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狛弟子の狛天はこのほど真打ちに昇進しましたので、のれん分けして独立部屋に移転しました。今後ともよろしくお願い申しあげます。狛太郎敬白。
各地の一の宮 総社・総鎮守などを称する神社


中目黒(なかめぐろ)八幡神社   

提供者:狛天
狛太郎のひとこと:旧中目黒村の総鎮守社で、応神天皇を主祭神としています。狛犬は福岡市の警固神社との共通性から、平成の作品と推測されますが、昭和後期に画一化した作品群とも異なり、ある程度個性化の試みが感じられます。
(東京都目黒区中目黒)


大鳥(おおとり)神社
 

提供者:狛天
狛太郎のひとこと:日本神話の悲劇の英雄、日本武尊(やまとたけるのみこと)を祭ります。凱旋の途次、病に倒れた彼の霊は白鳥となって飛び去りました。
当社にその白鳥が出現したので鳥明神と称し、酉の市が行われるようになりました。狛犬は大正5年の作で、流麗な髪や尾が江戸風です。
(東京都目黒区下目黒)

上野総社神社       
(こうずけのそうじゃじんじゃ)

提供者:狛天
狛太郎のひとこと:祭神は刀剣を神格化した経津主神(ふつぬしのかみ)です。総社とは国内の神々を集合した神社で(大和町地主宮参照)、地名になった例も多くあります(岡山県総社市など)。狛犬はウンが玉取りで、尾は扇状。顔立ちは九州では見かけないタイプです。暫定的に関東風と名付けておきます。
(群馬県前橋市総社町)


前橋(まえばし)八幡宮

提供者:狛天
狛天のコメント:感想は特にありませんが、顔つきや尾を見ると、関東風だということが何となく分かりますね。以上です♪
(群馬県前橋市本町2)
狛太郎のひとこと:群馬の狛犬は美しい毛並みが特徴のようですね。
石質が柔らかいのでしょうか。それにしては欠損個所もなく、完形をよく保っています。尾は面積を強調した扇状です。造立年の大正14年は戦後不況
(一次大戦)に悩む日本を大震災が追い打ちした翌々年ですが、作風はあくまで華麗でみじめさは感じられません。上野(こうずけ)石工の心意気でしょうか。


赤烏(あかがらす)神社

提供者:狛天
狛天のコメント:会社からちょっと離れた駐車場の真ん前にあり、いつも通っていたんですけど、今日ふと見ると狛犬の姿が!
とても可愛いミニサイズです。と言っても7、80aはあるでしょうけど・・。
(狛太郎注:佐賀では標準サイズです)

(群馬県前橋市古市1)
狛太郎のひとこと:赤烏とは変わった名ですが、上野(こうずけ)国府の南にあることから、朱雀(すざく=南方の守護神)と関連づけられているようです。朱→赤、雀→烏という転化が考えられるのです。狛犬は狛天さん投稿では初めての「出雲式」です。やはり群馬でも珍しいタイプなのでしょうか。しかし顔立ちや、長くて流麗な毛足など、他の群馬犬との共通性も濃厚です。


白山(はくさん)神社

提供者:狛天
02.11.21 狛天のコメント:箱根のワン子達で「江戸耳長」です。子取りは子取りでも、背中にもワン子が乗っています。背中の苔の付き具合といい今まで見た中でマイベストです!
(神奈川県足柄下郡箱根町)  
(画像をポイントして下さい)
狛太郎のひとこと:静岡県との県境、箱根の山に鎮座します。白山神社の祭神は広く信仰されている反面、事績不明のいわゆる埋没神です。狛犬は江戸風の子取りですが、足の下のほか背中にも一匹背負っており、双子の子取りは非常に珍しいものです。アも子取りなので、この狛犬は都合3人の子持ちということになります。それにしても耳が大きいですね。


箱根(はこね)神社

提供者:狛天
02.11.22 狛天のコメント:箱根神社のワン子で巨大です。一応大きさの比較でわたしが写っているものも送ります!
(神奈川県足柄下郡元箱根)
狛太郎のひとこと:「天下の嶮」と謳われた箱根の山に鎮座します。祭神は最初に「天下り」を実行した瓊瓊杵命(ににぎのみこと)など3柱。彼の夫人は木花咲哉姫(このはなのさくやひめ)というロマンチックな御名で知られます。狛犬は150aほどの大型犬で、筋肉隆々の体躯が威風あたりを払っています。尾の形や髪の表現に、鎌倉時代の金属製狛犬のそれを思わせるものがあります。


