< 座談会 >

皆が前進! 皆が人材!

 


 

 

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地域、社会に励ましの絆を
「希望・勝利の年」へ出発!
誠実な振る舞いが信頼の基盤
人類の宿命転換へ「勝負の10年」

 

 

 

<41> 地域、社会に励ましの絆を
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、西方男子部長、大串女子部長

 大串 各地で本年最後の座談会が行われています。
 原田 皆さん、コロナ()の大変な一年を振り返りながら、互いの奮闘をたたえ合い、「希望・勝利の年」へ、新たな出発を決意されています。
 永石 今年ほど、学会員でよかったと感じた年はない、と語られる人も多いですね。人々が孤立しがちな中、励ましを広げ、「希望あふれる地域にしていきたい」と真剣に語るリーダーの方もいらっしゃいます。
 長谷川 リーダーの皆さんが聡明(そうめい)に感染防止をしながら、工夫して訪問・激励などを重ねている地域では座談会の参加者が増えているところが多いです。
 原田 その通りですね。私も各地に行く中で、功労者の方々のお宅を訪問させていただいています。風雪に耐えて信心を貫き、地域でも信頼を勝ち取られ、皆を照らしている姿はまさに、模範と輝いています。
 永石 人知れず悩みを抱えている方も少なくありません。地域で連携しながら一人一人に励ましを届けていきたいと思います。
 長谷川 今、先駆(せんく)の使命に燃える、福岡・北九州でも、訪問・激励による蘇生(そせい)のドラマが生まれています。ある夫妻は、地域の壮年・婦人部からそれぞれ粘り強い温かな励ましを受け、「もう一度、夫婦で信心根本に生きよう」と決意。広布の最前線で再び、活動を始める中、先日、先駆長(ブロック長)、白ゆり長の任命を受けました。今、共に拡大に駆けているそうです。
 西方 青年部も、各地で新しく立ち上がったメンバーと懇談すると、その(かげ)には必ず、仕事や家庭の状況をよく聞き、励まし、寄り添い続けてくれた先輩やリーダーの存在があります。
 大串 青年部と医学者の会議でも「人間は、人と人とのつながりの中で、生きる意味を見いだすことができます。他者との多様なつながりがある人は免疫力が高いことも、さまざまな研究で証明されています」と専門家の方が語っていました(本紙11月29日付掲載)。
 原田 御書には「()れ木をうえ(そうろう)には大風()(そうら)へどもつよきすけをかひぬれば・たうれず」(1468ページ)と(おお)せです。学会の最大の強さとは、温かな励まし合いの(きずな)にほかなりません。リーダーは健康第一、無事故第一で、確信の励ましを絶やさずに、幸福の連帯を広げていきましょう。

〝陰の尽力〟に感謝

 長谷川 22日は「統監(とうかん)部の日」です。活動が制限される中にあっても、地道な労作業を続けてくださっている統監(とうかん)部の皆さまに心から感謝いたします。
 永石 地域広布を(かげ)で支えてくださっているのが統監(とうかん)部のお一人お一人です。皆さんの使命が本当に大きいことを実感します。
 原田 先生は「一枚の統監(とうかん)カードは『一枚の紙』にあらず『一人の人生』なり――。そこには、命の鼓動(こどう)があり、人格があります。発心と蘇生(そせい)のドラマがあり、人と人との(ぬく)もりの(きずな)があります」とつづられています。どうか、大福運を積んでいることを確信していただきたいと思います。

