人立て! 二人は必ず立たん、三人はまた続くであろう。かくして、国に十万の国士あらば、苦悩の民衆を救いうること、火を見るよりも明らかである」との歴史的な宣言です。
正木 「国士」とは、世界の民衆の幸福と、平和を築く人材のことです。この戸田先生の言葉を誰よりも真剣に受け止め、実践にうつしたのが、当時、青年部の室長であった池田先生でした。先生は誓います。たとえ、誰がやらなくても、私は、断じて、戸田先生の構想を実現してみせる!≠ニ。
原田 その時、男子部は1万人ほどです。しかし、師に応
橋元 そして見事、58年(昭和33年)9月に目標を達成。池田先生の第3代会長就任から1年半が過ぎた61年11月5日に、代表10万人による男子部総会が開催されます。
男子青年部の結成から10年。戸田先生の逝去から3年半後のことでした。
渡部 かつて師が示した精鋭10万結集は、愛弟子
寺山 総会の意義について、先生は『新・人間革命』に綴
正木 これは、今も変わらぬ池田先生の男子部への期待であると確信しています。
竹岡 はい。この大使命を自覚し、新しき社会を建設する精神の柱
「民衆救済」の精神
渡部 総会では、「国士訓」も朗読されます。「青年は国の柱
正木 池田先生は、ここに脈打つ、戸田先生の民衆救済の心こそ、日蓮大聖人の御精神であり、創価学会の永遠の精神にほかならないと、教えてくださっています。
原田 そして先生は、この実践を生涯、貫かれ、当時は誰も想像できなかった、世界192カ国・地域への壮大な広宣流布の道を開いてくださったのです。仏法史上、未曽有
渡部 11月5日を迎え、師弟の大闘争に続き、職場・社会で、人間革命の実証を示し、広宣流布に邁進
寺山 総会の会場となった国立競技場のスタンドの上の電光掲示板には、墨痕
竹岡 広宣流布という、人類の幸福と平和の実現へ、男子部は、これからも走り抜いてまいります。
広布の一切を推進
寺山 創価班も11月2日で結成から37年となります。
渡部 76年(同51年)のこの日、池田先生は一枚の紙に「創価班」と書かれます。
原田 この瞬間、「創価班」は誕生しました。この名前の意味について、先生は「創価学会の精鋭中の精鋭として、学会のすべてを運営し、広宣流布の一切を推進していくということだ」と言われました。その通り、創価班は今日にいたるまで、学会のすべての運営を担ってきました。心から感謝いたします。
正木 私も創価班の一員として、戦わせていただいたことが金の思い出です。御書に、「金
橋元 「訓練というと、何か古いことのように思われがちだが、一つ一つのことを、本当に身につけていくには、体で習得していく以外にない。したがって、これからも訓練が不可欠だ」と、小説『新・人間革命』第24巻「厳護
竹岡 先生は、第1回創価班総会(77年1月6日)で語られました。「『創価班』は、広宣流布を推進しゆく原動力であり、本体である創価学会の、末法
寺山 本年は、「あな嬉し 学会厳
(2013.10.31. 聖教新聞)
<78> 世界広布の本陣 総本部が落慶へ
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、橋元青年部長、竹岡男子部長、吉井女子部長
吉井 11月13日で、学会本部が信濃町に移転してから60周年の佳節
杉本 この時に、世界広布の本陣「総本部」が、創価の師弟の魂
正木 60年前の1953年(昭和28年)、学会本部は東京・西神田の小さな建物から信濃町に移転します。
橋元 池田先生は信濃町を「信
竹岡 信濃町に移転した直後の最初の公式行事(同年11月17日)で、戸田先生は師子吼
原田 戸田先生は、一つ一つ、具体的に師を宣揚
橋元 仇討ちとは、個人的な復讐のようなものではなく、真実の平和と幸福の社会を築いていくことであると、池田先生は言われています。青年部は、この人類の幸福のための折伏精神を燃やし、前進し続けていきます。
地域の友好に率先
正木 戸田先生の遺志
原田 いよいよ、「総本部慶祝
竹岡 地上7階建ての総本部は、地下22メートル(通常のビルの5階分)まで掘り下げて到達した、強固な地盤(1平方メートル当たり、50トンの重さに耐えられる強度)の上に、じかに、建物の基礎となる、鉄筋コンクリートが組み上げられています。