貫前(ぬきさき)神社 

提供者:狛天
02.12.02 狛天のコメント:下仁田ネギを買いに行った後、貫前神社に行ってきました。かなり立派な神社ですね〜。
江戸で見ているワン子とは、顔つきがだいぶ違います。どちらかというと、九州みたいなお笑いチックのようにも見えます(笑)こっちにある狛犬の中ではおもしろい顔つきですね!
(群馬県富岡市一宮町)
狛太郎のひとこと:延喜式神名帳の明神大社に列し、正一位上野国一宮として崇敬された由緒ある神社です。祭神は物部氏が奉斎し奈良の石上神宮の祭神でもある経津主神で、その実体は三種の神器のひとつである神剣とされます。狛犬は小顔で、首も足も長くスマートです。しかし人相がちょっと面白顔なんです。バンダナを巻いたような幅広で一文字の眉と、尖った鋭い歯列などは精悍と言えば精悍なのですが・・。渦の形も独特です。


白根(しらね)神社

提供者:狛天
02.12.05 狛天のコメント:雪が少し積もっていて革靴だったのでツルツル滑りながら必至で撮りました。冬のワン子もいい味出してますね。台座がなんとも不安定で、面白い作りだなぁと思いました。作者の意図なのかなんなのか、わざとこんな作りにしたのでしょうね〜。見ていてハラハラします(笑)
(群馬県吾妻郡草津町)
狛太郎のひとこと:上野国神名帳に従一位白根明神と記された古社です。もとの神殿は白根山頂にあり、現在の社殿は遙拝所(離れた場所から遠くの御神体を礼拝する場所)でした。境内では、頭に白い雪を載せた狛犬が黙々と立ちつくしています。
実はこの狛犬はどうしてか、縦長の細い自然石風の台座に乗っているのです。
見るからに不安定ですが、昭和8年以来こうやって草津の湯を見守り続けてきたのでしょうか。


愛宕(あたご)神社  

提供者:狛天
02.12.12 狛天のコメント:仙台の愛宕神社というところに行ってきました。ミニ狛犬は愛宕神社境内にある稲荷神社のものです。(体長30センチほど)
(宮城県仙台市太白区向山)
狛太郎のひとこと:仙台藩祖・伊達政宗が天正19(1591)年、米沢から入城のおり、風光明媚なこの土地に勧請しました。主祭神は軻遇土(かぐつち)神で、火伏(ひぶせ=防火)の神です。狛犬は末社・稲荷神社のもので、小型の可愛いアウンです。
ともに玉取りで、短い足を玉に乗せる仕草に、思わず頬が緩んでしまいます。
それにこのゴーグルを着けたような目の表現は、他では見られないものです。


貴船(きふね)神社

提供者:狛天
03.04.04 本人のコメント:京都の貴船神社の分社ということで、群馬県の中でも毎年初詣の時はたくさんの人で賑わうらしいです。
狛犬の方ですが、「昭和3(1928)年元旦建之」とのことです。なかなか堂々とした立ち方が格好よかったですよ。
(群馬県山田郡大間々町)
狛太郎のひとこと:関東平野の最北端で、赤城山を仰ぐ扇状地に鎮座しています。
祭神の高おかみ神は水神で、その本質は龍であるようです。創建は天暦10(956)年と古く、降雨・止雨に霊験があるとして崇敬されています。
狛犬はまぎれもない江戸系ですが、体形や座り方に、恐らく偶然でしょうが、どことなく出雲系の面影が感じられます。