他国の参加も促す

 大串 今年の流行語大賞に「3(みつ)」が選ばれました。今、改めて、新型コロナウイルスの感染防止への基本順守が呼び掛けられています。寒さが本格化する時季を前に、依然として、細心の注意が必要です。
 長谷川 政府はさらに、感染リスクが高まる「五つの場面」を挙げています。①飲酒を伴う懇親会等②大人数や長時間に及ぶ飲食③マスクなしでの会話④狭い空間での共同生活⑤仕事の休憩時間にオフィスから休憩室に移った時など居場所の切り替わり――です。この年末年始、賢明な行動を心掛けていきましょう。
 西方 新型コロナウイルスのワクチン開発・確保に各国が力を入れています。今月8日にイギリス、14日にはアメリカ、カナダで米ファイザー社などが開発したワクチンの接種が始まりました。
 永石 日本では、公明党議員が7月の参院予算委員会で強く訴えたことを一つの契機に交渉が本格化し、政府は英アストラゼネカ社や、ファイザー社をはじめ、海外3社との間で、ワクチンを購入することで、すでに合意しています。
 西方 先進国でワクチン接種が始まっていますが、発展途上国にも感染が拡大しています。そこで注目されているのが「COVAX(コバックス)ファシリティー」です。これは、開発中のワクチンを高・中所得国が事前に共同購入し、資金拠出(きょしゅつ)国と共に発展途上国にも供給する国際的な枠組みです。
 原田 日本は9月に、COVAXに参加しました。実は、これも8月以降、公明党が何度も政府に働き掛けたことから取り組みが進んだものです。そして、日本が先進国の中でいち早く参加を表明したことで、その後、多くの国が続き、189カ国・地域が参加する大きな流れになったのです(11月24日現在)。
 西方 この公明党の功績に対して、途上国の子どもたちへの予防接種を推進する国際団体の「Gavi(ガビ)ワクチンアライアンス」のCEOセス・バークレー氏からも「公明党の支援に心から感謝したい」「日本は最初に署名し、他の国にも参加を促してくれた」との寄稿があったほどです。
 大串 東京都立大学法学部の託摩佳代教授も「早くから政府への提言や国会質問などで参加を強く働き掛けてきた公明党の功績は非常に大きい」と述べていましたね。
 長谷川 まさに、公明党らしい実績です。さらに公明党は未参加のアメリカとロシアに対し、日本は「引き続き参加を働き掛け、多国間の共助を進めるべきだ」と訴えていました。
 原田 世界各国が協力しなければ、新型コロナウイルスの脅威に打ち勝つことはできません。あらゆる国々にワクチンが行き届くことがコロナの終息には不可欠だからです。これからが正念場です。公明党は、さらに奮闘してもらいたい。

(2020.12.17. 聖教新聞)

 

 

<42> 「希望・勝利の年」へ出発!
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、志賀青年部長、大串女子部長

 長谷川 今年も残すところ10日となりました。健康第一、無事故第一で「希望・勝利の年」を迎えていきたいと思います。
 原田 まず、このたびの財務において、真心で取り組んでくださった全ての方々に、心から御礼(おんれい)申し上げます。
 長谷川 日蓮大聖人は、門下(もんか)の真心からの衣服の御供養(ごくよう)に対し、「(かたびら)は一なれども十方(じっぽう)諸天(しょてん)()れをしり(たも)うべし」(御書968ページ)と述べられ、その功徳は永遠に()ちないと(おお)せです。広布への(こころざし)深い財務の福徳(ふくとく)(はか)り知れません。
 永石 池田先生も、「広宣流布のためにとの誠実な『心』は、誰が称賛(しょうさん)しなくても全て御本仏(ごほんぶつ)が必ず御照覧(ごしょうらん)です。一切が偉大なる功徳、福運となって自身を荘厳(そうごん)していきます」と語られています。
 原田 大聖人の御遺命(ごゆいめい)の通りに広宣流布を進める仏意仏勅(ぶついぶっちょく)の団体は、創価学会しかありません。今回は、未曽有(みぞう)のコロナ()においての財務でしたが、御聖訓(ごせいくん)に照らし、学会を守り、広布の前進を支えようという心に、無量(むりょう)の功徳が積まれることは絶対に間違いありません。皆さま方が福徳(ふくとく)あふれる人生を歩んでいけるよう、深く強く祈ってまいります。