橋元 「皆さんが堂々と、友人を創価学会へ招けるように。『創価学会を見よ!』と胸を張って歩んでいけるように」との池田先生の思いが体現
吉井 11月1日付の聖教新聞3面でも紹介されていましたが、総本部が建てられる信濃町の地域友好に、誰よりも真剣に取り組まれてきたのが池田先生です。
杉本 「私がいつも、心がけてきたことは、地元の人びととの交流であり、地域への貢献であった」と言われている通り、自ら、地域の方々と語らい、行事にも積極的に協力し、深き友好を結んでこられました。
竹岡 牧口先生の「豊島区目白」の自宅と、戸田先生の「目黒駅の程近く」の自宅を結ぶと、その直線は、不思議にも信濃町の近辺を通ります。その事実を通し、池田先生は、「完成した暁
杉本 学会本部の近くに住んでいたウクライナのコステンコ元大使ご夫妻は、本部に集う学会員を見つめ、こう感想を述べていました。会館に入る時以上に、出てくる姿は、もっと美しい。生命が躍動していて、幸福感に満ちた輝く人々を、たくさん見かけます
吉井 「池田先生は素晴らしい王国≠つくられましたね。心美しい人、幸福な人が集う王国です!」とも言われていますね。
原田 御書に、「いかなる過去の宿習
「手洗い」を励行し
吉井 立冬(11月7日)を迎え、寒さが本格化してきます。乾燥する季節に入り、ノロウイルスを原因とする感染性胃腸炎の流行も予想されます。
杉本 現在のところ、ワクチンによる予防ができないため、私たちがすべき第一は、手洗いの励行です。せっけんを使い、よく泡立てて洗いましょう。特に食事前とトイレの後は、念入りに行うことが大切です。
正木 ノロウイルスは、感染力が非常に強いため、会合の中心者はもちろん、創価班・牙城会・白蓮グループ、王城会・香城
橋元 もし、会合等に参加した方の中で嘔吐などをされた方がいたら、決められたルールに則り、専用の「処理キット」を使って、対処することが必須です。
正木 池田先生も、「信心しているからこそ、人一倍、健康に留意する。賢明に生きていく。そして、はつらつと人々のため、社会のために働いていく――これが仏法の目的です」と語っています。
原田 一人一人が無理をせず、体調が悪い時には休むことも必要です。聡明な生活で、無事故の日々を送っていきましょう。
(2013.11. 4. 聖教新聞)
<79> 世界に咲き薫る華陽のスクラム
出席者:原田会長、正木理事長、杉本婦人部長、橋元青年部長、吉井女子部長、西野女子部書記長
杉本 今、広布の華
吉井 ありがとうございます。11月12日には、「女子部の日」を迎えます。1961年(昭和36年)の11月12日、池田先生のもと行われた横浜・三ツ沢の陸上競技場での「第9回女子部総会」が淵源
西野 戸田先生のもと、51年(同26年)7月19日に、74人のメンバーが集って女子部が結成されました。それから、わずか10年で、全国から代表8万5000人の女子部員が、この総会に喜々として集い合うまでに、歴史的な大躍進を遂げたのです。
吉井 池田先生は、席上、「信仰の目的は幸福になることにある」「次代を担う女性指導者に」「全員が教学部員になろう」との女子部にとって大切な3指針
西野 先日は、世界五大州から女子部の代表が集まり、結成5周年記念の「世界池田華陽会大会」を盛大に開催しました。
吉井 席上、大変にうれしいことに、池田先生から、大会に寄せて万感
原田 池田先生は、メッセージで、3点にわたって新たな指針を示してくださいましたね。
第一に「太陽のスクラムで乱世を照らしゆけ」
第二に「自分らしく『平和の文化』の華
そして第三に「負けないと決めた笑顔で、一生涯、不退転を貫きゆけ」です。
吉井 何があっても負けないと、心を定めて、強く朗
正木 「誓いに生きゆく女子部がいれば、学会は永遠に発展していく」。池田先生はこう、おっしゃっていますね。
原田 御聖訓に「女子
私たちも、女子部を大切にし、その発展を祈っていきたい。そこから広布の盤石
吉井 「一人の女性が気高き生命の幸福勝利の舞
池田先生の期待にお応えできるよう、女子部員一人一人が、今いる場所で、仏縁
子どもは未来の宝
正木 さて、まもなく「七五三」を迎え、各地の学会の会館でも、記念勤行会が開催されます。
橋元 今年の「七五三」に集う未来っ子たちは、「学会創立100周年」の佳節