荒牧(あらまき)神社

提供者:狛天
03.04.04
狛天のコメント:お次は群馬県前橋市荒牧町にあります荒牧神社です。
手前(写真左)と奥(同右)に二対ありました。手前(左)の白っぽい狛犬は新しいのかな?と思いましたが「昭和30年建」と書いてありました。保存状態が良いのか立て直したのかは分かりませんでしたが、どうなんでしょうか??
奥(右)のは手前の以上は古いと思いますが読めませんでした。写真では伝わらないかもしれませんが、堂々としているようなんですけど、目が大きくてちょっと可愛かったです。(群馬県前橋市荒牧町)
狛太郎のひとこと:荒牧神社は伊勢神宮を勧請した分社です。源平盛衰記にもその名が登場するそうですから、平安時代にはもう鎮座していたのです。
多くの末社を擁しており、由緒ある古社であるようです。
左の狛犬はポピュラーな岡崎系で、新しそうに見えるのは堅固な白御影石を用いているからでしょう。右のも同系統のようですが、今のように様式化される前の段階と思われます。時代は明治くらいではないでしょうか。


愛宕(あたご)神社

提供者:狛天
03.06.08 狛天のコメント:愛宕神社はただいま改築中でございました。歴史は古く万治元(1598)年創建だそうです!
狛犬の方は、これは関東にあるものとくらべると滑稽な顔つきで愛嬌がありました。
これは歴史からして奥が深いような気が・・・。狛犬の作られた年号等はわかりませんでした。以上です♪
(群馬県桐生市相生町)
狛太郎のひとこと:愛宕神社は火の神として知られ、当社の祭神は火産霊神(ほむすびのかみ)です。神仏習合時代は勝軍地蔵を本地仏としていたようです。
狛犬はオーソドックスなスタイルですが、画一的な作風ではありません。
当地の石工の独創によるものでしょう。顔が大きく、体も肥満気味です。さらに大腿部がどっしりと太く、前足は短いという体型がユーモラスな印象を醸し出しています。


大森(おおもり)神社

提供者:狛天
03.06.18 狛天のコメント:どうもです♪
群馬県利根郡昭和村の大森神社です。
由緒をみるともの凄く歴史はあるようですが
狛犬は平成9年建とNEWなワン子でした。
建てかえてしまったのでしょうか?
地元では秋に祭りも行われているようです。
(群馬県利根郡昭和村森下)
狛太郎のひとこと:赤城山の北麓に位置し、谷川岳に向かう山間の村に鎮座します。和銅6(712)年創祀と伝える古社で、神仏習合時代の祭神は薬師如来や阿弥陀仏だったようです。明治の神仏分離に伴って祭神に大国主命などを奉斎しました。
狛犬はごく新しく、色も真白なままです。どことなく異国情緒が感じられるので、中国で粗彫りし日本で仕上げたものでしょう。このタイプがすでに相当普及している現実を踏まえると、そろそろこうしたものに対する鑑賞の基準が必要なのかも知れません。


群馬県護国(ごこく)神社

提供者:狛天
03.07.14 狛天のコメント:群馬県高崎市八千代町2丁目にあります護国神社でございます♪
緑に囲まれたとても素晴らしい神社でした!
狛犬は昭和45年建でした。
私の一個下です。(爆)
こう、なんというか彫りが荒々しいというか角角している感じでした。尾っぽはピーンと上を向いています。
(群馬県高崎市八千代町2)
狛太郎のひとこと:各県に一社ずつある護国神社は、その県にゆかりの戦没者を合祀した神社で、昔は招魂社と呼ばれていました。群馬県護国神社は昭和16年の創建で、2万坪以上もある広大な境内に様々な社殿が建ち並んでいるようです。
狛犬は昭和45年の従兄弟系で、逞しい体格と厳しい顔立ちでお馴染みです。
前脚の後ろのとげのような飾り毛が特徴的で、尾の形も尖った部分が目立ちます。
ところで、狛天さんは昭和44年生まれなんですか。歳がばれましたね。


慈眼院(じがんいん・高崎観音)