明るく楽しい集い

 長谷川 学会では現在、感染防止の観点から、会館で会合を行う場合、検温と手指のアルコール消毒をしたうえで、マスクをして、身体的距離を確保し、勤行・唱題を行わないこととしています。そこで明年は、会館での新年勤行会は行わず、それぞれの家庭で勤行をし、一年のスタートを切ることにしました。
 原田 そのために聖教新聞では、各家庭で見られるよう、「希望・勝利の年」の開幕(かいまく)映像をはじめ、各部の部長の新春あいさつ等を収めた「動画」を配信する予定です。
 志賀 また、箱根駅伝に出場する創価大学駅伝部の特別映像も配信されます。
 永石 これらも活用しながら、「希望・勝利の年」の新年を明るく楽しく、元気いっぱいに出発できるよう、各人で工夫していただければと思います。
 大串 さらに大白蓮華1月号には、池田先生の和歌と、先生が本年1月に撮影された写真が収められた、新春の「記念カード」が収録されています。
 志賀 15日付の「新時代を築く」の中で池田先生は、人類全体が共通の試練に立ち向かい、新しい社会のビジョンが求められている今こそ、「創価の若き世界市民」である青年部が立ち上がる時であるとされ、次のように呼び掛けてくださいました。「『生命尊厳(そんげん)(だい)哲理(てつり)』を、『利他(りた)の価値創造(そうぞう)』を、『人間尊敬(そんけい)の連帯』を聡明(そうめい)に広げ」ゆくのだと。
 長谷川 学会の使命がいかに大きいか。共々に、「一生(むな)しく(すご)して万歳(ばんさい)()ゆること(なか)れ」(同970ページ)の御文(ごもん)を胸に、広宣流布という(だい)誓願(せいがん)のため、()いのない一日一日を、一年一年を(きざ)んでまいりたいと思います。
 原田 共に「希望」を。共々に「勝利」を――私たちは創立100周年となる2030年を見つめ、一人一人が、自身の「一生成仏」(そく)「広宣流布」、「人間革命」即「立正安国」の歴史をつづり、日本中、世界中を明るく照らしていこうではありませんか。

健康無事故を祈念

 志賀 連日、新型コロナウイルスの感染者数の増加が伝えられています。
 私たちは今一度、日常の感染防止対策への意識を高め、実践していきたいと思います。
 原田 そうした中で日々、医療の現場で奮闘してくださっている、全ての関係者の方々への感謝は尽きません。私たちは、そうした医療従事者の皆さまの健康・無事故を、しっかりと祈念してまいりたいと思います。
 永石 私の知る看護師の方々もこれまで、それこそ不眠不休で(たずさ)わっておられます。ストレスも多く、本当に大変で、頭の下がる思いでいっぱいです。年末年始の休みもない状況かもしれませんが、私たちも真剣に題目を送っていきます。
 大串 全国の公明党の議員が対応策に奔走(ほんそう)する中、都議会公明党は17日、東京の医療提供体制の警戒レベルが「逼迫(ひっぱく)」に引き上げられたことから、感染拡大阻止への施策(しさく)などを都知事に緊急要望しています。
 永石 18日付の公明新聞で報道されていましたが、そこでは、不足する医療従事者の確保に努めつつ、そうした方々に支給する特殊勤務手当の引き上げを求め、都知事は「しっかり検討していく」と返答したとありました。
 志賀 この特殊勤務手当はもともと、都議会公明党が都知事に要望し、政府の慰労(いろう)金(医師や看護師らに対し、1人最大20万円)の他に、1月下旬以降の勤務を対象にして、1日当たり3000円を支給してきたものです。
 これについて公明党は、現場における過酷な状況に(かんが)みて継続を求め、都は11月に、来年3月末まで延長する方針を決めています。そして今月16日の議会では、手当の増額を要求したのです(20日付の公明新聞に詳細)。
 大串 また、都内にあって営業時間の短縮要請に応じた飲食店へ、一律(いちりつ)100万円の協力金が配布されることも、公明党が推進し、決定しました。
 これに合わせ、複数の店舗を経営する事業者も多くいることから、「事業者単位」ではなく、「店舗ごと」の支給を、公明党は訴えています。
 原田 コロナとの闘いは長期にわたっており、さまざまな分野において、一層充実した支援策や対応策が求められています。
 公明党は現場の声をしっかりと受け止めながら、最善の努力を続け、皆の期待に応えていってもらいたいと思います。