杉本 使命ある未来の宝
原田 日蓮大聖人は、「女子一人・男子一人・たとへば天には日月のごとく・地には東西にかたどれり」(同1566ページ)と、門下の後継者の誕生に祝いの筆をとられ、子どもの存在を深く寿
ご家族や親戚の方々をはじめ、参加者の皆さんに心から喜んでいただける、清新な息吹
杉本 子どもは、家庭にとっても、社会にとっても大きな希望です。
正木 「七五三」の勤行会で、子どもたちの成長と健康を深く祈念するとともに、皆で「創立100周年の主役たち」の育成の取り組んでまいりたい。
小事が大事と銘記
橋元 火災が発生しやすい時季になり、今月9日から15日まで、秋の全国火災予防運動も実施されます。
正木 消防庁は「住宅防火 いのちを守る 七つのポイント」として、三つの習慣と四つの対策を掲げていますね。
三つの習慣は、@寝たばこは絶対やめるAストーブは燃えやすいものから離すBガスこんろ等から離れるときは必ず火を消す、です。
橋元 また、四つの対策は、@住宅用火災警報器を設置するA寝具、衣類及びカーテンに防災品を使用するB住宅用消火器等を設置するC年配者などを守るため隣近所の協力体制をつくる、です。
原田 池田先生は「大事故も、その原因は、小事
一人一人が、絶対に火災を起こさないという祈りとともに、細やかな点検・整理を再度行い、安全を確保していきましょう。
(2013.11. 7. 聖教新聞)
<80>=完 広宣流布大誓堂が落慶
出席者:原田会長、正木理事長、林地域部長、松江副地域部長、竹岡男子部長、吉井女子部長
正木 全世界の同志の真剣な祈りと戦いの中、「広宣流布大誓堂
原田 池田先生は、11月5日、広宣流布大誓堂の入仏式を執り行い、牧口先生、戸田先生の崇高な生涯を我
竹岡 落慶記念勤行会(8日)のメッセージでは、広布大願
吉井 また、本部幹部会(9日)では、「師と弟子が 大
原田 来月1日からは、全国の同志が順次、集い合い、広宣流布大誓堂で、「広宣流布誓願勤行会」が開かれます。
死身弘法の大闘争
正木 この大誓堂の大礼拝室には、学会常住
原田 池田先生は、昭和33年(1958年)4月、戸田先生が逝去
小説『人間革命』第12巻「寂光
「彼は、今、しみじみと創価学会の、そして、戸田の弟子としての使命をかみしめるのであった。戸田先生の大願は、まさに、大法弘通慈折広宣流布であられた。それは、御本仏
正木 そして、このように誓われます。「わが生涯は、広宣流布に捧げよう。先生が、人類の暗夜
竹岡 先生はこの御本尊のもとから、世界広布の指揮を執られ、192カ国・地域へ仏法を弘めました。
林 それは、悩める同志一人一人に励ましを送り、三世
吉井 「報恩抄
正木 まさしく、創価三代の師弟、なかんずく池田先生の死身弘法
原田 さあ、世界広宣流布新時代の開幕です。皆が「10人の本当の友人づくり」に挑戦し、青年を増やし育て、弘教・拡大の大波
安穏と繁栄を祈る
松江 先月の本部幹部会で熊谷中国総合長(副会長)から、地元町内会の会長として、生き生きと地域に貢献する様子が報告され、大きな反響を呼びました。
林 11・15「地域部の日」記念の方面地域部長も先日、開かれ、世界広布実現のために最も大切なことは、足元の近隣友好であることを確認し合いました。
原田 池田先生はかつて、地域友好の達人≠ゥら寄せられる模範
「地域の『安穏
正木 「一身
松江 「教主
正木 互いに励まし助け合いながら、向上していく人間関係こそ、最もうるわしく、これこそ学会の運動でもあります。
林 私も地元町会の会長になって3年になります。多くの皆さまの助けのおかげで、なんとか務めさせていただいており、感謝の気持ちでいっぱいです。
松江 山梨のある婦人部の方は、16の地域役職を兼務。地域の依怙依託
竹岡 現在、多くの男子部も地域の行事に積極的に関わり、町会・自治会、商店会、PTA、消防団などでも活動しています。
吉井 女子部も多くの友が、地域貢献の活動に取り組み、各種ボランティアなどにも携
原田 池田先生は「広宣流布は地域部が原点。その皆さま方には偉大なる使命と福運がある」と言われました。世界広布新時代を迎えた今だからこそ、地道に地域で友好を築き、広布の裾野
(2013.11.14. 聖教新聞)