提供者:狛天
03.07.18
狛天のコメント:先日の護国神社に行く前に高崎白衣観音(びゃくいかんのん)
に行ってきました。そこの手前の御土産屋さんにおもしろいものがありましたので
報告いたします。 
画像を見て頂ければわかると思うのですが狛犬みたいに「阿」「吽」です。(笑)
それも子取りと玉取りです。でもよく見るとライオンにしか見えません。
しかも、「阿」の方にはチンコまで付いています!(爆)
御土産屋さんの駐車場の一角にありましたので客寄せに作ったのでしょうけど
面白すぎなので師匠に送ってみました。これなんなんですか!?(爆)
(群馬県高崎市石原町観音山)
狛太郎のひとこと:有名な高崎の観音様です。観音菩薩は33身に変化して衆生を救済するとされ、白衣(びゃくえ)観音はその中の一つのお姿です。ライオン像の方は確かに狛犬ではありませんが、立派なものですね。ン百万はするでしょうね。
単なる客寄せとも思えませんが、さて何なんでしょう?!私にも分かりません(笑)
折角本人が写っていますので、その写真を使ってみました。


六所(ろくしょ)神社

提供者:狛天
03.09.10 狛天のコメント:いつも画像を送ってもらってばかりでどうもすみません!で、あまり良い狛犬じゃないんんですけど一応送ります。
六所神社といいます。ネットで調べても全然載っていないので詳細はわかりません。
結構立派な神社なんですけど狛犬は残念ながら立て替えられたらしく昭和62年生まれの非常にNEWなものでした。子取り玉取りではありますが色もついていて50年くらいすればいい具合に大人になるのでしょうねぇ(笑)
表情は険しい感じなんですけど阿の方は一歩間違えると漫画にでてきそうなおもろい顔にも見えます。出来の悪いわん子ですいません!!引き続き修行します!(^-^;(笑)
(群馬県前橋市江木町)
狛太郎のひとこと:六所神社の名は全国に遍在します。六柱の神を一度に祀る神社の意味で、「総社」的な性格を持つもののようです。総社とは昔、領内の主要神社を巡拝するのが国司の仕事の一つでしたが、多忙になるにつれて、主要な神社を一カ所に集め、そこを参拝することで巡拝に代えたものを言います。六社神社の場合、六柱の組み合わせは所によってまちまちです。当社では主祭神は大国主命(おおくにぬしのみこと)、すなわち大黒様です。
 さて狛犬ですが、最近めっきり増殖した岡崎型です。ご指摘の通り、このタイプは個性に乏しいのでイマイチ人気がありません。しかし、写しが増えたのはオリジナルが良かったからに他ならず、その意味では見るべきところがあるのです。
この狛犬なんかも、画一的な中にも個性を出そうと頑張っているように見えます。
そうした試みがもっと盛んになることを願っています。


越生(おごせ)神社

提供者:狛天
03.09.19 狛天のコメント:埼玉県入間郡越生町にございます越生神社です。夏には祇園祭りが催されるそうです。狛犬は昭和三(1928)戊辰年と書いてあるように思うんですけど、これ何年ていう意味なんでしょうか?顔つきはとても荒々しく迫力があります。犬なので猫背とはいわないでしょうけど(笑)なんだかどっしり構えていて、大きさはこちらではあまり大きくない方ですが、存在感がありました。先日の(六所神社)のよりもだいぶいい感じですよね!?(^-^;
(埼玉県入間郡越生町越生)
狛太郎のひとこと:7月に行われる「祇園祭」では、各町から6台の山車が出て賑わうそうです。祭神は牛頭天王(ごずてんのう)で、すなわち当社は八坂神社(祇園社)なのです。戊・辰(ぼしん)はいわゆる干支で、年号の後に付記されます。同じ組み合わせは60年ごとに回ってきます。昭和3年の一つ前の戊辰はちょうど明治元年でした。消えかかった年号を推理できて、狛犬巡りにはとても便利なものなんですよ。
さて、狛犬は前のに比べると素晴らしく良いです(笑)。様式は江戸タイプで、尾の形が極めて特徴的です。尻から大腿部を伝わり、乗っている台をはみ出して流れ落ちる大胆な構図は、他地域では見られないものです。この狛犬は同じ江戸タイプの中でも顔立ち、体つきに個性があり、ステレオタイプでないところに良さがあります。

真打ち
プロフィル
狛天(こと、あまさん)は目黒生まれの江戸っ子で、現在は東京都在住。
各地を転勤するかたわら、土地のラーメンを食べ尽くす麺の求道者にして、サイト「あまおじさんのラーメン紀行」の主宰者。


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