(2020.12.21. 聖教新聞)

 

 

<43> 誠実な振る舞いが信頼の基盤
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、西方男子部長、大串女子部長

 長谷川 新型コロナウイルスの感染が広がっています。年末年始を迎えるに当たり、私たちは、今一度、感染防止策の徹底を心掛けてまいりたい。
 永石 全国的な感染拡大という状況を受けて、一人一人が感染リスクを避けるため、政府は「静かな年末年始」を過ごすよう、国民に呼び掛けています。
 原田 改めて、私たちはマスクの着用、身体的距離の確保、手洗いの励行(れいこう)、小まめな換気などといった基本を徹底してまいりたい。
 西方 これだけ感染が広がると、症状がなくても、自分自身が感染しているかもしれない、周りの人が感染していることがあるかもしれない、と考えて行動していくことが大事になります。コロナウイルスは主に飛沫によって感染するといわれます。そのために、皆がマスクを着用することなどが大事です。
 大串 実際、東京都では感染が確認された人の2割から3割が無症状だったというデータがあります。
 西方 また、症状が出る場合でも、発症する前の2日間は他人に感染させる可能性があるそうです。
 長谷川 特に注意が必要なのが、マスクを外す、飲食の場です。新型コロナウイルス感染症対策分科会が示した、感染リスクが高まる「5つの場面」の冒頭(ぼうとう)に挙げられているのが、「飲酒を伴う懇親会等」「大人数や長時間におよぶ飲食」。さらに「マスクなしでの会話」「狭い空間での共同生活」「居場所の切り替わり」です。
 永石 政府の分科会は、年末年始に向けての提言を発表しました。その中で、友人等との飲食については、「普段から一緒にいる人と少人数で行う」「ガイドラインを順守している飲食店を選ぶ」「会話する時は必ずマスクを着用」などの指針を示しています。
 大串 また、分科会は帰省についても、「帰省する場合は、3密を避けるなど、基本的な感染防止策を徹底する」「対策が難しい場合は帰省を慎重に検討。発熱などの症状がある人は帰省を控える」などと呼び掛けています。
 原田 遠方に住む友人・知人や親族には、直接、会いに行くことはできなくても、電話やオンラインを活用して、希望と励ましのメッセージを送り、交流を深めることができます。
 大串 年賀状で新年のあいさつを伝えることも大切ですね。帰省ができない分、いつもより多くの年賀状を出す、という声も聞かれます。
 長谷川 御書に「教主釈尊(しゃくそん)の出世の本懐(ほんかい)は人の振舞(ふるまい)にて(そうらい)けるぞ」(1174ページ)とあります。今、人と人とのつながりが分断されがちな状況だからこそ、知恵を発揮していきたいと思います。
 原田 池田先生は「信心という『太陽の心』で、家庭も地域も社会も、明々(あかあか)と照らしていこう! 誠実な言葉、励ましの言葉、勇気の言葉を大切に」と指導されています。私たちも、勤行・唱題を根本に、今いる場所で、仏縁(ぶつえん)を広げていく、有意義な友好期間としてまいりたい。そして、来る「希望・勝利の年」を、各人が元気にスタートダッシュしていきましょう。

テレビで駅伝応援

 大串 明年1月2、3の両日には創価大学が箱根駅伝に出場します。今年の1月、見事、シード権を獲得した時の感動は忘れられません。4度目の出場となる今回も、さらなる躍進(やくしん)に期待が高まります。
 西方 なお、主催する関東学生陸上競技連盟はコロナウイルス感染防止策として、沿道での感染自粛(じしゅく)を呼び掛けています。具体的には、①スタート・フィニッシュ地点および各中継所、コース沿道での応援、観戦はお控えください。テレビなどでの応援、観戦をお願いします②大学関係者、OB・OG・同窓会組織など卒業生の方や、選手のご家族の沿道での応援や観戦もご遠慮ください③コース沿道での場所取りはご遠慮ください――などです。順守していきましょう。
 原田 ぜひ、家庭でテレビを通じて箱根路を駆ける選手たちに熱いエールを送っていきたいと思います。

生活者目線の政治

 西方 「人生100年時代」の到来を見据え、政府は今月15日に全世代型社会保障の改革案を閣議決定しました。その柱の一つが、不妊治療への支援策です。
 長谷川 今回の内容は、11月に公明党が、菅首相に提言した支援策の案がほとんど反映されています。
 永石 2022年4月から保険適用を実施する方針が決まり、それまでの期間は、現行の助成制度を拡充することになりました。
 西方 具体的には、来年1月から、これまでの、夫婦合計で「730万円未満」とされている所得制限を撤廃。さらに、「初回30万円、2回目以降は15万円」だった助成額が、2回目以降も30万円となり、助成回数も「生涯で通算6回まで」(妻が40歳以上43歳未満は3回)から、「子ども1人あたり6回まで」(同)に見直されます。
 原田 不妊治療について、公明党は1998年の「基本政策大綱」で保険適用を掲げて以来、20年以上にわたり関係者の声を聞きながら、支援の充実に取り組んできました。
 永石 2000年には、不妊治療の保険適用を求める署名活動を行い、約55万人の声を政府に届け、これが今回も拡充される助成制度の創設につながりました。当時、私たちの世代の多くの人が署名に参加しました。その方々も「公明党は、私たちの声を受けて粘り強く取り組んでくれたから実現できたと思う。皆で声をあげれば必ず政治に届くことを証明してくれた」と語っていました。
 原田 それこそ「大衆とともに」という公明党の真骨頂(しんこっちょう)です。こうした、生活者目線の政治が今、求められています。これからも、公明党にはあらゆる世代を支援する政策をどんどん実現していってほしい。

(2020.12.24. 聖教新聞)

 

 

<44=完> 人類の宿命転換へ「勝負の10年」
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、志賀青年部長、大串女子部長

 原田 激動の一年も、年の瀬となりました。未聞(みもん)の試練に直面した本年、私たちは立正安国(りっしょうあんこく)の祈り強く、希望と励ましの連帯を広げ、前進することができました。全同志に深く感謝申し上げます。
 長谷川 池田先生も、「この一年、みんな忍耐(にんたい)強く、よく頑張り通してくれた。大変な中だからこそ、ひときわ深く尊く太々(ふとぶと)とした『共戦(きょうせん)』の年輪(ねんりん)が刻まれた。本当にご苦労さま! 本当にありがとう」と言っておられました。
 原田 私たちは一切の油断を(はい)し、新型コロナウイルスの感染防止策を順守しながら、聡明(そうめい)に価値的に、年末年始友好期間を過ごしてまいりたいと思います。
 世界では75カ国・地域で、オンライン等を活用して、新年の集いが開催される予定です。日本でも各家庭で、清新(せいしん)息吹(いぶき)で新年勤行会を(おこな)っていきましょう。何より、1月2、3の両日に箱根路を走る創大生の活躍に胸(おど)らせながら、私たちも各人が勝利のゴールを定め、見事なスタートダッシュを切っていこうではありませんか。

「青年の姿に感銘」

 長谷川 明「希望・勝利の年」は、御本仏(ごほんぶつ)・日蓮大聖人の御聖誕(ごせいたん)800年です。さらに、聖教新聞の創刊、婦人部・男女青年部の結成から70年、大阪の戦い、山口開拓指導から65年、壮年部の結成から55年と、幾重(いくえ)にも重要な佳節(かせつ)を迎えます。
 大串 先生が、学会創立90周年から100周年(2030年)への10年は、「いかなる『大悪(だいあく)』も『大善(だいぜん)』に転じて、いよいよ人類の『宿命転換(てんかん)』を、断固として成し遂げていくべき勝負の時」と言われる通り、重要な時ですね。
 永石 先行きが不透明で、ともすれば人は、不安感が強くなり、孤立してしまいます。分断から協調へ、孤独から連帯へ、不安から安心へ、不信から信頼へ――希望の光源(こうげん)となる、確かな思想・哲学が、今ほど求められている時はないと感じます。
 志賀 (ゆえ)に青年部は、〝今こそ〟の思いで、勇気の対話、誠実の対話を、各地で広げています。その中で皆が、万人(ばんにん)の無限の可能性を呼び覚ます哲理(てつり)を持つ、自身の使命を、さらに深く自覚しています。
 原田 こういう時だからこそ私たちは、自他共(じたとも)の幸福を願い、身近なところから、希望と励ましの対話を展開していきましょう。
 先日、学会の座談会に初めて参加した方が語っていました。「コロナ()にあっても、皆が頑張っている姿に触発(しょくはつ)を受けました。このような時に、〝共に頑張る(きずな)〟があることにも感動しました。また参加します」
 大串 9月27日の世界青年部総会をリアルタイムで視聴された、フランスの著名な神学者のデニス・ジラ博士も、「コロナ()という状況を生かして、物理的な距離を超えて一体感を生み出す様子に、とても感銘(かんめい)を受けました。この青年たちこそ、人類の未来であるとの希望を(いだ)きました」と述べていました。
 志賀 聖教新聞(12月11日付)でも紹介され、身の引き締まる思いです。コロナ()における聖教新聞の報道について、東京大学の市川(ひろし)名誉教授は、次のように語っています。
 「それらは、世界各国でのコロナ禍の現状だけでなく、それに向きあう創価学会インタナショナル(SGI)のメンバーの努力や、さまざまな苦難に遭っても一歩も退かずに行動する日本の創価学会の皆さんの思いであふれています。私も大いに元気づけられ、今後のコロナ禍のなかでも希望をもち続けることの大切さを再確認できています」(「東洋学術研究」最新号<第59巻第2号>)
 大串 うれしいことに本年、「充実した紙面が発信し続けられる聖教が、大きな力になっています」と語る同志に多く会いました。
 永石 ある方は、介護業界に勤める友人に〝元気を届けたい〟と思い、初めての購読推進ができました。その友人は「毎日、勇気がもらえる」と感動し、〝自分一人だけ読んで終わるのはもったいない〟と、多くの方に聖教新聞を見せ、皆が楽しみに読んでくれているそうです。
 原田 思えば21世紀を目前にした2000年11月、読売新聞に掲載された21世紀に読み継ぐ「日本の名著(めいちょ) ベスト10」で、日蓮大聖人の「立正安国論(りっしょうあんこくろん)」が第2位でした。ちなみに第1位は「日本書紀」です。
 長谷川 記事には、「災害続出の世の原因を宗教的問題に求め、対策として法華(ほっけ)の正法を主張した。主人と旅人との問答体で(あらわ)す。鎌倉幕府の執権(しっけん)北条時頼(ときより)治世(ちせい)要道(ようどう)を説いた」と書かれていました。
 原田 「立正安国」を目指して、生命尊厳(そんげん)哲理(てつり)を掲げた民衆運動が、ますます求められています。明年は、今後10年の「勝負の時」の勢いを決する最重要の一年です。〝希望あるところに勝利があり、勝利あるところに希望がある〟と確信し、新たな活動様式を取り入れながら、広宣流布を進めていきたいと思います。

健康無事故の日々

 志賀 年末年始は例年、事件・事故の多い時期です。特に今年は、年越し寒波による大雪も予想されています。
 永石 先生は、「師走(しわす)は、社会全体が、ひときわ慌ただしい時節である。だからこそ、聡明(そうめい)に健康を勝ち取り、交通事故や火災にも気をつけていただきたい。その一切の原動力は、張りのある勤行・唱題である」「大聖人は、『さきざきよりも百千万億倍・御用心(ごようじん)あるべし』(御書1169ページ)と御指南(ごしなん)された。祈りを根本に、油断を(はい)し、用心(ようじん)を重ねていくことだ。共々に、悔いなき一年の総仕上げを勝ち飾ろう!」と指導されています。
 原田 全てにわたり、健康第一・無事故第一の年末年始を送っていきたいと思います。そして明年、いよいよ、勇敢(ゆうかん)に、(かしこ)く、誠実に、広布誓願(せいがん)の大道を進み、厳然(げんぜん)と勝利の歴史を築いていきましょう。

(2020.12.28. 聖教新聞)